あらすじ
正体を明かし張成嶺を弟子にした周子舒は、温客行が自分の身分についてはっきり語らずとも信頼を示し三人で旅を続けようとする。だが、温客行から琉璃甲の来歴を聞いた張成嶺は、鏡湖派の生き残りとしての責任感から英雄大会まで岳陽派に滞在することを選ぶ。すると、周子舒はその間に温客行を誘って毒蝎に仕返ししようと考え…。
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ネタバレ感想
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川のほとりに1人佇む老温。考え込んでますねえ。
そこに阿絮がやってきて、飲むかって瓢箪を差し出します。
ぐいっぐい全部飲んじゃって、阿絮に三歳児かって言われておる(^m^)
ここくらいからかなあ、前回くらいからかなあ。
阿絮の顔から「検」がなくなりましたよね。分かり易く。
武芸を始める時期はとうに過ぎた成嶺を弟子にした阿絮に、なぜ親身になるって聞く老温ですが、いや、アナタ、自分だってどれだけ成嶺の背中を押してやってるか。親身になってるのはお互い様♪
幼い頃、阿絮は師匠の秦懐章(チンホワイジャン)から教えられていたのだとか。
人が貴ぶべき品性は仁と勇。師匠は、不可能と知りつつ挑み、人心は測りがたいが敢えて信用するという孤勇を評価していた。
そう言って阿絮は、この年になると人に心を開くのは難しいが、自分にできないことを人に求めることはしない、だから敢えて先手を打とうと言いました。
賭けをしよう。俺はお前を信じる。
返事できなかったね、老温。
やっぱり阿絮のほうが立場的に、腹をくくれば早いものね。
昨夜、成嶺を守ろうとしてケガをした阿湘が部屋に向かうと、そこには心配した曹蔚寧(ツァオウェイニン)がいました。
阿湘はちょっと焦ったみたいに、突っかかって行きますが、曹蔚寧はただ賊の侵入に阿湘が心配になっただけ。本気で心配してるだけ。
早朝だったこともあったからかな、人に見られたら誤解されると、阿湘は急いで曹蔚寧を追い返してしまいます。でも内心では、江湖の者は陰険だって聞いてたのに、出会ったのは、阿絮や成嶺や曹兄さんみたいなお人好しばっかりって思ってる。いい笑顔です。
でもそこに、昨夜部屋にいなかった人物を集めていた高崇から、呼び出しがかかってしまいました。
成嶺も目覚めます。阿絮は成嶺を連れてここから離れるつもりのようですが、でも先に、体に悪いから瑠璃甲を取り出そう、どう処分しようと構わぬと言いました。
だけど成嶺は、そのせいで家族が亡くなってるし、パパが命がけで守ったものだし、そう簡単によからぬものと片付けられないのは分かるよ。英雄大会で、高崇が瑠璃甲の来歴を話すというのを聞きたいのも当たり前でしょうね。
来歴を知りたいなら教えてやるという老温。
私ほど詳しく知るものは天下におらぬ。
20年前、突如として現れた無名の達人、封山剣、容炫(ロンシュエン)。
またたく間に評判となった彼は、天下の武芸は源を同じくする、皆が私心を捨てて武芸を教え合えば、前人未到の絶技を編み出せると説いた。交流のあった若者達はその説に感銘を受け、武林の伝統を改変して新体制作ることを目論んでいく。
老温の言う「身の程知らず達」ここで映っていたのは、五湖盟の掌門達と他数名。20話くらいでメンバー全員はっきりします。
幻想に憑りつかれ理性を失った容炫は、搾取、強奪を繰り返して奥義書を収集し、非難の的となっていく。負傷するたび、妻である神医谷の岳鳳児(ユエフォンアル)に命を救われていた。
数年かけて集めた奥義書を、秘められた場所に作った武庫に収めた容炫は、武庫を封鎖してその鍵を5つに分け、五湖盟の5人に預けた。それが瑠璃甲。全てが揃わなければ、武庫は開けられない。
当時の五湖盟の盟主は容炫の討伐を決め、追い詰められた容炫は青崖山で抗戦の後、鬼谷との境界で自害した。
それをきっかけとして青崖山から悪鬼達が飛び出し、武林との戦いが始まった。その大きな争いで江湖、鬼谷双方の力は衰退し、20年の平安が保たれた。
江湖と鬼谷との争いだけでなく、武庫の中身を争う私欲に塗れた武林同士の戦いでもあったのでしょう。
