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有翡 第33話「火蓮を求めて」あらすじとネタバレ感想

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有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
目次

あらすじ

李妍たちは手負いの劉有良(りゅうゆうりょう)を救い、ある荒寺にたどり着いた。李妍が李徵(りちょう)の孫娘だと知った劉有良は、自分が海天一色の宝の守り人であることを明かす。地煞山荘の六荘主・童天仰(どうてんぎょう)の追っ手が迫った時、劉有良は李妍に1枚の地図を見せて裏に書かれた詩を覚えるよう命じた。その頃、周翡は火蓮を求めて雪山を目指していた。そのあとを追うのは、雪狼(せつろう)の異名を持つ地煞山荘の七荘主・陸天曠(りくてんこう)と、木小喬。山頂付近で三つ巴となった3人は、慎独印を巡って駆け引きを始める。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

さてさて、アイパッチ童天仰(どうてんぎょう)劇場(笑)に、ピンチの李妍(りけん)と劉有良(りゅうゆうりょう)。
その頃、蛇の紅玉ちゃんは、ちゃんと応何従(おうかしょう)と楊瑾(ようきん)のところに行ったよー。それで応何従が、李妍が危ないと気付いたよー。
紅玉ちゃん見て、蛇が苦手な楊瑾は椅子に飛び上がってたけど、それを聞いて紅玉ちゃん飛び越えて走る辺り、既にガッツリ李妍に捕まってますわなー、この人(^m^)

劉有良からは、ボタボタと血が流れ続けています。まずいよね。
と思ったら、おおっ、手を出そうとした童天仰の前に、楊瑾の派手な刀が。
また厄介なヤツが現れたって、童天仰(笑)
更に応何従も、蛇をたくさん呼びましたよ。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
三人寄ればなんとやら。

逃げていく童天仰は、応何従、覚えてろよって言ってたけど、面識あったっけ?忘れちったよっ。

町で馬を買って、雪山に向かおうとしている周翡ですが、馬の業者には既に地煞の七荘主、陸天曠(りくてんこう)の手が延びていました。周翡の買った馬は、見掛け倒しで雪山なんて登れない駄馬みたいよ。
それにしても、地煞の動きは早いよなあ。

李妍達も、劉有良と一緒に馬で逃げていました。
郊外の廃寺まで連れて行ったのに、劉有良はめちゃくちゃ警戒していて、支えてやってる応何従の手を払う始末。劉有良は何か秘密を抱えていて、それを狙われているみたいなので、李妍達も自分を狙っているのではと、疑っているようです。傷の手当はしないとって、応何従が言うんだけどね。

寺の門を叩いていた楊瑾。誰も出てこないけど、門には閂がかかっているので、どうやら人はいる模様。
楊瑾が刀で斬り開けようとした時、門が開いて子供が顔を出しました。

廃寺には、どうやら争いの中、家族と離れて行き場を無くした子供達が、学堂の先生に引率されて南方は平穏だからとそちらに逃げる途中、隠れていたみたい。先生は地煞が近くに出没したと聞いて、様子を見に行ってるんだとか。
劉有良の傷の手当ても済んで、ちょっとゆっくり出来てるけど、童天仰が近付いて来てるぞ。

子供達の話を聞いて、劉有良は、侯堅(こうけん)は死んだのかとか、陛下や黄大都督はご無事かとか言い出しました。
子供達は、黄大都督は知らない、侯堅という名の前朝の逆臣が20年前に死んだと先生から聞いたことがあると言います。

劉有良の時間は、随分前に止まっているみたいです。今の陳の王朝を知らないみたい。梁の関係者ってことか。秘密を抱えて、身を隠していたって感じかな。
大都督は、黄沈編(こうしんへん)という名前のようで、李妍も周以棠(しゅういとう)から聞いたことがある人物のようだけど、この人も侯堅同様、20年以上前に亡くなっているらしい。

命を賭けて陛下に尽くした黄大都督は亡くなったのかと、劉有良は嘆き、簫氏は滅び、陛下も亡くなったと呟きます。
そこで楊瑾が、ヒヅメの後を追って地煞が来るから逃げようって言うんだけど、李妍は子供達を置いて行けないって。劉有良に、子供達を連れて逃げてくれと言います。
なぜ見ず知らずの者のために戦おうとすると劉有良に聞かれた李妍は、地煞は私達四十八寨の敵だからと言いました。
劉有良は驚き、李妍が李徵(りちょう)の孫だと知り、秘密を託そうとします。応何従が、こちらは素性を明かしたのだからと言うと、劉有良もようやく話してくれました。

