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慶余年 第27話「詩神誕生」あらすじとネタバレ感想

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慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
目次

あらすじ

宴の場で范閑(ファン・シエン)の詩は盗作だと指摘した荘墨韓(ジュアン・モーハン)。ざわつく宴席。だが范閑は少しも慌てず、夢の中で仙界を遊歴し暗記したのだと告げ、次々に名詩を吟じてみせる。今や宴席は范閑の独り舞台だった。驚いた荘墨韓は血を吐いて倒れてしまう。こうして酔いつぶれた范閑は王啓年(ワン・チーニエン)に背負われて帰宅するが、深夜にそっと屋敷を抜け出して…。

(c)Tencent Pictures Culture Media Company Limited/(c)New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.

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ネタバレ感想

荘墨韓(ジュアンモーハン)の出した巻物に、わざとらしく反応する長公主。
目の前に巻物を持って来させ、首をかしげる陛下。

荘墨韓は、この書がなくても顛末は想像がつくと言います。
この詩の下四句は、壮絶な喪失感を表している。人生の酸いも甘いも経験しておらずに、これほどの境地に至れるものか。まだ若く勢いも盛んな范閑が、こんな物悲しい心境になり得ようか。

得意そうな荘墨韓、ビビる辛其物(シンチーウー)、わくわくしてる郭保坤(グオバオクン)、全く動揺もせずにもりもり飲み食いしてる范閑。

少年が憂いを詠むなど不自然だ。
そう荘墨韓がまとめると、郭攸之(グオヨウジー)までも、にんまりしました。
だけどすぐに息子が声を上げるもんだから、パパ、ちょいと心配したわね。ばおくん、粗忽者だからなー。

郭保坤は陛下に向かい、范閑は世を欺き名を挙げた恥ずべき男、慶国の文人のメンツを潰す行い、どうか官職を剝奪して都から追放し、仕官の道も閉ざすようにと奏上します。
でもこれ、逸り過ぎよね、パパがぴくっとしたもの。図に乗って、焦っちゃいけない。

ほら、途中で笑った范閑に、途端に言われましたわよ。
慶国のメンツを潰されて、随分喜んでるなー。

憤っているのだと言い返したばおくんですが、范閑は冷静に、荘先生が異議を唱えるといつ知った?と突っ込みます。動揺してしまうばおくん。ちょろ(笑) 先ほど聞いたのだと言いますが。
あ、長公主が映ったわ。なるほど、こりゃ親子共々、唆されてたか。

更に范閑は続けます。
じゃあ、俺が祈年殿に着くや、名誉を失った俺を見届けると言った、それは予知能力か?荘先生と心が通じてるからか?

こういう舌戦では、ばおくんには全く勝ち目はない。パパが出て来ましたよ。
郭攸之は、范閑と愚息は不和だが、そこは問題ではない、盗作した范閑は重い罰を与えられてしかるべき、さもなくば天下の不満は収まらぬでしょうと言います。

相変わらず范閑は飲みながら、さすがは尚書殿、痛いとこ突くねー、みたいな(笑)
立ち上がった范閑は、荘先生、指摘はいかにも、その詩は確かに写したものだと言いました。
周囲が、お?認めたぞ?となるけど、え?なんで認めた?と内心思っているのは、長公主と件の荘先生でございましょうよ。
それでも動揺を隠し、過ちを認めるのは勇敢なり、今回の件を経て大器となろうなんて、荘先生は言うんだけどね。

范閑は、別にそんな持ち上げなくていいよ、アンタだって写した癖に、目くそ鼻くそと笑い、ただアンタは俺より潔くないなと返しました。
この詩は、少陵野老、詩聖、杜甫の作、アンタの師とは関係がない。師の名を挙げるため世を欺くとは、師を尊ぶ模範の弟子だな。

范閑、顔が赤い。酔わなきゃ、やってらんないんじゃなく、これ、わざとだな(笑)

荘墨韓は、詩聖なら歴史に残っているはず、どの王朝、どの時代の人物だと言いますが、この世界に杜甫先生はいません。范閑の話は、夢で見た伝説の仙界で覚えてきた詩みたいなことになっていき、周囲の嘲笑をかってしまいます。仕方ないけどねえ。

すかさず郭攸之。
范閑の話は、常軌を逸し荒唐無稽、君子を欺く行為でしょう、どうかご裁断を。
さすがに礼部尚書ですな、息子よりは上手い。
そういえば長公主は、范閑の態度を観察して、これはひっくり返される可能性もあると早々思ったのか、余り出て行くと背後にいるのは自分だとバレるからか、郭親子と荘墨韓に任せてすっかり沈黙の人。

