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慶余年 2話「狙われる理由」あらすじとネタバレ感想

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慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
目次

あらすじ

范閑(ファン・シエン)を京都(けいと)へ連れていくため、紅甲(こうこう)の騎士がやってくる。だが祖母は許さない。范閑は亡き母の護衛だった五竹(ウージュー)に行くべきか尋ねるが、彼は答えない。そんな中、食事に毒が盛られる。密命を受けたという鑑査院四処所属の滕梓荊(トン・ズージン)は自分を殺せと言うばかりだった。命を狙われる理由が気になる范閑は祖母を説き伏せ都へ行くことに。

(c)Tencent Pictures Culture Media Company Limited/(c)New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.

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ネタバレ感想

今「明蘭」を見ているんですが、こちらの范閑(ファンシェン)のおばあちゃん、澹州(たんしゅう)の大奥様が、あちらでは不遇の明蘭を育て、ずっと守ってきたおばあちゃん盛夫人役で、もーね、ただそれだけで、厳しくも優しい凛としたおばあちゃん大好きモード♪ そういえばどちらも、血の繋がっていない孫を手元で育てるおばあちゃんなんですよね。微妙にネタバレになってしまいますが。

前回の最後の、跪く紅甲の騎士に対しての、范閑とおばあちゃんとの会話があります。
このドラマ、ぶった切りの目立つ中国ドラマの中では、繋ぎが丁寧かもしれない。

范閑は、五竹(ウージュー)の元で大根の千切りを作ってました。
子供の頃は五竹がやってくれてたけど、今は范閑が切るのね。というか、なんでずっとこの人達は、千切りの生大根食べてるんでしょうか。

軒先に座り込んでいた五竹に、范閑は俺は都に行くべきか?と尋ねます。
お嬢さまも都で商いをしていた。
他には?
覚えていない。
つまり、行くべきなんだな?
それは自分で決めよ。

相変わらずの会話よ。
都には行きたいけど、母を殺した犯人や黒幕がいるんだろうし、おばあちゃんが、こちらにいれば命も長らえると言うってことは、危険があるってこと。范閑、どうしたもんかー状態。
でもふと、五竹をじっと見ます。目隠しのまま、何を見ているって言う五竹。
ずっと気になってたんだけど、俺が老人になってもその顔は老けないのか?

慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
だっておじさん、お肌もピチピチよ?

うん、それな!
五竹は答えず、ただ目隠しの顔で、黙って范閑を見返しました。
視線は見えないのに、あの目隠し真顔をすいっと向けられると、睨まれてる気になるのかな、范閑の反応(^m^)

おばあちゃんの元に食事に来た范閑。
あの家職もまだいたんだ。家職は、紅甲の騎士達は食事も拒んでいて、どうしたものかとって報告するんですが、おばあちゃんはそれを完全に無視して、食べるわよって。
だけどその間、范閑はすごく真剣に、テーブルの上の料理を見ていました。何か察知した?

筍の炒め物みたいなのをじっと見て、おばあちゃんが箸をつけようとした寸前でその皿を取り、俺の好物だって食べ始める范閑。新鮮だ、誰がこれを?と聞いた范閑に、家職はすぐには答えません。おばあちゃんに促されて、哈(ハー)じいの甥ですって言うんですけど、コイツ、何か知ってる?

いつもは哈じいが届けてくれるのに、病気だといって初めて来た甥が持ってきたらしい筍。
范閑は、あっと言う間に筍の皿だけを完食して、ごちそうさまでしたと出て行きます。
家職が、あの態度はさすがにって口走るんだけど、おばあちゃんは、じいっと家職を見ます。使用人の癖に何を口出しするのかって顔ね。家職、失礼しました、つい本音がって、アンタ…

急いで庭に出た范閑は、その場で吐きました。筍ね、毒入りね。
皿の上の料理を見ただけで、毒の有無が分かるって、有能すぎやしませんか?いくら鑑査院の毒関連専門部署三処の長、費介(フェイジエ)の愛弟子だとはいえ。

屋敷の中庭でも、使用人達が吐いて倒れてます。范閑は厨房から牛乳を持ってきて、たくさん飲ませて吐かせろと指示し、赤い騎士達が哈じいの家に向かったと聞いて、そちらに急ぎました。
庭の惨状を、おばあちゃんも見てます。寸前で范閑に助けられたことに気付いたでしょうけど、ここにも、もう手が回ったかって感じかなあ。