劉有良は黄大都督の侍衛で、侯堅が謀反を起こした時、大都督から海天一色を守れと言われて、以来20年以上、ひとりで宝を守ってきたらしい。李徵も宝の守り人だったと。当時大都督は、反乱を鎮めたら、水波紋の品を届けるから、海天一色を守れと命じたんだそう。
そしてみんな亡くなってしまい、それすらも知らずに劉有良は一人で、海天一色の秘密を守り続けていた訳ですね。そしてとうとう劉有良の存在が、地煞に見つかってしまった。

訳の分からなかった海天一色が、だいぶ実体があるものとして見えてきました。
「水波紋の品」というのが、海天一色の宝の場所を開ける鍵なんだな。李徵同様「守り人」数人がそれぞれ持ってる品々を集めないと、宝の隠し場所は開かないと。
でも20数年が経ってしまい、李徵も霍長風(かくちょうふう)も呉費(ごひ)将軍も、殷聞嵐(いんぶんらん)も沖霄(ちゅうしょう)道長も、亡くなってしまった。
今現在、海天一色の鍵、水波紋の品だと分かっているのは、呉楚楚の長命鎖、四十八寨の腕輪、霍家堡の慎独印の3つだけど、多分、道長の払子と殷沛の山川剣の鞘もソレだよね。

その頃、謝允は蓬莱で、同明大師に看病されていました。
気の注入と薬を与えられて、ひとまず一月は命の心配はないらしいけど、大師と共に暮らしている陳俊夫(ちんしゅんふ)は、一月で火蓮を摘んで戻れる人間はいないって。
でも大師は、周翡と安之、謝允の運命を信じると。

こちらでもやっぱり、薬王経に解毒のヒントがあると考えているみたい。でも薬王経は見つからず、大薬谷の生き残りもいないって。
薬王経は燃えたと言う情報もあったけど、沈天庶(しんてんしょ)と胡天瑛(こてんえい)は、海天一色の中に保管されていると言ってました。それで沈天庶は胡天瑛の病気を治すつもりらしいし、地煞の情報は侮れないから、きっと残ってるんじゃなかろうか。
そして、大薬谷の生き残りも、胡天瑛の他に、もう1人いるよねー。彼が活躍するんかなー?

さて、周翡です。
馬は案の定、雪山で立ち往生。仕方なくそこで待たせて、徒歩で向かっていきます。
馬、かわいいね♪言うこと聞かない役を上手にやってます(^m^)

馬と言えば。先日ちょっと見始めたドラマでかなり早い時期に、馬が転倒するシーンがありまして。ちょっとあり得ない転び方が映ってたんですよ。見るのをやめてしまいました。役者さんに罪はないし、それで見るのをやめるのは勿体ないのかもしれないけど。迫力あるシーンを撮りたいのも分かるけど、あれはちょっと。怖すぎたよ。

周翡が繋いでいった馬のところに、馬を引いた木小喬(ぼくしょうきょう)が。なぜ?
そして雪山にはもう1人、陸天曠も来ています。
雪の中に牛がいっぱい放牧?されてたり、なんでこんな吹雪の中、籠背負って歩いてるんだか分からない村人がいたりするのは不思議だったけどもっ(^m^)

村人は、周翡とすれ違ったことを、陸天曠に話します。吹雪の後は雪崩が起き易く危険らしい。きっとこの人、周翡にも親切に教えてやったんでしょうが、彼女は構わず進んでったのでしょう。
陸天曠にもそう言ったものの、腰の鉄の爪を見て、まさか伝説の雪狼?って。
こんなに若いのに伝説なんかっ。狼に育てられてたんかっ。
それがなんで、胡天瑛の子飼いになったんだろう。

一方、廃寺のみなさん。
劉有良は、当初はよく沖霄道長と文のやり取りをしていたらしい。おお、道長マメだね。
でも朝廷が覆ったことは、道長も内緒にしてたのね。気を遣いもしたんだろうけど、命を残した黄大都督は亡くなっても、海天一色は守らないと争いの元になるし、劉有良が混乱して出奔するのは避けたかったのでしょう。

