あらすじ
長年追い続けた仇敵・十六夜との対峙が意外な結末を迎え、やり場のない思いに沈む高秉燭。駆けつけた武思月は高秉燭の住みかである棺材舗へ行き、2人で酒を酌み交わす。その頃、内衛府から解放された百里弘毅は柳然に出迎えられるが、屋敷へ戻る途中で馬車を降り、とある宿へと向かう。その宿には不審な死を遂げた胡人(こじん)の骸が置かれていた。
チャンネル銀河 / ©BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.
➤ 風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 2024.3.20現在のリンクです
ネタバレ感想
ごめんなさい、もう騙さないわと言って、自らの腹に手戟を刺した窈娘(ようじょう)。
私が死んだら、一生私を覚えていてくれる?
最後の言葉に、高秉燭が答えられないうちに、窈娘は倒れました。
兄弟分の敵で、神都で一番の親友だった窈娘の死を、ただ見届けるしかない高秉燭。
一方、内衛府の牢から出たアーランは、武攸決(ぶゆうけつ)と共に中庭を歩いていました。
阿月が私を避けていたのは大仕事のためかと、黒兄貴。
私と月華君で練った策ですとアーラン。
いくら捜査とはいえ、人命を餌にはできんと言われたアーランは、私が望んだのですと言いました。
手遅れになる前に、内衛府で守らせたのはマシだがなと黒兄貴。
でも私の一生まで守れないと言ったアーランは、今後の護衛は断ったらしい。生死も運次第だと。
黒兄貴、達観しているな、だって。
出て来たところで、七娘が駆け寄ってきて抱き着きましたよ。
酷い扱い受けてない?ケガは?と、わちゃわちゃいう嫁とダンナを、そっぽ向いて見ないようにしてる黒兄貴と李北七@独り身、です(^m^)
家に帰る馬車の中で、考え込むアーラン。
点心を食べさせようと甲斐甲斐しい七娘だけど、アーランに、言いたいことは何だと言われてしまいます。
七娘は、ある程度申非から聞いたんでしょね、ごめんね、留白楼に乗り込み、計画をぶち壊しにしたと言います。説明しなかった私が悪いとアーランは答えますが、七娘は相変わらず、分かってる、突き放した言葉も、私の安全を考えてのことでしょ、と。
アーランは、半分は本音だと言いました。だろうよ(笑)
私から離れたほうがいい。
私を恨んでない?と七娘。
うん、分からないでもないんだけどさ。どうしても自分のこと優先だな。何を言われても都合よく解釈するし。だんだん面倒くさくなってきた(笑)
アーランもそれには答えず、目下、私は標的だ、刺客がいつ現れるか、私の側にいては危険だと言いました。
怖くないと七娘。
ちっがーう!アンタの怖さなんか聞いてない。守り切れないから、邪魔だって言われてんだよっ(大声)
奩山では私のために負傷し、留白楼でも守ってくれた、私にはアーランがいる。アーランのことは私が命がけで守るわ、て。
もー、バカなの?そのアーランが標的なのっ。1人ならその頭脳でなんとか逃げ切れることもあるかもしれないけど、アンタがいたら2人共殺されるっつってんのっ。アンタに守り切れるもんか。ナニ甘いこと考えてんだ。
あ、失礼。思わず(^m^)
アーランは馬車を止め、やることがあると出て行こうとします。
まーた、やかましく聞かれそうになって、アーランは、いい子にしろと一言。ひとつだけ点心を取って口にし、軽くありがとう的に持ち上げて見せ、馬車を出て行きました。
いい子にしろ。
きっとこの子、この言葉の破壊力を噛み締めて喜ぶんでしょ?(笑)
ようやく少しずつ、アーランも嫁の操縦の仕方が分かるようになってきたってことかね。一生懸命なのは分かるけど、かなりメンドクサイよなー。
高秉燭は、積善博坊の丸テーブルに両手を付き、俯いていました。
窈娘の部屋に行き、思い出します。
誕生日に栄養たっぷりの羊肉麺を振舞ってくれたこと、あの日、神都に運ばれた自分を背負って運んでくれたこと、陳闕が殺されて逃亡した晩、クローゼットの奥に匿って手当てしてくれたこと、ここを逃げ場所にしてくれればいいみたいに言ってくれたこと。
そこに武思月が入って来ました。
さっき見てきた、倒れていたのは…
十六夜だ。
ニヤリとした笑いを浮かべて答えた高秉燭。
じゃあ、敵は討てた?
