さて、金羽衛の顧衍(グーイェン)が、皇太子に見切りをつけ、寧弈(ニンイー)の仲間になったところから。
否応なしに鳳知微は巻き込まれていき、危うい状況となるんだけど、当人は、手を差し伸べられても、意地を張って反発して脱走して、危機感なくフラフラ歩き回るという、イライラ時間(笑)
▶ 「鳳凰の飛翔」視聴はこちらから U-NEXT(25.7.20現在)
所感 ネタバレです
顧衍に保護された鳳知微(フォンジーウェイ)が自分のベッドで眠っているのを、情感たっぷりに見つめる寧弈。君が己の身の上と私の本性を知れば、私のことをどう思うだろう、と。
まだ結構早い時期にこんなモノローグが入るくらい、寧弈は知微を気にしてるのね。
目覚めた知微に、相変わらず飄々と応対する寧弈。知微は、ほんっとーに危機感ないよねえ。世間知らず過ぎるのか、単に図太いのか知らんけど。
所謂ラブ史劇ってやつの天真爛漫とか称されるワガママ娘に比べたら、全然マシだし、お茶目さも適度でカワイイんですが、まだまだ状況把握の甘さがさー。

至近距離でくんくんスンスンされると、やっぱこうなるよね(^m^)
そんな知微に寧弈は、いとしいほどバカだなって言うのよっ(笑)
うっは。この台詞は、わ~って止まった人、多いでしょうな~。
前後の2人の表情も演技もとってもいいんだよね。無意識の本音。
以降、知微は部屋に閉じ込められます。だよねえ、うっかり目を離せない。
家族を救いたいのは分かる。だけど相手が誰なのか、どれほど危険なのか、自分が行ったところで何ができるのか、全く分かっていない。寧弈も何も説明しないからだけど。
その後、この愛しいおバカさんは、何度も脱走を試み、全部失敗よ。
秋尚奇が、珠茵(ジューイン)に連れて行かれた蘭香院で待っていたのは寧弈と顧衍。常海に負けたとはいえ、秋尚奇はやっぱり妹家族は助けたいのね。
寧弈は、皇太子と常海(チャンハイ)が秋明纓親子の素性を知っても明かせなくする方法を考えてました。第5夫人の書状を使うつもりらしい。顧衍は燃やして欲しかったようだけど。
秋明纓が男女の双子を生んだのは確からしい。
だとしたら、第9皇子というのは天盛を欺く顧衡の策で、本当の遺児は公主。更に生まれたばかりの自分の娘と差し替えたってのが、真相に近いのでは?
東宮で顧衍が、第9皇子を見つけたって情報を寧弈が得たと報告すると、皇太子は叫びながら顧衍に飛び掛かっちゃう。どーにも不安定だな、この人。
顧衍は、噂払拭のため、遺児は夫と共に崖から落ちたと秋明纓に証言させてくれと頼みます。
秋明纓に会いに行く顧衍。秋明纓の頑なな態度も分かるけど。この人も全ての真相を知っている訳じゃない。それでも、夫が謀られて死んだのは事実だしなー。難しいね。
顧衍は、なんとか皇太子の見張りに死角を作り、知微の話をしながら指に巻いた紙を広げて見せました。知微は無事だ、と。
辛子硯にもちょちょいと揺さぶられ、ますます不安定になる皇太子。顧衍が、秋明纓が皇太子の意向に従って証言すると伝えると、皇太子は、親子は殺せ、だって。辛子硯と顧衍、瞬間慌てる(笑)
秋家の第5夫人を殺したのは、逃走した娘。家族を殺せば、娘は敵討ちを目論む。火消しのつもりが更に燃え上がると、皇太子を翻意させようと2人は頑張ったよ。
不承不承納得した皇太子は、秋家に出かけて行きます。背後の2人、はーっと溜息ついたろ?(^m^)
秋家には、第5皇子がいて、そこに皇太子、更に寧弈も。
第5皇子は寧弈が呼び出したみたいだけど、血浮屠捜査の状況を探りたくて気が気じゃない皇太子は、寧弈を連れてさっさと出て行きます。
寧弈は皇太子に対し、血浮屠の捜査に行き詰って苦しんでいる演技。