大勢の命を奪った海天一色って何なのと聞いた李妍に、劉有良は正直に話そうと。
20年、宝を守った私にもそれが分からない。宝を誰に渡すのかも知らない。

なんてっ!?
そんなに勿体ぶるものなのか?これ、引っ張り過ぎだよねえ。
前朝の遺品なら、正統な相続者は謝允でしょうが、王朝の宝って、単純に一般人の相続品とは違うんでしょうね。

劉有良は、ここしばらく連絡の途絶えた道長の消息を尋ねようと山を降りたんだそう。
黄大都督が手を尽くした隠した水波紋の話が、公然と語られるなんてあってはならないと、滅煞大会に忍び込んだら、楚天瑜(そてんゆ)に見つかって地煞に追われることになったと。
楚天瑜なら、従姉と応何従が殺したわと李妍が言った時、馬のいななきが聞こえました。
あかん、童天仰が来たっ。

劉有良は李妍に羊皮紙を渡し、裏に書いてある詩を覚えよと言います。
海天一色の隠し場所は、20年以上守り続けた自分以外には誰も知らない。その秘密を託す。今すぐ詩を覚えよ、先人達の努力を無駄にするな。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
これを覚えてしまう李妍。李晟もそうだけど、この兄妹はなにげに地頭はいいんだよねえ。

いや、託されても重いなー(笑)李徵の孫だから宿命だってか。
しかも、今にも追ってが来るって時に、五言律詩を全部覚えるとか。

子供達に、何があっても出て来るなと言い残し、4人は童天仰の前に出て行きます。
劉有良が、地図を渡すから、3人を逃がせと言って投げると、童天仰が受け取った地図は、童天仰の腕ごと燃え出しました。
慌てて地図を投げて転ぶ童天仰に覆いかぶさり、李妍達を逃がす劉有良。
あああ、命張っちゃいましたね。でも瀕死の重傷みたいだったもんなあ。
全く、本当にこんなに何人もの命に守られた海天一色なんて面倒なもの、謝允がどうにかしてしまいたいと思うのも納得だよ。

蓬莱。お布団の中にカイロを入れて貰ってる謝允。
周翡が出て行ってから、既に10日経った模様。だけどようやく雪山の麓に着く頃らしいよ。往復で20日もかかるんか。しかも馬はアレだし(笑)
陳俊夫は、こんことなら安之を王麟将軍に預けなければ良かったと言います。同明大師は、それも安之の選んだ道だって。

前朝の反乱の後、宦官に救出されて逃げ延び、ここに預けられた赤ちゃん簫川。
蓬莱には、大師を含めて4人いたらしいけど、みんな子育てなんかしたことのない、おっさんばかりで、苦労したらしい(笑)思い出話に、陳俊夫も笑顔になります。少し大きくなると、みんな安之に振り回されたって。おじさん達に、本当に可愛がられて育ったのね。

王麟将軍が来た頃は、背丈は腰くらいまでだったって言うから、6~7才くらいだろうかなー。
陳俊夫と林師叔は、前朝復興を望む王麟に託したくはないと言い、同明大師と小師叔は、こんな小さな島で広い世界を知らずに一生を終わらせたくはないと思った。安之を特にかわいがっていた小師叔は、天下を見せてからどう生きるかを自分で選ばせたかったらしい。
命を賭けて、自分の内力で謝允の毒を封じてくれたのは、この人か。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
可愛かったよねー、うちの安之ー♪みたいなおっちゃん達。

大師は謝允と周翡の運命を信じているみたいだなー。こんなところでは死なないと。
その時、謝允がうわ言で周翡の名前を呼びます。周翡、そこは危険だ。

その頃、周翡は雪山の崖を素手で登っていました。いやっ、無理(笑)
その手を上から踏ん付けたのは、木小喬でした。え、馬が無事に走ってくれたから?飛べるから?
いろいろ言われて、うるさいっと飛んで上った先には、うお、火蓮の花が、今開こうとしている。

大事な霍長風の慎独印を奪ったなとかなんだかんだ言われるけど、周翡は気もそぞろ。火蓮の花を摘んだら、無抵抗で攻撃を受けるからと言っても、鼻で笑われてしまいます。
そこに、来ちゃった、雪狼、陸天曠。
周翡にとっては、前門の虎後門の狼状態だけど、これが意外な結果になるんだよー。

