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陳情令 第23話「落日後の形勢」あらすじとネタバレ感想

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陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
目次

あらすじ

傀儡の異変を感じた温若寒。炎陽殿の外に出るや、黒い気に覆われた魏無羨に気づき、彼が陰虎符を持っていることを知る。凶暴な傀儡たちは魏無羨の前に全滅し、温若寒も孟瑶の手で葬られる。こうして“太陽”として最強を誇っていた温氏は倒れるのであった。その3日後、ずっと気を失っていた魏無羨は、江厭離の話から藍忘機が毎日訪れては自分のために琴を演奏していたことを知る。藍忘機は陰虎符により魏無羨が邪の道に堕ちることを案じていた。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

陰鉄を操れなくなった温若寒(ウェンルオハン)は、急いで外に出て行きます。
そこで、陰鉄に似た金属を飛ばしながら、石像の上で笛を吹いている魏無羨を見ました。物からも魏嬰からも、黒いもやもやが出ています。考えたらこれ、初対面ですわね。

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黒いもやもやを発してぐるぐる回る怪しい宝玉と怪しい笛を吹く人。

温若寒は、どこから陰鉄を手に入れたと聞きました。藍湛も江澄も兄上も、息をのんで見守ってるよ。
魏嬰は、自分は一度死んだ人間、俺もコイツも冥界からやって来た、この法玉は精錬したばかりで、誰も見たことがないと答えます。
陰鉄を制御できるとはと驚く温若寒は、薛洋(シュエヤン)が渡したのかと誤解してるけど、違うのよ。魏嬰は、屠戮玄武(とりくげんぶ)の中で見つけた暗黒の剣が、以前藍湛が持っていた陰鉄の欠片と同じように、黒いモヤモヤを発して反応していたことから気付いて、今そこでぐるぐるしている宝玉を精製した天才ってことなんですよ。

魏嬰が手元に呼び寄せた宝玉は2つでした。この宝玉は陰鉄じゃない、陰虎符(いんこふ)だと言った魏嬰。明らかに陰鉄とは違う形状でした。円盤を割ったみたいな形じゃなく、顔があった。

温若寒が法力?で魏嬰を引き寄せ、その首に手を掛けた途端、陰虎符から黒いモヤモヤが吹き出して、同士討ちをしていた傀儡達は力を失い、倒れてしまいます。第二形態のアイツらまで。

それを見て、温若寒だけでなく、江澄も兄上も驚いてるんだけど、藍湛だけはすかさず動きました。多分、今にも頸動脈を絞められそうになっている魏嬰の元へ。
陰虎符だと?と温若寒が言った時、ドスッと音がして、温若寒は背後から刺されてしまいます。
その手が離れ、気を失って倒れる魏嬰を支えたのは藍湛。
その場に崩れ落ちるように倒れた温若寒の後ろにいたのは、柔剣を持った孟瑶(モンヤオ)。

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また、魏嬰っと鳴きました。白い鶴。

金の若様が門から駆け込んで来ました。遠くで戦ってたのね。クズ従兄はいないな。
若様は、炎陽殿の階段の上に立ち尽くす孟瑶を目にしましたよー。
そして、あの太陽がついに落ちたかっていう、兄上のまとめ。←

炎陽殿の中に倒れていた聶明玦(ニエミンジュエ)のところには、兄上と覇下(バーシア)を持った孟瑶が。
気が付いた聶明玦は、なんとか立ち上がり、どうか話をと言った孟瑶から刀を奪い取ります。すかさず孟瑶の前に出て庇う兄上ですが、大哥はねえ、何も知らされないまま攻撃されちゃってますからねえ。
曦臣(シーチェン)、お前は関係ないと言って、孟瑶を睨みつけ、聶氏の仙師を殺したなと言います。
あれは仕方なくと孟瑶。
仕方がないだと?殺すも殺さないも、おまえ次第だろうと大哥。

うーん、大哥にとっては、自分が連れてきた部下を殺されてるので、仕方ないでは収まらないでしょうが、あそこで庇ってしまっては、長い間潜入して信用を得ていたのが、最後の最後で台無しになってしまうしなー。
孟瑶は兄上に袖にしがみ付き、兄上は朔月(シュオユエ)で大哥の覇下を止めました。

孟瑶が温氏に下って悪に手を貸したと思い込んでいる大哥に、兄上は、温氏に入り込んで、情報を流してくれていたのは孟瑶だと話します。
今日忘機と炎陽殿に来たのも、阿瑶から知らせを受けたから、そして温若寒が油断した隙に殺す計画を立てたのも、阿瑶だと。