秋家に行ったのは、顧衡の寡婦は秋尚奇の妹で秋家に匿われていると密告があったから。慌てて秋府を監視させたのに、いつの間にか秋明纓は失踪していた。一大事ゆえ、父上に報告すべきでしょうか。
うは。上手い上手い。皇太子、内心焦ってる。
一方、辛子硯は第5皇子から極上の硯を貰ってました。情報のお礼だとかで。
それをなぜかトイレに立った皇太子が目にしてしまう。これも計略ね。同じ店で密会してるなんて。
途中までしか話を聞けなかった皇太子は、徒に疑心暗鬼を募らせられてる。
戻って来た皇太子は、何もするな(皇帝には話すな)と寧弈に言い、顧衡の寡婦だけは見つけておくべきではという寧弈を怒鳴りつけます。余裕がないねえ。更に辛子硯の家まで行っちゃうし。

辛子硯の口八丁劇場。嘘つく前に背を向けたんかな(^m^)
でも辛子硯は、趙王が秘密を掴んだと吹聴するから、仕方なく確かめに行ったと。大成の遺児に関する証拠を握っており、いずれ陛下に密告すると言ってた。殿下は窮地に追い込まれる。その証拠は重要だから、肌身離さず持っている。だってさー。
ってな訳で、あの第5夫人の書状が、眠りこけている第5皇子の枕の下に置かれ、それを皇太子の配下が盗んできましたとさ。
秋明纓と鳳皓を消したい皇太子と常海だけど、寧弈が彼らが顧衡の家族だと知ってしまった上、娘を取り逃がしている。
皇太子は書状を焼き、2人を解放して、娘が見つかるまで様子見するしかなくなっちゃった。
2人が戻って来たと聞き、会いに行こうとする知微に、寧弈は、家族のために自分の存在を消せと言う。家族のためならと承諾した知微は、付き人の魏知(ウェイジー)として、男装で秋家に連れて行かれます。
言えないことが多過ぎるんだけど、ホント、言葉足りない。3人揃えば皇太子に殺される。でも知微さえ行方不明なら2人は無事。そんなの説明されなきゃ理解できないよー。
秋明纓は、鳳皓には何もかも隠そうとするのね。難しいことは理解できないアホだから?←
そこに、お茶を持った知微が入って来ます。秋明纓はそれに気付き、不孝者の娘は鳳家の恥、目前にいようと屈辱しか感じない、親子の情は皆無、鳳家の跡継ぎを守るために縁を切ると、強い口調で言ったよ。
知微はショックでお盆を取り落としてしまい、使用人として寧弈に罰を言い渡されました。
寧弈側と、突き放せって話が出来ていたのか、秋明纓が様々状況を読んだのか分からないけど。
部屋を出た知微は寧澄(ニンチョン)に、母は正しい、自分は魏知だと呟きます。

知微にしてみれば、母が第5夫人を殺したのに、鳳家を守るためにその罪を被せられたってことになる。それでも家族のために自分の存在を消すというのはこういうことかと、厳しい現実に打ちのめされたところ。そんな覚悟もなく、やっと家族に会えるって、簡単に承諾してしまったからね。
でもこれで、自分が巻き込まれているのは、そう単純な話じゃないと気付いただろうか。
ちょいっちょい気遣う顔になってた寧弈とか、明らかに心配してる寧澄の顔とか、知微、見てないんだよなあ。見てよ、楚王府のみんな、なんだかんだ根は優しいのよ。
皇太子には顧衍が報告に。皇太子はめっちゃ荒れて、苛立ち紛れに侍女をムチで叩くとか。サイッテー。
背を向けて帰る顧衍の顔よ。既に見限ってるけど、完全に敵視してる顔になってるね。
楚王府に戻った知微。寧弈が心配して、ここに残れと言ってるのに、この身は売らない、いつか自由を取り戻したいって出てっちゃうんだよ。だー、やっぱり身の危険を分かってなかった。
もー、寧弈も引き止めたかったら、もっと強く言えってー。これ以上強制できないとか気遣ってるのかもしれないけど、この人ひとりで野に放ったら、何するか分かんないよ?あっという間に死ぬよ?
