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追風者 第35話 あらすじとネタバレ感想

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追風者
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目次

あらすじ

戻った沈図南は共産党エリアに対する経済封鎖を継続するも、庶民を害する林樵松の極悪非道の策は阻止する。広東軍トップは共産党との内通を暴かれて射殺される。林樵松は恋人の宋美娟を人質に、共産党に潜伏していた宋美娟の兄・宋寿田を使って裏工作をするが、共産党に露呈する。

みるアジア

ネタバレ感想

林樵松(リンチャオソン)にロックオンされている、広東軍の旅団長、銭逢時(チェンフォンシー)。
閻(イエン)という広東軍のリーダーから、贛州(かんしゅう)の帳簿が酷いと電話を受け、三江口を封鎖した特派員、沈図南のせいだと告げます。
一か月で解決できなければクビだと、電話を切られてしまった銭逢時。追い詰められたね。
でも若来たちにとっては、チャンス。

涌金門(ゆうきんもん)の検問を通った若来と近真は、まず三江口の通行暗号書を入手することに。
図南のところから、近真が隙を見て手に入れようとしているみたいだけど。
若来のほうは、銭逢時の担当。こちらも危険な相手だけど、銭逢時が排除したいのは図南だし、共産党との取り引きをすれば儲けが出る訳だから、若来の交渉手腕なら大丈夫そう。

若来は、広東軍の門前で占いの旗を持ってウロウロ。
出て来た銭逢時に話しかけ、興味を引くことに成功します。
ウィキによると、占い的なものに傾倒していたのは上司の陳済棠(チェンジータン)のほうみたいだけどね。部下も影響を受けていたのかな(^m^)
どこから来たと聞かれた若来は声を潜め、瑞金ですと言いました。銭逢時の顔色が変わったよ。

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占い師はこういう黒丸眼鏡が定番なんだろうか。白宇も「紳士探偵」でかけてましたよ。

図南のところにも、従匀(ツォンユン)から、林樵松が若来を見つけたとの報告。
近真は見失ったらしい。別行動を取っていると聞かされてる。

銭逢時と対峙した若来は、身分を明かし、取引に来たと告げます。
赤狩りの中、協力するのは危険だと言う銭逢時に、若来は活路でもあると言うよ。
三江口は、旅団長と沈図南の争いに見えるが、実際は陳済棠と蒋介石の競い合い、沈図南が優勢の今、陳済棠にどう説明するのか。
銭逢時は、自分は少なくとも国軍の将官だと言うけど、若来は、あなたは我々を支えて来た、こちらには取引記録があると詰めます。
脅迫かと銃を向けられても怯まず、沈図南も同じ記録を持っているはず、あなたは陳済棠のお気に入りで沈図南も配慮しているが、陳済棠に上納できなくなれば、あなたの利用価値はなくなる、と。

考えて銃をしまった銭逢時に、若来は塩を要求しました。
劉副官が、塩なら広東軍から運ばれた精製塩があるが、新通行証がないので、桃江埠頭から運び込めず返品する予定だと言います。
銭逢時は、沈図南の目を盗み塩を運べる策があるなら、取引してもいいと答えましたわよ。

仁愛医院の魚児(ユーアル)の病室前。
ドアを開けたけど辞書(ツーシュー)に首を横に振られ、病室に入れない図南は、廊下でまた頭痛の発作。それを、物陰から近真が見ていました。
図南が病室を離れた隙に病室を覗いた近真を、さっき近真がいた場所から、今度は図南が見ているよ。

その場での接触はなかったけど、書斎で手帳を握り締める図南は、近真が何を欲しているのか分かってるよね。手帳は暗号帳かもね。
図南は、抽斗の二重底の中に手帳を入れました。ここなら近真は見つけるだろう、みたいな感じにも見えるなあ。

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翌日、看護師になって魚児の病室に行った近真。魚児は一目で近真だと分かります。
辞書は慌てて、病室のドアに鍵をかけました。
泣きながら会いたかったと言う魚児を慰め、宥める近真。それを涙で見ている辞書。