毒を盛った者を殺すっていう赤い騎士達なんですが、范閑は哈じいは脅迫されているはず、お前たちが乗り込めば哈じいが殺されると止めます。騎士達、剣を抜こうとするんですが、もし罠ならどうすると言われ、ひとまず范閑に剣を貸して待機。
甥とやらに逃げられないよう、急いだのかもしれませんが、罪もない市井の人がどうなるかは考えていないんだろうなあ、こういう軍隊は。

范閑が中に入ると、哈じいが縛られていました。背後に現れたのは、鑑査院四処所属の滕梓荊(トンズージン)。なんで鑑査院から狙われるん?
ぶわさっと広げた滕梓荊のマントの裏には、暗器がいっぱい。武器の宝庫かよって突っ込みを入れつつ、戦う范閑。五竹も見てます。弟子の戦いっぷりを観察中。

お互い飛ばされるんですが、滕梓荊の暗器には毒が塗ってあったみたい。
なぜ兵達を阻んで自分で来た、野菜売りのために危険を冒すとは、無駄死にでしかないって言った滕梓荊なんだけど、次の瞬間、ぷるぷるして膝をついてしまいます。
笑いながら、何事もなく立ち上がった范閑。毒勝負なら負けないんだよねえ。あんなチビの頃から、ちょびっとずつ体に毒を入れて学んで来たんだもの。

今度は范閑のほうが、なぜ筍に劇薬でなく普通の毒を仕込んだ?と聞きます。
標的はおまえだけだから。鑑査院の命令で国賊を殺す。
俺が死んでもまた次の刺客が…なんて言いかけた滕梓荊の目の前に、鑑査院提司の腰牌を見せる范閑。驚く滕梓荊に、鑑査院三処の費介は俺の師だと、ドヤ(笑)

慶余年
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毎回ひとつは、ドヤ顔集めをしてしまう気がする…

母親が死んで澹州で育ち、父親の顔すら見たことがない隠し子が、どんな理由で国賊となる?つまり鑑査院の命令は怪しい。話し合わないか?
范家の規則は厳しいのに、どうやって哈じいの甥だと潜り込めた?手引きした者でも?

滕梓荊、うわー相手が悪かったーって顔してません?(^m^)

家に帰ると、あの家職が捕まっていました。オマエかよっ。
おばあちゃんは、范閑に跪かせ、家職の言葉を促しました。
家職は、父親范建(ファンジェン)の現在の妻、二夫人に遣わされた見張り役、范閑が都に居れば相続争いが起きるため、いっそ一生都には行けないほうがいい、しかも今回は鑑査院の指令、だから手を貸しただけだと言います。
おばあちゃんは、范家のためには非情にならないと、と言って范閑に向かい、教えを覚えておきなさい、大人になれば心を鬼にすることも必要よって。
范閑がにっこり笑って、分かりましたというと、おばあちゃんは人を呼びます。
足を折って、漁船に捨てよ、二度と陸に上がれないように。

大奥様、范閑がお嫌いなのでは?芝居だったのか!?って言いながら連れて行かれる家職。
奴は柳如玉(リウルーユー)の文を受け取って刺客と結託し、おまえを亡きものにしようとしたの?と聞くおばあちゃん。二夫人は年の瀬に贈り物をくれ、とても親切でしたと答える范閑。おまえの父親に真相を調べさせると言ったおばあちゃんに、俺が調べてもいいかと。

おばあちゃんはやっぱり都に行くのは反対だけど、范閑としては今回の真相も自分で調べたいし、都にも出てみたい、何より母親のことを調べるには都に行かないと、だよねえ。
第一の刺客がくれば、第二も避けられぬっておばあちゃんは言うんだけど、長年隠れているのに狙われるのなら、迎え討つと范閑。

明日発つと言った時の、おばあちゃんの驚きと寂しさを隠せない感じがよかったなあ。可愛かったなあ。明日は見送らない、この年で別れは経験したくないって。大事にしてたんだね。やっぱりおばあちゃん、范閑が小さい頃から、家の中でも細心の注意を払った態度を周囲には見せてたんだね。

慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
ホントはこんなに心は繋がってたんだよ~んだ。

でも普通の官吏の妻が、鑑査院の偽命令まで出して、本当に四処所属の刺客を送り込むほどの力を持ってるとは思えないよねえ。余程身分の高い家の出自でもない限り。なので理由は、相続争いなんてちっちゃいことじゃなく、都中から狙われて殺された人の息子由来のほうなんじゃないの?

