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有翡 第44話「解毒の術」あらすじとネタバレ感想

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有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
目次

あらすじ

胡天瑛の毒に倒れた李瑾容。さらに海天一色の品もすべて盗み出されてしまった。周翡は解毒の術を聞き出すために胡天瑛を追って山を下りる。一方、傷心の陳子琛一行も山を下りようとするが、山門は封鎖され、張博林(ちょうはくりん)たちから地煞山荘と結託しているのではと疑いの目を向けられる。すべてが胡天瑛の謀略であったことに気づいた謝允は、周翡の身を案じてあとを追う。その頃、沈天庶は胡天瑛を迎えるべく、四十八寨の麓にある寒水(かんすい)鎮に到着していた。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

思過斎(しかさい)に続々と集まるみなさん。
医者は、正体不明の毒にやられているけど、幸い心脈までは達していないと言います。
動きの素早い女だった、ただ者ではないと呉楚楚。
李晟(りせい)は床に落ちていた針を見つけ、燭台を手にした楊瑾(ようきん)は、それを李晟に手渡します。
周翡はそれを見て、胡天瑛(こてんえい)が木小喬(ぼくしょうきょう)を狙った時と同じ手口だと気付きました。
これは大薬谷に伝わる秘法だ、針も胡天瑛の使っていたものと同じだと楊瑾。
胡天瑛の生存が確実になったわね。可哀そうなのは木小喬。周翡さん、是非に姐さんの敵も討ってくれ。

李晟は、竹簡に針が刺さっていたところから、李瑾容(りきんよう)が隠した手紙に気付きます。
そこには、海天一色の品は、周以棠愛用の碁盤の中に隠したと書いてありました。碁盤の下の抽斗は開けられ、中は空っぽです。盗まれたことにようやく気付く。

医者が、胡天瑛の毒なら抑えることしかできないといい、楊瑾も胡天瑛自身にも解毒はできないと聞いたと。なんて女だ。普通はセットで準備するものでしょう。あ、だからか、だから自分自身も少しずつ毒に侵されてたんだわね。
だけど周翡は、それを信じないと言います。必ず捕えて解毒法を吐かせると。

山門は封鎖されているから、塞の外には出られないはずと、必死の捜索が始まります。
李晟は部下達に手分けして捜索をさせ、山河璧が盗まれたのと何か関係があるかもと、長老堂へ。
でもその間に、皇子が捕まればその隙に逃げればいいと山中に隠れていた胡天瑛は、秘密の抜け道も捜索しないとと口走った部下の一隊を付けてっちゃうんだよー。そんな抜け道があるんかいっと教えてしまったようなもんだー。

あ、そっか。山河璧は眉毛一行の荷物の中に隠したわね?それで皇子達が捕まって、ゴタゴタしている隙にってことね。でも抜け道を通られちゃったら、それは余り関係なくなっちゃう。
と思ったら、抜け道に案内してしまった一隊は、あっさりと胡天瑛の針にやられてしまいました。
なんなく外に出られてしまったっ。

長老堂では、眠らされていた部下が、倒れる直前に女子を見た気がする、塞の者ではなかったと証言していました。

謝允は江心亭から戻る途中で四十八寨の弟子から、李瑾容が毒にやられたと聞き、第三皇子が危ないと急いで山門へ。

周翡は抜け道に向かい、そこで弟子達が倒れているのを見つけます。そして針も。
あー、こりゃ、ひとりで追うわね。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.

山門前では、警備の兵と第三皇子の一行が押し問答になっていました。
荷物を探ると、案の定、中から山河璧が出て来ます。
張博林(ちょうはくりん)が曲者を捕えよと第三皇子一行に向かって来た時、謝允が飛んできました。
第三皇子に関わりはないと言うんだけど、張博林は、一行の中に胡天瑛がいて当主を襲ったと言います。謝允のことも疑い掛けた目だ。
皇子は当主になんの恨みもないと言っても、張博林は、求婚を装って胡天瑛を連れ込んだのだろう、高貴な者は皆腹黒い、何の意図があったのやら、だって(笑)ワカルケドッ。
でも謝允は、あり得ぬと言いました。陳家と地煞は宿敵、これは胡天瑛の策略だと。
当主を襲った仲間だ、今までの恩は忘れて、一緒に殺すぞと張博林がいきり立った時、李晟登場。
真相が分かるまでは冷静になってくれと言われて、ようやく槍を下ろしたじいちゃん。
全く、毎度毎度着火の早いじいさんだよ(笑)だけどこれで、眉毛も白先生も、相当にとんでもないコトをしてしまったと身に沁みたでしょうよ。