陸天曠は、火蓮の花は慎独印と交換だと言うんだけど、周翡、慎独印を同明大師に預けちゃってるよねえ。でも、慎独印と聞いては、木小喬が黙っちゃいない。
陸天曠は木小喬に手を組まぬかと言うんだけど、こういうのに木小喬は簡単に組しない人だよね。しかも地煞は霍長風の敵。木小喬は陸天曠には付かないと分かっている周翡は、木小喬と共に陸天曠を見ます。
憎き地煞めと、木小喬が陸天曠に攻撃を始め、火蓮が心配な周翡はあたふた。でも木小喬にぐいっと腕を掴まれました。
これ、衝撃で雪崩が起きたのでは?

蓬莱では、謝允が同明大師の気の治療を受けていました。
そして、雪山で倒れる周翡の元には、謝允の幻影が。思いが飛んでるんでしょうねえ。会いたかったって言うけど、いっぱい着込んで、熊かと思ったなんて軽口も忘れない、幻影(笑)

人の力が及ばない運命ならば、私はひたすら君の幸せを祈るって、謝允は自分のことは諦めかけているけど、周翡は言ったでしょ、この世のどんな最果てでも、多取り付ける場所なら必ず行ってみせると答えます。

目を覚ますと、周翡はやっぱり木小喬に助けられていました。
木小喬、なんか持ち歩いてる食べ物をもぐもぐしている(笑)
でも、安心しろ、恩と恨みの区別はつく、共に苦労した仲間は痛めつけないって言うのよ。
で、食べている干し肉をちぎって周翡にくれました。ネズミの肉らしいけどね(笑)
食べなくては体力が持たないと聞いて、干し肉も水も催促して口にする周翡です。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
え、ネズミ?でも生きなきゃ。おかわり♪ までが早かったな(^m^)

ここで語り合う2人はねえ。なんかシンパシーを感じてしまったみたいよね。
自分の命より大事という訳ではない、だけどすべてを捧げたい気持ちが分かる?と言われた木小喬もさあ、霍長風に対してきっと、同じことを思っていたはずだからねえ。

けど、以前もありましたな、木小喬は咳き込みます。この人の戦い方は、身を削るものだからね。
なぜ私の味方を?と聞かれた周翡は、武芸の達人だからと言います。
鍛錬には時間をかけたはず。雪山で死なせるのは勿体ない。
この世の誰もが私の死を望んでいるのに、私の死を惜しんでくれるのは、多分おまえだけだと笑う木小喬。

あなたは私が初めて見た達人。「哭粧」に聞き惚れた。
そうか、披露しようか?
泣かせる気?

なんか2人共、目が潤んでるね。いい感じだなあ。

その頃、李晟は四十八寨の弟子と共に、斉門の旧跡に来ていました。
奇門遁甲林が張り巡らされているから、知らない者は迷うし、関係ない人を連れて入るのは憚られるからと、麓の拠点に弟子達を帰して、1人に中に入ることに。
だけどそれを、封無言(ほうむげん)が覗いているよー。
で、李晟を追って、斉門の禁林へ。
そっか、道案内して貰う気だ。この人、自力では入れないのね。

こんな近くを付いて来てるのに、気付けよ、李晟と思ったんだけど、ふと、封無言が転んだ隙に、李晟は消えていました(笑)
道長は生きている、体は死んでも陣が邪魔をする、ですってよ(^m^)
確かこの人、斉門の前掌門の不出来な息子だよね。陣のことは父親に教えて貰ったけど、覚えられなかったんですって。李晟は僅かな時間で覚えたのに。
それでも、記憶をたどって、なんとか林を出ることはできたみたいよ。

大失態を犯した童天仰は、沈天庶から殴り飛ばされていました。
燃えてしまった地図の詩は思い出せないらしいけど、描かれていた絵はなんとか思い出した童天仰。
四十八寨の腕輪、長命鎖、山川剣の鞘、慎独印、そして払子。
沈天庶は、道長も一枚噛んでいたのかと。
水波紋の品が5つだったと、ここでようやく判明です。
沈天庶は、谷天顕(こくてんけん)を呼びました。

さて、周翡は火蓮を摘んで帰れるのでしょうかー。
でも代わりに、木小喬姐さんが退場してしまう気がしますね…心を交わしてさ…

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