成化十四年～都に咲く秘密～　32話　オイラトの使節団　ネタバレありのあらすじと感想

あらすじ

隋州から悪夢の話を聞いた唐泛たちは、隋州の体調を心配し、それぞれ解決策を持ち寄って隋州に勧める。一方、唐泛はドゥルラのためにアラスの行方を捜していた。そんなある日、オイラトの使節団が朝貢（ちょうこう）にやってくる。皇帝付きの宦官･丁満（ていまん）として宮中に潜入していたアラスは、郡主の夫である王憲（おうけん）の開発した兵器・蔽日（へいにち）神機の設計図を奪う計画を立て、使節団と共に動きだす。李子龍の命を受けた青歌も、唐泛たちに接近し始めるのだが…。

成化十四年～都に咲く秘密～ 公式サイトより

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ネタバレ感想

冬児、びっくりしたね、でも隋兄さん、病気なんだよう、許してやってー。
朝食時、これが初めてですよね、隋州が詳しく悪夢の話をみんなにしました。

それはそうと、総勢8人の朝食シーン。人数増えましたねえ。こうやって毎日出勤前にみんなの分も朝食作って、錦衣衛ってなかなかに厳しい仕事をして帰ってきたらまた、みんなの夕ご飯も作ってるってコトでしょ、隋兄さん。どんだけ働き者なんだよー。

と思ったら、ドゥルラ達が鉄市に戻るようです。
この間、アラスが来たしね。隋州の家では門前までしか入れないけど、鉄市ならって思ったかもしれないな。でもま、一応ドゥルラ達には家がある訳ですから。

引っ越し手伝いをしながら、唐泛が唐瑜に真意を尋ねます。裴淮に対しての。あ、あれは白粉じゃなくて頬紅のケースだったんですね、花の形の可愛いやつ。
実の姉に問題のある相手なんて勧めない、幸せになって欲しいと言う唐泛に、ようやくお姉ちゃんも、離縁された子持ちの女は迷惑になるって、本音を。

お姉ちゃんの気持ちは分かるけど、そんなの裴淮はとっくに飛び越えちゃってますよ。なんなら最初からだもん。でもこれも言い訳ね。本音は本音だけど、傷つきたくない臆病な心が、そこにしがみ付いていたいだけ。裴淮の言う「先に進もうとしない」原因は、プラス自己肯定感の低さかなあ。賀家で随分やられちゃってましたもんね。だけど澄のためにも前向きになろうよ。裴淮は、とってもいいパパになると思うよ～♪

唐泛はウユンから、アラスの帳簿と品物の目録を見せて貰いました。
成化14年8月って書いてあったけど、アラスっていついなくなったの？成化14年って、現在じゃ？宦官になって何年か経ってるはずだけど。うーん？ウユンはアラスがいなくなってもやり取りがあったってこと？解せぬ。もしかしたらこれミスかもしんないですね。

毎年来朝するというオイラトの使節団を歓迎する声の中、青歌が現れ、ドゥルラと友達になりたいって。ん？青歌が近付いてきたってことは、李子龍の言ってた「あの者」って、解毒剤と引き換えに情報を流した丁満のことかな。唐泛も少し疑念を抱いたみたい。ドゥルラとアラスの件をなんで青歌が知ってる？

恵まれた家に生まれたけど、父が法を犯して没落し官奴になった後、あちこちに売られたという青歌。これは本当っぽいですね。そこで李子龍に買われて、歓意楼に潜入させられたのか。

オイラトの使節団を迎え入れたのは丁満。使節団の長は挨拶をしながら、丁満に指輪を見せました。あの夜、明の新兵器に驚いたオイラトの将軍の言っていた「例の駒」はやっぱり丁満のことね。

兵部侍郎への奏上を陛下から預かった丁満、途中で隠し部屋みたいなところに寄り道して中の文書を盗み見。この洞窟みたいな部屋、いっぱい明かりがついていて外の光も見えるし、隠れようとしてないんだけども？ ま、いっか。

さてこちらは、ウユンの代わりに薛凌が加わったいつものメンバーに囲まれた隋州。次々に浴びせかけられるトンチキアドバイス。

みんなが隋州を心配する気持ちは分かるけど、当人、内心うんざりしてますな。全部試すからこの話はお終いって、薛凌だけは遮られたー(笑)

食事を作っている隋州と唐瑜の元に、裴淮が現れました。
意図なくして？プロポーズの場に居合わせてしまった隋州ですが、いきなり蒸し器を開けろと。開けたらそこには双魚の蒸し煮。おめでとう、だって。やるなー、隋州。
みんなで幸せそうな食事風景。薛凌もいますが、あれ、またウユンがいないな…

鉄市の、秘密のアジトみたいなところに入る丁満。王憲はいつも「蔽日」の設計図を持ち帰っているらしく、それを狙って襲撃する計画。そこにいたのはオイラト使節団ですね。

通政司の机で唐泛、文字を書いてますが、筆跡鑑定もするのか、この人。
これきっと、ウユンの所で見たアラスの文字の話ですよねえ。

唐泛がドゥルラの元に行くと、先に青歌が来ていて、ドゥルラに明スタイルのおめかしさせてました。かわいいけど、草原スタイルのほうがドゥルラらしくてカッコイイけどね。
汪植からのものだと青歌が差し出した希少な薬剤の出納帳から、アラスと同じ筆跡を見つけてしまった唐泛。記録者の署名は丁満。ビンゴ。
そこまで唐泛が真実に近づいたことも、これで李子龍には筒抜けってことよねえ。

王憲はサヴァン症候群みたいな感じなんでしょうね。自閉症やアスペルガーなどを持つ人達の中で、何かに特化して驚異的な才能を発揮するタイプ。

帰宅する王憲の馬車を例の使節団達が襲いますが、別途現れた黒装束達。でもどこからか矢が飛んできて、双方とも全滅。馬車の中に踏み込み設計図を渡せと迫る丁満に、王憲はあの爆弾を片手にぷるぷるしていましたが、手刀であえなく気絶です。ぷるぷる、可愛かったな、ぷるぷる。

この黒装束は李子龍の部隊ですよね。丁満はそっちを使って、仲間の使節団もやっちゃったって訳？あ、違うな、黒装束も全滅してますよね。んー？矢を射たのは誰？丁満一人でこんなに？

西廠と錦衣衛が捜査に。皇族である固安郡主の夫、王憲が拉致され、しかも王憲は存在自体が秘密兵器、更にオイラト使節団に関係していそうな被害者も出た。これは考えなしに動いたら大変なことになりそう。

陛下の元には、西廠東廠錦衣衛、その他の偉いさん達も集まって会議中。
過激な進言をする東廠と北鎮撫司に対し、汪植は事は外交問題にも関わる、狙いが蔽日であれば開発者はしばらく無事であろう、ただし設計図は早急に取り戻さねばと。
陛下は指揮を汪植に委ね、東廠錦衣衛は協力するようにと言いましたが、２人が素直に協力なんかするかあ？
だけど陛下も、みんなの前では最重要事項は王憲の命と言ってましたけど、汪植だけを残した後、最も重要なのは、王憲を生かしたまま敵に渡さないこと、と。

　 　
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