李晟は眉毛に同行した医師達はどうしたと聞きます。
先に下山すると別行動だと皇子。つまりあれが胡天瑛ではと白先生。アンタのせいだよ。
李晟は、胡天瑛は医師に扮して同行し、海天一色の品々を盗むために伯母を襲い、その罪を第三皇子に被せて漁夫の利を狙ったと纏めてくれましたよ。地煞の目論見通りにいけば、朝廷と四十八寨は反目することになる。要するにこの騒ぎも、地煞の思う壺。

李晟は第三皇子の下山を許可します。
この人がここまで大局を見極められるようになっていて、良かったわね。
迷惑をかけた、いずれ償いをするって言うけど眉毛。李瑾容の毒、どうにもできんだろう。ま、そういうしかないでしょうけどね。

謝允は、胡天瑛の計画は周到だ、もう下山しているかもしれないと言うと、李晟は周翡が追っていると。ひとりでかと聞いて、謝允は慌てて周翡を捜しに走り出します。

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胡天瑛は従者と共に、夜通し歩き続けてたみたい。速度は遅いね。具合悪いし。
もうすぐ迎えの者が現れるはずだと言う従者に、私が恐れているのはその迎えの者だと。海天一色の品を地煞に届けるまでは、迎えの者すら信じられないってことね。
だけど咳き込む胡天瑛に、従者は水を汲んで来ますと離れて行きます。
この従者、以前一度だけ、名前出て来たと思うんだけど、すっかりスルーしてしまいましたねえ。

道から離れて、よろよろと岩に座った胡天瑛。そこに周翡が走って追いつきます。
針を完璧に避け、胡天瑛の首に刀を突き付けた周翡。
私を殺せば、母親は助からないと胡天瑛。見逃すなら澆愁花(ぎょうしゅうか)の解毒薬を渡すと。
おまえは毒を使うだけで解毒はできないと聞いた、ならば生かす価値はないと周翡が刀を振り直すと、胡天瑛は一つ方法がある、海天一色よと言いました。海天一色の秘宝があれば解毒できる、だそうな。
また海天一色?それしか言えない?と周翡。胡天瑛は、私の体は毒に侵されている、海天一色を見つけて助かりたいのだと。
これは本当でしたよね。沈天庶が海天一色の中に薬王経があるから、お前をそれで助けるみたいなこと言ってたし。

海天一色の品々を渡せと言われた胡天瑛は、背負っていたものを差し出した瞬間、それを投げ飛ばして、一瞬目を逸らした周翡に毒の粉を浴びせ、品々を持って逃げようとします。
あーもー、だめじゃーん、この女から目を離したらー。

水を汲んでいた従者は異変に気付き、走り込んで、周翡の刀から胡天瑛を庇い、自分が斬られてしまいました。あああ、この人がいなかったら、仕留められたのにーっ。
その間に、胡天瑛は逃げ、丁度謝允が駆けつけました。
この毒粉も、なかなかヤなやつじゃなかったっけ?

思過斎では、阿丹が自分が油断したばっかりにと後悔で泣いてします。
李晟は予想外の出来事だったんだからと慰めると、阿丹は、いえ、気付くべきだった、甘棠公(かんとうこう)が襲われたのだから、次は塞だとって。
周以棠(しゅういとう)が襲われたことを知らなかった李晟に、阿丹は翡翠の令牌を手渡して伝えます。捕えた兪聞止の密偵が周以棠を暗殺しようと周辺を捜し回っていたこと、騒ぎにならないよう、当主は極秘で捜索させていたこと。
李晟は兪聞止と胡天瑛の動きには関わりがあると気付きますが、密偵は胡天瑛の動きを知らなかったと阿丹。

