あらすじ
周翡が擎雲溝(けいうんこう)へ向かうと読んだ地煞山荘の五荘主・胡天瑛(こてんえい)は、慎独印を奪うために地煞山荘を出る。一方、周翡は父・周以棠(しゅういとう)が海天一色の秘密を知ると聞き、安平(あんへい)軍の軍営へ向かう。久々の再会を果たした父娘。周以棠から海天一色が隠された経緯を聞き、宝刀を贈られた周翡は、謝允を救う決意を固めるのだった。その頃、周翡から文を受け取った李妍たちは、楊瑾が掌門(しょうもん)を務める擎雲溝へ赴き、謝允を救うために猛毒の朱明草(しゅめいそう)を採ろうと試みるのだが…。
ドラマ公式サイトより引用
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ネタバレ感想
沈天庶(しんてんしょ)と胡天瑛(こてんえい)。
2人の出会いは、沈天庶が安平軍の統領で、胡天瑛が師匠に毒術ばかり身に付けた悪徒となじられ、薬王経も掌門の地位も貰えず、大薬谷を脱走した頃。
沈天庶が海天一色を探すのは、彼なりの天下泰平のため、らしいんだけどもねえ。
時代は変わり、自分も歳をとり、台頭してきた若者達の力を甘く見ていたことに、沈天庶自身も気付き始めているようです。
地煞の荘主達も次々と、周翡達に破れて、上手く行かないからね。
胡天瑛は、火蓮の花を手に入れた周翡は、次は楊瑾(ようきん)の故郷、擎雲溝(けいうんこう)に朱明草を取りに行くはずだと予測し、自分が行って周翡を殺し、まず慎独印を手に入れると言います。
ならばすぐに発てと言われた胡天瑛の、え?みたいな表情はなんでしょう。
そういえば、ついこの間までは、胡天瑛の体を気遣っていた沈天庶でしたが、体調が思わしくないのを分かっていながら、容赦なくすぐに行けと言われたこと?ここ、よく分からなかったな。
出立する胡天瑛の前に、雪山で失敗した陸天曠(りくてんこう)が跪いていました。
この人、雪山の孤児で獣と共に育っていたのを胡天瑛に拾われてたみたいです。だから胡天瑛に忠誠を誓っているらしい。
胡天瑛は陸天曠に何か指示をしましたな。
さて、蓬莱。
周翡と同明大師は、林先生から、劉有良(りゅうゆうりょう)の話を聞いていました。
劉有良、李妍(りけん)に秘密の詩を暗記させて、アイパッチ童天仰(どうてんぎょう)の前に亡くなった人ね。あの時の廃寺の子供らの面倒を見ていたのは、林先生だったからね。
周翡は、朱雀主に火蓮を摘ませてくれたら慎独印を渡すと約束したけど、それほどまでにみんなが求める海天一色とは何でしょうと大師に聞きます。
大師は、それは安之の口から聞くといい、今すぐ知りたいなら、そなたの父、甘棠公(かんとうこう)に尋ねよと。なんだよ、パパ、全部知ってんの?
その頃、パパ周以棠(しゅういとう)は、聞煜(ぶんいく)将軍からかけて貰った綿入れの上着から、綿がはみ出しているのを見て、妻からの品かと(笑)李瑾容(りきんよう)、お裁縫下手なのね(^m^)でも夫のために縫ったのね。あの苛烈な母さんにも、こんなところがあるのか、そしてそれを、夫はよく分かっているのだなシーン。
周翡は、折れた刀を渡して、周以棠への面会を頼んだみたい。
何度も折ってるから、あの刀がいつの誰からのものだったか忘れたぞ(笑)だけど、それを見て、甘棠公はすぐに尋ねて来たのは周翡だと分かります。最初に李瑾容から貰ったものだったかな。
周翡は安平軍の駐屯地を眺めて、乱世の中で、命を賭けて戦う者達を目の当たりにして、思うところがあったようです。両親の思いも、謝允の思いも。
相変わらずパパは周翡には優しく、新しい刀をくれましたよ。
あれ?今持ってる周翡の刀も、折れてたっけか?折りまくり、ダメにしまくりで、訳わからなくなったわよ(笑)
さて、これから周翡の朱明草探し、小薬谷行きのキーパーソンになりそうな2人。
大薬谷の生き残り応何従(おうかしょう)は、小薬谷擎雲溝の主の楊瑾に、毒薬の試飲テストをさせようとしてます。あ、初めてじゃないのね、この前もお前の毒で数日寝込んだって、楊瑾…(笑)
だけど応何従は、透骨青の毒を調べるためなんだって言ってる。
透骨青の毒の作り方は複雑で、既に記録は失われているから、少しずつ弱い毒で試していかないと解明できないらしい。
李妍で試せ!と楊瑾が言った途端、私がなんだって?と出て来た李妍に、とっさにこうなる男達。
なんだこの、謎のカップル感(笑)仲良しだな(^m^)
李妍のところには、周翡から手紙が来ていたらしい。
謝允の師匠が薬を見つけて、周翡が素材探しをしていると。朱明草という言葉に心当たりのある楊瑾と、小薬谷にだけ生える薬草だってのに、掌門の癖して心当たりがある程度って何なんだと突っ込む応何従。
周翡が擎雲溝に向かうってことに気付いた3人。これは手助けに行くわね、きっとね。
パパが周翡に贈った刀は、薬王経を書いた呂潤(ろじゅん)という人が、生涯ただ1本だけ作った刀なんだとか。呂潤は兵法、医術、武芸に優れた前朝時代の人物で、弟子は3人。1人は大薬谷を作り、1人は斉門を作り、残る1人は朝廷に仕えた黄沈編(こうしんへん)で、この人、海天一色にも関わってる。