驚いた大哥は覇下を下ろしますが、納得いってない表情ではありますねえ。以前総領のことも、ドサクサに紛れてやっちゃってるしねえ、この人。性根腐ってたけどな、総領。そして孟瑶自身も、こんな目を丸くしてビクビクしてるだけの人じゃない片鱗は、ちょいちょい映ってますけどね。
清河の件で大哥に申し訳ないと思っていた孟瑶は姿を隠し、温氏に追われた兄上を匿って救い、その後、温若寒に近付くために温氏に潜入して、兄上に手紙を送ったらしい。

兄上の腕をぎゅっと握ってから、その場に跪いた孟瑶。
溜息をついて、目を閉じた大哥です。

ベッドで眠っていた魏嬰が気付くと、傍らで師姐が眠っていました。
魏嬰は3日も起きなかったらしい。
江澄は、藍湛はと聞くと、師姐は、大丈夫、みんな無事よと。
温氏が倒れたこと、江澄も藍湛も心配していたこと、金宗主まで見舞いに来たこと。

え。金光善(ジングアンシャン)が来ただと?

金宗主は、温氏の残党を追撃しに来たんだそう。
でも魏嬰は、射日の征戦には全く顔も見せず、嫡男を筆頭にさせていた宗主が、温若寒が死んだと見るや出て来て、いいとこ取りしてることにムカついた模様。
お姉ちゃんに、陰口はよくないわって言われちゃうけど。

陰虎符で体力を奪われたから、しばらく安静にと藍湛が言っていたらしい。
陰虎符のことも知ってたのかって魏嬰は言うけど、3日も眠ってるのに、何があったか看病している師姐だけに知らせないってのはないわ。
師姐は、うちの羨羨がこんなにすごいなんてって、なでなで。でも今後は簡単に使わないで。陰虎符は力を消耗し、心もすり減ると藍二公子が言ってたって。
藍湛、上手に話したんだなーと思っていたら、魏嬰、あのだんまりがそんなに喋るもんか、だってよ(笑)いやいや、師姐に相談された時も、きちんとお話ししてましたで?アナタが誤解して怒って出て来なければ、きちんと全部説明してましたで?藍湛は、やればできる子。←

そして藍湛、魏嬰が眠っている間も朝晩、精神が定まるよう琴を弾いてくれていたんですって。清心音でしょうねー。
そこに、琴を背負って藍湛がやって来ます。普段はひらりんっと袖を振って出すので、背負ってる姿って珍しいかもしれなーい。

部屋に入って、魏嬰が起きていることに驚く藍湛。ちょいと気まずそうな魏嬰。
にっこり笑った師姐は、藍二公子のお陰で、早く意識が戻りましたと言って、席を外しました。

藍湛が清心音を弾いてくれます。
このドラマ、よく卓の上の花瓶に、木に咲く花が枝ごと飾ってあるんですが、これがまたとても風情があってキレイなんですよね。何の花かは分かりませんけど。木瓜かなあ。

魏嬰が話しかけようとすると、藍湛に、口を閉じ、集中せよと言われてしまう(笑)
仕方なくじっと瞑想状態に入る魏嬰ですが、少しして、ふと目を開き、手をくるくる動かして、もう大丈夫だって。
でも、近づいて来た藍湛は、あと3日だと言います。邪を払うのだ、手は抜けぬ。
俺は耐力を消耗しただけだと言う魏嬰の、胸の辺りに視線をやる藍湛。魏嬰も胸に手をやります。何かそこにあるんでしょうね。藍湛の目は誤魔化せないんだろな。

魏嬰は、おまえも陰虎符が邪で、人の心を乱すと思うのかと聞きます。
この世には、知らぬうちに人の志を変えてしまうものが存在するのか?
忠から奸、正義から悪へと。
藍湛は目を伏せます。

これ、魏嬰は自分が邪悪なものに変わってしまうと心配されてると思ってるのかな。少し違う気がしない?精神の揺らぎで制御出来なくなって大きな問題を起こせば、猶更精神的に抱えきれるものではないってとこじゃないの?藍湛の説明不足…

