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有翡 第41話「母の決断」あらすじとネタバレ感想

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有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
目次

あらすじ

四十八寨(しじゅうはちさい)に戻ってきた周翡(しゅうひ)たち一行は、地煞山荘(ちさつさんそう)との戦いの成果を当主・李瑾容(りきんよう)に褒められ、しばし安寧の時を過ごす。周翡たちの帰還で、海天一色(かいてんいっしき)の5つの品すべてが四十八寨に集まることとなった。この先に起こるであろう波乱を案じる李瑾容は、父が遺した品を見ながらかつての出来事を思い出し、ある決断を下す。一方、周翡たちの帰還を知った柱国(ちゅうこく)・兪聞止(ゆぶんし)は、周以棠(しゅういとう)が安平(あんへい)軍を離れると読み、地煞山荘の大荘主・沈天庶(しんてんしょ)に周以棠の暗殺をもちかけるのだった。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

瀕死状態の殷沛(いんはい)。霓裳夫人も駆けつけます。
周翡が傍らに座ると、殷沛は、息も絶え絶えに、私は敵を討ったと言いました。

あなたは殷沛。
殷聞嵐(いんぶんらん)の息子で、殷家荘、唯一の生き残り。紀雲沈(きうんちん)に育てられた。
出自は、正統の名門よ。

殷沛はそれを聞きながら、深く溜息をつき、山川剣を握り締めます。
最後に誰かに認めて貰えたこと、きっと、とてつもない安堵だったんでしょう。
殷沛は、傍らに落ちた「沛」と書かれた牌に目をやり、こと切れました。

霓裳夫人は、殷殿、殷沛を許してやってちょうだいと、内心で呟きます。

殷沛を埋葬して、夫人は言いました。
殷家の血が流れているかなど、どうでもいい。殷沛は殷聞嵐の息子で、山川剣の継承者よ。
夫人は、この鞘を守ってと周翡に手渡します。すぐに周翡は謝允に渡したけど(笑)
結局、敵を討つためではあっても、咄嗟に周翡を身を挺して守った形だものなあ。
みんな、いろいろ複雑よね。ヤなとこはいっぱいあったけど、どこか憎み切れないヤツだったし。
ただ、つくづく残念なのは鳳凰丹…

周翡、謝允、李晟、呉楚楚は、ようやく四十八寨に戻ることに。
歩きながら、しみじみと語り合うみなさん。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.

たかが鞘一本のために、青龍主や山川剣は命を落としたと周翡。
沖霄(ちゅうしょう)道長もそう。殷沛は鞘のせいで、人を疑いながら生きた。
海天一色に関わった者は、無残に死ぬと李晟。
呉費将軍は義のために死に、殷聞嵐は殺され、祖父も地煞にやられた。霍大堡主が毒殺されたのも、慎独印のため。
これが偶然でないのなら、海天一色は亡霊の呪いのようなものねと呉楚楚。

前朝からつきまとう亡霊だなと謝允。
海天一色は宮中から運び出された秘宝。祖父は再興に用いるように残したけど、その後、世の中は変わり、自分も再興などただの幻だと考えて、己を偽りながら逃げて来た。でも地煞がその存在を知り、多くの門派を滅ぼした。殷沛の悲劇もそのせい。
海天一色は、我ら簫家のものだった。私が亡霊を葬らねばならぬ。

謝允は随分と責任を感じちゃってるみたいだけどさあ。キミ、その時赤ちゃんで、その後も周りから担ぎ上げられただけで。逃亡や放浪を続けて、毒矢に当たって何度も死にかけて、皇帝として何もいい思いなんか一切していないのに、責任だけ取らないとなんて、かわいそ過ぎるわ。

周翡は言いました。
それは違う。もはやあなた一人で片付く話じゃない。ここにいるみんなで守るべきなの。
呉楚楚も李晟も同意します。

麓の寒水鎮についた周翡と謝允は、それぞれ李瑾容(りきんよう)に鞭で打たれるか、追い出されるか殴られるかと、戦々恐々(笑)後ろの李晟と呉楚楚は、そんな心配もなく幸せそうだよっ。

四十八寨の林の中では、楊瑾(ようきん)を見た四十八寨の子弟達が、あ、逃げよう!って(笑)やたらと挑まれるから、既に厄介者扱い。李妍(りけん)が、また挑んだのー?って言ってるけど、楊瑾は気にも留めてないよね。
結局、楊瑾と子弟達とで、門番の仕事をかけて、手合わせをすることになっちゃった。張博林(ちょうはくりん)じいちゃんも嬉しそうに見に来てる。
楊殿が勝ったら、その人数分の門番を頼む、我らが勝ったら、3日間の門番を頼むと言われて、楊瑾、どちらにせよ、私が門番か?って(大笑)仕方ないよ、嫌がるみんなを手合わせに駆り出すんだもん。

