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君子盟 第19話「麦が語る真実」あらすじとネタバレ感想

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目次

あらすじ

張屏は独自の捜査の末に、江南郡守(ぐんしゅ)の息子で皇太后の未来の姪婿・馬廉(ばれん)が、科挙前夜に亡くなった陳子觴の死に関わっている証拠をつかむ。しかし大理寺卿(だいりじきょう)の陶周風(とうしゅうふう)は、馬廉の関与を否定し、すでに判決は下したとして、再審の要求を突っぱねる。納得のいかない張屏は、陳子觴の隣人の証言から馬廉への疑惑を確信に変え、事件当夜に一緒だったという芸妓・結香(けつか)の証言を得ようと伴月(はんげつ)楼に向かう。するとそこに蘭珏も来ており…。

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君子盟 2024.7.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

封緘紙のカビの謎を解明できない蘭珏。
付き添ってる旭東は、これ、早いとこ張屏に頼めばすぐ分かるんじゃ?と思ってる、絶対(^m^)
で、恐る恐る名前は出さずに示唆するんだけど、分かっていて蘭珏はうんとは言いません。
巻物は盗んで来ちゃったらしいので(笑)、他の者には漏らせぬ、だそうで。
旭東、もういっちょ。
「誰か」なら秘密も守り、告発もしないかと、と。

ここの蘭大人の反応っ。ホントこの人、意地張ってる時って子供っぽい。
旭東も、ちょっと言ってみただけですーて(大笑)
そこへ流雲が、大理寺の様子の報告にやって来ました。

その大理寺に張屏は、馬廉(ばれん)の首飾りの一部を、陳子觴(ちんししょう)殺害犯人の証拠として持ってったんだけど。
陶周風(とうしゅうふう)から一笑に付されていました。

陳子觴は亥の刻過ぎに死んだ。馬廉は戌の刻から伴月楼にいた。
亥の刻の頃、隣人が陳子觴を目撃している。
一晩中馬廉が伴月楼にいたのは、結香という妓女が証人らしい。
だから馬廉に犯行は無理だと。
結香の他にも店員や客の証言もあると言われて張屏が読んだ供述書は、馬廉は客に酒を奢り、店員にも心付けを渡したと、張屏が見たあの使用人への横暴な態度とはかけ離れたもの。
違和感バリバリね。むしろ何か誤魔化すために、わざとそうして目立つ必要があった感。

でもそれすらも陶周風は先入観だと言い、犯人は既に見つかり、事件は解決したと言うのよ。
犯人は単純な盗みの常習犯。犯行の過程は張屏の推理と同じ、ただし、事件が皇太后の耳にも入ったことを知り、裁きを恐れて首を吊ってしまった。残されていたのは自供書一枚だけ、と。

いやー、無理がある。
けど、長年都合の悪いことは隠して、適当なところでまとめて来たんだろう陶周風の実績っちゅーか、手腕っちゅーか、それは間違いないんだろな。すっとぼけたオヤジを装ってたけど、それでもこの年になるまで、大理寺に居続けられてるんだもんねえ。
この筋書きで収めようとしている陶周風に、張屏の反論は馬耳東風。
馬廉がヤマを張って自分で作った草稿を、陳子觴が写し、癸酉を引いてしまったことで後ろめたくなったんだろうってことにされてました。
皇太后と縁続きになる予定の馬廉を、この人は裁けないってことよ、張屏。もう気付こうよ。大事な証拠は別の人のところに持って行きなさい。

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流雲の報告を聞いた蘭珏は驚いてます。科挙の前日に、伴月楼にいただとー!?
しかも、吏部員外郎の程柏(ていはく)に招かれた宴を断ってまで行ったらしい。
科挙の及第者の配属を担っているのは吏部。馬廉は、吏部との仲介を蘭珏にまで頼んできたらしいのに、絶好のチャンスを断るというのはおかしい話です。

蘭珏は、伴月楼にいたのは人目を誤魔化すのが狙い、真の目的は草稿だと睨み、伴月楼、結香の元へ。
でも結香の話は、馬廉は戌の刻の始めに来て、すぐに他の客と少し飲んだが、自分の部屋に入って以降は誰とも会っていないと、大理寺の調べと変わりません。
伴月楼で陳子觴の草稿を受け取ったのではと睨んでいた蘭珏は、その客が誰だったかと聞くと、伴月楼の常連で名門の若君たちだったと。文書を渡していた人物もいなく、草稿を読み上げた人物もいない。部屋に来た馬廉は手ぶらで、文箱も当日使用人が届けたらしい。
空振りですなー。