その時、外で騒ぎが。温氏の残党が追われているみたい。
3つの陰鉄はどうしたと聞かれた藍湛は、葬ったと言いました。

炎陽殿には、金光善、藍曦臣、聶明玦。
金光善は、温氏の残党を捕えるのは、わざわざ宗主が行かなくても金子勲(ジンズーシュン)で事足りるみたいなことを言ってます。あのクソ従兄かよ。ロクなやり方しないと思うな。
兄上は、女性の声が聞こえた、丸腰の者まで捕える必要があるのかって言うんだけどね。
大哥は、忍びないのは分かるが、温氏が倒れても、客卿や下僕は各地に散らばっているから、再度集結して、こちらの足元が固まる前に、温氏復活を掲げるはずだと言います。でも、藍氏の言うことも分かるからと、金光善に、恐れるに足らぬ者は解放してやりましょうと言うんですがね。
金光善は、仁愛を解くのは結構だが、温氏は倒れ、3つの陰鉄も葬ったが、残りの行方を突き止めねばならぬと言います。万一それが残党や野心のある者の手に渡れば、どうなることか。ゆえに残党を捕えるのは、隕鉄を探すことだと。

大哥はすぐに納得するんですが、兄上は、野心のある者とは?と聞きました。誰かを想定して言ってるのか?って引っかかったかな。
でも金光善は、他意はないと言い、それでもことは重大、温氏だけでなく、金氏であろうと江氏であろうと、怪しい者は一人ずつ調べると。それを阿瑶に詳しく探らせていると言うんだわよ。
えー、阿瑶ですってー?今まで全く認めもしなかった庶子なのに、温若寒を討った手柄を立てたからって、この掌返し。こういう人よ、この男。全く信用ならん。

その上、阿瑶は長年生き別れていた息子、この機に族譜に入れてやろうと思って、だってよ。孟瑶の名前が出た途端、厳しくなった大哥の表情でしたが、そして今や、金光瑶(ジングアンヤオ)となったかと、ちょいと皮肉交じりの言い方に留めましたわね。

そこへ、温氏の残党を連れて入ってきたのは、金光瑶でした。すっかり金氏色の着物を着て、帽子を被っています。見違えるほど、金氏です。
連れて来たのはどう見ても一般人で、残党というか、生き残りだよね。

兄上は、温氏の残党をどう考えると聞きました。
金光瑶は、全員に審問したが、大部分が仙師の家族で陰鉄の行方も知らず、何の術も使えない、老人や女たちは悪さをせぬよう監視し、敵対する者だけを始末すれば良いと言いました。
監視は、人目に付かない天然の要塞のような窮奇道(きゅうきどう)という古道があるので、そこで隔離してはどうかと。

相変わらずよそよそしい大哥と、満足げな金光善が去った後、兄上は根に持たないようにと金光瑶を慰めます。大哥は悪を憎んているだけ、道を外さぬかと案じているというんだけど、私は悪ですか…って、まあ、そうなるわなー(笑)でもこの人は、兄上に悪意のないことは分かっている。かなり分かってはいる。いろんな意味で。大哥のことも。
この場は私に任せてと言って、礼をしようとした金光瑶の手を、兄上は止めました。座学の時にも、同じことしてましたっけね。

陳情令
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同世代なのだから、そんなにへりくだるなという兄上の行動ですわ。

だけど、兄上が去った後、金光瑶の表情は変わります。
閉められた扉から、血だけが流れている次のシーン。
口ではああ言ったこの人は、結局、大哥と兄上を欺いて、ただ温氏というだけの罪のない人々を皆殺しにしてしまった。これも金光善の指示でしょうけどね。あの宗主、表面だけは取り繕うけどそういうヤツよ。

不夜天の崖の上に立ち、考え事をしていた魏嬰の元に藍湛が来ました。
魏嬰は藍湛に、彼らの中で、誰が正道で誰が邪道だと思うと聞くのですが、藍湛が答える前に、魏嬰は胸を押さえます。精神を集中せよと言われ、少し落ち着くんだけど。

「洗華」の琴譜を学んでみる気はないかと言った藍湛は、ただただ心配しているだけなんだ。多分これは精神安定か清廉の曲でしょうね。魏嬰は藍氏の音律術に呪符を組み合わせたと言っていたので、その琴譜を学べば、精神も詭道術法も、更に安定し清まるだろうと思うのは当たり前。

だって見ている私もよく分からないもん。おまえまで疑うのかと言われても。
陰虎符は陰鉄とどう違うのか。相克するものとして精製したのは分かった。でも、薛重亥(シュエチョンハイ)や温若寒の心身を蝕んだあの陰鉄を相克するほどの力を持つものが、何の影響も出さない訳はないと思うのが普通。ましてや、詭道術法を支えるのは精神であると聞いてしまっている。いくら人となりを信じていたところで、心が乱れれば制御できないぞと言う藍湛の言葉は正しい。