だけど李妍が、白師兄、思い知らせてやって、なんて言うもんだから、楊瑾はいきなり白師兄に向かっていきます。まだ私の番じゃないって師兄に、下っ端など相手にせぬ、だそうで。あっさりと白師兄が負けると、楊瑾は、全員来い!だって。
強いんだよねえ、楊瑾。そういう意味では、四十八寨にいてくれると、本当に頼もしいんだけど、武芸バカでちょいとウザイ(^m^)
結局、李妍の目の前に楊瑾の刀が振り下ろされちゃって、寸前で止めたものの、楊瑾は李妍にポコポコとやられます(笑)なんだかんだ、李妍と楊瑾が門番となりました。
まだ、平和でいいわねえ。

でも李瑾容は具合が悪そうです。先日の内傷がぶり返してるらしい。だけど内緒にしてるのね。沈天庶(しんてんしょ)と戦った時のでしょうかね。沈天庶も以降ずっと調子を悪くしてたよ。
さっきも李晟が、四十八寨の当主がいれば地煞なんて怖くないみたいなこと言ってたけど、そういう存在だから、隠してるんだな。側付きの阿丹しか、知らないようです。

李妍と楊瑾が門番をしに出て来た時、丁度、周翡達が帰って来ました。
声を上げて駆け寄り抱き着こうとする李妍を、周翡が避け、李晟も避けるもんだから、呉楚楚に抱き着く李妍(笑)
楊瑾が嫌がるみんなに挑むから、門番をすることになっちゃったと聞いて、周翡は、丁度いいわ、この人が出ないように見張っててと、謝允を指して言います(笑)そうね、目を離すとすぐどこかに行っちゃうしね(^m^)
数日後に、李瑾容の誕生祝いがあると聞いて、周翡は浮かない顔。母親の誕生日も忘れるほど、長い間、塞を離れていたと、また叱られると思ってるのかな。

門番の2人を置いて中に入り、李瑾容に会う4人。
周翡と謝允を見て、早速溜息をつく李瑾容に、周翡は、私達は何もしていないと言います。
李瑾容は周翡の前に立ち、言いました。
そうね、そのとおり。楚天瑜(そてんゆ)を討って、童天仰(どうてんぎょう)を殺し、陸天曠(りくてんこう)と戦っただけ。
おい、全部知ってるよっ(笑)笑っちゃう謝允。

相手はただの地煞。危険ばかり冒して、大した活躍ねって、そんな嫌味言われてもねえ。
流れだし、謝允のためだったし、あっちから仕掛けてくるんだし。どうしろってーのよ。見て見ないフリして逃げれば良かったのか?そんなこと出来る娘じゃないことくらい、よぉく知ってるでしょー。

李晟が慌てて、報告するところでした、慌てて戻ってたので、日付とか分からなくてーと言うと、呉楚楚も笑顔で、周翡も李晟も当主を案じていましたってアシスト。
案じるなら己を案じなさいと言った李瑾容は、楚楚、巻き込んでしまって悪かったわって、ほんっと、呉楚楚にだけは優しいよ、この人ぁ。
んでっ、くるりと振り返ったらもう笑顔を消して、謝允を見る李瑾容。
えへへっと笑って、当主、御無沙汰をと言った謝允を庇うように前に立ち、周翡は、私が連れて来たのと言います。

説教は後でと言った李瑾容は、何があったかは拠点から聞いている、よくやった、と言いました。
憎き童天仰たちを討つことができて、我らの顔も立った。柳家荘での活躍も素晴らしい。
李晟は嬉しそうに恐れ入りますと言ってから、何もかも周翡のお陰なんですと続けました。
李晟のほうがいっぱい褒められてるみたいで、周翡はつまらなそうな顔してたけどさ、李晟も大人になりましたぁ(笑)

周翡は李瑾容に、海天一色の品々を渡しました。
道長の払子、霍家堡の慎独印、山川剣の鞘。
払子の情報は出回ってなかったみたいね。軸の仕掛けを見つけた李晟のお手柄。

これらを守った者はみんな死んでしまった。父も瑾鋒(きんほう)も同じ。
地煞が手段を選ばず狙ってる品々が、まさか私達の元に集まってくるとは。

これで全部揃ってしまった。
キーパーソンの謝允もいます。
更に李妍はあの詩を暗記しています。
地煞が来るよ、間違いなく。

謝允が、海天一色は前朝の残した災い、私にも関わりがある、どう扱うかは…と言い淀むと、李瑾容は、まず自分が預かる、どう扱うかも考える、任せなさいと。
おお、頼もしい。でも体調万全じゃないって不安が残りますわ。こんな時にっ。