黄沈編、33話で劉有良が言ってた、黄大都督ですね。あの時、李妍も周以棠から名前は聞いたことがあると言ってましたっけ。劉有良はこの黄沈編の侍衛で、黄沈編から海天一色を守れと命を受けてたって言ってたよね。
周以棠は周翡に、海天一色の品をどれだけ見たことがあるかと聞きます。
周翡は、それが水波紋のことだとしたら、四十八寨の腕輪と、山川剣の鞘(あれ、周翡はコレがそのブツだといつ気付いてたっけ?)、呉楚楚の長明鎖、霍大堡主の慎独印と答えます。
かなり近づいたとパパ。そうね、あと、道長の払子だけだわ。それは李晟(りせい)が気付いていて、あの騒ぎの中で呉楚楚が拾って逃げている。
周翡はその正体が知りたいんだと言います。近づいたとかナンだとか、どうでもいいよね。その存在のせいで、周囲の人達が危険にさらされてるんだもの。
だけど秘密を握る大人達は、何を憂いているのかしりませんが、ホント勿体ぶっててイヤだわ。知らずに危険に晒されて、命を賭けて回避しまくっているのは、周翡達なんだから、何も知らずに犠牲になってる人達もいるんだから、最初から、とっとと話せよと思うわ。
叔父の李瑾鋒(りきんほう)、張晨飛(ちょうしんひ)、紀雲沈(きうんちん)、謝允。
そう並べた周翡に、救いたい友人とは謝殿のことかって聞くパパ(笑)ニヤついてるぞ。
海天一色が付きまとうのはお前ではない、謝殿だ。
パパは最初から、うっすら気付いてたもんなあ。
蓬莱では、同明大師と陳敏夫が謝允の容態を見ながら話してます。
本当にこの2人は、安之を大切に育ててきて、可愛がってるんだわねえ。ほっこり優しいおっちゃん達。
謝允の傍らにあった小袋はお財布か。
普通はお金が無くなれば戻ってくるのに、コイツは戻っては来なかったって(笑)
宮中で育って、お金の価値もよく分からなかった謝允は、物乞いに大量に施しちゃったり、最後のお金をお酒と肉に費やしちゃったりしたのね。
無一文になってお腹を空かせてたけど、講談師にアドバイスしたら、あんたのお陰で儲かったって、講談師がお金をくれ、羽衣班のことを教えてくれた。それで、詩や曲を作って稼ぐようになった模様。
物乞いを助けて仲良くなったら、聞煜将軍が探しに来て隠れたり、逞しく楽しんでたのね(^m^)
そして、謝允は目を覚まします。わらわらと集うおっちゃん3人。
謝允は周翡が来る夢を見たと言います。
確かに周さんは来ておった、薬剤を届け、慎独印を持ってすぐ発ったと言われて、ちょいと落胆する謝允。だけど、自分のために奔走してくれてるのは分かったわね。劉有良が現れて、海天一色の件に動きがあったと聞き、周翡もそれに巻き込まれていることにも。
そんなことより、私はこたび、どれほど起きていられるのか、周翡に会えますかと聞く謝允が可愛い。
けど、きっとまだしばらくは会えないんよねえ、朱明草をどれくらいで持って来られるか。
周翡はパパから聞いていました。
25年前、前朝で反乱が起き、その際、黄沈編は国力を守るために宮中の宝を全て運びださせ、大薬谷の近くに隠した、それが海天一色。
当時、王麟将軍は黄沈編の副将で、安平軍を統率していた。でもその頃は国外にいて、詳細を知らなかった。そのうちに黄沈編は死に、なぜか海天一色の存在が漏れ、殷家と大薬谷は滅ぼされてしまった。王麟将軍はこの宝を使い、王朝の復活を図ろうとしたが、手がかりが見つからなかった。
王麟将軍が分からなかったのに、なぜ地煞が知っているのかと聞いた周翡に、パパは、沈天庶が安平軍にいたからだと。
これ、沈天庶だけじゃなくて、腹心の谷天顕(こくてんけん)もそうなんだよね。安平軍出身です。
結局海天一色として隠されているものは、前朝の財宝。文字通りの金銀財宝や薬王経や武芸書などの宝物もあるかもしれないけど、それは決して天地を覆すような大層なシロモノではない。噂が独り歩きして、欲望のタネとなっているだけってことだわね。
ただ、前朝の皇帝、生き残りである謝允は、結局その尻ぬぐいをするって宿命からは逃れられないってコトか。黄沈編、余計なコトしてくれたなあ、いくら王朝のためとはいえ。
周翡は謝允を救うとパパに宣言しました。
そして、彼の願いが叶うよう、助けるつもりだと。
その謝允は起き上がり、次に周翡が来た時に見せるためだと、周翡の絵を描き始めました。起き上がれて、絵が描けるくらいに回復してるんだね。まずは火蓮のお陰。
その頃、安平軍の軍営には、なんと第三皇子が来ていました。なんなんだ、あっちこっちウロチョロと、この眉毛は。
パパと共にいた周翡を見てニヤついてますが、周翡は眉毛が謝允を困らせるやっかいなぼっちゃんなのを知っているから、冷たいよ。目も合わせない(^m^)
周翡はコイツが来たのならと、とっとと去って行きます。
この眉毛、何しに来たんだと思ったら、パパに周翡のことが好きになっちゃったからと頼みに来たらしい。気持ちわるー、ムカつくー!