そうだな、こんな形で。長年追っていた仇敵が、そばにいた友とは。
どんな人だったと聞かれた高秉燭は、十六夜か…敵は討ったと出て行っちゃいました。
百里家に戻った七娘。
出てきた申非に、アーランは用があるってって、まー案の定、ご機嫌ですよっ。
こんな夜中に用ってと聞く申非に、七娘を責めないで、内衛から出して貰ったのに七娘を置き去りにするなんてと文句を言う蕾芝(うんし)。
アーランは何か言ってましたかと聞かれ、いい子にしろって言ってた♪と七娘は、めっちゃご機嫌で屋敷に入っていきます。ほらね、全部自分中心だもんな。聞きたいのはソコじゃない。
七娘ちゃんは、15、6の女の子なのかな。そういえば永川(えいせん)郡主もそれくらいの感じっぽい演技だったよね。それにしちゃ、友達の武思月はかなり上に見えるけど。
訳も分からず蕾芝に怒られたかわいそな申非は、結局どこへ行ったんですー?誰がいい子にするとー?て(笑)
アーランは福善坊の広林客桟に来ていました。李済から聞いた場所ね。
扉を叩いても誰も出てこないので、そのまま入っていきます。
高秉燭のねぐらの棺材舗には、武思月が駆け込んで来ました。
高秉燭が立ったまま、ひとりでお酒を飲んでいるのを見て、ほっとしてる。
確かに、このまま行方をくらますかもしれないし、誰も知らない場所で死を選んでるかもしれないしと、最悪を考えてもおかしくはないからなー。
けどま、聯昉の執戟郎だからね。その責任は、果たそうとするんじゃない?
天井にいっぱい提灯が下がってるんだけど、これだけの数、いちいち火を点けたのかな、こんな心境の中で。と、いらんことが気になっちゃった(笑)
この5年間、春秋道と十六夜を追って、手がかりを書き出してきた壁。
それに気付いた武思月に、にんまりとした表情を見せた高秉燭。
こうやって、生きてきたの?と聞かれ、せっかくだ、一緒に飲むか、と。
アーランの入った広林客桟の中には、誰もいません。
戻ってきた店員が、申し訳ありません、今日、宿は開けていませんと言います。
アーランは、人を捜しに来ただけだと告げました。
胡人で、康瞻彼(こうせんひ)という。
会って何を?
骸が見たい。
殺されたのが康瞻彼なのね。
店員は慌てて、ここは検視房じゃない、お帰りをと言います。
アーランが、宿泊客だから宿が骸を回収したそうだなと聞くと、河南府に引き渡したと店員は言うけど。さっき慌てたのは何だよ、まだここにあるからだろ?