さて兪聞止は、またもや失敗した部下を責め立ててました。
兪聞止は、新旧王朝は敵対しているはずなのに、なぜ簫川と戦おうとしない、だってさ。
ここね、前回、この関係性を地煞や兪聞止は見誤ってたフシがあると書いたの。どうやったんだか知らないけど、現朝廷の柱国になっている兪聞止にとっては、旧王朝の皇帝と現王朝の皇子が仲が良いってことが信じられないのよね。
計画を阻止された兪聞止は沈天庶に、簫川を殺したら、どんな要求ものむと連絡させました。
まぁた、欲深さマシマシで。
沈天庶は寒水鎮に到着して、胡天瑛から海天一色の品を受け取る予定だと聞き、兪聞止はまた胡天瑛を使うしかないって言ってます。でも謝允に毒は効かないよ?胡天瑛をどう使う気だ?

李晟は長老達を集めて協力を要請。
周翡は胡天瑛を追っている、更に地煞は、胡天瑛を迎えに麓にまで来ているはずだと李晟。
やっつけてやるー的に威勢のいい長老達だけど、沈天庶が来ていたらどうすると呉楚楚に釘を刺されてますよ、ふふっ。時期当主の嫁はしっかりしてます(^m^)
あ、今まで名前の出ていなかった、長老牛塞主は、山河令の穆思遠(ムース-ユエン)だったかも。
李晟は塞を長老達に任せ、精鋭を連れて楊瑾と下山し、周翡と合流することに。
長老にちゃんと敬意を払って、頼りにしていると伝えて。じいさん達の操縦も上手になりました(^m^)

謝允は周翡を捜しに行ったが消息が掴めず、李妍は買い物で下山していると聞き、楊瑾は頭をかきます。思い出したかね?キミ、一緒に行こうって言われてたのに。

変な粉をかけられてしまった周翡を膝に寝かせて、謝允は周翡の手首から毒を吸い出してました。
ほう。顔に掛けられても、手首から吸い出せるのね?
このシーンはある意味、美しいシーンだし切羽詰まった感じではあるんだけど、私はここのメイキングを見てしまってねー。2人でなんだか大笑いしてたんだよねえ(笑)含んだ血糊が多過ぎて、喀血みたいになってたんだったかな、確か。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
バカ笑いした後で、こんな心配そうな表情を作ったんだなー。

しばらくして周翡が目覚めます。
胡天瑛は逃げてしまったと聞き、あなた毒は大丈夫?って。吸い出して貰ってたのは、気付いてたのか。謝允は透骨青のせいで、どんな毒も効かない体ですからね。でも、いくら吸い出しても完全には除けないらしく、しばらくは動けないかもしれないと。
周翡は、胡天瑛が海天一色の中に李瑾容の解毒方法があると言っていたことを話します。それは謝允も初耳だそう。それが本当でも嘘でも、まずは海天一色の品々を取り戻さないとと周翡。
謝允は、ずっと寝ていないんだから、まずは少し休めと言います。李晟も下山し、行脚幇(あんぎゃほう)も胡天瑛を捜してくれているらしい。だから手がかりを得てから動こうって。

あ、行脚幇なんだけど、今まではずっと、行脚「幇」で字幕がついていたんですが、この回から行脚「帮」になってるんですよね。どっちが正しいんだろうか。とりあえず、今までのままでいきます。
山河令でも丐幇(かいほう)の漢字はこっちだったしなー。

その頃、沈天庶は寒水鎮に到着していました。後ろから、天秤棒で野菜を担いだ村人がついて来てます。沈天庶が立ち止まると、村人は逃げ出しました。あ、行脚幇の人だったみたいね。地煞の兵に捕まってしまった。
でも沈天庶は、震えながらも後をつけて来るとは見上げたものだと言って、命は助ける故、舵主(だしゅ)に伝えよ、次に私の邪魔をしたら、行脚幇を皆殺しにする、ですってよ。
ぷるっぷるしてるこの人、以前も出て来たよね、確か。零陵客舎の青蝙蝠だっ。あっちこっちで頑張ってるんだねっ。良かった、ひとまず無事で。

