あらすじ
景北淵(ジン・ベイユエン)の治療を受け始めた周子舒(ジョウ・ズーシュー)だったが、沈慎(シェン・シェン)の元に送られた張成嶺(ジャン・チョンリン)が温客行(ウェン・コーシン)の正体を知って動揺していると聞くと、温客行を追って鬼谷へ。そして、彼が白鹿崖で趙敬(ジャオ・ジン)ら五湖盟と毒蝎、鬼谷の裏切り者たちに追い詰められていると知ると、独りで助けに入る。だが、温客行と一対一の勝負を始めた葉白衣(イエ・バイイー)に張成嶺が加勢した結果…。
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ネタバレ感想
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賽君府(さいくんふ)に集うみなさん、いやあ、阿絮が心から笑っているー。
心の許せる旧友達って、こういう顔をさせられるのねえ。
ただ。これで終わらんのだよょょょょ。
大巫(ダーウー)の治療が始まっている阿絮。光が見えてきたんでしょうね。
大巫にお酒はダメ、面倒な状態なんだからとクギを刺されても、真剣に話す大巫はカワイイなとか言ってみたり、七爺(チーイエ)に、昔、酔うまで飲もうと約束していたとか、腰の細い美女を探しておけと言われたとか暴露されても、楽しそうだ。阿湘はそれを聞いて、あー!って大きな口開けてたけど、七爺はその後、さらっと、でももう既に(美女など探さなくても、以下自粛)って感じで思わせぶりでしたけどねっ(^m^)
束の間の平穏。老温はいないけど。
そこへ、七爺の侍衛、阿沁菜(アーチンライ)が来ました。
成嶺の世話を任されていた阿沁菜は、成嶺は無事だが世話はいらないと言われた、ただ、真意がよく分からないと言います。老温が鬼谷の谷主だと沈慎(シェンシェン)に聞かされた後、激怒し号泣して阿沁菜に暇を出したのだと。
阿絮は、老温と話して対策を練らないとと思ってる。会いに行く気ね。
大巫から、南疆の英知を結集して作った命を繋ぐ霊薬とやらを渡された阿絮。最初はいらないと言ったものの、万が一に備えて持っていろと言われます。どんな重傷を負っても、5日間は命を延ばせるんですって。すげーな、南疆の英知。
馬に乗って、青崖山まで来た阿絮。手前の白鹿鎮でしょうか。茶店には結構人が休んでいます。そこへ、馬を駆ってきた男が言いました。
早く行かねば見逃すぞ。鬼谷の谷主が白鹿崖に追い詰められた。見物したいなら急げ。
白鹿崖では、老温がひとり戦っていました。
追い詰める崖の上にいるのは、趙敬(ジャオジン)、蠍王、毒菩薩、俏羅漢(しょうらかん)、莫懐陽(モーホワイヤン)、范懐空(ファンホワイコン)、沈慎、そして、成嶺。とモブ達。
え、成嶺?って、初見では、二度見、三度見しまして。ええ。
老温は、既に口の端から血を流しています。
趙敬は、あがいても無駄だ、大人しく捕まれば、亡骸には手を出さないでおこうとか言います。
笑った老温が、断ったら?と言うと、趙敬におもねっている漕幇(そうほう)の幇主がガタガタ言う。その間に、老温、成嶺と目が合ってるよね。ぐっと見られた成嶺、ちょいと思いつめたような動揺したような顔になる。そして沈慎も、こういう時の激高したような顔ではなく、非常に冷静な顔です。んー?