張屏は、前日の晩、陳子觴に会ったという隣人に会っていました。
道端には麦の穂が落ちてます。
隣人は、雨が降る前に乾かした麦を回収して、亥の刻に運んでいたら、陳子觴の家の前でぶつかってしまった。陳子觴はそのまま家に入っていったと。

癸酉のくじを眺めていた蘭珏の元に、禁足が解けたと王硯がやって来ました。
大理寺が判決を下し、馬連は放免だとさ。はあっ!?って、びっくりしちゃう蘭珏。
2人共、陶周風が適当に済ませる気だってことは百も承知。このままでは誰も馬廉に手を出せず、鏡湖先生のことも分からずじまい。
蘭珏は、実は手がかりがあると言うんだけど、王硯は禁足が解けても、この件に関与出来ない立場。こっそり動いたことが知れれば、逆に蘭珏の立場が悪くなるらしい。

で、王硯さんも言いましたよ。
おまえを手伝える者がもう1人いるだろ。
墨聞よ、オマエもか、みたいな蘭大人の溜息(^m^)
だけど無二の親友の言葉は、さすがにこの意地っ張りの心を動かしたようだねー。

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伴月楼で、結香さんと話をさせてくれと騒いでいた張屏は、店員から追い出されそうになってました。
そこへ、これが伴月楼の接客かと、蘭大人が現れたー。
これがオマエらのやり方かーって、ゆいP@おかずクラブを思い出したわ(笑)

掌を返すように、蘭珏を迎え入れた伴月楼の店主。蘭珏は悠然と中に入り、すれ違いざま張屏に、お前も来いと言いましたわよっ。
だけどギクシャクしてる2人よ(^m^)
結香に会いに来たな、私もだと言って、奥に入ってしまった蘭珏。張屏が戸惑ってると、旭東に、早く行けって促されます。

旭東さー、最初の頃は何度も、張屏、殺す?殺す?って言ってたのにねー(^m^)
すっかりアシストしてくれる人になった、ふふっ。

蘭珏を見た結香は、また来たって思ったよね(笑)
すぐに本題に入ろうとした張屏を押しとどめ、蘭珏は今日は演奏を聞きに来た、部屋を貸し切ったから続けてくれと、余裕で座りました。
んで、きょとーんとしてる張屏に目で合図。この隙に部屋を探れ、とな。

奥の部屋から見て回っていた張屏は、盆栽のところから何か証拠を見つけたらしいよ。
つかつかと戻って来て、なぜ馬廉のために偽証を?正直に話せば、まだ間に合う、て。
一気に話が進んで、蘭珏も驚いてますわな。

あの晩、陳子觴は来ていませんよね?と聞き、勿論、会ったこともないと返事を聞いてから、張屏は言いました。
ではなぜ、陳子觴の物がここにあるのか。正確には陳子觴を装った馬廉の物だ。
その手には、芽の出た麦粒が。

あの晩、亥の刻、陳子觴の隣人とぶつかったのは、陳子觴と背格好が似ている馬廉だったらしい。
馬廉はアリバイ工作のために、既に殺した陳子觴の着物を着て人が来るのを待ち、わざと陳子觴の家の前でぶつかり、そのまま家に入った。だから隣人はそれが陳子觴だと思い込んだ。
誤算だったのは、ぶつかった隣人が麦を運んでいて、着ていた着物に麦粒がくっついてしまったこと。
馬廉はそのまま結香の部屋に逃げ帰って着換えたけど、結香がついていた麦粒を払い、それが盆栽の鉢の上に落ちたことに、誰も気付かなかった。
この麦粒は雨に濡れて発芽するもの。ここしばらく雨が降ったのは、科挙の前日しかないから、これは事件当日の麦粒。
更に、陳子觴の家には、引きちぎられた馬廉の首飾りの装飾が落ちていた。恐らく、犯行は戌の刻以前。

はい、次は蘭大人のターン。
陛下や皇太后が調べるこの事件で、君主を欺き一族皆殺しの罪を犯した。後ろ盾のある馬廉なら逃れられるだろう、だがお前は?

