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慶余年 1話「新たな世界へ」あらすじとネタバレ感想

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慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
目次

あらすじ

大学生の張慶(チャン・チン)は葉(イエ)教授に研究を認めてもらうため、難病の青年が現代の記憶を残したまま新たな世界に生まれ変わるという小説を書く。物語の主人公は范閑(ファン・シエン)。祖母のいる澹(たん)州で利発な少年へと成長するが、妹の范若若(ファン・ルオルオ)が京都(けいと)へ帰ってしまうと独りぼっちに。そこに師匠として鑑査院三処主務の費介(フェイ・ジエ)がやってくる。

(c)Tencent Pictures Culture Media Company Limited/(c)New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.

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ネタバレ感想

さて「慶余年」です。先月ようやくシーズン2の撮影開始の発表がありましたね。日本で見られるのはいつになるのか、それも楽しみにしつつ♪

まず、冒頭は現代です。
大学生の張慶(チャンチン)が、新たに学生は取らないと言う葉(イエ)教授に、自身の研究テーマを認めて貰うために書いたと言う小説の話を始めます。教授、古典文献の修復作業みたいなのしてますね。
研究のテーマは、現代の観念で文学史を解析するってことらしく、SF文学大賞に投稿して応募するための概要をまず教授に送ったみたい。教授はテーマとして賛同できないと言います。実証できないテーマだから否定するんだろうと張慶。

そもそもだな「現代の観念で文学史を解析する」というのがよく分からず。まあ、ドラマを見進めるのに、ここ理解しなくても別に何の問題もないんですけどもね。
だって、今に限らずいつの時代でも、文学史を考える場合、みんな最初からなんの疑問もなく、その人が生きている時代の観念で考える訳で。深く入り込んだ時に、それぞれの時代の観念を考慮していくんではなかろうか?これほんとに「文学史」なのかな?でも「文学」だったとしても同じだよなあ。

張慶の言う「現代思想と古代制度の遭遇を描く」「テーマは再び生き返ったら」というのならSFとして、意味は分かるんですが。
研究テーマとして語ってるから、文章として硬いものになってますけど、要するに、現代の記憶を持ったまま転生しちゃったよ、いろいろとカルチャーショックがあって、まーびっくり!だけど現代の知識がチート並みに役に立っちゃってさぁ♪っていう、転生物タイムスリップ物のラノベやマンガを思い浮かべればいい感じ。重病で病院のベッドの上から動けなかった少女の趣味が乙女ゲームで、亡くなった途端、そのゲームの主人公(もしくは悪役令嬢)に転生してしまった!だけど健康で暮らせる時間の大切さが分かってる私、現代の知識を駆使して、この世界で精一杯生きるo(^ー^)o てなマンガも読んだことある気がします。

っていうですね、現代の日本では、このテーマに特に目新しさはありません。エンタメとして今やだいぶ消費されていますから。そして教授も大層冷ややかな態度です。張慶が見てない時に、ほんの少しだけ口元が緩みはしますけど。
だけど張慶は、ものすごく真剣な顔で、自信たっぷりに(そう見えちゃうんですよ、彼の表情)語るんですよ。

慶余年
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どやっ。

学生としては、画期的なテーマだあ!ってぶち上げて説得しようとしている感じなんですが、大人にとっては、別に目新しくもないけどね、お勧めもしないけどね、ま、頑張ってるみたいだから、ちょっと見守ってやろうか?みたいな感じなんだろうか。

検閲を考慮して、こうした設定を突っ込まなくちゃいけなかったみたいなんですけどね。タイムスリップが引っかかってしまうらしいので、これはあくまで小説世界の中の出来事です、キリッ(`・ω・´) としなくてはいけなかったこと。苦肉の策ってことで、ここには余りツッコミ入れないほうが良いのでしょう。