それにしても、今まで古装ドラマの男装のクオリティに辟易してきたけど、倪妮(ニーニー)の魏知はかなり自然ですね。元々大柄で割と男顔なのかもしれないけど(男顔の女性はむしろ化粧映えするよね)、それよりも彼女の女優としての覚悟じゃないかなあ。
すっぴんに見える程度のメイクで、目元も口元もほぼ色味がなく、表情も取り繕うことなく思いっきり動かして歪めて。男を装うなら、これくらいしないとでしょって思わされたわ。
今まで見てきたのは、髪型と衣裳だけで、衣裳だってウエストきゅっと絞ってスタイル良く見せてたりする上、顔はばっちりメイクだったんだよ、だからコレのどこが男だよっ!だったんだよ。
魏知が無一文のまま酔っぱらって店員に蹴られてたのを、寧澄から報告された寧弈と珠茵(ジューイン)と辛子硯は、沈痛な面持ち。寧澄ですら、見ていられない、だけど、化け猫は強情だからって言ってる。
ただ、気が気じゃないと言う寧弈を、辛子硯だけは冷静に見ていて、殿下が案じているのは、女子と駒のどっちだ、ですってよ。絶妙な駒だと寧弈は言うけど、辛子硯は今や厄介な駒になったぞって。
そうよね、言うこと聞かなくて勝手に動き回る駒は、使い勝手が悪過ぎる。女だとバレたらと考えると、駒どころか時限爆弾。
だけど珠茵がひとまず助け舟。引き取ってくれることに。
珠茵からは、皇太子が血浮屠を配下に置いたのは、第3皇子と珠茵の父親が陥れられたことに関係しているかもって報告。第3皇子と珠茵の父親は殺される直前、血浮屠について調べていたらしい。
既に寧弈も、顧衍が味方についた時、一緒に過去の血浮屠の蜂起事件を調べ、被害者が全て皇太子の政敵だったことに気付いてました。
それを知ったせいで、第3皇子は巫蠱の罪を被せられ、事情を知る珠茵の父親も殺された。第3皇子は寧弈を守るために、真実を一切明かさなかった。
あー、前回ちょっと誤解してたかも。
金羽衛の部下が血浮屠の手戟で殺されたのは、第2皇子の捏造だったらしい。第9皇子の噂も第2皇子の燕州から出たものだったし。手戟は辛子硯が作ったってあの時言ってたから勘違いしたけど。
過去が再現されていると寧弈。前回は第3皇子が陥れられたけど、今回は自分。ただし今回、死ぬのはヤツだと。
これ、皇太子がターゲットだけど、周辺で第2皇子も暗躍してるってことだよねえ。
酒楼で働かされていた魏知。家族が代金を払いに来たと聞いて飛んでくと、そこにいたのは珠茵でした。
どうやら珠茵の夫も、第3皇子に従い蜂起したってことになってるらしい。この人、父親だけでなく夫も殺されてたのか。そんな夫を選んだと両親まで貶められて。そりゃあ、恨むわねえ。
第3皇子と連座になった官吏だけでも10数人。珠茵のようなその家族たち、表に出ていない犠牲者は数百人にも及ぶんだって。
寧弈と辛子硯の計画は、第5皇子に巫蠱の罪を仕掛けてみては?と皇太子の耳に入れるところまで進みます。ただ、妙に常海が警戒して反対してくる。8年前は第3皇子をハメたのに?まあ今回は、相手が小者だけど。
蘭香院に引き取られた知微は、辛子硯に絡まれてました。こっそりと眺めている寧弈の前で、思いっ切り、やり込めてたけど(笑)
だけどさあ、辛子硯さんよ。女性としての鳳知微はいないことにしたのに、こんな目立つことしたら、何も知らない芸妓達の記憶に残っちゃうと思うんだけど?