元々魏嬰は感情豊かで、ケンカっ早い。カッとして若様に二度も殴りかかってるくらい、この人はすぐに心を乱す。常に落ち着いていて精神的に安定している人ではないのよ。
陰鉄は、この藍湛でさえも揺るがせたことがあるんだぜ?礫陽で。この時は、魏嬰が精神を集中しろと藍湛に言いましたっけ。短期間とは言え、共鳴する陰鉄を探すために持ち歩いていた藍湛には、その精神を乱される強烈さが分かってるんだと思うのよ。

これから後、この力が絡んで魏嬰が起こしたことになるとある事件。実はドラマと原作とでは多少違っている部分があります。ドラマでは陥れらてしまった結果で魏嬰のせいではないんだけど、原作では、魏嬰がこの力を制御できなくなって暴走した結果となっています。藍湛のこれほどまでの心配が形になってしまった訳なの。原作では。
だけどこの時点ではドラマも、この俺が温若寒のように陰鉄に支配されるってのかと、そっちに引っかかっちゃってるんだよなー。座学時代から引っ張ってる未だオレサマ。俺サマを侮るな云々じゃないんだってば。アナタの実力じゃなくて性格と精神力の問題なのよ。藍湛の危惧はそこに起因してるのよ、きっと。
2人が、片や間違いなく思い上がっていたことに、片や無条件で友を信じることができなかったことに、気付いて成長した人達になるのは、16年後…

ただ、魏嬰が屠戮玄武(とりくげんぶ)の中で、陰鉄でできた剣を見つけたと言ったら信じるかって言ったんだけど、あれ、藍湛はしっかり目にしてたはずなんだよなあ。魏嬰、気を失っててもがっちり抱き込んでいたし。それも忘れて、いつ、どこで?って問いはないと思うんだけどなあ。
だからこそ、藍湛が危惧しているのは、魏嬰はそれを制御できる安定した精神の持ち主ではないってところで、魏嬰が薛洋かなんかから最後のひとつの陰鉄を手に入れて精製し、同じように邪悪な存在になって目指すは世界制覇!(笑)なんて方向に疑ってるとは思えないんだけど。
というかー、アンタ達、じっくり腹を割った話し合いが足りないよ。藍湛は言葉足らずだし、魏嬰はすぐ、おまえまで俺を疑うのかって突っ走って心を閉じるし。疑いじゃなくて純粋な心配なのに。

ただここでサラリと提示されたのは、隕鉄は全部で5つだったってことなんだよね。誰も知らなかった事実。割られた欠片4個と、もしかしたらそれを制御する司令塔的役割の暗黒の剣。だから暗黒の剣で作った陰虎符で、陰鉄を相克できたんじゃ?

ちょっと不穏な空気になった時、人々が逃げまどう声が聞こえて来ました。
見ると、金氏が女性や子供もいる温氏の集団に向かって、矢を射かけています。
子供を抱いて逃げる女性を狙った、金子勲の矢を払った藍湛の青い光。
クソ従兄は、なぜ温氏の残党などを助けてやろうとすると言います。老人や子供が残党となるのかと魏嬰は言うんだけど、陰鉄に関わる者は生かしてはならぬと宗主の命だと。聶宗主と藍宗主も同意した、まさか江氏は異論があるのか。

あの炎陽殿での3人の会話が、罪もない力もない温氏の一般人までも皆殺しにするってことに「同意した」になるのか。金光善は捕えると言い、金光瑶は一か所に集めて監視するといい、皆殺しにするとは一言も言っていないのに。
「誰が正道で誰が邪道だ」これだわねえ。

腹を立てて詰め寄ろうとした魏嬰の手を掴み、藍湛が止めます。魏嬰は、岐山の怨霊がまた増えそうだ、今、本当に必要なのは安息の曲だなと言って、藍湛の手を外して行ってしまいました。
殺された人達の間に座って、安息の曲を弾き始めた藍湛。
ひとり歩いていた魏嬰もその音に気付き、合わせて陳情を吹き始めました。

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さて、唐突に(笑)
聶明玦、藍曦臣、金光瑶の義兄弟の儀式。
大哥は内心、いろんなものを飲み込んでいそうですけど。きっと兄上に押し切られたわね。柔よく剛を制す。

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まさかの3人義兄弟。

炎陽殿に、各仙門世家が集まりました。金氏主宰か。真っ先に、金光善にへつらう姿が写ったのが、あの日和見姚(ヤオ)宗主よ。
金光善の傍らに、秘書のように控えている金光瑶。斂芳尊(れんほうそん)という二つ名がついています。赤鋒尊(せきほうそん)、沢蕪君(たくぶくん)と合わせて、いつの間にかこの義兄弟は三尊と呼ばれているらしい。だいぶ成り上がったな、孟瑶。