張慶はパソコンの画面に入っていた「紅楼夢」の「余慶を留める」という文章を語っています。「紅楼夢」は清朝中期の小説みたいですが、ドラマの中にも出てくる「紅楼」はこれの引用ってことね。自身の小説とこの言葉に、共通項を見つけた彼の小説のタイトルは「慶余年」となったみたい。
パソコンをプロジェクターに繋いで、小説世界の始まり始まり。

黒装束を次々と倒していく黒装束。
黒い布のついた笠を被り、背中には竹籠に入った赤ちゃんを背負っています。
難病を患う現代の青年が目覚めると、赤子になっていた。現代社会の記憶を残しながら、古代の刺客に追撃される彼は、疑問を抱きながら新しい世界に迎えられる。という張慶の語りでドラマ開始。

追手を倒した彼が笠を外すと、赤いラインの入った黒い目隠しをしています。これで普通に動けていた人、普通どころか、どんだけ強いの?っていう人です。
彼は五竹(ウージュー)。主人公、范閑(ファンシェン)の、既に亡くなっている母親の下僕です。亡くなった主人の子供を守って逃げているところ。

そんな彼の目の前に、馬も人も黒鉄の鎧や仮面を付けている軍団が。
現れた車椅子の人物は、皇帝直属の特務機関、南慶鑑査院の院長、陳萍萍(チェンピンピン)。

お嬢さまは?
急いで戻ったが、遅かった。

范閑の母は2人から「お嬢さま」と呼ばれており、なぜか都中から命を狙われて、亡くなってしまったらしい。下僕の五竹は、赤ちゃんだけは助けて逃げて来たと。
子供を確認した陳萍萍が、触れようとするのを止めた五竹。安全な場所に行くと、そのまま行ってしまおうとします。
私が戻った以上、京都(けいと)こそ最も安全だと言う陳萍萍は、范閑の母側の人物のように見えますが、まだまだ分からん。

慶余年
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ラスボス的雰囲気バリバリなのに味方らしい人と、このこ、だいじ、まもる、ぴこぴこ的な人。

後ろの軍隊は黒騎というみたいね。范閑の母が襲われた時、黒騎と陳萍萍は任務で都を離れていたらしいんですが、五竹にしてみれば、大事な時に守れなかった癖にってところかな。
まさか背後には黒幕がいると?って陳萍萍なんですが、都中から狙われていたって事実に、黒幕がいないと思うほうがおかしい。五竹は京都の人間は誰も信用していない様子。
子を導けるのか、お前の腕は天下随一だが、殺ししかできん。
うお、割と強烈な言葉ですね。でも五竹は、お前も同じだと言います。

手元には置けないと悟った陳萍萍は、澹州(たんしゅう)を勧めました。
分かるな?大奥様がいる。

初見の時、サラッと見てしまってここを忘れていたんですが、鑑査院の院長が「大奥様」と呼ぶ澹州のお祖母ちゃんは、戸部侍郎である范建(ファンジェン)の母親ってだけの存在じゃないんじゃない?と思って調べてみたら、原作では、皇帝の乳母だったって設定らしいですね。ドラマではその経歴は明らかになってはいませんが。お祖母ちゃん役は「明蘭」のお祖母ちゃんもされている方で、孫を守って表裏の顔も使い分けられる、しっかりしたいい人ってところはおんなじ。

五竹は澹州の范府に赴き、お嬢様の形見なのかな、懐から青い表紙の書物を出して籠に入れ、赤ん坊を預けます。
これで彼には、范建の隠し子、范閑(ファンシェン)という名前と身分ができました。
って考えたらこれ、范建にとっては青天の霹靂だったんじゃない?訳アリの赤ちゃんが、信頼されてる母に預けられたために、自分の隠し子にされちゃった(笑)でもまあ、それが鑑査院の院長、陳萍萍からの命なら、当時は多分侍郎でもなかっただろう一介の文官に、断れるはずもないわね。
あ、侍郎というのは尚書(長官)の下、次官という地位です。

