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君子盟 第10話「麺売り神探」あらすじとネタバレ感想

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君子盟
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目次

あらすじ

司天監(してんかん)の監正(かんせい)・玄機(げんき)が、建設中の渾天儀(こんてんぎ)の最上部に金の鳳凰(ほうおう)を飾ろうと提案する。しかし太傅(たいふ)の柳羨(りゅうせん)は、永宣(えいせん)帝をないがしろにする行為だと非難し、皇太后を牽制(けんせい)する。一方、張屏は埋葬人の事件以降、血霧(けつむ)のことや六聖賢の伝説を吹聴した人物のことで頭がいっぱいだった。張屏は、埋葬人が蘭珏の父と面識があったことなどから、今回の事件が20年前の事件と関わりがあると推理。蘭珏に窮地を救ってもらったお礼に粽(ちまき)を作り、ある頼み事をしようとする。

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君子盟 2024.7.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

台湾のドラマアワード、金鐘獎のノミネートが発表されたらしいんですが。
「一筆お祓いいたします」が、長編ドラマ賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、新人賞、視覚効果賞、番組創新賞、と、ドカドカとノミネートされたらしいですよ。主演男優賞の曽敬驊(ツェンジンホワ)くんに、彭千祐(ポンチエンヨウ)くんは助演男優賞と新人賞、助演女優賞の楊謹華(シェリルヤン)は、イーヨンママ!きっと何か受賞できるかも。面白かったもんねー♪
他にも、主演男優賞には、「成化十四年」の隋州、傅孟柏(フーモンボー)も「美食無間」で、ミニドラマ賞のほうでは助演男優賞に「R.I.P. 霊異街11号」の阿海、李國毅(レゴリー)も「商魂」でノミネート。
発表は10/19らしいです。ちょっと楽しみ。

さて、君子盟10話です。
司天監の監正、玄機(げんき)により、皇太后にゴリゴリ忖度した鳳凰の頭が披露されました。
陛下の在位中に金の鳳凰を建立するなど礼に反すると、柳羨(りゅうせん)が異を唱えるものの、皇太后の生まれは梅林だったとか、紅玉は梅林の下から掘り出されたとか、なんだかんだこじつけた玄機は、渾天儀(こんてんぎ)を、国の永遠の存続と皇太后の高徳や長寿を願って、千秋儀(せんしゅぅぎ)と名付けてはどうでしょう、なんて奏上してます。

へらっとした感じが、明らかにヤなヤツなんだけど、皇太后はこういう人がお好きなのねえ。
玄機に全てを一任し、朝議終了。
柳羨が、絶対になりません、鳳凰が龍に代わるなど前代未聞と声を上げてたけど。ここまで反対してしまうと、今後、柳羨は皇太后に目の敵にされるんでしょね。既にそうだったのかもしれないけど。
蘭珏はポーカーフェイスを貫き、王硯はやれやれ顔でしたわ。

三々五々、宣政殿を出るみなさん。
どうやら玄機という男は、一介の道士らしい。科挙を受けて仕官した人じゃないのか。

出て行こうとした蘭珏は、柳羨に呼び止められます。
玄機は予め皇太后と打ち合わせ済だったのだろうとか言われても、うっかり頷けない蘭珏。
龔尚書は退官、礼部はそなたの管轄下、朝議の場で礼制に反すると共に訴えるべきだったと言われて困っていたところ、王硯が駆け寄って来てくれました。
埋葬人の調書を急いでいるから、今すぐ証言して欲しい、とな。ほ。助け舟。

なんだかちょっと、昔々を思い出してしまいましたよ。
いたなあ、息子のクラスの父兄の中にもこういう人。自分の意見を主張したいために、知り合い程度の私にも擦り寄ってきて、ねえ、あなたもそう思わない?と自論をまくし立ててきた。うっかり社交辞令で同調なんてした日には、あの人がそう言ってたと代弁者にされるのよ、こういうの。のらーりくらーりと返答していたら、二度と近付いてこなかったけど(笑)