殺してしまえの合唱の中、老温は、私に近付いた者は殺す、全員は無理だとしても死に急ぐ奴から始末する、かかってこいと言いました。
義侠ども、見るがいい、お前たちが渇望する武庫の鍵だと、首にかけていた鍵を引きちぎって見せ、瑠璃甲など無用、この鍵さえあれば武庫を開けられる、欲しいか?私を殺せば手に入ると言います。
いやあ、いいなあ、上手いなあ、ちょっと見入っちゃったよぅ♪
でも、計略に乗せられるなと蠍王。魔王を殺して、武庫の宝を山分けするぞ、だって。
うーん、蠍王とは、どこまで通じていたのかな。上手いこと口裏合わせて罵り合っているようにも見えるし、本気の言い合いにも見えるし。
趙敬は、温殿、分かったであろう、私の一存で殺すのではない、天が滅ぼすのだ、ですってよ。この人も劇場型だよなー(^m^)
老温は、貴様を殺して父の敵を討つべきだったと言います。
沈慎が、甄如玉(ジェンルーユー)は正義を貫いた、息子が魔王だと知れば、あの世で嘆き悲しむだろう、私は情義を全うすべく、お前を殺す、甄如玉のために、って。
隣に立っていた成嶺を見る老温が、成嶺、私はと言いかけると、成嶺は、一門の敵を討つって、飛び出そうとして、沈慎に止められました。
老温は扇子をたたみ、やめよう、張家には申し訳が立たぬ、張玉森(ジャンユーセン)は無実だったと言いました。成嶺、報復のために、私を殺せ。もう疲れた。お前には抵抗しない。
魔王の言葉を信じるのか、静観していろと沈慎。
嘘ではない、成嶺、お前には手出しせぬと老温。
お前は嘘つきだ、よくも師匠を欺いたなと成嶺が言った時、欺いてはいないと阿絮が現れました。
後ろの上から、ひょお~うと降りて来たっ。
成嶺、私を信じるかと言われた成嶺がじっと阿絮を見ると、沈慎が成嶺を惑わすなと言います。
老温も、私は確かに皆をだました、正邪は相容れない、私は災いをもたらす谷主だって言うと、阿絮、落ち着いた顔で老温の元に飛んでっちゃう。
ずんずんずんっと近付く阿絮。
ふっと笑った阿絮は、もうやめろと言いました。
崖の上に向かって、白衣剣を突き付ける阿絮。
隣に並んで、扇子を構える老温。
趙敬は、周荘主は名門の出身で師匠は私の旧友だ、今なら後戻りできるぞと言います。
今日この場で、温客行を殺さねばならぬ、わたしでさえソイツに欺かれた。
この時にさ、蠍王が伏せた横目で義父を見るのよ。オマエガソレイウ?的な(^m^)
黙れ。さっさとかかって来いと阿絮。
恥知らずめと叫んだのは、自分も恥知らずな莫懐陽。
2人とも江湖のクズだ、成敗しろの言葉に、中国ドラマあるある、手を挙げてヤイノヤイノ言うモブのみなさん。
そこに、罰当たりめと飛んで来たのは、葉白衣(イエバイイー)。あら、久しぶりっ♪
温客行、言ったはずだ、江湖で再び会ったら命を貰うと。
いいだろう、お手並み拝見だと老温。
パイセンの刀、龍背が飛んできて、始まっちまいました。
おー、見ごたえあるなーと思ったら、阿絮のところには、無常鬼、開心鬼、黒無常まで邪魔しに来た。
崖の上では、何者なんだの声に、趙敬が説明しております。
あの方こそ、長命山の剣仙、容炫(ロンシュエン)の師匠。この世で唯一、六合心法を会得しており、天人合一の境地に達した。
六合心法でここまで強力になれるとはって、蠍王、あれ、パイセンはお初でしたかね。
背後を取られたパイセンに、沈慎が葉先輩、危ないと叫ぶと、成嶺が助太刀にっと叫んで、下に飛び降りてしまいます。え、成嶺?
走ってきた成嶺は、老温の来るなと、パイセンの邪魔だの言葉の中、鍼の出る小さな暗器を老温に向けて発射させました。これ、阿絮があげたもんだったっけ?雨打芭蕉針でしたっけ?