范閑少年、妹の范若若(ファンルオルオ)と手を繋いで走って屋敷に戻ります。
屋敷の中では、周(チョウ)という家職が范閑の侍女を棒で叩いてました。范閑達が戻って来た途端、お嬢様と言って、手を繋いでいた2人を離そうとする辺り、隠し子の范閑を軽んじてるんでしょう。

家職が、本妻の子の若若に何かあったら、隠し子のおまえに責任が取れるのか的な言いがかりをつけてくるんですが、范閑、中身は大人ですので、めっさ冷静。もーね、この子役ちゃんがとってもいいんですよ。カワイイちびっこなのに、表情が大人っぽく冷静で、いろいろと見透かしている顔してるの。

慶余年
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チビ范閑もチビ若若もカワイイ♪

家職は、主の行方を知らない侍女を罰していると言って、もう范閑は帰ってきているのに、侍女を叩き続けます。自分の侍女の躾は主の役目、でもなっていない侍女を躾けるのは家職の役目なんですって。范閑は黙って奥に入り、台を持って来てその上に乗ります。家職を呼んで、近くに立たせ、ふっと笑って、張り手一発。
家職は吹っ飛び、頬に真っ赤な手型をつけて倒れ、歯も抜けてしまいます。
ちょ、なんてぇ力なんだ、ちびっこ范閑。でも隠し子と言えども屋敷の家族=使用人の主人ですから、それを躾けるのは范閑の役目としても問題ないわね。

お祖母ちゃんが出て来ました。南慶司南伯、范建の母とあるので、范家は伯爵家なんでしょうか。役職じゃないよね、司南伯。
家職のケガを見て、眉を顰めるお祖母ちゃん。范閑がやったと聞いても、余り動じず。若若が家職が先にと事情を話そうとしても途中で止め、家職に范閑の侍女を全員入れ替えてと言います。范閑が侍女なんて必要ないよって言うと、本から目も上げずに、では辞めさせてと言いました。
范閑は普通に接していますが、家職から見たら、大奥様は隠し子の范閑を嫌っていると見えるかもしれませんな。

お祖母ちゃんは、馬車を用意してあるから食事が終わったら、若若は都に帰るのよって言います。仲良しだったんでしょうね、さすがの范閑も涙目。若若も范閑に懐いていたみたいで、帰るのは一人だけと聞いて涙目。
これ、若若の母親は既に亡くなっていて、范建が後妻を迎えて出産もしたから、しばらく若若は澹州に預けられていたみたいなんですよね。
だけどここで、兄妹仲良く交流していたことで、後に若若は心強い味方になります。

若若が去った後、家職は、高貴な若若様と、族譜に入れぬぼっちゃまとの間には雲泥の差があるのですよ、侍女もいませんから夜中にお化けが怖いなんて泣かないように~なんて、意地悪を言ってきます。表情も変えずに、抜けたのは前歯か?息もれしてるぞ、尻からの…気みたいに、なんて言い返す、どこぞのアニメみたいに、見た目は子供、頭脳は大人の范閑。

そして夜中。范家に忍び込む黒い影。
眠っていた范閑は目を覚まし、その人物を座って迎えます。
お前が范閑かと言われて、やっと来てくれた!と言う范閑。
私が誰だと?
父上だろ?
おっちゃん、困ってる。違うからね。言い淀む辺り、悪い人ではなさそうだけど。

でも范閑は、相手を油断させて後ろを向かせ、その隙に陶器の枕で2度、殴ってしまいます。あの馬鹿力で(^m^)倒れたのを見て、死んだな…と呟き、ハダシでどこかに走る范閑。
扉を叩くと、中にいたのは五竹でした。おお。雑貨屋さんしながら、近くで見守っていたのだな?
だけど、店じまいだ、明日来いって素っ気ない五竹。命を狙われたと言っても、通報するか?って返事。おじさん、僕を守る役目だろと言われてようやく開けた五竹に、范閑は、人を殺したと言いました。

や、死んでなかった(笑)
ちょいと動いたおっちゃんを見て、目を覚ますぞって、傍らの椅子で、も一回殴っちゃった范閑。でも五竹は言いました。
こやつは費介(フェイジエ)、京都鑑査院三処の主務で、味方だ。
もっと早く言ってよー。
聞かれてない。

おーいっ!もう既に五竹って何?となりますよね。何より目隠しして普通に動いてるだけで変。その上、返答が機械的。
どうするよ、3度も殴られて、僕を恨まない?なんで味方が悪人面なんだっていう范閑ですが、まあ、なんだ、善人面で悪いことするヤツも多いぞ?