でもパパは周翡が謝允を好きなことは気付いているから、御身のため、娘には近づかないほうがいいと言いました。うふふ、言ってやれ、言ってやれー♪←
さてさて、樵雲居(しょううんきょ)。
あら、霓裳夫人、今回はなんのかんの言わずに呉楚楚を診てくれています。
そして李晟を叱る(笑)
あなた達男は、失うまで大切さに気付かないって。
暮雲紗(ぼうんしゃ)を着てたから命は助かったみたいだけど、暮雲紗は壊れてしまったほどの一撃だったんだそう。薬を飲んで数日休めば助かるけど、こんなか弱い子をこんな目に遭わせてと、霓裳夫人はだいぶ怒ってますわよ。
李晟に礼を言われ、零陵客舎に戻るなら、周翡に自分達は霓裳夫人の元にいて無事だと伝えてくれと言われたわんこ、朱晨(しゅしん)は、周翡への伝言を持って嬉しそうに戻っていきました。
かわいそだけどね、見込みはないのよ、キミは。いや、キミも。
そして案の定、李妍、楊瑾、応何従は、既に擎雲溝に到着していました。
そこへ、小薬谷の人が出てきます。誰かと思ったら掌門でしたかって言われて、飛び出してる楊瑾は気まずそう。でも掟が厳しくて、よそ者は入れないんですって。掌門の友人でも、目隠しをしないとダメなんだとか。
貴重な薬草や霊薬がある秘密の里らしく、良からぬ者に知れたら大薬谷と同じことになるからって、応何従はすぐに納得しましたね。
みんなが薬草や薬に携わりながら、とっても平和に暮らしている感じの小薬谷の村。
まあ、そうね、ここに楊瑾が大人しく引っ込んでる訳はないなって感じの(笑)
長老は、よそ者を連れて来た楊瑾に怒っています。
そもそも、楊瑾の師匠がなぜ楊瑾を掌門にしたのか、そこからみたいだね。
楊瑾が、友が毒にあたり、朱明草を取りに来たんだと言うと、長老は、朱明草は熱毒を持ち、瘴気のある林に生える、誰が行くんだと、行けば死ぬと言います。更にその場所は禁地なんですってよ。楊瑾は自分が行くというんだけど、掌門自ら起きてを破るのかってさ。めんどくせーな、おい。
掌門のお前が死んだら、小薬谷はどうなるって怒ってるけど、いなくたって普通に運営できてるじゃないのよ(笑)
楊瑾は、擎雲溝の玉佩を突き返し、掌門は辞めると言いました。
だけどねえ、そんな簡単なものじゃないらしいよ。更に怒られて、話もちゃんと聞いても貰えずに、というか、楊瑾も説明下手だからね、長老は李妍達を捕えようとします。思わず李妍が刀を突き付けてしまったせいで、更に長老の怒りを買い、李妍と応何従は逃げ出しました。
林の中を逃げまどって道に迷っていたら、擎雲溝の警備に見つかっちゃいます。この先は禁地だってよ、おおう、願ったりかなったり。でも楊瑾の友達っていったら、アイツはお騒がせ者だから、友達も同じようなもんだろうってさ(大笑)
応何従が蛇の毒、凝露(ぎょうろ)を使い、警備の2人は倒れます。ちゃんと解毒薬も口に突っ込んで、さて、禁地へ。
だけど、瘴気に満ちた場所で、行けば死ぬって言われてたけども。
2人、全然気にしてないけど、そこはだいじょぶなん?
そして次回は、動き出したやっかい女、胡天瑛がやって来るのよー。
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