江澄、魏嬰、師姐もやって来ました。応対する金光善の目が泳ぎます。心中に何かを抱え持っているからだわね。この人の狙いはきっと陰虎符。手に入れたくて仕方ないんだろう。陰鉄だって、あの状況下では、仕方なく葬らざるを得なかったのでしょうから。だから残る一つのために、温氏の人々を虐殺してたんでしょうから。それは口で言う危険だから葬るためではなく、自らが手に入れたいためでしょ?そういうヤツでしょ?
それでも見つからなかった最後の1つは、魏嬰が陰虎符にしたのかもしれないと思うのは当たり前で、ならば魏嬰の持つ陰虎符は、どんな手を使ってでも欲しいに違いない。
ただ、表面を取り繕うのは殊の外上手ですからね、このおっさんは(^m^)
でも魏嬰は気付いている。この男の裏の顔にも。
温若寒と何が違う?取って代わろうとしているだけじゃ?

次に藍氏がやって来てご挨拶し、傍らの江澄に兄上が宗主就任おめでとうを言いました。
魏嬰と藍湛は相変わらず、視線が絡むものの、気まずさは拭えないのね。

そこに聶氏が入ってきます。
金光善は聶明玦を、温若寒の座っていた上座に着かせようとしますが、いい気になってそこに座るような大哥ではありません。逆にムカついておる(笑)
でもこれも予測済でしょう。多分、大哥の気質を良く知っている金光瑶の入れ知恵なんじゃないの?そして、自分が座るのよ、大哥に断られたから仕方なくね、のテイで。

みんなが着席しようとした時、金光瑶が魏嬰を呼び止めました。
何か自分に言おうとしたのではと。
魏嬰は、さすが目ざとくて周到だと内心舌を巻きつつ、聞きました。
温若寒を討った時には軟剣を使っていたはずだが、今日はなぜ持っていないのかと。
金光瑶は笑って、あれはその場にあったもので、不吉な気がしたので捨てたと答えます。

でもさ、軟剣な訳よ。山河令を知っている人なら分かる、あの、軟剣ですよ。
帯に巻いて収納出来ちゃうのよ。だから多分今も、金光瑶は帯剣しているはず。あれはこの人の武器、恨生(ヘンシァン)なので。いつ手に入れたのか、いつ名付けたのか知らないけど、とんでもない名前よね。
魏嬰は、自分以外に帯剣していない人物がいるって目が行ったのかもしれないけど、金光瑶はなぜか明らかに隠しましたねえ。ただこの剣云々の話は、どこまでが嘘か本当が分からない金光瑶のひとつのエピくらいの感じで、明確には出てこないんですけどね。

広い炎陽殿の中で、それぞれがご挨拶してる中、ぽつんとひとり座っている藍湛。

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ぽつねん…

でもこの直前、ぜひ画面を戻して見て頂きたい。
藍湛が、髪をふぁっさー、ふりふりしてます。藍湛らしからぬ動き。
多分、これは王一博の素ですよねー。メイキング動画でよくやってます。うっかり前で演技していた時にやってしまって写っちゃったのかもしれませんが、そのまま使った感(^m^)

藍湛が避塵(ビチェン)を持って出て行くと、外の階段に座って魏嬰が飲んでいました。
どうだ「洗華」でも奏でるか?って、魏嬰、ニヤリとしてから言ったけど、結構根に持ってるなー(^m^)
でも藍湛は、新たな曲を研鑽中だと言いました。うん?魏嬰のために?うふふ♪
魏嬰も、まだ諦めてないのかと笑います。

中では、すっかり仙督の後釜に座った感の金光善が仕切っていました。温氏討伐の労をねぎらう乾杯の直後、なぜか当人に根回しひとつしないまま、金子軒(ジンズーシュエン)と江厭離(ジャンイエンリー)の破談の件を持ち出し、再婚約をしてはどうかと言い出します。故人を安心させたいだの、大切な友人の娘を世話できるだの言ってるけど、その後ろには何があるの?そこまでして江氏を取り込みたいのかな。聶氏と藍氏は無理だから、江氏だけでもってことかしらん。今の江澄なら、操れるしね。
ただ、聞かされていたのかな、若様は、ドキドキわくわくした顔してるんだよ(笑)

これだけの人前で言えば、江澄には断れないだろうと踏んでいたのかもしれませんが、江澄としても、ほいほい頷いては、金氏に阿ることになると、江氏宗主として悩みます。
そこに、金宗主の厚意は受け取ったと、魏嬰が入ってきました。

うん…。こんなみんなの前で、下手打たないでくれと、ただ願うばかりですわよう。
それでなくとも、はみ出し者扱いで目付けられてるんだからさあ。

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