陛下は郭攸之には返事をせず、范閑は完全に無視して荘墨韓に、師の詩作は多いのか?世に出ていないものは?と聞きました。
荘墨韓は、師の詩作は多く、世に知られていないのは先ほどの1首のみだと言います。
范閑は笑い出し、郭攸之の肩をぽんぽん叩いて、俺が夢で1首しか暗記しなかったと?と。

范閑は広間の真ん中に立ち、盃を捨てて酒壺を持ち、紙と墨を用意させます。
皇帝の傍らに立つ侯(ホウ)公公は、なんだかちょいと嬉しそうに、范ごんずー、詩作をなさるなら、私が記しましょうと言いました。
范閑は壺からごきゅごきゅと酒を飲み、顔を真っ赤にしつつ、郭攸之親子の横槍も意に介しません。
読んだ書が全て、一字一句少しも違わず頭で再現されるというのは、いわゆる異世界転生チートだよねえ。

酒壺を投げ捨て、范閑の暗唱劇場の始まりはじまり~。
てかこれ、台詞覚えるの、大変だったでしょうよ(^m^)
国破れて山河あり、城春にして草木深し、なんてのもあったね。これも杜甫先生。

侯公公の周りには、記録したたくさんの紙が並び、荘墨韓は感心して頷き、長公主は置物のように固まって動かず。
皇帝はぽかんと口を開けたまま范閑を眺め、辛其物はのけぞり、郭保坤は背を丸めて范閑を上目遣いに見、記録係は侯公公の他に何人も増えました。

慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
さらさらさらっとな~♪

広間を走り回り、酒をあおりまくり、皇子達にも絡み、楽団の鐘を打ち鳴らし、大暴れで延々と詠い続ける范閑。
もう誰も口を挟めず、范閑寄りの人達の表情は緩み、反范閑の人達の表情は硬く。
時間にして4分半くらいありましたわよ(^m^)

100は越えた?と侯公公に聞くと、侯公公は笑いながら、とうに超えてますよーと答えます。背後の助っ人記録係のみなさんも、もうへろへろ。
では以上、で終了。

聞いている間にすっかり酔っぱらった郭保坤が、この世のどこに仙界があると笑うと、第二皇子が、ではこの詩はどこから来たと聞きます。そりゃ、自分で詠んだんでしょと、ばおくん。パパがキッと振り返るので、ばおくんは慌てて、だとしても、あの七言詩が盗作でないと証明できるかって言うんだけどねえ。
第二皇子にぴしゃりとやられたよ。
これだけの名句を即興で詠む者だ、盗作する必要も意味もない。
まさしくその通りだわ。

范閑は、もはやちょっと可哀そうになってきた感のある荘墨韓の元に行きました。
詩文の解釈は負けるだろうが、暗唱は俺の勝ちだ。
荘墨韓おじいちゃん、うんうんうんて。
本当に今までは、ちゃんとした立派な人だったんだろうよ。クッソ長公主め。

文壇の大家は俺じゃ務まらない、だが人として、アンタは全くダメだ。
そう言うと、范閑はひっくり返り、大の字になって笑いながら、我酔って眠らんと欲す、卿よ、しばらく去れ、くそったれと呟きました。
それを聞いて、荘墨韓おじいちゃん、ショックで吐血。

立ち上がった皇帝は、そのまま退出していくんだけど、誰も見てない裏に入った時、にーんまり笑いましたわよー(^m^)

慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
うひひ、してやったり的な。

さてさて、范家では、二夫人が嬉しそうに仕切って、酔っ払い范閑を迎える準備。
祈年殿での出来事が、あっという間に報告されていて、范閑は詩神になったと大喜びです。
王啓年(ワンチーニエン)に背負われて戻って来た范閑は、背中から、計画通り、宮壁の外で待てと囁きます。決行するんだ、こんなに酔ってても。
あ、酔い覚ましの秘薬みたいなもん、既に飲んでたりして?この泥酔も、これだけの人の前で見せつけておけば、疑いの目を逸らせるってところを狙ってたんでしょうね。

部屋までは王啓年が背負ってきたけど、家までは、陛下の命で侯公公が送ってきたらしい。皇宮の護衛に送らせ、十分世話をしろとまで、命じられたんだとか。
聞いてる范建パパ、相変わらず渋顔だけど、若君は今や慶国の宝と言われて、にっこり。
侯公公は范閑の都初日から関わってるし、その後も都度会ってるし心付けも貰ってるしで、すっかり范閑贔屓になっちゃってるみたいで、詩神が降臨したなんてベタ褒めだけど、パパの真意はどうなんでしょうね。やっぱり褒められるのは嬉しいから、顔が綻んじゃうのは止められないけど、まぁた目立ち過ぎだよ、ぉぃ、とか思ったかもしれないよなー(^m^)