ただこれは、老温が知る、老温側からの話です。この出来事の細部に、もう少し細かい内容が入ってくるんですよね。それも20話前後で分かります。
20年前、五湖盟が武庫を開けていれば、鏡湖派は滅びなかった。
そう言って目を伏せた老温。やっぱり成嶺には、罪の意識を感じてるんだろな。
私の父は容おじの親友だったと言う成嶺に、阿絮は気に病むな、過去のことだと言います。でもそれを聞いて老温は、過去だと、断じて違うと、強い口調。
身内が直接関わって、そのせいで死に至っている人とそうでない人との違いね。阿絮はまだ知らないけど、四季山荘の師匠、秦懐章(チンホワイジャン)も関わりはあるんだけど、それによって直接命を落としてないからね。
そして成嶺もやっぱり、このまま姿を消す訳にはいかないと思い至ります。父親、張玉森(ジャンユーセン)の遺志もある、大勢の人も関わっている、自分だけ保身には走れない、英雄大会に参加しなければ、鏡湖派は江湖から消えてしまうと。
阿絮は成嶺の責任感を褒めて、でも瑠璃甲は五湖盟に渡せと言います。
父親が自分の命を張って守った瑠璃甲だから、命より大事だって言う成嶺だけど、阿絮は命より重要なものはないって諭しました。
聞いていた老温は、阿絮の言いたいことが分かったのでしょうね。
「凡庸なる人、自ら騒ぐ」だって言ってます。
これだけ素晴らしい武芸を会得している阿絮でも、体得できた一門の武芸は3割程度なのだそう。人は生涯尽力しても、一門の武芸全てに精通することはできない。いわんや他門の武芸をや、ってことだね。欲張ったところで、詰め込めない知識のために、命をかけて争うことの滑稽さよ。
張玉森が拘ったのは武庫ではなく、義兄弟の絆。容炫も張玉森も亡くなった今、成嶺がいつまでも誰かにつけ狙われることなど望んではいない。
欲念に囚われた人々など俺の手には負えぬ。だがお前なら世話できる。
にっこり笑ってこう言われちゃーな(^m^)
さて、岳陽派では阿湘の危機。
刺客の侵入と成嶺の拉致、内通者の可能性として、高崇の前には、事件の際に部屋にいなかった人が集められていました。おっさん数人の中の阿湘は、目立つ目立つ。真っ先に声をかけられてしまいます。なんとか誤魔化そうとするんだけど、そういうのは阿湘には向かないからねえ。言葉遣いも態度も、五湖盟盟主サマの癇に障ってしまいましたよ。
高小怜(ガオシアオリエン)が助け舟のつもりで、成嶺の旧友だなんて言っちゃったもんだからまた、高崇の疑いは募ってしまいました。
口達者で妖気が漂う、良家の子女ではない、だって。なんだよ、良家の子女って。阿湘もカッチーン。素で言い返しちゃったところに飛び込んできたのは曹蔚寧でした。
ドッスン「昨夜、どこに行っていた!」
白うさぎ「私と共にいましたっ!」
すいません、つい。さっき高崇ったら、マリオのドッスンみたいねって思っちゃったんだよー(^m^)
なぜか沈慎(シェンシェン)立ち上がる。←きっとこの人、モテないんだぜ。
なぜか祝邀之(ジューヤオジー)のひょぉ!?顔がアップになる。←後で絶対に冷やかされるよ。
そして一同、シーン…(大笑)
そんな中の騒ぎなど知らないまま、岳陽派の屋敷前に3人は戻って来ました。
このシーンも、めちゃくちゃ可愛かったですねえ。家族風味。
後にここに葉白衣(イエバイイー)パイセンが混じって、パパ、ママ、坊ちゃんにばーちゃんの3世代家族みたいになるのも楽しいんです。んで、ママは姑と仲が悪いのー。
阿絮と老温からそれぞれの注意を聞いて、頷いた成嶺は老温に抱き着きました。
英雄大会が終わったら、阿絮と共に去るつもりの成嶺は、老温も阿湘も一緒に行けたらいいのにって素直に思っています。カワイイ。
少し躊躇いがちに手を回した老温、ちょっと驚いたかな。罪悪感抱えてるもんね。カワイイ。
老温ママが成嶺を心配するする。私達がついてるって言葉ではっきり言って貰うのって、本当に心強いと思うの。だから成嶺も、ママにもがっつり懐いちゃってるよね。
そんな2人に見送られて、成嶺は1人、岳陽派に戻って行きました。
成嶺がおびき出された「絮」について、やっと老温が口にしましたよ。なぜ毒蠍が知っていたのか。阿絮は「周絮」の名前は、天窗にも毒蠍にも明かしていないと言います。彼らにとってこの人は周⼦舒、「絮」は入っていない。
明かしたのはただ一人、お前だ。漏らしたのか?
