待ってたー。
ようやく12話まで見放題解放になりましたので、まず序盤だけ記事にしようかと思います。
続きは随時。「有翡」の時も、全話見放題になるまで、何か月か、かかったっけなー。
そういえばこのドラマ、本国では45分の36話で、DVDや衛星劇場での放映も同じなんですが、U-NEXTでは30分台の48話編集です。なぜに?
ということで、U-NEXTでの12話は、通常の9話くらいまででしょうか。
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所感 ネタバレです
原作はマンガで、アニメにもなってるんですね。
だから描写にも、アニメ風がだいぶ混じってくるんだ。
アニメも原作も、主人公は人間の姿ではなく、ネコ人間のままらしい。実写でソレは難しいでしょうから、ドラマでは時々猫になる半人半猫です。
ともあれ、半人半猫の李餅(りへい)役、丁禹兮(ディンユーシー)の仕草が、思いのほか猫っぽくて可愛い。
真顔でただ首を傾げるだけで、なんでだろう(笑)この人自身が、どこか猫っぽいのかなあ。
例えば、金吾衛の将軍、邱慶之(きゅうけいし)役の魏哲鳴(ウェイジャーミン)と並べたら、魏哲鳴は犬で丁禹兮は猫よね。
うちには猫がいるので、ちょこちょこ散りばめられてる猫仕草を、うふふっと見ています。


上のほうに、U-NEXTは各話の時間と話数が違うと書きましたが、12話までの間に何度か、あれ、このシーンは重複…ってのがありました。いや、待って。何か妙なコトしてる?うーん。
お世話になっているので、これ以上は言いませんが。意図が透けてるのか仕事が杜撰なのか…
ドラマの舞台は唐。女帝なので、武則天の時代ですね。「風起洛陽」と同じです。
あちらでも大理寺のおっちゃんはロクでもなかったけど(笑)こちらの大理寺もだいぶ腑抜け。
ただそれは、3年前に大理寺卿が暗殺されて以降、トップに座る人がいなくなっちゃったから。匹敵する人材がいなかったってことかな。
なので、大理寺は少卿(しょうけい)の上官檎(じょうかんきん)が1人で仕切ってます。実家から連れて来たらしい胡四(こし)って従者を部下にして。なのでこの人たまに、お嬢様と呼んでしまう。


本当は少卿も2人体制らしいんだけど、それすらもいないっていうテイタラクっぷり。
上官檎も一人で気が張ってるのかもしれないけど、序盤は使えない部下を頭ごなしに怒ってばかりいて、多少良心は咎めても、使えないヤツらにまとめて尻拭いさせて、クビにすればいいくらいのことを考えてたりして、この人自身にも大した手腕はなさそう。
上官檎役の任敏(レンミン)は「玉骨遥」のヒロインだったんだね。私は1話だけ見て、後回しでいいかーとなり、続きはまだ見てないんですが、あちらでのヒロインの評判、イマイチだったらしいね。
ただまあね、邱慶之から事あるごとにプレッシャーをかけられてる上官檎が、苛ついて見捨てたくなるのもさもありなんってメンバーなんですよ。
上官檎の直属の部下は知らないけど、メインで出張って来るのは、大理寺内にある明鏡堂という組織の4人。明鏡堂は本来、亡くなった大理寺卿の作った凄腕の集まりだったはずなんだけど、大理寺卿の死後みんないなくなっちゃって、その後に来たのが現在のみなさん。
有能な指導者もいないから、全員半人前、出来損ないの集まりみたいになっちゃってて、この3年一切の手柄ナシ。
それなりに頭は回るけど、自分でも口八丁に自信があって、毎度妙にコ狡く立ち回ろうとする司直の王七。
軍人上がりで腕と体力だけが取り柄だと思われているけど、実はバカでは務まらない元斥候なので、やればそれなりに出来る子、占い好きの司直、孫豹(そんひょう)。


自他共に認める運の悪さで、自分は災いを呼ぶからといつも暗い顔をしていて無口で控え目だけど、その知識や記憶力は半端ない主簿、崔倍(さいばい)。
官語の試験に受からないので官吏としての地位も上がらず、言葉も時々おかしいけど、なんでそんなにお金持ちなんだ?と思ったら、実は本当にどこぞの王子だった(最初は内緒)評事、阿里巴巴(アリババ)。


多分、このみんながちゃんとその才能を発揮できるようになって、化けてくってことだよね(^m^)
そこに、田舎から兄貴を探しに神都に出て来た、子供にも動物にも優しく、とにかく人が良いのが取り得で、警戒心なく飛び込んで来ちゃった陳拾(ちんしゅう)が仲間になる、と。
あと、ちょこっと出て来ただけで既に怪しい匂いがプンプンする、邱慶之の部下、来仲書(らいちゅうしょ)が大理寺少卿の座を狙ってるみたい。