頭のいい知微を更に気に入った珠茵は、ここに残って欲しいと言います。自分も寧弈も8年前の事件で家族を失い、自分は令嬢から芸妓、寧弈は囚人となったけど、他の皇子とは違い、寧弈には情と正義がある、人生を懸ける価値のある皇子だと。
そんな境遇だとは知らなかった知微は驚くものの、でも母親の誓いがあるからねえ、素直に頷けない。

そこになぜか皇太子が、蘭香院に向かっているとの知らせ。寧弈は急いで辛子硯の妻に連絡をさせ、嫉妬深い妻が蘭香院に突撃って騒ぎを起こし、皇太子の目を逸らします。
だけど皇太子は、辛子硯に巫蠱の罪を仕掛ける話をしに来たみたい。反対している常海は、第2皇子の叔父でもあるから、スペアがいる叔父の言うことを全部聞く必要はない。更に、遺児の噂は第2皇子の領地で出回った話だからと、第2皇子も巻き込むつもりらしいよ。
蘭香院での騒ぎの途中から魏知に変わった知微は、魏知の姿で宗宸(ゾンチェン)先生の元へ。
そこで朝廷の動きについて教えられます。寧弈が皇帝から、牽制役をさせられていること。
知微は魏知として、蘭香院の下働きになることに。自分も大変な状況の中、何度も助けてくれた寧弈のことを考え、何か恩返しができるかもと思ったっぽい。珠茵も嬉しそう。
後ろ盾のない第5皇子だけど、唯一側にいる切れ者の葛鴻英(ゴーホンイン)にも、国境任務を与えて引き離し完了。準備は整ったな。
蘭香院で、寧弈以外の3人が宴会をしている最中、喋るオウムが第5皇子の肩に乗り、皇太子殿下にご挨拶を、とか言い出します。慌てる第5皇子だけどさ、これが謀略の始まりよ。
辛子硯の、この鳥はまじない師の神鳥だなんて言葉で、単純な第5皇子の心の中に、淡い野望が生まれてしまった。
蘭香院には酔っぱらった鳳皓も来たりして、一応生存確認のできた姉弟。ただ鳳皓も、自分だけ何もしらされていないのけ者だと、どうしていいか分からないでいる。アホだけど、根はいい子っぽいので、危険から遠ざけたいって母の気持ちも分かるけどねえ。
その頃、血浮屠の調査が何も進んでいないと皇帝に激怒された寧弈は、昼間から夜になるまで、外で跪いてました。何も報告するなっていう皇太子の意を受けて、何も言わなかっただけなんだけどね。
皇太子は、手厚い礼を用意したと、寧弈に由緒あるらしい玉の指輪を贈るんだけど。
全く興味のなかった寧弈は、屋敷に戻れって皇帝の言葉と膝に塗る薬を持って駆けつけてくれた趙淵(チャオユエン)に、あっさりあげちゃうんだわ。
指輪の価値を知っていた趙淵の話を聞きつつ、皇太子がそんなものを自分に贈る意味を考えたんだろう目はちょっと鋭かったけど、趙淵にあげたのは、別に深い意味はなさそうだったんだけどね。

辛子硯だけでなく、寧弈や顧衍からも、8年前や先日の金羽衛事件への疑念を後押しされた第5皇子は、あのまじない師と喋るインコの元へ。そしてまんまと罠に嵌ります。
てか、このまじない師、誰がやってるんだろ(笑)
まじない師から渡された皇太子の干支の書かれた桐の人形を、第5皇子は魏知に、東宮の庭に埋めて欲しいと頼みました。呪いの人形ってことだね。
悩んだ魏知は、珠茵には危険だと止められるけど、寧弈の役に立つと辛子硯に言われて、頑張ることに。
蘭香院の芸妓たちが東宮に呼ばれた宴の日、付き人として同行した魏知は、東宮の東屋の脇に人形を埋めます。衛兵から隠れようと入り込んだ広間で、皇太子と常海の内緒話を聞いちゃう魏知。
常海は、皇太子が第5皇子に策を弄したことに苦言を呈し、皇太子は、皇族に兄弟の情があると思うか、昔、寧喬(ニンチャオ)を殺し、今、寧弈に毒をって口走る。