そう言いながら、表情は柔らかいので、違うことは承知の上の冗談ね。
五湖盟に成嶺を届けた際、周絮と名乗ったはず。
思い起こす老温ですが、阿絮の分まで名乗ったのはアナタよ。5話ですね。
いずれにしろ、狙いは瑠璃甲だろうし、成嶺が手渡してしまえば用はないはずだと阿絮。ずうっと心配そうに見ている老温を、まるで子を思う母だなって笑います。ほんとほんと。
そして2人は、酒飲んでひなたぼっこ、に向かうのでした。
さて、びみょーな空気になっていた岳陽派の内部。そこに成嶺帰還の知らせ。
高崇が急いでそちらに向かった後、真っ直ぐに曹蔚寧と阿湘、隣にいた高小怜に近付いてきたのは、祝邀之です。やっぱりな。キミ、高崇についてかなくていいんかいっ(笑)
隅に置けませんね、曹殿っ♪←
恋心には気付いていましたが、展開が早すぎますよっ。
いやあ、本当に好き、祝邀之(^m^)
阿湘は指で曹蔚寧をグリグリ。
こんな大勢の前でピンク色の誤解をばら撒いたしねえ、でもお陰で助かったのよぅ?
阿絮と老温は、本当にお酒を飲みながらひなたぼっこをしていました。
ここはかなり有名な、お互いの名前を3回呼びのシーンで、阿絮役の張哲瀚(チャンジャーハン)がそれを提案したんだってことも、知られています。
ただね、私は見てて、こっ恥ずかしくてさー、ここ。毎度、さささっと通り過ぎてしまう。ええ、毎度。じゃ、なんで何度も見てんだよって話だけども。ここで話す内容もまた興味深いんですよ。
阿絮の言った「孤勇」の言葉を思い出しながら、阿絮は私を信じると言ったが、お前の思う私はどんな男だ?善人か悪人かって、老温が聞くんですよ。確かめたいんだねえ。ついこの間の、どうせ自分は鬼谷の鬼だもーんモードから一転。
阿絮は、俺は幾多の修羅場を切り抜けた、善人と悪人も見分けられなければ生き延びた甲斐がないって言う。
つまり、私を善人だと?
悪人も刀を捨てれば成仏できる、善人は悪事を働けば転生できないなんて道理に合わぬ。
老温、途端に嬉しくなっちゃった♪めっちゃ噛み締めてる。で、こちらは結構無邪気に呼ぶんですよね、3回。子供が、かーちゃんかーちゃんかーちゃんって言うのに近い感じがしたんだけど。
片や、何度も呼ぶな気持ち悪いと言いながら、阿絮が呼ぶ3回が、どーもこっ恥ずかしかった、あはは。ごめんよ。
老温は本当に嬉しそうに言いました。
生き長らえ、ひなたぼっこし、こうして誰かの名前を呼べる。幸せだ。
幸せだな。
こっ恥ずかしかったけど、こんな時間が続いて欲しいなあと思わされる場面でしたよね。
その頃、成嶺も、体内の瑠璃甲を、お腹を切って取り出していました。
毒蠍の拷問で受けた左頬の赤みもまだ取れてなくて、お腹に自分で刃物を入れて。
痛々しかったけど、頑張った、頑張ったよ、成嶺。
周首領は暇つぶしにも鍛錬なんだってよ、らしいなあ。
老温は子供の頃、鍛錬を怠けて両親に叱られたのも、悪くない思い出だと言います。
阿絮は子供の頃、鍛錬したいのに師匠から、子供は子供らしく、遊べ遊べと連れ回され、師母に言って師匠を叱って貰ってたんだって。
老温は、それは師匠が遊びたかったからおまえを巻き込んだんだって笑って、自分は遊びたい時、許して貰えず、学びたい時、師匠がいなかったと言いました。