殺人のことまでは知らなかった結香は、あっさりと落ちました。
お金を貰って、一晩中この部屋にいたと偽証した。馬廉は途中こっそりと出て行き、戻って来た。
供述を覆すなら、私がお前を守ろうって言う蘭大人、カッコイイ(^m^)

帰り道。お礼を言って帰ろうとする張屏を、蘭珏が呼び止めました。
屋敷で食事して行け、遅くに支度するのは面倒だろう、ですって。
用意して貰ったのは巻餅(シェンビン)という、生地に具材を巻いて食べるものだったんだけど。
蘭珏が、巻餅は具はありきたりだが、幼い頃から好んで食べてるんだって説明したり、お前のお陰で馬廉の策を見破れたと、今日の話をしたりしようとするのに、張屏ってば、ちゃんと聞かずに、さっさと手を動かしてます。
呆れて笑う蘭珏に、旭東も、この空気の読めなさ久しぶりーみたいな顔で、フォロー。
張屏は空腹なのかと。旦那様もどうぞって。

でもね、一生懸命最初のいっこを作っていた張屏は、それを巻いて、まずは蘭様にと差し出しました。
胃に空腹は厳禁ですって。んで、蘭大人のお陰で、結香の供述を覆せました、と。
ふ。ほんわかしちゃったよ、蘭大人(^m^)

その後、張屏は自分用に、丸い生地を漏斗型に折って、その中に具材を入れ始めました。
それを見て驚いたように蘭珏は、いつどこで覚えたって聞くのよ。張屏は幼い頃、誰かに教わったんだろうと思うって答えると、蘭大人、それは私が考えた食べ方だって。

張屏も、やはり玄機の言う通り、20年前、私は母と都に来たのかも、そしてこの食べ方を蘭大人から学んだのかも、と言います。
直接会ってはないかもしれないけど、ちびこ張屏が蘭林と共に何か月も移動していたのなら、その間に一緒に巻餅を食べたこともあったかもねえ。

どうでもいいことだと言う蘭珏に、張屏は、調査の末に母が蘭家を陥れたと分かったら、父君の冤罪を皇太后に申し出ますと言いました。それは、張屏自身も死罪を覚悟してってことよね。
でも蘭珏は、もう鏡湖先生が何を言おうと、お前に当たったりしないと言いました。

あれ?鏡湖先生の件で張屏に当たった訳じゃないよね?敵の息子かもって、ギクシャクして疎遠になったから、張屏がわざわざ牢まで知らせに来ても、だとしても敵の息子とは一緒に捜査できないもーん!って態度だったんだよね?そこのベースから、もういいよってコトか。字幕の文字数制限かな?

事件を調べる意志は変わりないか?と聞かれた張屏は、黙って頷きました。
蘭珏は少し笑って、食べようってさ。やっとだー、ようやく蘭大人が歩み寄れましたー。
で、まるで兄弟のように同じ食べ方で巻餅を食べる2人です。

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翌日。大理寺に新しい結香の供述書を提出する2人。
内心めっちゃ動揺してるんだろう陶周風は、それでも、お金で偽証したのなら、またお金で覆したんじゃないかと言いますよ。これさあ、判決がひっくり返るってことは、ここまで嘘で固めてしまった自分の首が飛ぶってことじゃないの?そりゃもう、物理的に。
それを、蘭珏は当然分かっているでしょうが、張屏は気付いてないんだろうなあ。
「ふんすっ」って聞こえてきそうな張屏と、ま、予測済って感じで涼しい顔の蘭珏。
陶寺卿がお疑いなら、結香を法廷に立たせては?と言う蘭珏に、そうしようとは言えない陶周風。
背を向けてしまった陶周風に蘭珏は、判決が妥当だとお考えなら、言うことはありませんと、張屏を引っ張って帰って行きます。
2人がいなくなった後、結香の供述書を破って丸める陶周風よ。

その頃、陳子觴の家に挙子達が集まり、追悼式をしてました。
先頭にいるのは、まぁたあの何宣(かせん)と、帽子の王程(おうてい)と、許陸(きょりく)です。
陳子觴が初七日に冤罪を訴えると、鏡湖先生のお告げがあったんですってよ。
コイツら、すっかり鏡湖先生が世の中を煽るのに、いいように使える駒になっておる。

陳子觴の冤罪を信じている、真犯人と大理寺を許すなって、彼らが芝居がかった儀式を始めると、傍らにあった筆立てが緑色の火を放ちました。毎度のことながら何宣が場を誘導してるので、ま、これも仕掛けでしょうねえ。
ともあれ、彼らは、鏡湖先生の言葉「追悼すれば異変あり」を体験し、陳子觴の正義を叫ぼうってな流れになりましたとさ。ほんっとーに、この人達って(笑)
そういえば「三国機密」でも、学生達を世論の叫び手として何度か利用してましたっけねえ。
まあ、流れとしては張屏と蘭珏に都合よく進んではいますが。