針は老温の胸に刺さり、老温は崖から落ちていきます。
驚いて崖の際まで走り、老温と叫ぶ阿絮。
目を閉じて落ちていく老温。美しいな、おい←
老温を追い、咄嗟に飛び降りてしまった阿絮を見て、慌てて走るパイセン。
微笑みながら自分を追って落ちて来る阿絮を見て、老温も少し微笑んだものの、阿絮は飛んで来たパイセンに引っ張られ、助け上げられました。
深い谷川にひとり落ちて行く老温。
崖の上では、趙敬達が喝采。そしてそれを見る蠍王のウツロな目。
沈慎に、武庫の鍵を見つけねばと言われて、急ぐ趙敬と、武庫の鍵は温客行が持っているぞと叫ぶ蠍王。
ここまで15分。息の詰まる展開でしたが、まだまだあるのよう、この回は。
目覚めた阿絮がフラフラと階下に降りていくと、そこは平安客桟でした。ここも平安(ピンアン)の店ね。
あれは夢だったんだって、呟く阿絮でしたが、店の客達が、鬼谷が成敗されて胸がすいた、笑いが止まらぬ、だが魔王を簡単に死なせすぎだ、とか言っているのを聞いてしまいます。
阿絮、ショックで吐血。
というか、ねえ、どうしてここで阿絮を一人にしたよっ。なんで誰もついていてやらなかったよっ。
と思ったら、ああ、宴会中でしたか。
趙敬を真ん中にして、沈慎も、パイセンも蠍王も。しれっと壇上の席には莫懐陽も。
パイセンを煽てる趙敬に、パイセンは、最大の功労者は趙盟主の養子だと言いました。蠍王が魔王を誘い出してくれねば、鬼谷は守りが堅いゆえ、私にも手の打ちようがなかったと。
蠍王、めっちゃ居心地悪そう。それにしてもパイセン、これは演技よね?こんなお世辞、演技でも言える人だったんかー?
宴会は苦手だからと、早々に退出したパイセン。ほら、背を向けて去る表情は険しい。趙敬はご機嫌ですが、蠍王も沈慎も莫懐陽も、ぱっとしない顔をしています。
趙敬は、蠍王を隣に呼んで座らせ、公の場で隣に座りたかったのだろう?と言いました。蠍ちゃんの顔よ。もう既に自分の計画も進んでるでしょ?今更、優しくされても複雑で笑えない。
それを苦々しい顔で見ていたのは、范懐空(ファンホワイコン)でした。席を立ってしまいます。莫懐陽は気が付いたね。
太湖持ち達から、盟主と若君とか言われて、蠍ちゃん、戸惑ってます。何この掌返し、みたいな。
いつもの辮髪、沙(シャー)幇主が、父が英雄なら子は好漢、今回のことがなければ、世に名高い毒蠍の主がと言ってしまい、漕幇の幇主に、やめろ的に叩かれてるのがおかしかった(^m^)
趙敬は、ここでみんなの前で、蠍ちゃんを紹介しました。
隣に座っている俊才は、私の最愛の息子、趙家の蠍だ。
蠍ちゃん、単に驚いて感慨に浸ってる訳じゃないよなあ、きっと、これは。
そして、成嶺です。
固まったようにひとりで部屋に座ってたけど、自分を呼ぶ阿湘の声に、ぐっと手を握りしめました。
阿湘は、庭で范懐空に会ってしまい、師叔と声をかけたのに、黙れ、妖女の紫煞(しさつ)め、曹蔚寧を誘拐したなと言われてしまってる。そこに立ちはだかったのは、曹蔚寧でした。
その女が何者か知っているのかと怒る范懐空に、将来の妻ですと言った曹蔚寧。
私は師叔に手を出せません、阿湘より先に殺してください。
なるほど、おまえを育てたのは無駄だったと范懐空。
阿湘は、師叔、教えてください、私の主、温客行は本当に死んだのですか?って(涙)
その頃、粗末な空き家の前で、白装束で黄色い冥銭を撒いていた柳千巧(リウチェンチャオ)の前に、阿絮が現れました。
温客行は中かと聞いた時、鬼谷の間者を捕えろという声。
阿絮に白衣剣を向けられた柳千巧が後ずさり、ぶつかった扉が開くと、中には横たわる温客行。
驚愕の表情で、阿絮の剣を持つ手がゆっくりと下ろされました。
そこに、いたぞ、鬼谷の間者だって、黒い人達がわらわら。誰、この人ら。
范懐空と対峙していた、阿湘と曹蔚寧のところにも、刺客を探す人達。
刺客は柔らかい剣を持っていると耳にした阿湘、周絮(ジョウシュー)だわと呟き、曹蔚寧を連れて急ぎます。老温を探して暴れてたんだな、阿絮。
阿絮と柳千巧のところに、阿湘と曹蔚寧が近付く声が。阿絮と柳千巧、それぞれの思惑…って顔だね。
阿絮は、柳千巧が燃やしていた火の皿を飛ばし、屋内の藁に火を点け、屋根を飛んで行きます。
走っていた阿湘と曹蔚寧の前に降り立った阿絮。
病鬼、旦那様は?