みんなを下がらせて、李瑾容は思過斎でひとり、李家の腕輪を見ていました。
子供の頃ねだって、李徵から貰っていたのね、誰にも見られないようにしろと言われつつ。
こんなに娘には優しい李徵だったのに。妻は早くに亡くなったみたいだから、李瑾容は母親の愛情に余り触れてないのかもしれないけど。周以棠(しゅういとう)も娘には優しいから、四十八寨は、よしよしするのは父親の役目なのかしらん。

李瑾容は抽斗からピンクの裏布のついた、花模様のレースの衣を取り出します。
なんとっ、李徵が手ずから縫ってくれたものみたいだよっ。
そうか、女親がいないから、李瑾容は針仕事を教えて貰ってなくて、器用な李徵さんが作ってくれていて、本人は、まるで周翡と同じ、破雪刀がーなんて、頭はそっちにいっちゃてるしで。
だからあの軍営での周以棠の、糸が飛び出しまくった着物だったのねー(笑)
そして李徵が言うように優しい周以棠は、妻が一生懸命作ってくれたんだと、ちゃんと大事に着る夫。

李徵は結局、最後まで腕輪の秘密は話さなかったようです。巻き込みたくなかったみたいだけど、何も知らずに狙われるなら、言っておいてくれよーって感じよ。中国ドラマは、良かれと思って内緒にしていたものが大騒動ってのが多い(笑)

李瑾容は、内傷を隠している誰にも言えない苦悩を抱えています。どう考えても地煞がやって来る、このままで沈天庶と渡り合えるのか。李徵と同じように自分も、子供達を巻き込みたくないと思ってるけど、今回の場合は、既に遅いと思うよ。彼らはもうがっつり巻き込まれていて、むしろ子供達の言うように、みんなで一丸となって進んでいかないと無理です。

李瑾容は阿丹を呼び、拠点に地煞の動向を探るよう指示します。
阿翡が海天一色の品を3つ持ち帰ったけど、地煞はまだ知らない、知れば総攻撃を仕掛けてくる、だから先手を打って、こちらから仕掛けるって言うんだけど、それももう遅い。地煞は知っている。
李瑾容は、ひとりで沈天庶だけを狙いに行くつもりのよう。沈天庶を殺せば、地煞はおのずと滅びると。

周翡と謝允は、平和にお散歩。だけど謝允が周翡に触れようとしたら、寸前でズバッと止められて、不服そう。その上、木小喬(ぼくしょうきょう)と百劫手(ひゃくごうしゅ)の話をしたからーなんて言われて、謝允は、私には無口で何を言っても相手にしてくれないのに、木小喬とは話すのかって、めっちゃヤキモチ(^m^)

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.

謝允はまた詩を書く仕事に戻って、自分の劇団を作ってもいいなーなんて言ってます。
周翡は、李瑾容の誕生日だから、塞が一番賑わう時だからダメよと言うと、それが終わったら、2人で下山して天下を漫遊しよう、君の行きたいところへ行くんだ♪って、想像する謝允。
楽しい未来を想像して語るのは、わざとだよね。周翡、時々浮かない顔をしてるしね。

李瑾容に呼ばれた周翡。
地煞襲来に備えて、守りを固めないとと言う母に、安心して、私が門前で倒してやるという娘。
李瑾容は、謝允は複雑な生まれよと言いました。
しがらみのあるあの者と関わるのは、泥沼に踏み込むも同じ、一生抜け出せない。
周翡は、私が大事なのは謝允だけ、朝廷の政争とやらはどうでもいいと答えます。
ま、そうは言っても、巻き込んで来やがるんだけどな、周囲が。

李瑾容は、透骨青の毒にやられている謝允と、命が短いと知りつつ共にいる意味は?と聞きます。
だからこそだと周翡。
残された時を大切にしたい。先のことは恐れない。1人で生きることになっても、後悔はしない。
覚悟したのね、一時の気の迷いではないのねと、念を押す母。
謝允は私の前で一度死にかけた。あの人のためなら、どんなことでもする。守ってみせる。天下の奇毒がなんなのよ、最後の瞬間まで解毒薬を探す、戦い続ける。

李瑾容は、ふっと笑いました。遠目だったけど。
おまえが悔やまないなら、それでいい。
あの人はただの謝允よと言った娘の言葉に、笑顔を見せた李瑾容でしたが、直後、咳き込みます。だけど、風邪を引いただけと誤魔化しました。

てか周翡、その覚悟のちょびっとでも、謝允に伝えてみてくださいー(笑)まあ、あれだけ頑張って薬剤を探してくれたし、建康以降の態度でも分かってはいるとは思うんだけどさー。
言葉、大事よ?