范閑は費介に湯呑を持たせて座卓の向こうに座らせ、自分はこちら側で読書のふり。気付いた費介が、さっきは何が起きた?ってなってますが、すっとぼける范閑です。費介が痛む頭に手をやると、指に血がついてる。范閑は、殴られたのさって言って、五竹の家に行き、五竹のせいにしたよー。
でも、2人は知り合いでしたねえ。
都で別れて以来だが、全く変わってないなって言う費介。最初の、赤子范閑の頃から全く変化ナシですしね。6~7年くらいは経ったのかな。でも一見すると若そうだから、その程度じゃ、さほど変わらないか。

費介は、父親の范建と鑑査院の院長、陳萍萍に、范閑の師匠になれと言われて来たのだそう。それならあーた、夜中に忍び込むって登場の仕方が悪いわ。そりゃ自分のせいだわ(^m^)
けど、私の言動が怪しかったから、五殿に殴られたのだなって費介が言うと、五竹はあっさり、俺ではない、その子だ、しかも3度って、全部バラしたー(大笑)
呆れた目で見る師匠に、い~い笑顔で誤魔化す范閑が可愛い。

費介は、ちゃんと范建から大奥様への手紙も持って来てたんですね。なら昼間っから堂々と入って来いよー。
お祖母ちゃんは、費介にも素っ気なく、范閑のことはどうでもいいわ~って態度を見せて途中で居眠りとかしちゃうので、費介もちょいと范閑の顔を見てしまうくらいでしたね。ただ包帯撒いてる頭のことを聞かれた費介が、気まずそうにしている范閑を横目で見ながら、賊にやられた、賊は既に捕えたってのが可笑しかったよ(^m^)

だけどもし、お祖母ちゃんが原作通り、皇帝の乳母だったという設定が生きているのなら、お祖母ちゃんは、范閑が実は何者なのかを知っているんじゃない?預けられた時点で、息子の隠し子じゃないことは分かっているだろうし。
と考えると、お祖母ちゃんのこうした態度は、身内でさえも欺くための演技ってことになるんだよね。で、皇帝の乳母だった人なら、それくらいなんなくやり遂げるだろうってことになる。

お祖母ちゃんの部屋から出た費介は、家職に呼ばれて、何を教えるつもりかと探りを入れられます。下手に出て、家職の話を聞く費介。すぐに家職が范閑をどう思っているか、分かっちゃったみたいね。
費介は医術を教えると言います。医者ならば、家門を追い出されても食っていけるからと。その理由に大満足な家職。

厨房で食べ物を漁りながら、費介は、范建はまた後妻を娶って息子が生まれたと言います。范閑はそれも知ってました。若若が来てたからね。
厨房から見える中庭では、家職がまたもや侍女たちを集めて怒鳴りながら説教していました。威張り散らすしか能のなさそうなあんな家職、よく置いておくよねえ。
でも費介、さらっと、まず奴を始末してやろうか?自然死に見せかけるって言うのよ。さすがに驚く范閑。嫌な奴だが、殺すほどでもないと言うと、気が変わったら知らせろだって、師匠ー(^m^)
でもそこで范閑、自分は医術を教わるんだと知ったよ。