行脚幇は、四十八寨に頼まれたのだろうと、沈天庶は谷天顕(こくてんけん)と兵馬を急いで呼び寄せるよう指示します。

李晟が下山していくと、途中で白先生が待っていました。
山門では、めっちゃ敵対心バリバリって態度だったけど、そもそも自分の過ちだったと、ようやく思い出したかいな。
医師が見つかったのですかと冷静に李晟に聞かれ、白先生は、私の落ち度で李当主を危うい目に遭わせた、死んでも償えぬ罪だ、殿下の命で力を貸しに来たと言います。
どう信じろとと李晟。
白先生って、以前行脚幇の舵主だったんかーいっ。徐舵主の前ってことか。
だから中原の各地に拠点があって、仲間を動員することもできると。行脚幇は武力を持たないが、何かを探るのは得意。そして先ほど知らせを得た、沈天庶が少数でこちらに向かっている、だが谷天顕が兵馬を率いてその後を追っていると。

李晟は、寒水鎮で合流する気だろう、それでは、白先生、我らに力を貸してくださいと言いました。
やらかしはしたけども、今、少しでも手数が欲しいところだしね、良かった。
寒水鎮の拠点には楊瑾が向かっているらしいけど、だいじょぶかな。李妍、見つけられるかな。

夜の寒水鎮は、四十八寨の小娘を捜せと地煞がウロついていました。物陰に隠れて見ていたのは李妍です。周翡を捜しているのかと思うんだけどさー、その後がしょーもな。
地煞の兵達を見守るように、ふらーっと出て来た沈天庶を見て、おじいさん、おじいさんって、声をかけちゃうんだもんなー。こんなところにいたら危ないよってことなんだけど、アンタ、沈天庶のナリ見て、その辺のおじいさんだと思わないでしょーよー。
だけど周翡も、霍家堡の牢の中で、ただ者ではないとは思いつつも、お焼き分けてやったりしてたっけね。李妍はただ者ではないとも思ってないけど。

李妍は沈天庶を空き家に連れ込み、地煞は私達、四十八寨の敵よ、まで言っちゃう。これで沈天庶にも李妍の素性が分かってしまいました。だけど沈天庶、四十八寨の小娘はみんなお節介だなと思ったに違いない(笑)
そして沈天庶は、童天仰(どうてんぎょう)が地図が燃えた話をした時、その場に四十八寨のバカ娘がいたと言っていたのを思い出します。あー、バカ娘、コイツかと。
沈天庶は李妍にぺらぺら喋らせて、平然と自分の悪口聞いてるよ。その上、お菓子まで貰って一緒に食べてるよっ(笑)

沈天庶は、私はかつて安平軍にいた、寒水鎮には旧友に会いに来たのだと言います。
安平軍と聞いて、まさか伯父上に会いに?と呟く李妍。
沈天庶は「十五従軍征」を歌います。このドラマでは「安平曲」でしたね。15で従軍して80で除隊し、故郷に戻ったものの、荒れ果てた家にはもう誰もいないっていう。歌詞はそのままなんだね。
李妍は聞き覚えがあると呟きます。謝允がさんざん吹いてたでしょーよー(笑)

だけど沈天庶にも、何か思い出があるみたいだね。軍にいたのはもう20年も前で、思い出など全部忘れてしまったのに、まだこの歌は覚えていたのだなってさ。
沈天庶にとっては、甘っちょろい李妍の心の繋がり大事みたいな話に、ちょいと感化されてしまいましたかね。鬼の目にも涙的な。
でも李妍の言った、謝允は周翡が何も言わなくったって欲しいものをくれる、謝允が病の時は周翡が命がけで助けた、そういうのが想い想われる幸せ、羨ましいってのは素直で良かったねー。
それをによによしながら見てる沈天庶も、こんな道を歩んでいなければ、もしかしたら意外と、孫娘を可愛いがるじいちゃんだったかもしれないなみたいな束の間でした。