おばあちゃんとの間に流れる空気を制御していたのは、范閑のほうも同様だったみたいです。家族を巻き添えにしないため、そう范閑は滕梓荊に語りました。嫌われるように仕向けていたらしいけど、そんなの、おばあちゃんもお見通しだったのでは?
滕梓荊の協力があって、家職を捕えることができたとお礼を言う范閑。滕梓荊のところには、誰かが鑑査院の名を騙って、范閑の命を狙ったと知らせがあったみたい。

滕梓荊は突然、頼みがある、俺を殺してくれと言いました。やたら清々しい顔で。
ふぁ!?てな話ですわ。范閑もそんな顔になりましたわ。

五竹の雑貨屋さんでは、五竹が目隠しをしているのをいいことに、ハサミを貰うよーと言いながら、ハサミだけじゃなく、両手いっぱいの道具を持ってく男。入って来た范閑がそれを見て、随分盗まれたよって言うんだけど、五竹は知ってるってさ。

澹州に残っているのは、俺を守るためか?
そうだ。
都へ行くよ。
そうか。

ワンワードのみの返答、分かってても笑っちゃう。でも都へ行くよの時、一瞬五竹の手が止まったね。
刺客に襲われた時、五竹に知らせなかったのは、ひとりでも生き抜けると証明したかったからなんだって。五竹は見てましたけどね。
子供の頃から五竹に守られて、恐怖なんて感じなかった、でも間違ってると思ったという范閑。いくら母親の下僕だったからって、もう主人は死んでるんだし、残された息子をずっと守り続ける生き方じゃなく、自分自身の人生を生きて欲しいって、別れを告げる気で話してるんだけどもね。
五竹には伝わってなさそう。俺が不要か?って思ったところだけは、反応したけど。

明日都へ行く。刺客の黒幕を探し、母上のことを調べたい。
だからおじさんは、やりたいことを見つけて、自分のために生きて。
そういって范閑が去った後、五竹は言われた言葉を解析中って感じなんだよ。「やりたいことを見つけ、自分のために生きる」と繰り返して。負荷過多で、ショートしちゃうんじゃないかと思ったわよ(^m^)

夜、荷造りしていた范閑の元に、何やら大きな箱を持った五竹が現れます。
思い出した、お嬢さまも俺に、やりたいことを見つけろと言った。
やりたいことは、この箱、范閑の母親の形見の箱を開けること。ただ、その許可はされていないし、鍵がなくて開けられないんだって。でも一番やりたいのはこれを開けること、遺品を見たいと。

なんだけどこの箱がさ、小刀で切っても傷も付かない、留め具も壊れない。五竹が鉄の棒みたいなので叩いても箱は無事で、置いていたテーブルのほうが壊れる。
まー、夜中に騒がしい。←
何でできているのかも、どこで手に入れたのかも、五竹は知らないし、覚えていません。ただ、鍵は都にあるってことだけは記憶にあったらしい。だから自分も都に行くと。
五竹は箱を預けて、ひと足先に向かう、都で会おうと、出て行きます。
何製なんでしょね、見た目は鰐革っぽく見える感じの、楽器ケースみたいな箱。
でもこれで、五竹も都に行くぞ。あの調子だと、いつも一緒にはいないでしょうが、だいぶ心強いよね。神出鬼没って感じで、出て来そう。

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翌朝。出立前に振り返る范閑。
見送らないと言いながら、とっても気にしているおばあちゃん。
でもそこに、やっぱり范閑が来ちゃった。のしのしのしっと入ってきて、いきなりおばあちゃんのオデコにチューして、突き止めたら迎えに来ると言い、叩頭して去って行きます。
あはっ、こりゃ、現代っ子だな(^m^)でも、すごくいいシーンでした。

林の中を抜けていく一行なんだけど、ホントにこれさあ、たかだか隠し子を送迎する規模じゃないよね。何も疑問に思わないのかなあ。だって、妹の范若若(ファンルオルオ)のお迎えは、馬車の周りに数人の使用人って規模だったもん。
この世界の范閑って人は、隠れていたところで結局、いろんな陰謀に巻き込まれる良くも悪くも重要人物ってことかー、なら打って出るしかないなーって、理解済ってことかねえ。