旦那様を助け出したんでしょう?
周絮、旦那様はどこにいるの?
助け出すって約束したじゃないの。
旦那様はどこ?なんとか言ってよ。
旦那様が死ぬはずないわ、どこにいるの?
んもー、もらい泣きしちゃうわ。阿湘の老温への思いに。
何も言えないでいる阿絮を叩いて、泣き叫ぶ阿湘。
曹蔚寧が阿湘を止めながら、何があったのですかと聞きます。
谷主が成敗されたと白鹿鎮で聞きました。誠ですか?
阿湘も、さっき旦那様を探してたのよね?どこにいたか教えてと。
運び出せず、火を放った。あの世に。
それを聞いた阿湘、信じないわと叫び、探しに行くと走り出そうとして気を失ってしまいます。
七爺や大巫と一緒だった2人でしたが、阿湘が急ぐので先に出て来たらしい。
阿絮は、2人で高飛びしろと言いました。中原が危ないなら、七爺と共に南疆へ行け。私の弟子18人も同行してくれ。七爺が守ってくれる。
そう言って、去っていく阿絮。
七爺達と南疆に逃げる。本当に、これが一番いい手だったと思うんだよね。江湖は喧し過ぎるもの。この2人は、明るい南方で、七爺達にからかわれながら、気兼ねなく暮らすのが似合ってたと思うよー。
白鹿崖で、葉白衣が降り立った岩の上にひとり座る阿絮。がばがば酒飲んでます。
大巫には止められてたのにね。もうどうでもいい心境なんだろう。
そして、出会いからの回想。あら、久々の泥棒ヒゲ阿絮だ(^m^)
こうやってチョイスされた回想シーン、意外とというか、かなーりじゃれ合ってたんですなー。
老温、お前の願いはずっと分かってた、言わなかっただけだ。
おまえを変えようと思った。まさか自分が変えられるとはな。
これはー、アレだな。腰の細い南方の美女を探していた阿絮が、変えられたってコトだな(^m^)
そしてこのシーンの独白は、ぜひ、見て感じて頂きたい。
阿絮は、大巫から渡された命を繋ぐ霊薬を使います。
老温のいないこの世に、未練も何もなくなったんだよね。自ら七竅三秋釘(しちきょうさんしゅうてい)を抜いてしまいました。あああああ。
残された時間は5日間。
五湖盟の宴席は続いていたのかな。
今度はセンターに趙敬、左右に沈慎と蠍王、左脇に成嶺も座っています。
明日は啓蟄、英雄大会なんだそうですよ。
一杯目は亡き義兄弟に、二杯目はここにいるみんなに捧げるとか挨拶している趙敬の横に並ぶ壇上の3人は全員、この人の言葉が上辺だけのもので、全ての黒幕だと分かっている訳ですからねえ。下にいるみなさんはすっかり騙されてるけど、この人達はすぐにあっちにもこっちにも付く人達でしょ。砂上の楼閣だよなあ。
沈慎が立ち上がり、三杯目は二兄上に捧げると言いました。成嶺も、父と高(ガオ)おじ上と陸(ルー)おじ上の加護がありますようにと。
全てを知っている成嶺の、強烈な嫌味だよね。むしろアナタの破滅のために、御加護をってコトでしょ。
ドラマの中ではこの時点で、成嶺が全て知っているかどうかは語られてはいません。なぜ老温を攻撃したのかも。でも沈慎が趙敬黒幕ってことには気付いていたし、甄如玉(ジェンルーユー)の息子である老温が谷主だったと知っている今ではきっと、実情は知らされているはず。白鹿崖の一戦にはきっと裏があったはず。もし最終舞台はどこでと考えれば、明日の英雄大会に照準を合わせているはず。
蠍王も立ち上がり、皆の者、趙盟主のために乾杯しようと言いました。
義父上が明日、武林の盟主になれますように。
趙敬は、これは正義を貫き、妖魔を排除するための戦いだ、武林の盟主の地位など、どうでもいいと言います。だけどね、笑顔を見せているのは自分だけだと気付いていない。沈慎も成嶺も、蠍王でさえも、さっきからニコリともしていない。めっさ真剣な顔だわ、目は泳ぐわ、なんだよ。
烏合の衆の言葉に、目線を合わせられた蠍王は瞬間、口元だけ、広げましたけどね。
部屋でひとり、盃を傾ける葉白衣パイセン。盃は2つ。
長青(チャンチン)よ、私達は長年山上に籠り、互いばかり見ていた。王朝が移り変わっても、老いは感じなかった。下山して青二才共に会い、気付いたぞ、私は老人だったと。
そう言って、もうひとつの盃のお酒を、容長青の作った龍背に注ぎます。
長青、おまえは独りよがりの愚か者だ、鬼谷や孟婆湯などクソくらえ。悪人に改心する道を与えようとした、だが、おまえの活路は?