康瞻彼の出身は克部で、河南府が関わる訳がない。通常は南市の離生院行きだが、離生院は3日安置した骸でないと引き取らない。私の推測通りなら骸はまだこの宿にあるはずと言われてしまった店員は、言葉に詰まります。
さっさと中に入って行くアーラン。店員は慌てて番頭を呼びに走ります。
高秉燭と武思月は、仲良く並んで飲んでました。
2人とも、けっこうデカめの壺持ってる。中国のみなさん、お酒強過ぎだよねえ。
やっと敵が討てた。長年の苦労も報われる。喜ばしいな、一緒に酔ってやる。
そう言われた高秉燭も、少し笑って、壺同士を合わせました。
聯昉に入ったら、もっといい場所に住めるのに、なぜここにと聞かれて、ダメか?っていう兄さん。
俺は大好きだ。
生き物は好きじゃない。生命力を見ると怖くなる。
道端の花やさまざまな人々。間近にいるのに、俺とは無関係だ。
そいつらが俺に忠告してくる。生きる屍だと。
それでいい。何の息吹も感じず死臭に包まれていると、心が落ち着く。
この5年、この人の未来に「生」という選択肢はなかったからね。
今はどうなんだろう。今でも、敵が討てた、後は死ぬだけ、なんだろうか。
自分の命は借り物。生きる唯一の理由が復讐で、ようやく果たせたがと、高秉燭はその先は続けませんでした。苦笑いで首を横に振って。
すっきりしてないんだよね。やったー、敵を討ったぞーには、ならない。
目的を果たして、生きがいをなくしてしまったから。
勝手に客桟の奥に入ったアーランは、布のかけられている遺体を見つけます。
お腹を切った検視痕のある遺体には、案の定、赤い斑点がありました。
アーランは急いで遺体に針を刺し、蝋燭の火で炙ると、針は鮮やかな青色に。
「高温で藍青色に変化する奇怪な毒」5話でアーランが文献から探した沙遅蛇毒(さちしゃどく)の特徴の通りよ。
そこに使用人達と番頭が走ってきました。
通報しましょうと言われ、バカをいえ、ただでさえ死なれて面倒なのにっと言った番頭は、アーランを見てびっくり。これは百里二郎、なぜまた…と。あはは。ひとりミシュランで顔売ってたお陰ー(笑)
ズラリと料理の並んだテーブルに座らされているアーラン。品評しなくちゃならないらしい。
用件は別だ、食事は必要ないと、すげないアーランだけど、木牌に何か書いて貰えますかと言われて、仕方なく懐からハンカチを出します。食べずに評価なんかできない人でしょうから。いつも箸を拭くことから始めるちょっとした儀式(^m^)
箸を拭きつつ、番頭に質問。
天香楼で死んだ者がなぜここに?
宿の決まりで、宿泊客が死ねば宿が骸を回収し、親族に引き渡す。引き取り手がいなければ、宿で埋葬する。1人で泊まっていた康瞻彼が死んで2日、誰も訪れてはいない。職業は分からない、持ち物は役人が物証として持ち去った。
同じ部屋に泊まりたいと言ったアーランに、はあぁ!?と番頭(笑)
死人の泊まった部屋はまずいですよ、掃除もまだです。
と言った側から、料理に箸をつけたアーランに、番頭はじめみんながにゅーんと近寄る。おもろっ(^m^)
内衛では、李北七が刀を捧げ持って跪く罰を受けていました。
勝手に保護対象のアーランを牢に監禁したからな(^m^)
そこへ武思月が帰ってきます。
武思月は、積善博坊に行けと李北七に言うんだけど、黒兄貴から1日跪けと言われているからと動きません。奉御郎には私が釈明すると言うと、李北七は、アーランが七娘と共に帰されたと告げました。
武思月は、大理寺に博坊を封鎖するよう伝えろと言って、出て行きます。
百里家に行ったね。まだ何があるか分からないもんね。
その百里家には、広林客桟からの使いが来ていました。
「尚可」と書かれた木牌を持って、これを見せて食事代を貰えとアーランが言ったと。
木牌を見た申非は、いつもの文字と違うと気付き、店の名前を聞きました。
アーランは、確かに木牌を書いて、でもいつもの書き方とは変えて屋敷に行かせ、申非に見て貰えるように図ったのね。自分の居場所と、通常とは違う何かが起きてると知らせるために。