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夕方なのかな、夜なのかな、松明持っているからだいぶ遅い時間のようですが。
費介は范閑を無縁塚に連れて来て、一か所選ばせ、そこを掘れと言います。ふつーに掘り出す范閑だけどもっ。中身は大人だったとしても、無縁仏の墓、いきなり掘れと言われて平然と掘れないよぅ。しかも、ちびっこだけどあの力だからでしょうけど、大人が掘るんでも大変な穴を軽く掘ったぞ、おい。

棺を開けろと言われて、了解って開けようとした范閑に、逆に費介が理由を聞けって言うんだけど、そこは中身は現代の大人、まずは人体を知るために死体を解剖するんでしょ?と答えます。費介は内心驚いたんじゃないかな。

死体を解剖しろと小刀を渡された范閑が、ちょいと躊躇しているのを見て、怖いのかと言う費介なんだけど、違った。
細菌だらけだ、身を守らないと!?
そっちかっ(笑)何の装備もなく素手だからねえ。細菌って言葉もなかったんだね。
范閑が現代の薄手の手袋を思い浮かべてるのに対して、費介は防寒用の手袋しか知らない。後で手を洗えと言われて、仕方なく死体に向かう范閑。

解剖しながら、気になっていたことを聞いていく范閑。
五竹おじさんは達人?
四大宗師にも肩を並べるほどだ。
腕を隠して名が埋もれていなければ、今頃は天下に五大宗師がいるだろうさって。

五竹は范閑母の下僕。范閑母は確かに天下無双だった。ただ武芸でとは言ってないけど。
死んだ理由は言えない。

饒舌だった范閑、気分が悪いのを紛らわそうとしてたんですね。やっぱり吐いてしまい、費介はようやく、お前でも耐えられんとはって、してやったりって顔で笑ってるよ。
先生、僕はこれでも子供なんだって台詞が、かわいおかしい。

一晩中解剖させられた范閑は、五竹の元で大根を切るのを眺めています。
このシーン、BTS動画があったんですけど、五竹役の佟梦实(トンモンシー)さん、目隠し取って練習してましたね。当たり前。

それにしても目の印象ってのはすごいもんだなと思うんだけど、このドラマで随分と五竹は見る機会があったはずなのに、目隠しをしていない佟梦实さんの顔とこの五竹が全く一致しないんですよ、私には。だから今のところ、他のドラマに出て来たとしても絶対分からないと思う(笑)

母上はどんな人?と聞く范閑。五竹は、名前は葉軽眉(イエチンメイ)、その他のことは忘れたって言うよ。大事なことなのにいつも、忘れたで終わっちゃう人なの(^m^)
范閑を預ける時、五竹が籠に入れた青い表紙の本は、やっぱり葉軽眉の形見の奥義書だったらしい。真気の修練法が書いてあったみたい。でもやってみたけど、范閑は自分の真気が、暴れ馬みたいで制御できないんだって。
多分これは、転生した范閑のチート能力でしょうね。だからこそ、あんな馬鹿力も出せる。

五竹は修練したことがないから、制御法も分からないと言います。何もしてなくてアレってことだ、この人は。でも記憶も定かでないんだから、そこもどうなんでしょうね。

真気の修練に困った范閑を連れ出した五竹は、自分には経験がないけど、鍛える方法を考えてみたと。
お前を襲う。よけよ。

おーいっ(笑)アンタ、四大宗師に匹敵する実力者だぞ。
しかもこの人に、手加減とか、そんな微妙なことが分かるとも思えない。
へとへとになって帰ってくれば、今度は費介から食事に毒を盛られて、ひっくり返ります。

まー、2人とも、それぞれのやり方でスパルタ。
武芸は五竹に、医術と毒の知識は費介に、文字通り体当たりで叩き込まれたってことね。多分こういうのを、毎日毎日。だけどそれなりのダメージを受けながらも、飄々とついていくチビ范閑が、めっぽうカワイイ。
それにしても断崖絶壁から飛び降りても、俺くらい強ければ問題ないっていう、五竹の人外さよねえ。こんなの、絶対、人じゃねえっ。