休憩中、馬車を降りた范閑は、使用人の中に滕梓荊が紛れ込んでいるのに気付きます。
慌てて連れ出し、なんでここに?死んだと触れ込むんじゃなかったのか?って。
あの「殺してくれ」はそれか。偽の命令で范閑を襲って返り討ちにあって死んだと、そういうことにして欲しいってお願いだったのね。でも当人は、しれっと都に帰ると言う。殺された設定だから、顔は晒せん、護送隊に紛れれば調べられないだろ♪しれっ(笑)

死んだことにまでして、こっそり都でやりたいことがある模様。それに干渉はしないけど、俺の命を狙う者を突き止める、死人ならもってこいだ、調べてくれと言う范閑。
なんで自分が協力する?って滕梓荊。そうよね、この人は自分でもどうしても突き止めたいことがある、なのになんでアンタに協力せなあかんのん?が、当たり前。

そうか、こういうとこだ。これを言ってる時の范閑の顔が、人は当たり前に自分に協力すると思ってる感じがするんだわ。これも交渉術のひとつなのかもしれないんだけど、こういうシーンがいくつかあって、初見の時、なんでこの人、いつもこんなにエラそうなん?って思っちゃったんだわ。すぐ慣れましたけど(^m^)
それもアレかな。さっき書いた、現代の記憶持ち、この世界での自分は、良くも悪くも重要人物って理解がベースにあるのかも。

だけど滕梓荊に、都に着いたら慶事でそんなことしてらんないぞ?と言われてしまいます。聞いてないのか?婚礼だろ?と言われて、はあっ!?自分の結婚?誰と?って(笑)
たまげる范閑に、滕梓荊はスラスラと答えます。
暗殺対象を調べてて分かった、相手は知らない、だって暗殺対象じゃないから。あ、これをやろう、婚礼祝いだ、子孫繁栄、共白髪♪ ←この人、とってもいいキャラよね。
靴の中に隠してあった短刀を渡された范閑、唖然としてます。

途中で商隊とすれ違う一行。馬車の中に隠して貰ったらしい滕梓荊が、あれは鑑査院だと言います。外を覗いてみると、最後尾を歩いていたのは費介。驚く范閑に、費介は、しーっと指で合図して歩いて行きました。

ん?チビ范閑で出会って別れてるんだけど、師匠は大人范閑の姿形を知ってるんすか?この師匠なら、出張のついでに時々覗きに来てそうだけども。鑑査院だから、暗殺未遂のゴタゴタ情報も既に入ってる?

滕梓荊は大部分は自分の所属していた四処のヤツら、だけどお前の師匠まで帯同してるってことはただ事ではないと言います。
にーっと笑った范閑。こりゃ、逃す手はないよねえ、師匠に詳細聞かないとー。

鑑査院の馬車が宿に入った後、費介は馬車の中の人物に、近くを見回ってくると言い残して、その場を離れます。
尾行してきたな?と声をかけた先には、范閑。
范閑は何か果物を師匠に投げます。近くの畑で失敬してきたんですとー。

この小ぶりの梨だか林檎だか、よく出てきますよね、中国ドラマ。先日「有翡」でも見たわ。そういえば近頃夏場に出回る、ニュージーランド産の小ぶりのリンゴ、軽い朝ご飯に重宝してるんですけど、ああいう感じなんだろうか。

費介の任務は、四処の主務、言若海(イエンルオハイ)の息子の言氷雲(イエンビンユン)を、北斉の密偵の長として潜入させるための見送りだそう。南慶と北斉とは争いが絶えないようで、いずれまた戦になるらしい。そのためのスパイ。将来有望な息子らしいんだけど、ならどうして敵国になど?と言った范閑に、費介は、おまえのせいだぞって。なんでだー。

四処の間者、滕梓荊を范閑が殺したからなんだって。
四処が味方の提司を襲えば、主務の言若海が責任を取らなければならない。滕梓荊は言氷雲の傘下にいたので、言氷雲は院長の陳萍萍(チェンピンピン)から罷免され、商隊に扮して北斉の諜報網を引き継ぐことになったんですって。