追悼集会の話は、蘭珏の耳にも入ります。
それを聞いた張屏は、黄磷(おうりん)が仕込んであれば、自然に発火しますと冷静ですよ。
蘭珏は、でも挙子達は気付かなかった、あるいは分かっていても暴かず、騒ぎ立てた、大理寺の判決に皆も不服なのだろうと言います。
張屏は、なぜ陶様は証拠を見て見ぬふりをするのかって、未だ不思議がってますが、蘭珏は、陶寺卿も古参の官吏、気付いているはずだけど、馬廉は皇太后の姪の許婚だから深入りしないのだと。
だから、陶寺卿のルートからは無理。
蘭珏は、皇太后に対抗できるのは、ただ1人、と言いました。顔が浮かんでくるわ(笑)

で、その対抗できる人は、朝堂に座り、目を閉じて指をぐるぐる回してました。
柳羨が、近頃、陳子觴殺害の件で世の中が大騒ぎ、大理寺が馬廉を庇ったと挙子達が疑っていると報告します。真相を明らかにし、挙子達に正義を示すべきです。
皇太后は、烏合の衆が憂さ晴らしをしていると切り捨てようとしますが、柳羨は、再審する姿勢を見せねば、朝廷の名誉は地に落ちると。

そこで陛下が口を開きました。
調べはついています、と。
蘭珏が全て打ち明けて委ねたのでしょうね。多分陛下は、陶周風を断罪しないといけない。その覚悟の、指ぐるぐるだったのかもねえ。

昨日、挙子の張屏が証拠を提出した。
尋問の末、馬廉は人殺しと不正の罪を認めた。

陶周風はふらついちゃったよ。
知らないところで直接陛下に話が通ってたとは、思いもよらなかったんでしょう。
でも蘭珏もあのお手紙以来、陛下には直接繋がってるっぽいし、張屏も心の友よ♪だしねえ。

皇太后も、陶周風が自分に忖度したことは分かってたでしょうが、頼んだ訳じゃない。失敗したなら、知らんぷりで切り捨てるよね。馬廉を無罪放免とした大理寺はまた覆すのか、何度も過ちを繰り返せば、朝廷の面目が立たぬ、だそうで。
陛下は、民心のお陰で君主は威光を保てる、民心がなければ朝廷は名ばかりとなる、民が不満を持つ今、名誉を挽回するには混乱を正すのみと言いました。
千秋儀が完成した際、国を挙げて祝い、恩赦や租税免除等を施して民心を取り戻せば、民も母上への感謝を忘れぬか、と。
皇太后を持ち上げて、話を進めていかないとならない。めんどくさいケド、しゃーない。
皇太后も、それを飲みました。

陶周風が慌てて跪き、愚鈍な私は事の処理を怠りましたと頭を下げるんだけど、陛下は、そなたを罰するのは愚鈍だからではない、罪人を庇い、他人に罪を被せたからだと。
慌てて言い訳する陶周風に、陛下は更に突き付けます。
偽の犯人は引き取り手のない骸、それを持ち帰って氷漬けにし、再び川に落として犯人の自害を偽装した。墓地の番人の証言も得ている。

あれ、陶周風は張屏に、犯人は首を吊ったって言ってたけどな?ま、いいか。

法を蔑ろにした罪をどう償うと言われた陶周風は、死んで償いますと言って、その場に倒れました。
陛下は兵を呼び、陶周風を、と言ってから目を閉じて、刑獄司に連行せよ、と。

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刑獄司、この間、張屏と蘭珏も入ってましたが、死刑の罪人が入るところよね。
これは陛下からの死罪の宣言。それをしなくちゃならないことに、緊張してたんだねえ。
頑張った、頑張ったよ、陛下っ。
って、この人、つい応援したくなるんだよね(笑)

真相が暴かれれば、陶周風はこうなると、蘭珏は王硯が来た時から分かってたんでしょうが。
てかさあ、科挙を受けて登用されて、有能で偉くなれたとしても、こんな生き馬の目を抜くような朝廷の中に生息して、隠居できるくらいまで生き残れる人って、どれくらいいたんだろうかねえ。

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