李瑾容が周以棠の残していった碁盤の前に座った時、今度は李晟が。
麓の名士達から、李瑾容40才の誕生日を祝いたいとの手紙が届いているんだそう。でも李瑾容は、身内の宴だから客は呼ばないと言います。李晟、ちょいと残念そうね。たくさん人脈を増やしてきてるから、こういう時こそ、外交手腕が発揮できるしね。とはいえ、地煞に狙われることになった今、外から人を入れる危険性は大きい。

李瑾容は李晟に、四十八寨の防備図を渡しました。仕掛けと見張りの場所が記してあるらしい。
海天一色の品が集まった以上、今日から李晟が弟子達と共に防備を固めてくれと。
そんな大事なことを自分にと、戸惑う李晟に李瑾容は言いました。
あなたは謀略に長ける。柳家荘での見事な指揮で武林の名声を得た。
謙遜する李晟に、ならば頑張って天賦の才を生かすのよって、伯母の目は優しい。だけどその裏で、ひとりカチコミを決意してますからね。自分がいなくなっても、四十八寨を守れるようにとの采配だ。

その頃、沈天庶の元には、兪聞止(ゆぶんし)が来ていました。あら、ひさしぶり。
沈天庶も、どういう風の吹き回しですか、我らとは縁を切ったと思いましたって、嫌味。
厚顔な兪聞止は、気にも留めない素振りで、周翡が塞に帰り、李瑾容の誕辰も近い、周以棠は必ず軍営を出るはずだと言います。ふむ。兪聞止にとっては、安平軍も厄介なのね。「簫」の王族に忠誠を誓う軍隊だしなあ。というか、朝廷が変わっても、それが普通に残っていて、現朝廷の第三皇子まで軍営に顔出しちゃってるっていう、そこら辺のさじ加減が難しいんだよね。聞煜将軍達も眉毛には敬意を表していたし。安平軍にとっては、現王朝は敵方でしょうにねえ。

沈天庶は、私に甘棠公(かんとうこう)を暗殺せよと言うのですかと聞きます。
兪聞止は、周以棠を除けば前朝軍など烏合の衆だと。
李瑾容が沈天庶を…ってのと同じことね。
あ、そっか。兪聞止は個人的にライバル視していた謝允、簫川を徹底的に排除したい。だけど本人は放っといてももう死ぬし、残るは簫川を陛下と傅く安平軍を叩き潰してしまえば、すっきりーってことか。個人的な怨嗟。

沈天庶は、お引き取りくださいと言いました。
私は仇天晋(きゅうてんしん)や楚天瑜(そてんゆ)とは違う。奴らはあなたの飼い犬となったが、私は割に合わない商売はしない。
この人にとっては、海天一色のお宝だけが狙いで、別に安平軍などどうでもいい訳だ。狙いを逸らして無駄なことをしている暇などないと。

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ここで沈天庶の回想シーン。
お、若いな、沈天庶。李徵を襲撃してるとこ。
そして胡天瑛(こてんえい)が段九娘(だんきゅうじょう)に毒針を打ったとこ。纏絲(てんし)の毒針ってヤツだったらしい。
そして、李徵が段九娘を救ったところ。

女子一人のために自ら纏絲の毒を受けるとは、なんと愚かなことよ。
無敵であった南刀を自ら捨てたのだ。

ああ、最初の、苦しそうに戦う李徵は、既に毒に冒されていたからか。
そして既にこの時、この時代の達人と呼ばれる人たちは滅ぼされていたみたいね。
でもさ、お前が死んだら、誰が天下を支えていくんだ?って、おまいう?やったのアンタらじゃないの。

李徵は、双刀一剣が滅びても新鋭は育つ、まだ若い段九娘も枯栄手の達人となって貴様らを震撼させる、江湖は決して絶えぬと言います。

そこには若い童天仰(どうてんぎょう)もいたよっ。両目があるよっ。
無駄な人助けをして、毒で死ぬとは愚かなって言ってるよっ。
なんだかんだ、李徵の凄さは地煞も認めてたんでしょうけど、こんな最期は彼らにとっても予想外だったんだわなあ。でもアンタんちの駒なのよ?胡天瑛。

