あらすじ
周翡の破雪刀(はせつとう)に倒れた胡天瑛は沈天庶を信じて待つが、会うことはかなわず苦しみながら死んでいく。地煞山荘に戻った沈天庶は、李妍から聞き出した詩を頼りに谷天顕へ海天一色のありかを探すよう命じる。沈天庶は武器鍛造の最高技術「宿鉄法(しゅくてつほう)」を海天一色に求めていた。一方、周翡は四十八寨に帰還した周以棠と対面する。胡天瑛の言葉を思い出し、海天一色の中に李瑾容の毒の解毒法があると伝えるが、周以棠は李瑾容を蓬莱(ほうらい)へ連れていくと言い出し…。
ドラマ公式サイトより引用
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ネタバレ感想
周以棠(しゅういとう)が塞に戻ったと聞き、周翡は虫の息の胡天瑛(こてんえい)を李晟(りせい)に任せて、謝允(しゃいん)と共に帰って行きます。
李晟は、胡天瑛が薬で自分の毒を抑えていたことに気付き、薬の瓶を蹴とばしました。
沈天庶(しんてんしょ)の退き方で分かった、海天一色の品を手にすれば、胡天瑛は捨て駒にするつもりだったのだと李晟に言われても、胡天瑛は信じられない様子。這いずって薬の瓶に手を伸ばし、あの人は必ず助けに来ると呟いて、絶命しました。
祖父上、伯母上、2人の敵が報いを受けましたって呟く李晟。
一方、谷天顕(こくてんけん)と共に、とっとと地煞の本拠地に戻っていた沈天庶は、李妍の書いた詩を検証してますが、分からないよねえ、あんなんじゃ(笑)
でも、劉有良(りゅうゆうりょう)が命がけで守った詩なんだから、何かあるはすだと沈天庶。
簡単に分かるなら、とっくに誰かが奪っていると。
沈天庶と谷天顕の会話シーン、聞き比べると楽しいんですけど(配音は、どちらも谷天顕の中の人、范哲琛さんが担当されてます)、これ、アフレコは沈天庶で一周、谷天顕で一周だよね。まさか、同時に録ってないよね(笑)それにしても范哲琛さん、とってもいいお声です。
そこに陸天曠(りくてんこう)。この人、胡天瑛の犬だったからね、かなーり荒れていますよ。谷天顕に大荘主のせいだと言うのか、恨むなら胡天瑛の力不足を恨めって言われたけど、聞いてやしないな。
谷天顕を退出させ、沈天庶も、私が見殺しにしたと思っているのかと聞きます。
陸天曠は沈天庶が四十八寨に行かせたからだと言うけど、それ、兪聞止だよねえ。
沈天庶は、慎独印を奪うのに失敗した後、胡天瑛から届いた手紙を見せます。
柱国に従い、海天一色の品を奪いに行くと書いてある。
とはいえ、なかなか自分に品々を渡さない胡天瑛を、最終的には見捨てたんだけどなっ(笑)
でも、沈天庶のため、私が一番思っていると言いながら、すんなり渡さなかったのは、胡天瑛だって何か察していたのかもしれないよねえ。これが未だによく分からない。
で、胡天瑛は破雪刀に敗れたと聞き、陸天曠は周翡にロックオン。
背を向けた沈天庶、ちょいとしてやったりの顔。自分が見捨てたことは絶対言えねー(^m^)
海天一色の品々を前に、沈天庶の回想です。
自ら腕を切り落とした沈天庶は、義手を作って貰ったんだけど、鍛冶屋の親方は、師匠が持っていた「宿鉄法」という奇書には最高技術が記されていて、今より100倍も優れた武器が作れたんだと言います。その技術で作られた牛刀を試すと、さっくりと他の刀が真っ二つになりました。だけど「宿鉄法」は、師匠が皇室に献上してしまったのだとか。
沈天庶は、それが海天一色の中にあると踏んでるわけだ。
海天一色の品は、隠し棚の中に仕舞われてしまいました。
周翡が四十八寨に戻って来ると、周以棠は李瑾容(りきんよう)についてました。
澆愁花(ぎょうしゅうか)の毒にあたった、胡天瑛は海天一色の中に解毒法があると言っていたけど、海天一色の品は地煞に奪われたと周翡。