で、亡くなった大理寺卿、李稷(りしょく)の息子が、事件当時、同時に行方不明となっていた主人公の李餅(りへい)です。当時は彼も明鏡堂のメンバーだったみたいね。
李餅は、父親の葬儀だか埋葬しに行ったかの途中で襲われ、その辺りに半人半猫になってしまった秘密が隠されてる。父親の暗殺も含め、それを解明していくドラマってことかな、大筋は。
あ、李餅パパは「慶余年」の肖恩先輩だったよー。
そんな状況の大理寺に、田舎から出て来たばかりで何も分からない陳拾(ちんしゅう)が、容疑者にされてしまうところから、物語は始まります。
陳拾は事件の目撃者で、証人として大理寺に連れていかれたはずで、明鏡堂は陳拾がただのお人好しで首を突っ込んで来たことを知っている。
でも、神都では妖猫殺人事件が起きていて、近々行われる祭事までに大理寺は、その事件解決を押し付けられてた。祭事の責任者、礼部尚書の呂清(りょせい)と繋がっている金吾衛の邱慶之に追い込まれ、功を焦った上官檎から、猫共々容疑者だと牢に入れられてしまうんだな。ポンコツ明鏡堂に発言権はない(^m^)
この陳拾がねえ(笑)
キョロキョロしながら田舎者丸出しで神都に入って、屋根の上にいた白猫に声かけたりして。
見るからにチョロそうなので、買った包子もお金も、即、子供のスリに取られちゃう。
だけどその白猫は猫状態の李餅だったから、子供の逃げ込んだ店に向かい、その場所が危険だと察知して、陳拾に「走(にげろ)」と地面に文字を書く。
字が書けるのかぁ、賢い子だな~と驚く陳拾だけど、残念、彼は字が読めなかった(笑)
仕方なく猫李餅は陳拾に、落ちていた大理寺の応援要請の花火を上げさせる。
その店の女将と主人は脱獄犯だったために、明鏡堂の孫豹と阿里巴巴も囮捜査で潜入していて、あわやってところを、時間を止めた猫李餅に助けられ、犯人達を捕らえたところで、上官檎登場。
だけど猫李餅は、犯人に毒を撒かれ、気を失ってました。で、陳拾と怪しい猫は共々連れて行かれてしまい、妖猫事件の容疑者にでっち上げられた。
毒のために狂暴になってた猫李餅は、心配してくれた陳拾に嚙みついたことで、体内の毒が陳拾に移り、我に返って罪悪感で陳拾を助け、一緒に脱獄(笑)
猫さんが大の大人をずるずる引っ張ってくのが可愛かった。リアルは猫李餅、壁の影は人李餅。
この猫李餅のCGの表情は、もしかしたら丁禹兮の表情を元に作られてるんではなかろうか。そういう処理、できるよね。なんか時々、めっちゃそっくりな眉と目の動かし方するのよ。

静止画だとイマイチ分からないか(^m^)
最初はすぐに陳拾を解放するつもりだった李餅だけど、あんな酷く噛みついたってのに、猫のことや、誘拐されてスリで人を呼び込む手伝いをさせられていた顧小環(こしょうかん)を、兄捜しよりも優先して心配する陳拾を、手元に置くことに。
李餅は生死不明の行方不明者なんだけど、陳拾には大理寺だと告げ、まず顧小環の保護者捜しと、気付けば脱獄犯として指名手配されてしまった陳拾と猫の冤罪を晴らそうと、独自に捜査開始。
李餅がまた、ひっじょーに観察眼の鋭い頭のキレるお人です。
昔馴染みのお店でご飯を食べただけで、仕事真面目だった店主が不在であること、若い嫁を貰っていたこと、向かいの雲吞屋も変だってこと、これは多分事件だぞと、推理しちゃうんだもんな。
だけどそんな李餅が、なんで陳拾を手元に置いたのか、最初はピンと来なかったんだけど、身バレするまでは、適当に誤魔化せて言う通りに動いてくれる駒が欲しかったってことかな。相棒としては、だいぶポンコツだとしても、間違いなく悪人じゃないのは分かるしね。
手配書が回ってるのを知った後は、猫一匹を、こんにも心配してくれるようなヤツを、放り出す訳にはいかんと思ったでしょうが。
と、ここまでがスタートラインって感じでしょうか。
李餅が追っているのは、父親、大理寺卿暗殺事件なので、黒幕は朝廷絡みになってくんでしょう、きっと。
作品情報
- 制作 2024年発表 全36話 爱奇艺 (U-NEXTでは48話)
- 原題 「大理寺少卿游」
- 原作 「大理寺日志」RC
- 監督 王威(尚食)
- 脚本 魏思远、黑玉、姜来

人物相関図

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