鏡湖派襲撃の原因を作ってしまったことだけでなく、この境遇が、老温が成嶺の背中を押す理由ですよね。自分がそれで途方に暮れて後悔して、その中で多分、血の滲むような努力をしてきたから。
英雄大会まで、何か楽しいことを見つけようと言う老温に、阿絮は提案しました。
義荘に続き、昨夜もやられた借りを返しに、ひと暴れしに行かないか。
部屋で休んでいる成嶺は、清々しい顔になってますね。
相当、心の重荷だったと思うもの。ひとりで全てを託されて。
そこへ飛び込んで来たのは、高小怜。成嶺がお腹に瑠璃甲を隠されていたことを聞いて、泣いてます。痛かったでしょう、辛かったでしょうって、そこら辺までは良かったんですがねえ。組織のため家のため父親のため、成嶺との政略結婚をしなくてはと、思い込んでるんだよね、この子。
五義兄弟の絆を修復して、五湖盟の栄光を保つため。
その言葉を聞いた成嶺の表情が、硬くなりました。五湖盟を立て直すための結婚なんて、成嶺は御免ですよ。自分の人生を生きようと阿絮に言われて決意したから、瑠璃甲を渡したっていうのに。
それに、父を助けるためにはこれしかないわと言われた成嶺は、複雑よね。高崇なんかより、自分の父親を助けたかっただろうよ。
入れ替わりに入ってきた阿湘は、あの子、正気とは思えないわねって言い放ちました。小気味のいい口の悪さ。
この2人の姉弟感も良いですよね。あんなに成嶺に厳しかった阿湘が、阿絮の弟子にして貰ったと聞いて、わ~♪って喜んでくれたり、成嶺も滋養のある差し入れ貰ったら、阿湘のために残しておいたり。
成嶺に貰った箱を抱えて帰る阿湘が、また可愛かった。老温はどうしちゃったんだろうって言いながら、曹蔚寧のことが頭を過っちゃって、ぺいぺいぺいって(笑)
成嶺が渡した張家の瑠璃甲を手にして、高崇はまだ憂い顔です。成嶺を助けたのは誰だ。味方か敵か分からん。まあねえ。でもそこは気にしなくていいよ、もう。
高崇は沈慎に、おまえの瑠璃甲も今日から私が保管しようと言い出します。
さすがの沈慎も瞬間、迷ったでしょ。なんだろうなあ、やっぱり説明が足りないよねえ。ぺらぺら喋るのも信用ならないけど、これだけ圧の強い人が出せと手を出すと、どれだけ信じていてもちょっと怯む。
そこへ、にこやかに現れたのは趙敬(ジャオジン)です。
趙敬は、瑠璃甲の来歴を、龍淵閣の龍(ロン)兄上と呼ばれる人物に頼むつもりだったようですが、直接は会えなかったらしく、でも話をするために人を遣わすと言われて帰ってきたようです。
ここではまだ明らかにされていませんが、龍兄上と呼ばれる人物はこの回最初の、老温の回想シーンの中にも出てきていました。1人だけヒゲをはやしていた人。当時の容炫の仲間の1人、龍淵閣の龍雀(ロンチュエ)です。
龍淵閣の同意が得られればいいとご機嫌笑顔の高崇ですが、おまえが剣仙を呼び損なったから、趙敬が龍淵閣まで行かなくてはならなかったんだって、沈慎に向かっては厳しい物言いです。
沈慎は、剣仙を呼び出せる山河令を持って長命山まで行ったらしいんですが、長命山には人の気配すらなかったんだそう。きっともう死んでるんだ、だって容炫が生きていたら何歳だとって言ってるけど、容炫はそう驚くほど年上でもなかったんでないの?