費介に毒を盛れたら一人前の言質を取った范閑、何か企んでるなと思ったら、先に費介から仕掛けられてました。鼻血を拭きながら見ると、費介も鼻血出してる。毒を盛ったのではなく、費介が最近使っていた、上質なサプリメントみたいなものの効力をこっそり強めていたらしい。で、精が付き過ぎて血の気が増えた(^m^)
費介に認められた范閑の喜びっぷりが、かわいかったなー。

だけどさ、それは費介との別れを意味してました。范閑が一人前になったから、費介は京都に帰って本来の任務につく。2人とも、すんごく寂しそうなの。范閑だけじゃなく、費介のほうも。

慶余年
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この子役くんはほんと、芸達者。

今まで信頼できるのは五竹おじさんだけだった。ひとり増えたよ。
心憎い言い方するじゃないか、チビ范閑。
澹州の生徒も忘れないでなんて言われて、費介もめっちゃ心動かされちゃった。
あ、コレか、これが幼少期から発揮していた特技「人たらし」かっ(笑)

費介は、院長から渡すようにと預かっていた、鑑査院提司の腰牌(ようはい)を渡します。提司というのが、どれほどの地位なのかは分かりませんが、腰牌があるくらいだから、そこそこ使えるものなんでしょう。
そこで范閑は、母親が院長の陳萍萍と旧知の仲であることを知らされました。

僕もあげると言って范閑は、用意していた羊の腸で作った薄い手袋を渡すんですよぅ。なんってかわいいんだぁ。これがあの時言ってたやつだよってか。
解剖や毒を試す時、使ってみてと言われた費介、感激しちゃってさ、もっと早く出会っていたら、結婚してこんな悪賢いガキを育てられたのにって呟いてる。
そして范閑は言うんだ。
先生、将来、看取ってあげるっ。
鑑査院三処の主務が、泣いてるよっ。人たらしめっ(笑)

でも費介がいなくなって、范閑もまたさびしんぼになっちゃった。
そこにお祖母ちゃん登場。
去ったのはいいことよ、費介が澹州にいれば、都にいる者達が注目してしまうと言います。それを聞いて、僕が危険だと?と分かる、これは子供の利発さじゃないわねぇ。そしてやっぱりお祖母ちゃんは、全てを知っているな、これな。
紅甲の騎士が澹州の街に現れた時こそ、真の危険の到来となる。

お祖母ちゃんの言葉を聞き、范閑はむしろ紅甲の騎士を待つことになります。それが自分の将来が動く合図だって思ったんでしょね。
紅甲っていうのは、赤い甲冑ってことでしょうから、皇帝の禁軍かなんかかな。

慶余年
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月日は流れ、道端の街路樹さえも背を高く伸ばしたのに、何一つ変わらない五竹が映ります。見守っていた眼下には、相変わらず、門前で紅甲の騎士を待つ范閑。大人になったっ。
ここの月日を感じさせる表現がとってもいい。成長著しい范閑(どこぞの大河で有名になったト書き 笑)

慶余年
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そして、来たぞ。
真っ直ぐに范府に向かってやって来る紅甲の騎士。

跪いて待っている騎士達ですが、お祖母ちゃんは落ち着いたもの。放っておけと言います。
誰からの使いだと聞くと、当然、お前の父親だと言うんですけどね。一介の文官の使いがコレ?侍郎とは言えども。爵位持ちってそんなスゴイの?
断っておいたわ、都はろくでもない、母親も都で死んだ、澹州にいるほうが命も長らえると言うお祖母ちゃん。范閑の身を案じて、京都にはやりたくないんだね。素っ気ないけど、どう考えてもこれは心配だものなあ。
でも范閑は、行きたいよね。何が待ってるか分からないけど、どこをどう見ても立派な、ただ者ではないこんな軍隊が自分を迎えに来て、跪いて控えている。
京都には絶対に何かがある。母親や自分に関する秘密がある。

ってところで、次回です。
京都に行く前に、もうひと悶着あるんだよぅ(^m^)

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