宿の人々は、アーランの木牌を貰えて大喜びで、いつまで滞在してもいいなんて言ってましたが。
丁度そこに武思月。
アーランは?と聞かれた申非は、面倒事かも、と答えました。
よし、これで安心ー。
部屋に入ったアーランは、あちこち見て回ります。
タンスの中の匂いが気になったっぽい。ベッドの下にあった木靴も。
その時、扉の向こうで物音がしました。
高秉燭は不良井にいました。
亡くなったみんなが、王登成も含めて、わいわいと食事をしている幻を見て飛び込むけれど、実際は誰もいなくなったお母さんの家に、ぽつんと座っているだけでした。
小餅子、胡麻は炒ってから入れてよ、生だと苦くなる。
お前の妹の好物だ。
お母さんの言葉と幻。
復讐は成ってもあんな形。そして失われた命は返ってこない。
虚しさと寂寥感を噛み締めてるんだろなあ。
物音を警戒していたアーランだけど、部屋に入ってきたのは武思月でしたよ。
家に戻らず何をしていると言われて、ここに泊まった胡人が沙遅蛇毒で死んだとアーラン。
見せた木靴は両方とも左足。番頭は何か隠していると言います。
帳場に木靴をどんっと置いたアーラン。これはどっちも左足、木靴は2足あったはず、康瞻彼以外に泊まった人間がいた、と。
番頭はいえいえ、一人だけというんだけども。
武思月が、内衛、月華君だ、調査に来たと告げると、慌てる番頭。
宿帳を見せろと言われても、河南府が持って行ったと先の使用人と同じことを言い、武思月にも、離生院の管轄だ、河南府が持ち去る訳がないと突っ込まれます。
歯切れが悪いのは、2人で宿泊した康瞻彼が死に、連れは逃げたからかとアーラン。
諦めろ、正直に吐けと武思月。
この2人に詰められちゃ、この番頭さん、勝てっこないわ(笑)
要するに番頭は、役所が調べに入り、事が大きくなるのを避けたくて隠したのね。宿自体が何か悪い組織に関与しているんじゃなく、単に商売の邪魔になるから。
宿帳を見ると、康瞻彼と一緒に泊まっていたのは、康金という胡人でした。
康という姓は珍しいらしく、2人共克部出身の粟特人(ソグド人)かとアーラン。
ソグド人の隊商は中原を行き来するので、隊商と一緒に来たのだろう。
番頭は、彼らが何者かも知っていた様子。武思月に強く言われて、康金の正体を喋ったのね、多分。
高秉燭は不良井の仏像の前で、武思月と話したことを思い出していました。
兄弟も死に、お袋も死んだ、仇敵も。残ったのは俺だけ。
これぞ、災いの星ってやつかと笑う高秉燭。
敵討ちこそ生きがい。それを果たして何をする。生きることに意味があるか。
じゃあ、私は?と武思月は言いました。
私の母は私を産んで死んだ。2才の時には父も死んだ。
兄は私を育てるため、宮仕えをし、陛下の尚善奉御(しょうぜんほうぎょ)となった。
尚善奉御とは、毒見役。
それを考えると、私も災いの星ってことになる。
毒見役だったのか。だから今の体調なのかな。それも妹を守り育てるため。
そのことに武思月も縛られているから、あんなにも従ってきたんだね。
高秉燭は、おまえもいつか嫁ぎ、長生きして子孫に恵まれる。平穏に一生を終えるだろうなんて言ってる。これ、慰めのつもりかね(笑)
武思月は、分かってる、母も兄も、私のために自分を犠牲にしたと言います。私が嘆くことは望まない。
人は生を受け、望むことをやり、側にいたい人と寄り添う。
それこそ本望。
それを聞き、真顔になる高秉燭。
高秉燭、考えたことは?この借りて来た命を、復讐する以外に何に使えるか。
前回は、もっと大人になってよーと思ったけど、結局武思月という人は、エエトコのお嬢さんとしては、そう恵まれていた訳でもなく、それでも熱い心を持った真っ直ぐな人なんでしょね。だからこそ、感情が大きく動くと取り繕えないのか。
でも、そんなこの人の資質を大事に守って育ててきたのは、あの黒兄貴なんだよなー。だからこの人は歪まなかった。ん?なら、兄貴は?
不良井を出てみた兄弟分達の楽し気な様子。
窈娘の言葉。私が死んだら、一生私を覚えていてくれる?