と、ここで気が付きました。
あたくし、范建パパ役の高曙光さんの作られる表情がすごく好きみたいですわ♪ふふっ。

范閑のほうには、若若(ルオルオ)が付き、言い合いして騒いでいる二夫人と思轍(スージョー)や侍女達を追い出します。
途端に起き上がる范閑。あ、なんか用意してあった薬を飲みましたねえ。

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後宮の皇太后のところでは、洪四庠(ホンスーシャン)が宴席の報告。
荘墨韓は誠に血を吐いたのかとか、聞かれてます。
今宵より、范閑は范詩神になりました、ですって(笑)
だけど洪四庠は、荘墨韓が陥れようとしたのかもと気付いていました。70年にも渡る名声が、一夜にして潰えたと。
皇太后は、あの年になって一生を台無しにするとはって、ちょっと残念そうですが、首謀者はアンタんとこの長公主だぞ。

さっき范閑が飲んだのは、吐く薬だったみたい。ま、吐いて抜いちゃうのが一番いいよね。
荘墨韓と通じる者達が、策を講じてたのさと范閑。長公主と郭攸之だ。
なぜ長公主が突然?と驚く若若に、お前でも見抜けないかと兄ちゃん。だよねえ。婉児(ワンアル)の母親だしなあ。外面は完璧に繕ってるし、そこまで腐ってるとは、なかなか想像がつかないでしょうな。
でも、若若も怒った。

范閑は若若に、今夜皇宮に侵入すると伝えました。酔っているから、疑われないと。
若若は、范閑がずっと酔って寝込んでいたというアリバイ作りです。部屋には誰も入れるなと言われて、死んでも入れないって、頼もしい妹よ。

深夜、王啓年が待っていると、黒装束の范閑が現れます。頬の赤みは取れてるかな?
考えたらあの夜行着は、滕梓荊(トンズージン)の形見だろうか。
王啓年を待たせて進んだ先には、五竹(ウージュー)が待っていました。
猶予は線香一本が燃える間らしい。五竹でも、洪四庠を引き付けるのはそれくらいが限度なのか。
五竹は、東夷城の使者から盗んだ衣と剣を身に付けていました。都の九品の猛者は一握りだから、東夷城、四顧剣(スーグージエン)の一番弟子の仕業だと思わせるためだって。あの宴に出ていた雲之瀾(ユンジーラン)のことね。
考えてたんだねって范閑に言われて、お嬢さまと一緒の時はよくやったものだ、もう慣れたって言う五竹。いやいや范閑ママ、何をそんなに裏仕事してたんだか(^m^)

燕小乙(イエンシャオイー)の弓を侮るなと、五竹は言います。
後宮は広い、遭遇しないさって、范閑は楽観的だけど、どうっかなー、アイツ、ほんと怖いぞ?
先に塀を乗り越えて侵入した五竹を、范閑は見送りました。

その頃、皇帝の元には侯公公。
陛下に、書き過ぎて手が痛まんかって気遣われてるけど、文壇の美談が生まれるなど、千載一遇の吉事ですと侯公公はにこやか。
陛下は深くため息をつきました。感慨深いんですって。
慶国は武で名を挙げた国、文治では北斉には遠く及ばない、それが先帝の憂慮でもあったらしいよ。
范閑を詩神と呼んだ侯公公に、あれは失神だって、え、これ、皇帝の冗談?(^m^)
中国語ではなんて言ってたんでしょね。

詩は確かに見事だが、朕が思うに、これは本当に奴が考えたのかと言われちゃってますが。

石畳の通路を進む五竹に、屋根の上から洪四庠が、どなたかなと声をかけました。
道を間違えたなんて言ってみる五竹。祖国の指示だ、やむを得ん、退散するゆえ、お許しあれ。
あらやだ、五竹さん、ちゃんと長い台詞が言えている。しかもお芝居よ(^m^)

でもま、当然、洪四庠は飛び掛かってきました。
いやー、手練れ同士の戦いは、見ていてもなんだか分かりませんな。
だけど五竹は、ちゃんと四顧剣門派の剣術を使って戦っていたようです。それってある意味、余裕だよねえ。
范閑はなんだかウロウロしていて、既に始まっている五竹を見上げてますが、アンタも急がないとっ。

