あらすじ
杜城は、かつての上官・雷一斐が最後に担当した事件の資料を大切に保管していた。杜城と雷一斐の絆の深さを知った沈翊は、失った記憶を取り戻すため、ある方法を試そうと杜城に協力を求める。そんな時、市内の宝飾店で銃を使用した強盗事件が発生。捜査を進める中、現場に残された血痕から容疑者が浮かび上がってきたのだが…。
(C)2022 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.
➤ 猟罪図鑑～見えない肖像画～ 2023.11.10現在のリンクです
ネタバレ感想
案の定、杜城(ドゥーチョン)が開けたロッカーの中には、雷一斐(レイイーフェイ)事件の資料がびっしり入っていました。「美容院誘拐、人身売買事件」っていうのが、彼が最後に携わっていた事件かな。人身売買かあ。
でもそれは、迷宮入りにはしないっていう杜城の決意の現れ。
そしてそれを沈翊(シェンイー)に見せたのは、ようやく杜城が沈翊に心を開いた証拠かな。
彼がいたからここにいると呟いた杜城の回想シーン。
ちょいと荒れていた少年杜城は、雷一斐と出会ったことで、それ以上、道を踏み外さずに済んだらしいよ。それで、雷一斐を追って警官になったと。
ここで出て来た少年杜城は「黒豊と白夕」の鐘離(しょうり)を演じてた黄毅(ホアンイー)くんなんだよねえ。ええ！？杜城、成長して随分雰囲気変わっちゃったな的な(^m^)
更に、ここまで全然気付いてませんでしたが、雷一斐の中の人は「風起隴西」の糜冲(びちゅう)だったわ、どこかで見たことあると思ったよー。
雷一斐は担当した事件で表彰され、テレビの取材で少年時の写真が放映されてしまったことで、犯人に突き止められたらしい。
ということは、雷一斐が表彰された事件の黒幕はまだ捕まってないってことよね？
杜城は７年間ずっと忘れずにこの事件を追い続け、沈翊と再会した時も鬱憤を晴らさずにはいられなかったと告白しました。でももう逆恨みはやめる、と。
良かった良かった、やっとだよー。
沈翊は杜城に頼みがあると、プールに連れて行きます。
曹棟(ツァオドン)に海に落とされて窒息しそうになった時、あの女が脳裏に浮かんだから。また同じ状況を試すつもりね。
飛び込み用の深いプールに、じゃっぽーんと身を沈めた沈翊。
少し後から杜城も飛び込んだけども。どうやらいまひとつだった様子。
そこに宝飾店での強盗事件の連絡が入り、杜城は沈翊に慰めの言葉をかけてから現場へ。
宝飾店のガラスケースは粉々に割れてました。その中に、血痕がひとつ。
客と店員は全員無傷だったらしいので、それはきっと犯人のもの。
自宅に戻っていた沈翊は、青の絵の具を手で掬ってキャンバスに叩きつけ、塗り広げてました。
徹夜で絵を描く沈翊。
まるで檀健次くんのプロモーションビデオのようなシーン。多いよね、このドラマ(笑)
出来上がった絵は、深い海、深淵の中に紛れ込む目がありました。
それでも沈翊はなんとか女の絵を描いたんだけど、照合を試しても該当者は見つからず。
あの女性はサングラスしてなかったっけ？蹴り落としたのも同じ人で、振り向きざまにサングラスなしの顔を見たんだろうか？
それにしても、杜城と沈翊の会話が、急にお互い思い遣り合ってる感じに変化してますわ。
宝飾店には弾痕が２つあったらしい。それを調べる江雪(ジャンシュエ)という彼女も天才だそうで。弾道鑑定のエキスパートなんているんだねえ。
今回使われた銃は、7年前の別の宝飾店襲撃時に使われたものと同じ。その時１発撃っているので、MAX装填していたものなら、残る弾は14発なんだそう。手口から見ても、同一犯。
張(チャン)局長の無茶ぶりで、３日で解決しなくちゃいけなくなった杜城(笑)
あ「開端」のほうでは張刑事にジャン刑事と字幕がついてるけど、チャン刑事と書きたくなるのは、こちらがチャン局長だからか。「張」は「チャン」のほうが一般的じゃないのかなと思いますが、そもそも中国語の発音を正確にカタカナにはできないしねえ。
局長は全員の銃の携帯を許可します。杜城は沈翊の武器は銃じゃないって言うんだけど、身分は警察官ですからねえ。一応訓練はしてるんでしょう。局長は有無を言わさずそれで解散。
で、杜城は沈翊を連れて、銃の練習場へ。
ちょっとっ。懐に入れた途端、どこまで面倒見いいんだいっ(笑)
杜城は銃の名手って設定のようで、３発全部真ん中の10の枠に命中。
フォームを杜城に修正された沈翊も、最初こそ８だったけど、すぐに９、最後は10に当てました。キミもかなり素質あるのでは？