この宴で寧弈が毒を盛られると慌てた魏知は、急いで珠茵に知らせます。珠茵からの指示で、寧弈についた芸妓たちは、寧弈が何も口にいれないよう、こちらも頑張る。柱の陰から魏知も、口に入れるなのジェスチャー。
こっそり魏知の近くに寄った寧弈は、東宮で毒殺するほど皇太子は愚かじゃないと言うよ。
だわな、バレバレだもの。あの毒ってのは、違うんだよ、別の仕掛けの話だと思う。
だけど寧弈は、皇太子の前で倒れました。演技なのか本当なのか。
ここで皇太子の言ってた「手厚い礼」が映ったので、あの指輪だよね。毒がにじみ出るとかの仕掛けでもしてあるんじゃないの?皇太子の知らないところで、それが皇帝にお茶入れたりする趙淵の手に渡り、皇帝の体調不良が寧弈にも連動してるんだわ。
その上、皇太子までも、突然気持ち悪くなったとか言い出す。こちらは、人形の呪いを受けたって演出でしょうけど。
皇太子は、自ら毒を煽ろうとし、常海の諫言を受けていました。常海が第2、第5皇子の味方をしたのは、皇太子の両翼を奪わぬためだと。でも、今や第5皇子は野望を抱いたから、薬は飲まなくてはならないだろう、だって。
皇太子は、寧弈は一か月もすれば死ぬだろうって言っているので、あの指輪の毒は少しずつ徐々に効いてくもののよう。趙淵、早く気付いてーって、無理だよなあ。
寧弈は、像を埋めたことを軽率過ぎると怒るんだけど、魏知は事の重大さが分かってないから笑ってるんだよなー。でも皇太子が「第3皇子を殺し」と口にしたと言われて魏知の話を信じ、毒には気を付けると答えました。辛子硯が魏知を使ったこともちょっと怒ってたね。
魏知の危機感ないのには腹立つんだけど、この人の屈託ない笑顔を見たら、脱力する感はよぉく描かれてるんですよねえ。倪妮上手いんだなあ。
ただ、辛子硯が寧弈の脈を診ても、毒は盛られてないけど、気血が損なわれてるんですって。皇帝もそんなこと言われてましたな。
寧弈は、早晩魏知は第5皇子に口封じされるから、最後まで面倒を見ろと言います。おまえが使ったんだろ?ってな。表向きは皇太子派の青溟書院で匿えと。
なのに魏知には、私のために辛子硯を見張ってくれなんて言うんだよ。第5皇子から口封じされると心配してくれてるのでは?と魏知に聞かれても、ふふん、ちがーよっ、みたいなね。全く、2人ともややこしいなあ。

だからこの人、こんな顔。
毒を飲んだ皇太子は、体調不良を大々的に喧伝し、第5皇子はまじないが効いたとほくそ笑みます。
皇太子は、第2皇子に自分の体調不良の原因を調べるよう頼み、常海から示唆されていた第2皇子は常海に泣きつき、顧衍は常海と第2皇子が会っていたことを皇太子に報告したもんだから、皇太子は誰も信用できなくなったよ。
皇太子と第2皇子、第5皇子、常海が、ぐるんぐるん巻き込まれてく。
宮中での術は禁じられている中、皇太子は東宮に僧を集め、術を施していることを皇帝に伝えるよう顧衍に命じました。今、自分に必要なのは皇帝からの怒りなんですって。
その頃、寧弈は、趙淵の態度から、皇帝も病をえていることに気付きます。しかも自分と同じ症状だと。
そして楚王府からいなくなった魏知。この人、またかよ。口封じされるって分かってるのに。そんな時にわざわざ青溟書院に行けって寧弈の真意なんて、分かり易いだろうに。なのに押し付けられたのが面白くないらしく、行かないって逃げ出して、ひとりでフラフラ歩いてるとか。何しても自分は死なないと思ってんの?バカなの?って、この辺りはだね、最高潮にイラついた(笑)
でもそこに、笠を被っためっちゃくっちゃ強い人が現れて、魏知を助けました。