范閑が塀を乗り越えた時、画面には皇宮内を見回る燕小乙一行が映ります。
やだわ、これ、遭遇しちゃうよ?ってこと?
燕小乙は物音に気付き、弓を構えています。どっちの音に気付いたんだろ。

范閑は五竹から、燕小乙の聴力は超人的だから、走らず跳躍も避けよと言われてたんですね。巡回警備の兵達の歩く速度に合わせて、歩いていきます。お陰で燕小乙も、范閑の足音だけを拾えなくなったみたい。

もうひとつ、高所は必ず避けておけと五竹の言葉。
燕小乙は弓使い、最も警戒すべきは目だと。
案の定、燕小乙は屋根に飛んで、上から見回してますわよ。

皇太后の寝室では、寝ずの番の女官達2人がうとうと。范閑が香炉に眠り薬を入れると、2人は眠り込んでしまいます。皇太后のベッドサイドにも、その香炉を置き、座り込んでお茶を一杯。
薬がしっかり効くまでの時間なんでしょうが、ハラハラするじゃないのよー。

慶余年
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ぬんっ。

ようやく眠っている皇太后をごろりんっと寄せて、ベッドの下から鍵を見つけましたわ。
でも取りに来るだけでこの騒ぎよ。これ、どうやって偽物にすり替えるんだかー。
屋根の上では、未だ燕小乙が目を光らせているのよぅ。

さっくり皇宮を出て来た范閑は、その足で王啓年と共に鍵師のところへ。
形だけ真似るだけなら、一刻弱ですって。中国での一刻って15分だっけ?

五竹と洪四庠は、皇宮の外まで飛び出してますね。
夜回りの兄さんが、ぽかんと口を開けている(笑)

レプリカが出来、受け取った范閑、本物と一緒に持ってるけど、分からなくならないのかな。
王啓年は鍵師を始末しなくていいのかって聞きます。范閑は大金を渡して、しばらく都から遠ざけろと。
王啓年はニヤッと笑って、范殿は度量はあるが情に脆い、大事には残忍さが足りないが、友には丁度いい、だってさ。なんだかんだ、王啓年も人たらし范閑にやられた口だからね。
大金の前払いを~なんて、切羽詰まったこんな時に相変わらず言ってくるけども(笑)

もう一度、皇宮に忍び込んだ范閑は、フードを被った人物が宮女に案内されて歩いていくのを見ます。一旦やり過ごすんだけど、ふと、後をついて行ったぞ。
長公主の部屋に入っていく灰色のヒゲの男、ああ、やっぱり荘墨韓でした。

荘墨韓は、范閑の才能を認めていました。長公主がこの策を持ちかけてきた時、范閑の詩作の才能に言及しなかったと、やんわりと長公主の不手際を伝えます。一夜にして天下に傑作100首が生まれた、自分の名声は地に落ちたとしても、才能ある范閑を陥れて一生気に病むよりはマシだと安堵している模様。
長公主は、では私は?と言います。
言氷雲(イエンビンユン)を売り、肖恩(シャオエン)を返してあげるのよと。

なんと。そこも全部オマエかっ!悪魔だー。

うわ、肖恩は荘墨韓の弟でした。そこだったかー。
家族のためでなければ、私が慶国まで来て長公主の手に落ちるかと、じいちゃんは強気だけど、やばいぞう、この女は。じいちゃん、消されるのでは?

長公主は、北斉の皇帝に伝えて、貸しは作ったと、と言いました。
必ず報いて貰うわ。

ということは、一応は無事に北斉まで帰しては貰えそうだけど、その後が怖いなあ。

荘墨韓は、范閑のようにスバ抜けた若い人材は、慶国の未来の棟梁となる逸材なのに、鑑査院の密偵まで売って、なぜためらいなく始末しようとするのかと尋ねます。
長公主は、言氷雲には気の毒だけど命に危険はない、范閑への仕打ちは、路頭に迷う姿を見たいからだと。
うげー。

その時、宮女が歩いてきました。
そっと隠れるものの、宮女も飛べるのねえ、范閑に気付いて飛んで来た。
いやいや、屋根の上で暴れたら、燕小乙に見つかってしまうー。
宮女に、刺客よーと叫ばれてしまい、屋根の上にいた燕小乙は、ニヤリと笑いました。
ヤバイヤバイ。

燕小乙の放った矢は范閑に命中したものの、その近辺には折れた矢じりと布切れが落ちているだけ。血痕もありません。

うわあ、どこに刺さった、何に刺さった?
レプリカどうなる?
ってところで、次回です~。

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