母親の言葉。私の代わりにしっかり生きなさい。
真顔で武思月を見上げる高秉燭の目の前から、死の淵は遠ざかったのでしょうか。
仏像の前にいた高秉燭に、小餅子と呼びかけたのは丑(ちゅう)じいでした。
何があったと聞かれた高秉燭は、丑じいに抱き着き、泣き出します。
もうこんな泣き方が出来るのは、この人の前でだけなんだよね。
積善博坊は、裴諫(はいかん)達に閉鎖されていました。
裴諫も女将にはいいようにあしらわれてたからねえ。何を思うことやら。
掌秋使のところには、十六夜死亡の報告が入ります。
誰が殺したのと言ってる。高秉燭が訪れていたと。
って、何よ、まぁた、高秉燭のせいかっ。似たようなもんではあるけど、春秋道、それくらい調べがつくだろうよ、自分の手戟を腹に刺してんだぜ?
掌秋使は、十六夜は長年潜んでいたし、高秉燭との付き合いも長いのに、なぜ突然バレたのかと訝しみます。
部下は、百里弘毅(ひゃくりこうき)が留白楼で会ったのは工部の役人ではなく、裴諫の配下で(えっ!そうだったの!?)、月華君もその場にいましたと報告しました。
十六夜の死には3人が関与している、と。
あらー、これでターゲットは全員だ。
丑じいと並んで座っている高秉燭。
この場所で小餅子は、丑じいに叱られながら育ったんだね。
何も分かってないガキ達は、躾んとなと笑った丑じいに、そのガキ達の中で残ったのは俺だけだと。
不良井で近しい人はアンタだけと言った高秉燭に、バカを言えと丑じい。
妹の阿曇(あうん)を捜さないのか?
高秉燭は、この5年の間、妹捜しもしていたらしい。どこにもいなかったと。
ならやっぱり、春秋道では?と思ったけど。結局のところ、判明はしないんだよね。
鐘が鳴り、不良井に朝がやってきます。
しらじらと夜が明け、人々が動き始めました。
それを眺めながら、小五達が上(不良井の外)に行かなければ、みんなと同じように、と言いかけた高秉燭の言葉に被せて、丑じいは言いました。
人並み以下の人生だ。
お前は外の世界を知っている。なあ、俺たち不良人は外でそんなに極悪人なのか?
当然違うと高秉燭。
不良井で生きるのは、ネズミが暗がりに棲むのと同じ。
だから、人のような暮らしをさせたいんだろう?
殺したのはおまえじゃない。全てを背負い込もうとするな。考え過ぎなんだよ。
丑じいの言葉は優しい。みんなから恨まれたこの5年の間も、この人だけは全て理解して、見守ってくれていたのでしょう。
高秉燭は、冷静に考えてみたと言います。
十六夜は仲間を殺した。だが所詮は殺しの刀。刀を持つ者はまだ隠れている。
王登成や十六夜たちには私欲があったし、奴らの悪事は死をもっても償えない。
だがそれを利用する者こそ、目的のためなら手段を選ばない黒幕。更なる災いだ。
丑じいは、悪には天罰が下る、お前は充分やった、もう関わるなと言ってくれるんだけどね。
不良人達がどれだけなじろうと、ここはお前の家だと言ってくれるんだけどね。
高秉燭は立ち上がり、家のためにも踏ん張るさと言いました。
吹っ切れたかと言われて、ひとつだけ分かったと答えます。
俺の命は役に立つ。
窈娘は十六夜となって大勢を殺し、王登成は不良井を売り危険に晒した。
背後には陰謀があり、俺の大切なものを壊すだろう。
まだ俺は役立つ。
新たな生きる目標が見つかったなあ。その上を叩く。陰謀の元を潰す。
先を見据えてやる気が戻り、いーい表情な高秉燭とは逆に、丑じいは、はーあ、またかよ、コイツは…みたいな顔になってましたとさ(笑)
次回はも少し春秋道のことが分かり、また面倒な癖つよ柳家の人物がもう1人登場。
名家だって話だけどさ、なんなの、柳家の人達ってっ(笑)
コメント