ただそれを、辛子硯も見てたんだよねえ。でもこの人が助けてくれなかったら、辛子硯だけでは魏知は死んでたよね(笑)
ということで、やーっと出て来た顧南衣(グーナンイー)@白敬亭(バイジンティン)、13話です。
この撮影時は、23、4才らしいよ、カワイイねえ。
私がこの人を初めて見たのは「開端」だったので、ヘタレのイメージが強くって(笑)こちらは、ものすごく強くて素っ気ないけど、内面はウブな子って感じかな。
ネタバレしちゃうと、この人は血浮屠。宗宸先生の弟子かな。秋明纓に頼まれて、魏知の護衛をすることになった訳ですね。
そんなこととは知らない魏知はジタバタするけど、意に介さず、ただただ離れない南衣。
そこに寧弈が現れて、東宮に埋めた像の差し替えを頼みました。これでもう貸し借りはなしだと。
だけどさあ、危険な真似ばかりして目が離せぬって本音を言われたのに、素直になれって言われたのに、スルーかぁ。知らないところで守られてなければ、あーたもう何回か死んでるからね?全く。素直じゃないのはお互い様だけどな。
今回の潜入は顧衍の協力で、金羽衛の恰好でしたよ。
東宮に僧を集めているのを皇帝に知らせた皇太子の真意は、東宮内の捜索をして、まじないの証拠を見つけさせることでした。
だがしかし。見つかった像は、当初書かれていた皇太子の干支だけだけじゃなく、中に皇帝の干支まで書かれてたよ。ふふっ、寧弈の差し替えたやつね。
一方、南衣と共に結局、青溟書院に向かっている魏知。
なんだよ、脱走して騒ぎを起こして、結局向かうんかい。厄介なへそ曲がりだなー。
でもその行先を、なぜか第5皇子が知っていて後を追って来た。第5皇子に死んでくれと言われて、ようやく自分の身の危うさに気付いたかいな。

でもあわやというところにまた寧弈が間に合いました。ま、南衣もいたから、簡単に殺されることはなかったでしょうけど。
その上、第2皇子まで現れたよ。第2皇子は人形の件で、第5皇子を連れに来た模様。
魏知どころではなくなった第5皇子は、そのまま魏知と南衣を見逃します。
さあ、皇太子は大激怒。第5皇子はどこまでシラを切り通せるか。
と思ったら、中に皇帝のまで刻んであると聞いて、父上のは刻んでないと早々叫んじゃった。
いやあ、バカは所詮バカだったなー。大人だよね?この人(笑)
皇帝には、像の中に自分のも刻まれてたってのは知らせなかった模様。
皇太子は第2皇子を疑いの目で見てるけど、燕王は知らんぷり。第5皇子はひとまず第2皇子の監視下に。
青溟書院の門を叩いた、身なりの良い燕懐石(イエンホワイシー)という人物が、門前払いを食らった直後、下働きの恰好の魏知が、蘭香院で辛子硯を助けた時貰った印籠を見せると、門番はさらっと中に入れてくれました。
なんでぇ!?になってる燕懐石だけどね(笑)でもこの時は、これから長いお付き合いになるなんて、思ってもみないよねえ。燕懐石、ぼっちゃんだけどいい人なんです。
って簡潔に済ませたかったけど、お話が入り組んでて無理だったー(笑)
ここまでで13話までです。
まとめ記事、各話記事のあるドラマ一覧はこちらから⇒作品概要と一覧
単発記事の中国ドラマはこちらから⇒華流その他
タイトルリストはこちらから⇒50音順リスト
複数記事のあるドラマ一覧は、カテゴリーから選択してください。
作品情報
- 制作 2018年発表 全70話 爱奇艺
- 原題 「天盛長歌」
- 原作 「凰権」天下帰元
- 監督 沈厳、劉海波
- 脚本 路怡、邹越、蘆菁、王佩、邱永懿
人物相関図

コメント