その頃、公安局の受付に、夫が行方不明だと訴えに来た女性が。
杜城達は、防犯カメラの映像を見ていました。
街を逃げていく映像も、路地に入った映像もあるわ。その後、犯人はレストランに入って、消えたらしい。レストランは改装中だったと。
それを見て沈翊は、逃走中、一度も立ち止まっていない犯人は、逃走経路も明確に準備していたと言います。なので、事件一週間前まで遡って、映像を確認することに。
法医の何溶月(ホーロンユエ)からは、穆偉(ムーウェイ)という行方不明者のDNAが、宝飾店の血痕と合致したと。
それが、さっき来ていた奥さん、賀虹(ホーホン)の探してたダンナみたいだね。
ふっ、穆偉の写真は、芸人のオラキオ似(笑)
家宅捜索に向かうと、家には子供の描いた絵やパステルがいっぱい。
6才だという娘は、小安(シャオアン)、まだ父親の失踪は知らないらしい。
李晗(リーハン)の開いていたパソコンを見た沈翊は、壁紙の強烈な色彩に違和感を覚えます。確かに、あんな落ち着かない壁紙はイヤだわ。
家には、李志強(リージージャン)の名前で南京まで買った、切符の購入記録がありました。
みんなに指示する杜城だけど、仲良くなっても未だ、沈翊の使い方が下手(笑)
ひとりだけ局で待機と言われてしまった沈翊は、仕方なくその辺をウロついてたんだけど、サングラスをしていた女性が、サングラスのせいで車の色を識別できなかったのを目撃します。
あの落ち着かないパソコン壁紙のヒントかな。
北江東駅で、防犯カメラの映像を確認する杜城と李晗のところへ、李志強を調べていた蒋峰(ジャンフォン)から連絡が入ります。
李志強は穆偉を知らず、4年前から脊髄損傷で動けないんだとか。母親がお金のためでしょうかね、息子のIDを売ったんだって。うわあ、そんなことがあるんだ。穆偉はそれを買っていた。
駅の防犯カメラ映像には、穆偉も映ってはいませんでした。
沈翊はパソコンで、色覚異常について調べてました。
杜城達を呼んで、穆偉の家のテレビ画面の色やクローゼットから、穆偉は色覚異常の可能性が高く、対して犯人は信号の色を瞬時に判断して躊躇なく渡っていることを示します。
だから、犯人は穆偉ではないのではないかと。
その後、穆偉は確かに色覚異常であることが判明します。
杜城は、穆偉の銃を使って犯行を模倣した？と言ってるけど、じゃ、DNAの一致は何？
7年前の事件は穆偉の犯行だと断定してんの？いつの間に？
沈翊は違うと言いました。
自分の犯行を再現したのだと断言。明日現場に行けば分かるって。
翌日。
今回の犯行の目的は、この血痕を残すためだったと沈翊。
自分の犯行を再現し、ひとつだけ違えて血痕を残した。だからそこには意図があるんだと。
要するにこれは、7年前の事件も含めて、穆偉に罪を着せるための犯行だというのが、沈翊の推理。
まずは穆偉捜索が急務となりました。
沈翊は、妻の賀虹と娘の小安が重要人物だと言います。
沈翊は、小安の絵の先生のところを尋ねていました。
小安の絵を見て、悩んでいる様子はなかったかと聞く沈翊。絵から不安が伝わって来るんですって。絵を分析するのは専門ですしね。先生は独創的だとしか感じてなかったみたいだけど、乱れた草から心的ストレスが、平らな木からは息が詰まる重圧が、水の中に描いた家からは不安定さが感じられるて。
普通は分からんよ、ぐしゃぐしゃっと描かれた子供の絵からそんなこと(笑)
でも案の定、穆偉は小安には冷淡だった模様。
穆偉のほうを調べていた杜城も、穆偉は小安のことはほったらかしで、一度酔って自分の子じゃないと口走ったことがあったと聞き込んでました。
もし、小安が穆偉の子じゃないなら、妻の賀虹が何かを知っているってことになりそう。
そこに閆(イェン)さんが、目撃者を探し出して来ました。
目撃者のおっちゃんは、フルフェイスのヘルメットを被った男が銃を持っているのを見てしまい、頬に銃弾を受けて貫通しちゃってました。でも、間際にヘルメットを取った男の顔を見たらしい。
これが７年前の１発ってこと？
目撃者は、沈翊の描いた絵を見て、すぐにコイツだというんだけど、次々に見せられた絵を見ると、どうやら既に記憶は曖昧みたいよ。分からなくなっちゃってる。目撃証言は全く参考にならんな。
というか、こんな瞬間の出来事、覚えてろったって逆に無理だよねえ。
私なら、７年前に一度見かけた人の顔なんて、絶対に覚えてない自信があるわ。てか、昨日行ったコンビニの店員さんの顔すら覚えてないよ(笑)
結局、捜査は地道に穆偉の家族からってことになりそうです。
次回は小安のお守りする沈翊(^m^)
コメント