あらすじ
郭嘉(かくか)の死後、鮮卑(せんぴ)が廬龍(ろりゅう)の近くに姿を現す。危機を感じた劉平(りゅうへい)は、曹操(そうそう)に援軍を要請する使者を送る。しかし、曹節(そうせつ)が郭嘉から託された袋を開けると、郭嘉が盧龍に援軍を送らぬようにと曹操へ伝えていたことが分かる。そんな折、劉平が送り出した使者たちを捕らえた鮮卑が盧龍の町の外に姿を現し…。
三国志 Secret of Three Kingdoms 公式サイトより引用
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ネタバレ感想
郭嘉がいなくなってしまいまして。
キャラ萌えしてたんで、ごーんとテンション下がってしまいましたが、曹丕と司馬懿の結託っぷりが以降始まるので、今度は闇曹丕を楽しみにしよう、そうしよう。
曹操、烏桓(うがん)の奇襲には成功したみたいです。奉孝(ほうこう 郭嘉=郭奉孝)の言う通りだったって崖の上で高笑いしてます。
34話の司馬懿と唐瑛の山登りシーンでも思ったんですが、こういう景色、どこまで実写でどこまでCGなんでしょ。中国の山河の景色は半端ないので、結構実写とか、実際の景色との合成もあるんじゃ?とは思いますが。
曹操も郭嘉から、烏桓の平岡(へいこう)を落としたら開けと言われた小袋を持っていました。開こうとした時、唐瑛の兄弟子、潘揚(はんよう)が現れました。あら、久しぶり。どこ行ったのかと思ってたよ。潘揚は、徐州の民を殺した罪を償えと襲い掛かります。
下っ端の兵達はあっさりやられ、許褚(きょちょ)も倒れて頭を打ってしまい、曹操と曹丕だけが残ります。曹丕は曹操にお逃げくださいと言って戦うんですが、曹操は逃げません。うわー、曹操に王越仕込みの剣を見られちゃうよ。案の定、潘揚も王越の剣だって言ってるよ。
ようやく許褚が起き上がり、参戦。そこに曹操軍もやってきました。逃げる潘揚を追いかけようとした曹丕を、曹操が鋭く止めます。
パパバレ。軍営に戻り、面と向かって問いただされてます。
曹丕は官渡で戦った時に、見て覚えたというんですけど、そりゃ、無理な言い訳よ。おまえは、見て盗めるほどの腕前かって言われちゃってる。
見て盗み、鍛錬したと言う曹丕ですが、ならなぜ王越が陛下を狙ったのか分かるのでは?って曹操。ここ繋がるもんですか?見て盗んだだけの人が、行動の理由まで分かる訳ないよね?
袁紹の敵討ちではと言う曹丕ですが、全く目線の動かない曹操と、嘘ついてるからちょこちょこと動く曹丕との対比がよく分かります。
袁紹の敵打ちなら、まず自分を襲うだろうと言う曹操。天下一の剣を見て盗んだという、お前の腹の内が量り難い。
ホントそこなんですぅ。その本音がイマヒトツ分からない。曹丕自身も、揺れてるのかもしれませんが。ただ、真っ当な手段では自分がトップに上り詰めることは出来ないと思ってる曹丕なので、真っ当でない手段を狙うならば、実の父親か実の弟を蹴落とすしかないのよね。それが難しいから、搦め手で劉平を売ったんでしょうが。王越が殺せなくても殺しても、どっちでもいいや、くらい?皇帝が王越に殺されれば曹操の立場が悪くなり、失敗すれば自分が王越を消せばいい。結果後者になりましたが、曹操の疑惑はますます膨れ上がってないかい?
王越の剣を身につけたのは、父上を守るため、王越との関わりはありません、信じないなら拷問にかけてください、殺されてもいいと言う曹丕です。
郭嘉は任紅昌の隣に葬られました。でも、死を伏せている関係でしょうね、墓石に名前は刻まれていません。
しみじみしていた劉平と伏寿のところに、ケガをした兵が馬で走り込んできました。連絡のために南に向かったところ、鮮卑(せんぴ)が民を虐殺して、先には進めずって。わー、鮮卑が動いてしまいました。劉平は、急ぎ曹植と相談することに。
曹操軍の馬を奪って逃げた潘揚ですが、途中で鮮卑が人々を虐殺している現場に出くわしてしまいます。飛び込んで鮮卑と戦う潘揚。そこに劉平と曹植達が馬で駆けつけ、鮮卑はひとまず退却。
礼を言う曹植を無視して、なぜ出陣したと劉平に聞く潘揚。そなたと同じく見逃せなかったという劉平です。
曹植ってお子ちゃまのせいか、何も知らさせていない立場のせいか、ストレートに厚意を表して完全無視されるってシーン、多くないです?でも全くメゲナイんですけど。
潘揚は黙って、おじいちゃんの亡骸に縋る女の子を抱いていきます。
誰ですかという曹植に、劉平は、袁紹に仕えていた男で、義士だと答えました。
そうなんだよね、唐瑛を掟とやらで自分同様縛り付けようとさえしなければ、この人、普通にいい人なのよ。
廬龍(ろりゅう)の城門の中に、逃げて来た人々が入っていきます。潘揚も一瞬戸惑ったものの、馬に乗せた女の子共々、中に入りました。
見ていた曹植は、袁紹の息子の回し者では?と疑いますが、劉平は、曹司空のことは恨んでいるが、今回のことは別件だと言います。多分潘揚は、袁紹の息子にはついてないと思うわ。
中では、伏寿と曹節がみんなに食べ物を配っていました。