いや、師匠、それを范閑のせいって言うのは、さすがにちょっと可哀そう。
だって、滕梓荊は命を受けて范閑を暗殺しに行ったんでしょ?そんな偽の命令が回るのを阻止できなかったのは四処の責任だし、直属の上司である言氷雲の責任には違いない。
まあ、滕梓荊の死んだことにしたいって話を受けなければ、結果部下を死なせたってことにはならなかったから、これほどの罰じゃなくて済んだのかもしれないけど。

でも提司范閑が味方の滕梓荊を殺したのは、さして問題にはならないんですって。滕梓荊自身に後ろ盾はなく、所属して日も浅かったから。要するに使い捨てに近い間者だったってことか。その上、運が良かったことに、四処は諜報活動の担当部門、暗殺は六処の担当、偽の命を出した敵の詰めが甘くて、命令は四処の間者に届いただけ。六処が動いていたら、無事では済まなかったかもって。こっわ。

師匠は真面目な顔で言いました。
重大なことは、私の帰りを待て。
それと今度梨を失敬する時は(梨だったか(笑)、ふくよかな実を選べ、そのほうが甘い。

費介と別れた范閑が戻ろうとすると、目の前には商隊の馬車。言氷雲が乗ってるやつね。
顔を出さずに言氷雲は、范閑と呼びかけます。林の中から兵達が出てきて、范閑を囲みました。滕梓荊の敵を討つつもりか?と聞くと、殺す必要はなかった、だってよ。殺されそうになったんだぜ?それを阻止して相手を殺してしまったとしても、仕方ないのでは?命が偽物だったなんて関係ないよ、ターゲットにされたほうとしては。

言氷雲は腰牌を渡せと言います。周囲の兵達も剣を抜き、馬車の中からも剣先が出てました。
ふむ、言氷雲、それ、逆恨みだと思うけど?
腕に自信のある范閑が、なら来いよって兵達に向かった時、いつの間に乗ったのか、馬車の上には師匠が座っていました。
北斉に着くまで、馬車を降りてはならないって命令されてたみたいよ、言氷雲。
残忍で品性もない范閑が腰牌を持っていれば、鑑査院にも国にも不利益だって言氷雲は言うんだけど、ほう、そういう人か。自分の判断は間違ってないってタイプね。ならば今回の罷免で、かなり拗らせているかもしれない。めんどくさーっ。

費介が、馬車を降りれば北斉での潜伏活動は台無し、国の不利益になるのは言氷雲だなって言うと、自分は降りない、配下が奪うまでだって言うんだけど。多分ね、本当にやっても下っ端じゃ、范閑には勝てない気がするよ?あの五竹直伝ですぜ、范閑は。
でも師匠は毒の瓶を手にし、手を出せば3度呼吸をする前に死ぬぞと言いました。
言氷雲は剣先を収め、配下と共に戻っていきます。范閑、また会おうと言い残して。
いやー、なんか厄介なのに目ぇつけられたね。

だけど師匠が、ヤツはしばらく戻れんって、心配すんなって感じで言ってくれます。この時の范閑の表情が良いですねえ、愛嬌があって。こういうことなんだろうな、人たらし(^m^)

このシーンのBTSを見たんですけど、ここでは顔を出してない言氷雲役の肖戦、本当に本人が馬車に乗ってたみたいなんですよ。ちゃんと衣装着て。まー、勿体ない。本人が乗ってるのに声は吹き替えだし、顔出しはナシだなんてねーっ。

京都(けいと)に着いた范閑。城門前で、声を掛けられます。鑑査院書記官の王啓年(ワンチーニエン)でした。
いきなり、あいや、ふぁんごんずーって言われてるんですけど、なんで分かったん?この人も鑑査院から何か情報を得てるの?澹州からの長旅、ご苦労様でした、まで言ってるし。

范閑も社交辞令的笑顔をすっと消して、知り合いか?って言います。
若君を敬愛しており、ずっとお目にかかりたいと思っていたのです、なんて言う王啓年の言葉は、ただ調子のいい戯言か、ベースに情報があったのか。だって范閑、生まれてこの方、澹州から出たこともない、父親に会ったこともない、族譜にも載ってない隠し子なんだよ?