酒壺から煽って、壺を床に投げ捨てるパイセン。
あー、なるほどね。容長青は鬼谷のために、六合心法を修練して鬼谷の守り神となり、妖魔を制圧しようとしたらしいよ。
パイセンは、内情を明かして、当初の目論見からは遠く離れてしまった鬼谷を滅ぼすと、長青と約束していたようです。でも息子の容炫(ロンシュエン)が青崖山で死んだことを、言えなかったらしい。甄如玉が容炫の巻き添えになって死んだことも。
でも甄如玉の息子は鬼谷の谷主となった。
天意は人を弄ぶ。もし生き残ったのがおまえだったら、どうしていた?
ここで分かるのは、元々鬼谷は、過去を忘れてやり直すための更生施設を意図して容長青が作ったもの。それを守るために容長青は、六合心法を修練しようとした。結果がどうだったのかは語られてはいませんが。容長青は六合心法を修めたのか、その時、葉白衣にその気はなかった感じなので、その葉白衣が修めたのはいつだったのか。葉白衣が容長青に鬼谷を滅ぼすと約束した時、容長青はどんな状態だったのか。容長青が死んだのは容炫よりも後ってことかな。
さて、趙敬の傍らで、憤懣やるかたないって感じで座っているのは、段鵬舉(ドワンポンジュー)。勧められた酒も断り、ぽんじゅーは言います。
私には人を見る目がありませんでした、まさかあなたが正邪両方の顔を持ち、五湖盟と毒蠍の主を兼任していたとは。まったく恐れ入ります。
あれ、でもぽんじゅーだって、毒蠍と繋がってたじゃん?別々のものだと思って、双方と繋がってたから怒ってんのかな?
趙敬は公表する機を伺っていた、問われたら盟友を欺いたりしないと言うんだけど、ぽんじゅーは、天窗が毒蠍と手を組むとでも?って言うのよ。えー?
あ、もしかしてこれは、ぽんじゅーの演技?蠍王とは繋がっていて、趙敬に揺さぶりをかけたか?
あなたは貴い方、私が口出しすべきではない、でも毒蠍は、物を攫ったり人を買ったりした。薬人を作った。それは世間が許さない。
あなたが天窗の支援によって、武林の盟主となり鬼谷を平定すれば、私は晋王に首を撥ねられる。今後、我々は敵同士です。次に会う時は、容赦なく手を下します。
そう言って背を向けたぽんじゅーに慌てる趙敬は、毒蠍は蠍王のもので、自分は蠍王の悪事をよく知らない、薬人とはなんですかと聞いてしまいました。
ぽんじゅー、あーって感じで目を閉じたので、これは間違いないですねえ。探りだ。
と思ったら、すぐ出て来た、ぽんじゅーと蠍王。
ぽんじゅー、どうだった?と聞かれていますよ。
っていうか、忘れてたー、柳千巧だったー、ぽんじゅーに化けてたー(笑)
魔物は魔物で制するのが当然、戦が終わったら、蠍王を殺して毒蠍を再編成すると、趙敬は言ったのかっ。うわあ。
さすがの蠍王も、固まったねえ。決定打。
ついさっき、みんなの前で紹介して貰えたというのに。複雑ながら、やっぱり感慨深かったんだろうけど、でも、どこまでも義父は信用ならないヤツだった。というかだな、そんなヤツにそこまで執着するアナタも…って話なんだけど、愛とはそういうモノか。
さて次回は運命の英雄大会。
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