それとなく潘揚を観察しながら劉平は、腕の立つ者を選んで、曹操と許都に援軍要請の連絡をと曹植に指示。連れて来られた3人の中には、あの子がいました。温県での件を知っていて、一旦牢に入れられちゃってた子。無事だったのね。にこやかに笑って、心配ですか、逃げ足には自信がありますって言うんだけど、うわあ、わざわざこの子が伝令だって出すからには、やられちゃうんだろうなあ、うう。
劉平、曹植、伏寿、曹節。
鮮卑の動きは、郭嘉が死に、町が手薄だということを知らせた間諜がいるせいだと劉平は言います。町というか、楊修が動いてますよー。あれは決行ってことだよね。伏完も噛んでるんでしょうか。
父上は必ず来てくれますって呑気な曹節は、廬龍が危うくなったら開けろと言われた郭嘉の袋を取り出します。劉平と伏寿は緊張MAX。でも廬龍が危ない時に、劉平の出自は関係ないよ。
読んだ曹節は固まります。
郭嘉は曹操に廬龍を助けに戻るなと伝えていると。曹操の持ってたあの袋ですな。
伏寿は、曹操がダメでも許都がある、許都の者が陛下を放っておくはずがないと言います。
曹植は、廬龍は自分が守る、伏寿と共に許都にお戻りくださいと言うんですが、劉平は放り出して帰る人じゃないっす。危ないからと子を捨てて逃げる親はいない、民も自分もそなたも命は同じ。
そんな劉平の言葉を、続き部屋の梁の上で聞いているのは潘揚ですよ。この皇帝はなんか違うんだなーと思ってるっぽいよ(^m^)
そこに、鮮卑の先鋒がやって来た知らせ。
許都からの援軍が来るまで、守り通さねばならない状況なんですが、大群の上に、投石器を持って来てますね。怖い怖い。伏寿はやたらと周辺部族のことに詳しいな。皇后としての嗜みなんでしょうか。
3人の伝令は捕えられていました。
投石器に乗せられて飛ばされる1人。まだ遠いなと、近づいて、もう1人。
最後に残ったあの子。劉平は弓を番えて狙い、自らの手であの子を殺しました。
鮮卑の軻比能(かひのう)は、劉平の腕前に驚き、一旦少しだけ退却です。
いや、剣で切り殺し合ってるのにナンですが、投石器で人を飛ばすってのもすごいね。きっついシーンでした。劉平も伏寿も、怒りと決意で厳しい顔付き。守り通さないとね…かなり厳しいけどね。
曹操の元にも、廬龍が攻め込まれた連絡が入ります。そして、郭祭酒からという手紙を見て、曹操はがっくりと肩を落とし、黙って出て行き、外に座り込みました。
郭嘉からの最後の手紙は、自分の訃報か。
奉孝が生きていれば、むざむざ鮮卑に囲まれるはずもない。天は余を助けてくれぬのか。
そっか、でも何ができたっていうんだろう、あそこで。だけどそれをするのが郭嘉って人だったのね。
曹操は泣きながら、余をよく知る奉孝は、戻ってはならぬと書き残した、だが戻らずにおられるわけがないだろうと呟きます。だからこそ、わざわざ手紙にして残したんでしょうけど。
戻る命を下そうとした曹操を、曹丕が止めました。郭祭酒は何か策を持っていたはずだと。烏桓の本拠地を目前にして退いたら、あの世で郭祭酒に恨まれてしまいますって。
郭嘉は、司馬懿が動くことを見込んでいたかもしれませんね。自分の不意を突けるのは司馬懿だけだって言うくらい認めていたし、司馬懿ならなんとかできるはずだと賭けていたのが、策なんじゃない?
忘れたのか、廬龍には、弟と妹がいるのだぞと、父。
忘れたのですか、ここから柳まではほんの一息ですと、息子。
曹操は、今日初めて気付いた、おまえが余に一番似た息子なのだな、と言いました。
曹丕、ようやくパパンに認められる。
にらみ合いの続いている廬龍では、曹植が曹家の兵馬や兵糧のリストを差し出し、町を守る戦いは初めてだから、陛下が指揮を執ってくれと言いました。曹操と劉平の間に溝があっても、今は一緒に守り抜き生き残ることが大切だという曹植の判断です。甘ちゃんだけどバカじゃないのよ、この子も。
囲まれているから早く降伏しろと、門の前で使者が喚きて立ててます。劉平は、使者は馬に乗っているかと聞き、何か閃いたみたい。
門から出て行ったのは潘揚でした。馬を奪って、もう一度許都への伝令役を頼んだのでしょう。潘揚ならできるわ。
めっちゃ急いで許都に行ってくれた潘揚。荀彧の前で、湯呑の中身を勝手に飲み干し、追加で貰った壺ごと、がぶがぶしてから、内容を伝えました。
驚く荀彧ですが、曹操の虎符がないと兵は動かせないんだってよ。曹操は廬龍にいないのに、そんなものがあるかと潘揚は言って、皇帝の命を出すのですが、荀彧、慎重。んなことしてるうちに、みんな死ぬぞって言っても、相談するって。まあね、潘揚が偽者なら、とんだ大失態になっちゃうしね。
潘揚は唐瑛の元に行きました。そこでようやく、司馬懿が立った!(笑)
なんとかするらしいよっ。
廬龍は袁紹が治めていたところみたいですが、ここしばらく鮮卑も大人しかったので、対策としての武器を揃えてはいなかったようです。古い戦車は叩くと壊れる有様。
兵も馬も少なく、城門を上って来られたらどうしようもない状態らしい。
さ、司馬懿待ちっ!
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