怪しさ満載の王啓年は、先を急ごうとする范閑を呼び止め、都の地図だと言って、子供の落書き程度の地図を銀2両で売り付けました。都に入る官吏の子女をターゲットにした、詐欺まがいの小金稼ぎ(笑)
常々、それをしていることも間違いないんでしょうけど、なんとなくそれだけじゃない気がする人だよねえ。書記官って仕事柄、都の官吏子女の情報には詳しいだけかもしれないけど。

滕梓荊は、この道を真っ直ぐ行けば范家だ、ここで別れようって。何かあれば俺を頼れって范閑は言うんだけど、自分の心配をしろって言われちゃう。柳如玉が殺す気なら、正門すら通さないはずだって。
だけど、死ぬなよ、敵は取らないぞ?って言ってった。不思議と仲良くなってる感。お互い、根っこはいい人ってのが、にじみ出てるよね。

慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
てか、おまえ、自分の心配をしろってー。

馬車から見た街は、お猿が芸をしていたり、火のついた棒でジャグリングしてる人がいたり。おお、出たな、大きな町の表現、大道芸。

范閑の馬車が来たのを見た派手目の女性。来たわと知らせた中庭みたいなところには、たくさんの女性達がいました。わざと肩を出したりして、しどけない恰好になって、范閑の馬車に群がる準備中。なんなんだ、こりゃ。

馬車の前には巻物を持ったおじさんが現れ、赤い騎士にそれを見せると、騎士達はそのまま馬車を置いて去っていきます。おじさんは范閑にお辞儀をして、護衛は別の任務のため、私が案内をと言いました。うーん、巻物で命のやり取りをするって。この赤いの、どこの兵隊なんでしょうね。

護衛が全員いなくなり、おじさんが御者になって馬車が先を進みます。通り過ぎた門の中では、さっきの女性達が兜を被った兵士に捕まっていました。そして切り捨てられた。ええー。
ちょっと待って。彼女達は、誰かの命令で、范閑の醜聞を作ろうとしたってことだよね?下品な策だけど。それを誰かに察知されて、事前に阻止された。しかも殺された。
言氷雲、こっちの「誰か」2人のほうが、遥かに品性はないし、残忍ですよー。

馬車は道を曲がりました。真っ直ぐ行けば范家だと聞いてたのに。
范閑がそういうと、御者のおじさんは、前方で馬車が倒れたので迂回をしますって。
んもー、既にどれだけ、いろんな思惑が絡み合ってるんでしょか。

馬車は赤い塀の廟のようなところで止まりました。おじさんは、用を足すので、待っていてくださいと言って、馬車から離れてしまいました。
馬車を降りた范閑は、ここどこ?状態で歩いていきます。
慶廟と書かれた門の中に入ろうとすると、ヒゲのおじさん、んー、兄さんにしといてやろうか(笑)兄さんが門を開け、ここは廟かと聞いた范閑には答えもせずに、立ち去れと言います。たったっと2、3手打ち合い、離れたところで、兄さんは咳き込み、若造の癖に随分強い真気だと言います。この人も腕に覚えのある人か。物言いや見た目でいくと、それなりの地位がある護衛ってところでしょうか。

どこの子弟かなと聞かれて、俺を知らないのかと言う范閑。
知る訳もない。今、貴人が参拝中だ、何人も入ってはならぬと言って、兄さんは門を閉めます。っていうか、門に手を触れずに、門が閉まりましたよ?これも真気なんでしょうか。
范閑は、あれ、俺を待ってたんじゃないのかって。そうだよね、ここに連れて来られたと思うよね、この流れでは。そして次の瞬間、范閑も兄さんの真気に当てられて鼻血かな、なんか吹いてます。
ふむ、強い真気同士がぶつかると、お互いこうなる訳か。

その時、また門が開いて、兄さんが言いました。
貴人より、慶国の民は皆、参拝しても良いと。入っても良いが、偏殿まで、正殿は許されぬ。
入らなければ?
ならば立ち去るがよい。
ここに連れて来られたのは誰かの思惑なのか、罠なのか、この兄さんも何か知ってるのかってところですよね。

中に入ろうとして、ここでは何を祭るのか聞くと、「神廟」にほかならぬ、知らぬと?と言われてしまいます。都の人なら、誰でも知ってるのか。

天地が分かれ、巨獣は横行し、神廟のお方が世に降臨。
世人に文字と礼を教え、天下を切り開かせた。
そういう神話が慶国にはあるらしい。その神廟らしいよ。

本当に俺の正体を知らない?
と聞いたところで次回です。到着早々、京都はハテナだらけだなあ。

次回は、范閑が神廟でヒロインと出会い、范家にも到着します。

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