周以棠は、蓬莱の同明大師が解毒できるかもしれないと言います。おお、蓬莱のじいちゃん。
謝允は久々に寒くてぶるぶるしています。火鉢3つも置いているのに。
笛も取り落としちゃうほど、手がかじかんでいるみたいだ。
周以棠は周翡の持っている刀に目を留めました。これは自分があげた碎遮(さいしゃ)ではないなと。謝允に貰ったのかと、ちょっぴりにまっとして聞くパパ。こんな宝刀を用意してくれるとは苦労したのだろうって言うけど、周翡は刀の借りを返して貰っただけだもんっ的な(^m^)
周以棠は、天意や運命という言葉は軟弱者の言い訳に過ぎない、逃げてはならない、おまえの性格は承知している、動じぬ心と勇気さえあれば、どんなことも解決できると言いました。
大好きなパパの、心強い励ましだな。
周以棠は李瑾容を連れて、明日、蓬莱に向かうことに。
翌日、相変わらず笛を握りしめている謝允のところに来たのは周以棠。
ぶるぶるしている謝允に、お酒で体を温めるよう、注いでやります。
実は周翡の下山後、ずっと君達を見守っていたとパパ。え、ずっと見張らせてたんかいっ。
以前、王麟(おうりん)将軍が言っていた、君は生まれつき情に厚く、帝王の英知は持つが帝王の気概はない、長生きできぬと。って、えー、なんか酷い(笑)
謝允は納得して、私は甘いのですと言います。運命から一生逃げ切れぬと、王将軍は断言したんだと。
謝允が何か言おうとしたのを止め、周以棠は言いました。君は簫川というこの2文字から逃げ続け、半生を過ごした、謝允でいたいのだな、だから私は安平令を受け取り、無理に君を戻らせなかった。
ほう。周以棠でなくても良かったってこと?謝允が戻るのならば。でも聞煜(ぶんいく)将軍はそんな感じはなかったけどな。
李家の父と息子は、海天一色のために生涯を捧げた。瑾容も免れない。
海天一色の真の主として、向き合う気はないのか?
そう言われた謝允は私も考えましたと言います。海天一色の品が集まった時に、決着がついたと思い、永遠に憂いを断つために、当主に品々を葬るべきだと相談を。
あー…って感じで周以棠は笑って、瑾容の気性では決して同意せぬなって。李瑾容が品々を残すのは、君のためではなく、天下の民のためだ、ゆえに謝罪するのはこの私だ。
んー?よく分からなかったけど、そもそも謝允一族の物なのに、その意向に従えずにごめんねってことかな。
周以棠は、今日、蓬莱に発つことを告げます。
謝允は、元を正せば自分が原因、甘棠公(かんとうこう)も品々を葬ることには反対でしょう、ならば今から探し出し、この恩讐に決着をつけますと言いました。
周以棠は拱手し、陛下、容易ではありませんと言います。わー、陛下だってー。
地煞の手に渡れば、それこそ災いとなる、野心を抱く者に渡れば殺戮が繰り広げられる、だが有用な者の手に渡れば、天下の民を救える。全ての禍福と善悪は、君の心次第だ。
謝允ももう、覚悟を決めさせられちゃったな。
周以棠は盃を捧げて言いました。
安平軍は聞煜に任せました、私の周翡は君に任せる。
舅と婿の乾杯。
立ち上がり、出て行こうとした周以棠は、だが己の力だけを頼りに突き進むことはない、志を同じくする友を大勢得ただろうと言いました。
謝允は、何があっても周翡は私の味方だと分かっていると言い、パパに誓いました。
命ある限り周翡を守り抜き、その進む道を汚れなきものにします。
李妍は辛さから、急に鍛錬に勤しんでいました。呉楚楚に宥められつつ。
李妍はこの世に善人も悪人もいないと思ってた、ただ考え方や立場が違うだけだと、でも、天性の悪人が存在することが分かったと言います。自分も戦いたい、武芸以外にもできることはある。
すべきでないことはあると言って、呉楚楚は続けます。