でもうっかり容炫の名前を出してしまって、睨まれる沈慎。
沈慎を黙らせた高崇は、朗報だ、張家の瑠璃甲を得たと趙敬に伝えました。
さて、久しぶりな晋王の登場。
阿絮のところにあったのと同じような、花の絵を描いている傍らには瑠璃甲。
韓英(ハンイン)は2つ送ってますが、そこにあったのは1つです。1つはレプリカと分かったのでしょうか。じゃあ、老温は纏魂糸匣(てんこんしこう)の中から見つけた本物をぶら下げてたってことよね?当時精巧に作られた本物と、老温が突貫で作らせたレプリカの違いくらい、晋王の周辺人材の目利きで、判別は可能ってことでしょうか。
晋王は、皮革に描かれた瑠璃甲の絵を見ていました。以前韓英が見たっていうのもコレですね。
毒蠍の分舵(ぶんだ)に向かった阿絮と老温ですが、分舵は既に破壊されていました。成嶺が攫われて監禁されてたところでしょうか。
五湖盟か鬼谷の仕業だなと言った阿絮ですが、老温は五湖盟や鬼谷に分舵を壊滅させる力はない、内情が発覚するのを恐れる者がいる、自ら痕跡を消したのだろうと言います。アタリだよっ。
そして老温、無常鬼が毒蠍と結託していることに気付きました。奴らが暗躍するほど、私は目標に近付くって、ニヤリとしてますよ。
ん、でも待って、どこで気付いたんだろう。成嶺が攫われたことに無常鬼、関わってたっけ?それ以前からの細々から、パワハラ会議辺りで繋がったんでしょうかね。
ひとまず町に戻り、とりあえずまた酒飲む2人。まー、ほんっとよく飲んでる。
そこに阿湘がやって来ました。まず阿湘のケガを聞く老温、なんだかんだ阿湘を大事にしてるんだよね。成嶺が私に高崇からの滋養品をくれたと聞いて、阿絮、何か気になったのかな。
老温は、毒蠍が岳陽派に押し入れたのは、内部で手引きをした人物がいるだろうと言いつつ、瑠璃甲を渡してしまえば、成嶺はもう大丈夫だろうから、適当な理由をつけて岳陽派を去れと阿湘に言いました。でも阿湘、言葉に詰まります。老温は阿湘を阿絮達と同行させるつもりはないみたいで、どこかに遊びに行けとも言うんですが、それも別に行きたくはないと。成嶺が岳陽派を出るまで、残って守りたいんですって。
その時、阿絮が誰かいることに気付きます。曹蔚寧でした。
阿湘が文で呼び出されたと祝邀之から聞いて、曹蔚寧は、老温からの呼び出し=阿湘がいなくなってしまうかもっ!で、慌てて飛んできた、と。ここでも祝邀之が大活躍(^m^)
思えば、阿湘と曹蔚寧、初対面の時にも、祝邀之が来たんですよね。地元のアホ達に呼ばれて。
阿絮は、阿湘が岳陽派を離れたくない理由はおまえかって笑いますが、老温はめっちゃ不機嫌。曹蔚寧は、阿湘に阿絮の病気のことを聞いたと、顔の広い師叔を紹介しましょうとか、高崇がかつて神医谷の三傑と親交があったみたいだから口利きを頼みましょうとか言うんですけどね。多少の下心はあるかもしれないけど、親切心で言ってるのが分かるだけに、老温に視線を寄こされた阿湘の、にがーい顔が面白い。
阿絮は、まだ体が動くうちに知己と各地をさすらいたい、それでこそ本望だと、自分のことは断ります。でもここ、老温の顔見ながら言ってるので、老温もまんざらでもなくなっちゃって、その後強く反対できなくなってるのよ。よっ、策士阿絮って感じなんですよ。
で、だけど阿湘は若い娘、無骨な男との放浪に同行させたくないから、誰か信用できる仲間を探している、阿湘を託したいと言い出しました。
それを聞いた曹蔚寧の両手に注目です。ぷるぷるぷるぷる。かっわいい(^m^)
私はどうですか?で、次回となったんですが、ここさあ、阿湘と老温の表情が、それぞれ興味深かったですねえ。まだ阿湘がどうして老温と一緒にいるのか、出て来てないんですけど、それを知ると、2人の絆が分かります。どのくらい先だったかなあ。
➤ 今日の瑠璃甲
- 岳陽派(高崇)
高崇の元にある - 太湖派(趙敬)
趙敬の元から宋懐仁によって持ち出され、宋懐仁を殺した組織の手に渡った。鬼谷のように見せかけられているが、宋懐仁についていた傷跡は毒蠍のようで、毒蠍の元にある模様。 - 丹陽派(陸太冲 故人)
泰山派掌門、傲崍子が丹陽派の生き残りと共に託されていたが、傲崍子は無常鬼によって殺され、長舌鬼から蠍王に渡されるはずが、纏魂糸匣と共に老温の手に渡る。老温により30個の複製を作られるが、その後、老温が町中でわざと方不知にすらせたものが、どうやら本物であった様子。
その方不知も天窗によって殺され、方不知の持っていた2つの瑠璃甲は、韓英から晋王に送られて、晋王の元で本物だけが保管されている。 - 鏡湖派(張玉森 故人)
1人生き延びた三男、張成嶺の体内に、張玉森によって埋め込まれていたが、成嶺が阿絮の弟子になり瑠璃甲へのこだわりを捨てたため、高崇に渡された。 - 大弧山派(沈慎)
沈慎の元にあったが、英雄大会を前にして、高崇に預けた。
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