李妍は突如、近くには地煞がいて聞かれたらマズイと沈天庶を連れて外に出ました。拠点に連れていくんだとさ。まったくもー。
腕を組んで歩いていると、後ろから地煞。
振り向いた沈天庶にたまげちゃった地煞の兵だけど、沈天庶は李妍に気付かれないよう、手で合図。
李妍は祖父と朝市に行くの、あなた達も行く?だってよ(笑)
あ、ああ、い、行く…って地煞さん達っ(^m^)

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
部下の兵達の前で、祖父と孫娘の演技を強いられる沈天庶の死んだ魚の目っ(大笑)

周翡は謝允の膝で熟睡してたみたいですな。いつの間にか焚火まで焚いてるよ、謝允くん。
謝允は、行脚幇から胡天瑛は寒水鎮に向かったと知らせを貰っていたみたい。いつどこでっ(笑)
来たのか、ここに?白先生の部下かな、青蝙蝠くんかな。焚火も焚いて貰ったかっ←
だけど悪い知らせも。沈天庶も寒水鎮に到着していると。

周翡は、胡天瑛の毒に見舞われたのに、元気に立ち上がります。若いな、パワーあるなっ(笑)
2人が合流したら手強いと、すぐに向かおうとした周翡を止めた謝允。一旦戻ってみんなと合流しようって言うんだけど、それでは遅いと周翡。胡天瑛だけでも始末しておけば、時間が稼げる。
謝允は周翡が心配だけど、その言い分には納得。
周翡が、胡天瑛の武芸は平凡、毒さえなんとかなればと言うと、謝允は、毒のことは心配しなくていい、君の無敵の武芸と、私という毒に侵されぬ盾で胡天瑛を叩きのめしてやろうと言います。あは、これぞ謝允の正しい使い方、みたいな話だね、不謹慎だけども。

2人は手を繋いで寒水鎮に向かいます。
いつものようにバカ話して、周翡に怒られて。ホント謝允は覚悟が必要な時ほど、おちゃらけるね。
なんとか海天一色の中から薬王経を見つけて、透骨青の解毒が叶いますようにと、こんなカワイイところを見せられちゃ、願うしかないですわー。

翌日、沈天庶を連れて拠点に来ちゃった李妍に、拠点の主はびっくり仰天で硬直。
李師伯と呼ばれた拠点の主は、沈天庶と戦ったことがあったんだ。うわー、かわいそ過ぎる。拠点は建具屋さんみたいだね。
何も知らない李妍が、おじいさん、会いたいって旧友の名前はと聞くと、沈天庶は、劉有良(りゅうゆうりょう)だと言いました。
驚いた李妍が立ち上がると同時に李師伯は傍らの木材を投げますが、沈天庶は右手の義手で弾きます。
あなたが沈天庶だったのー?って、自分がお節介に声をかけたんだよー、あほー。
逃げようとしたけど、既に囲まれていました。あー、胡天瑛まで来ちゃってるよー。

李妍は紙と筆の前に座らさせていました。あの詩を書けってことだわな。
胡天瑛は、海天一色の品を奪って来たから、追っ手が着く前に逃げようって言うんだけど、沈天庶は、もうじき谷天顕も来るし、慌てるなと言います。その前に確かめることがあるのだと。

李晟は白先生の情報を待っていました。
やって来た白先生は、監視はしているけど、手練れなので近付けないと。
でも加えて、兪聞止も動き出したと伝えます。
胡天瑛は兪聞止の命で動き、兪聞止は沈天庶に会いに行って協力を求めたけど、沈天庶は逆に代償を求めたと。
これで李晟も、胡天瑛が兪聞止の命で、沈天庶には内緒で動いたこと、沈天庶は兪聞止の頼みでは、胡天瑛を救うために人員を差し出さなかったことを知ります。こりゃ、離間計を考えるだろうな(^m^)

もし兪聞止が私兵を出したなら、この人数では太刀打ちできないと言う白先生に、李晟はニヤリと笑って、兪聞止が来るならむしろ好都合だと言います。兪聞止が簡単に海天一色の品を沈天庶に渡す筈がないから。共食いとなった隙を狙いましょうと。

次回、李晟の計略炸裂?

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