その頃、張屏は葦の葉を摘んでいました。粽を作るらしいよ。
粽って葦の葉だったの?と思って調べたら、中国ではそうらしいですね。
陳籌(ちんちゅう)が来て手伝ってくれるけど、どうやら陳籌、王硯に勝った張屏の宣伝もしちゃってたみたいね。人が押し寄せてきて大変だったとか言ってるけど、煽ったダロ?(^m^)
だって「ラーメン神探」なんてあだ名までつけちゃってるんだもの。

だけど張屏は、未だ残っている謎について考えちゃってて、うわの空。
摩籮村のように、大掛かりに血霧を撒く事は可能なのか、なぜその時、空が昼間のように明るくなったのか、埋葬人は誰から因吉天の伝説を聞いたのか、埋葬人は蘭林と知り合いで、摩籮村の事件に関係している…

その頃、蘭珏と王硯は、おてて繋いで柳羨から逃げ出してました。
うん、急ぐので失礼って辞しておいて、おっさんが追ってくる気配なんか皆無だったってーのに、おてて繋いで逃げる意味など、ありましたか?え?(大笑)正確には繋いでたってより、掴んでた、かな。

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とはいえ、王硯も、柳羨が蘭珏を矢面に立たせようと狙ったのに気付いて連れ出してくれたのよね。蘭珏は、皇太后の独壇場にならなくて良かった、それにおまえがいなくても逃げられた、強引に恩を売りに来るとはなんて憎まれ口叩いてるけど、言われた王硯は嬉しそうにニヤニヤ(^m^)

そこに、さっき皇太后の前で少々庇ってやった、大理寺卿、陶周風(とうしゅうふう)が追いかけて来ました。お礼を言いに。お互い助け合うべき、いつか自分も助けて頂くかもしれないと言う蘭珏に、陶周風は、この恩は必ず返すと言って去って行きます。

私への恩はいつ返すんだって軽口を叩く王硯に、恩を受け過ぎたから返せないと悪びれない蘭珏は、それより張屏への借りはいつ返すんだ、だって。王硯さん、すっかり忘れてた模様。
中の人、洪堯(ホンヤオ)さんは、瓔珞の悪役っぷりもお似合いでしたが、こちらで見せる時々の、表情の作り方が結構好き。

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張屏の店は、陳籌の言う通り、人がたくさん集まっていました。
陳籌ってば、神探ラーメンなんて立て看板まで作ってるよ。本人の戸惑いをよそに。
でも、事件のことを聞ききたいためだったとしても、お客さんがたくさん来て口々に称えてくれたので、張屏もニマニマしだした時。
馬に乗って、片手に岡持ち持って王硯さん登場(笑)
ふと思ったけど、役者さんて、片手に荷物持って馬に乗るのも軽々こなすんだねえ。

だけど、神探偵と名高い刑部、王侍郎の登場に、お客さん達は気を遣って、みーんなキレーイにいなくなっちゃった。せっかく繁盛しそうって時にー。

王硯は気まずーい顔で陳籌に岡持ちを渡し、自分の負けを認めて、約束通り、自分で捏ねたって言って、去って行きます。
岡持ちの中には、ねばねばでそのままでは使えない、麺のタネ(笑)
でも律儀な人よね(^m^)それを蘭珏と旭東(きょくとう)も近くで笑いながら見ているよ。

蘭珏が来たのは衣裳のお店。織女の呉さんが亡くなってしまって、皇太后の礼服用の緞子が完成してないんだとか。礼部として、その仕上げを頼みに来たらしいよ。

夜。王硯の騒ぎで一旦いなくなったお客さん達も、また来てくれたらしく、繁盛して疲れてるらしいんだけど、張屏は休まずすぐに粽を作り始めます。特別に塩漬けの卵黄入りみたいよ。卵入りは豪華らしいよ。

朝、陳籌が目覚めると張屏はもういませんでした。
出来上がっていた粽を開くと、全部棗入りで卵入りがない(笑)