沈天庶は、段九娘に言い残すことはあるかと聞くけど、李徵は、沈天庶は手練れだが人の心を知らぬ、そんなお前を通して伝えることはないと答えます。
感謝もいらぬ、ただ生きて欲しい。お前の顔など見ずに。
沈天庶は、そのまま李徵を見逃しました。

愚かな奴だった。自ら纏絲の毒を一身に受けて、己の南刀を無駄にし、四十八寨も投げ打った。
沈天庶は、攻め込む準備をしろと命じました。
これで襲撃してきた地煞に李瑾鋒(りきんほう)がやられ、童天仰は周翡に目を刺されるのね。

李瑾容は、あの時と同じ轍は踏まないと、周以棠に手紙を書いています。
周翡が戻った、あなたはいつ戻る?
そして続く、李瑾容の回想。

その後、数か月ぶりに塞に帰ってきた李徵を、若い李瑾容や王夫人、馬吉利(ばきつり)や魚老、張博林や趙秋生(ちょうしゅうせい)が出迎えていました。ああ、この人達も既に4人、亡くなっている…
李徵は李瑾容に刀を抜けといい、あの摘花台の柱で自分に挑戦させます。
なんとかてっぺんの花を取った李瑾容。李徵は、この先、四十八寨はお前が背負えと言いました。
無邪気にうんっと答える李瑾容。長老達よ、証人となってくれと言った途端、李徵は血を吐きます。

この後、李瑾容は弟の李瑾鋒と塞の精鋭たちと共に、李徵から託された周以棠への密書を持って、建康へと向かうんだけど、途中で何かおかしいと気付きます。密書ならこんな大勢で向かうのは変。周以棠は朝廷の旧臣だから安平軍にいるけど、四十八寨は政には関わらないのに。
密書を開いた李瑾容。それは周以棠への手紙ではなく、自分宛のものでした。
途中で娘は気付くと見込んでたんだね、とーちゃん。

自分は毒にあたり、もう助からない。この隙に地煞は攻め込んでくるだろう。
おまえは若者達と逃げて、安平軍に匿って貰うのだ。
地煞が退いたら、四十八寨を立て直してくれ。
くれぐれも軽はずみなことはするな。

李瑾容と李瑾鋒は安平軍に行き、四十八寨の危機を王麟将軍に直訴します。
父は安平軍の恩恵は受けたことがなくても、義のために何度も安平軍を救った。どうか力を貸してくださいと。
王麟将軍は、今は戦の最中で敵が隙を狙っている、手を貸したいのはやまやまだが難しいと言いました。
許してくれって言ってたけどねえ。そっか、これが李瑾容と王麟将軍の遺恨か。
四十八寨への恩はあっても、国を守るという大義の前には、という、こちらも苦渋の決断ではあったと。
そしてそれを、周以棠も見ていました。

姉弟と周以棠が四十八寨に戻った時は、最後の力を振り絞って、李徵が戦った後。
飛虹橋の周囲には累々と地煞の死体が転がり、その中で李徵が刀を支えに膝をついています。
駆け寄る李瑾容に、李徵は李家の腕輪と小袋を渡しました。
袋は段九娘にと。決して責めるな、九娘のせいではないと。
あの、真珠の袋だね、これね(涙)
李徵さん、娘みたいな若い子に纏わりつかれて、戸惑いながらも可愛がってたし、心は動いていたんでしょうねえ。ただ若い手練れをみすみす死なせたくないってだけじゃなかったよねえ、やっぱり。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.

一応安平軍の兵は連れて来たのね。だけど王麟将軍ではなく、周以棠が動かしたんだ。
李徵は、覚えているか、四十八寨の塞規をと言います。
父に聞かせてくれ。

我ら志を同じくし、悪を懲らしむ。
天下の民を救い、世の大義に報いん。
名声を求めず、誤解を恐れず、ただ天地と己に恥じぬよう生きるべし。

李徵の手から力が抜けました。

周以棠は元々四十八寨で育った人で、簫の旧臣になって安平軍に入ってたってことね。
そして当時そこには、沈天庶と谷天顕(こくてんけん)がいた。時期は分からないけど、李徵が生きているうちに、沈天庶達は安平軍を離反して地煞を立ち上げ、海天一色を奪うために暴れ始めた。海天一色のことを知ったから離反したんだろなあ、これ。

ってな過去の種明かしで、続きは次回。
あの厄介者の眉毛が動き出します。はーあ。

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