同じように毒の扱いに長けていた、胡天瑛と応何従(おうかしょう)の違いが分かる?あなたには恨みに囚われて欲しくない。
李妍は胡天瑛が死んでから閉じこもっている周翡が心配なんだと言うけど、周翡には謝允がついているから大丈夫って、呉楚楚。
周翡の気持ちは分かると李妍は言います。胡天瑛が死んでも状況は好転していない。李瑾容も謝允も命が危ない。そんなの耐えられない。
だけど呉楚楚は言いました。周翡なら、耐えられる。
長老堂では、牛塞主が、まとめる者のいない四十八寨は不安だからと出て行くつもりみたい。張博林(ちょうはくりん)が大塞主の恩を思い出せと、引き留めてるんだけど、そこに来た周翡は、四十八寨は無理強いせず、去るも留まるも自由と言い、出て行きたい訳ではないが不安だ不安だと言う牛塞主に、今までご尽力いただき、感謝します、戻りたくなったらいつでも歓迎しますと伝えます。
そのまま周囲に向かい、自分は下山して海天一色の品を探す、塞のことは長老のみなさんに託しますと言いました。
張博林は軽率に決めるなと言うけど、軽率な思い付きではありませんとビシッと周翡に言われちゃう(笑)地煞の欲望は留まらない、このままでは四十八寨のみならず、武林の安寧が奪われる、逃れようはないのだと。
牛塞主、どこに逃げても一緒だよってな。とはいえ、出て行くんだけどね、この人。
周翡は、衣や食料、牛塞主のためにと霊芝みたいな薬草まで渡すんだよ。
谷天顕は配下を連れて詩を呟きながら、大薬谷の入り口を探していました。あの詩は入り口の場所を記したものらしいんだけど、どうにも見つからない様子。
仕方なく、沈天庶は、兪聞止の人脈を使うしかないと思ったみたいね。
その兪聞止は、翡翠でできた牛を、趙という人にワイロとして贈っていました。兪聞止の兄に仕えてる人みたいだけど、自分のほうに引き寄せようとしてるらしい。兪聞止は兄とは余り仲良くないらしいよ。
そこに沈天庶が来訪したとの知らせ。
嫌味の応酬になったけど、おまえなんかいつでも命を狙えるんだよと言われた兪聞止は、沈天庶に人材を貸すことになったみたいよ。
文官なのか知識人なのか、多分兪聞止から借りた人達が岸壁を探すのに立ち会っているのは、谷天顕と陸天曠、仲の悪い2人。
だいたいこの辺りだと、おじさんは言うんだけど、李妍の書いた詩には少し覚え間違いがあったみたいね。だけどそりゃ、仕方ないよなあ。あんな緊迫した中で覚えさせられたんだもの。
李晟と呉楚楚が、周翡が海天一色の品を探すと言ってるけど、相手は地煞だしなーなんて言ってるところに李妍。海天一色は大薬谷にあると、沈天庶と胡天瑛が言ってたと伝えると、丁度そこに地煞の小隊が北に向かったとの知らせ。小薬谷は南、大薬谷は北なんだね。
みんなで長老堂に集合です。
大薬谷は「薬王経」を書いた呂潤の弟子が創ったもの、薬王経があっても不思議ではないと周翡。
謝允も、海天一色を隠したのは呂潤の弟子の黄沈編(こうしんへん)、世俗を離れた大薬谷に隠すというのも道理にかなうと言います。
結局、周翡と謝允と李晟も行くと言い、何かあったら妹を頼むと楊瑾に拱手。慌てて周翡も。
周翡の持ってた刀が謝允の鼻先を掠めて、謝允が慌てて後ずさってる(笑)
だけど、楊瑾だって一緒に行きたいし、更に李妍と呉楚楚も同行すると主張しました。
こりゃもう、全員で行くしかないわな。周以棠の言葉通りですわな。
出発前に語り合う、周翡と謝允。
大薬谷への旅は予想もつかないほどの危険が潜むけど、何があっても私がいると謝允。
いつの間にか水草の精は、「我が家の水草の精」になってますよ~(笑)
さて次回はようやく大薬谷の場所が明らかに。
そしてこのドラマも、残り5話です。
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