その張屏は、卵入りの粽を手土産に、蘭珏の家を尋ねていました。
だけど、なぜか蘭府の表には人が大勢、貢物を持って押しかけてます。
ふと見ると、裏口から人目を忍んで出て来た蘭大人発見。
張屏は表の人垣の意味を介さず、大声で、蘭大人、卵入りの粽だ!と叫んじゃった(笑)
あっちゃーな蘭大人と、蘭大人見ぃつけたーな人々。張屏はすっかり弾き飛ばされちゃう。

高価な貢物を我こそはと見せる人達を適当にいなし、蘭珏は張屏の粽を見て、手作りの粽により強い真心を感じたと言うんだけど。今までも建前として、賄賂は受け取らない姿勢を貫いてる人なので、どんなものでも受け取れないと宣言してしまいます。

真に受けた張屏は粽を持ち帰り、それは全て陳籌のお腹へ。
だけどさ、蘭大人、張屏の粽を見る目は、それ何、美味そうだね?だったよねえ。
食べながら、陳籌は、大理寺で人を募集していたことを教えました。でもコネがないとね。
陳籌は蘭珏に頼めればと思ったみたいだけど、既に張屏は粽を持って尋ねた後。
受け取って貰えなかった後。
ちょっと、しゅんとしたところへ、蘭大人がやって来ます。

私の粽は?
ほーら、見ろ、期待たっぷりの顔で聞いてきたぞ?

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張屏の顔と、口から粽が見えてる陳籌と、葦の葉が散らかってるのを見て、全てを理解した蘭大人(笑)
では、麺をと頼もうとするものの、麺も売り切れ。お粥しかないってさ。
仕方なくお粥を頼むと、卵白入りでした。卵白は粽に卵黄を入れた後の残り物だと正直すぎる張屏。
でもお互いに、素直に感謝し合えるようになったのね。よしよし。やっとかぃ(^m^)
2人は外ではできない話をしに、蘭府へ行っちゃうんだけど、それを見た陳籌ってばさ、自分にも内緒かとか、そういうヤッカミとかないのよ。張屏の大理寺への道が開けたかもって、素直に喜んじゃうのよ。ほんっと、いい子だよねえ。

張屏が粽を持って蘭珏に会いに行ったのは、蘭珏に鏡花水月を試して貰おうとしたからでした。残っている謎を解明するために。それらの謎が、父親、蘭林に関係するのなら、調べるべきだと。
蘭林の罪は朝廷にとって恥辱。調べるのはおろか、人に尋ねようとするだけでも命の危険があるんだって。
覚悟してるし他言はしないと言う張屏に、蘭珏は、その実直さが心配だと言います。無鉄砲な捜査をしてしまえば、関係する者全ての破滅に繋がると。
張屏は必ず約束は守る、摩籮村の天罰、埋葬人の毒、六聖賢の伝説の吹聴、蘭林の内通、それらに繋がりがないか調べたいと訴えました。自身には何の関係もないけど「人が求める限り真実は闇に埋もれぬ」と、愛読書の作者、暮葉生(ぼようせい)の言葉を呟いた張屏を見て、蘭珏も決意しました。

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ただ心の鎧を全て外さないと、術は成功しません。蘭珏は覚悟を決め、自分の心はもがき苦しむ醜い獣のようだろう、お目汚し、失礼って微笑みましたよ。でも張屏だって、何度も術を使っていて、人の心の魔も見慣れてるよね。誰にだって魔はありますって言います。
ひとまず唯一の手がかりは、蘭林の南方行きに同行した女性のこと。突然現れ、蘭林と数日打ち合わせて一緒に出立し、戻ってきた時には蘭林は内通の罪を負っていた。子供だった蘭珏は、ちょっとだけ見かけたその人の、姿かたちを忘れていました。

蘭珏の心の世界。
あの「逆賊はどこにいる」という歌が響きます。
必死で心を鎮めようとする蘭珏だけど、相当深く心を蝕んでいるんでしょうね、歌は止まらず、思わず感情的になっていく蘭珏。
そこに捕らわれの身となった蘭林が、処刑人と共に現れ、動転した蘭珏は水中に落ちて行きました。

鏡花水月で見る心の世界って、人それぞれ。毎度それを解き明かそうとする張屏は、臨機応変に対処しないといけないのよね。結構大変だな、これ。

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