中庭で近真と話した辞書は、即、私に手伝える?と聞いてくれます。
近真は頷いて、手伝える、を肯定し、でも兄を傷つけるから必要ないと。
辞書は、もしその任務が成功したら彼はどうなると聞きます。
三江口の封鎖に失敗、兄は能力を疑われて免職になると近真が答えると、辞書は本当に免職されるだけかと念を押して。
近真のせいで以前ほど信頼されていない図南は、信用回復の時なので、その失敗は大きい。通常は共産党との関係を審査され、嫌疑が晴れれば党籍と職を解かれキャリアは終わる。
それを聞いた辞書は、手伝う、私のため、彼とこの家のために手伝わせてと言いました。そうしないと、私達家族に希望はない。

どうしても国民党から抜け出せない夫だからね。魚児のメンタルまでずたずたにされちゃったからね。命さえ奪われないのであれば、キャリアなんぞ、もう辞書にとってはどうでもいいコトよ。

自宅に戻った辞書は、使用人達を台所に集め、その隙に近真を書斎に通しました。
近真が書斎を漁り、抽斗の二重底に気付いた時、図南が帰ってきてしまったぞ。
大急ぎで暗号帳の内容を写真に撮ると、彼が戻ったと辞書が飛び込んできます。
逃げて、間に合わない、これを持っていって、なんて会話を扉の前で図南が聞いてるよ。
贛州(かんしゅう)は危険よ、もう来ないで、ありがとうなんて、別れを惜しんでハグする間も待ってから、図南は書斎に入りましたとさ。
やっぱり二重底、近真なら気付くだろうと、入れたんだなー。

言い訳をして出て行こうとする妻を引き止め、図南はすまないと言いました。
辞書は、今、謝っても遅い、辞められたのに、あなたが望んでここに来たと言います。
ほんそれ。もっと早く言ってやればよかったのにぃ。

図南は、当初自分は江西さえ取り戻せば全て好転すると思っていた、でも共産党の根拠地で見たものは、想像とは違っていたと言います。
辞書が、瑞金は共産党の下で順調に発展しているそうよ、人々の生活も満ち足りているとと言うと、近真に聞いたのか?ですってっ。

若来のところに戻った近真は、フィルムを渡します。
ひとまず、2人共成功ね。若来は、近真は危険だから、すぐに脱出をと勧めました。
夜、ひとりで列車に乗ろうとする近真を、図南が遠くから見ていました。
ホームにいる兄に気付く妹。
やっぱり兄ちゃんが暗号帳情報を渡してくれたんだと、妹は気付いたかな。
たっぷりと時間をかけて、2人の無言の時間が流れるので。もしかしてこれが最後の?(泣)

無事に塩の取り引きが実行されるんだけど、それを埠頭で林樵松たちが張ってるよ。運送業者も突き止められちゃってるなあ。広東軍が撤収した後、林樵松たちは積み荷を包囲しました。

翌日、図南に呼ばれた林樵松は、取引の塩にヒ素を混ぜたと得意げ。
それを聞いた図南、固まる。
共産党区で大勢死者が出る。その混乱に乗じて奇襲できる。
図南は、勝手に行動するな、極悪非道だと怒鳴ります。
林樵松は、あなたは賛成しないと思って言わなかった、近真の件は見逃すと脅し。
もし毒を入れたことに意義があるなら、南京に報告して上に従いましょうと言って、林樵松は、悪びれもせず出て行きます。

追風者
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林樵松も、この辺りから瞳孔開きっ放しみたいな顔なんだよねえ。怖いのよ、見開いた目が。
王陽(ワンヤン)に続き、いっちゃってる顔の上手い張天陽(チャンティエンヤン)。

病院の中庭にいた魚児は、図南が近付いても泣き叫ばなくなってましたね。
敵を討っても、善人なら相手に対して敬意を払うみたいな故事の話をしてたけど、ただ、友達の父親を殺したって事実は、記憶に刻み込まれているよね。それでも、パパも善人よねと言う娘。

その言葉がリフレインした図南は、車の中で従匀に、一般電報で共産党に「塩に毒」と連絡しろと命じました。従匀は林樵松が入念に立てた計画なのにと言う。
図南は、我々が行うのは経済封鎖で庶民の毒殺ではないと。

雷鳴(レイミン)が会議で、その電報をどう思うと聞いてましたよ。
孔令崢(コンリンジョン)は脅すための嘘だと言い、若来は嘘の可能性もあるが、彼なら今回は本当だと思うと。
運搬の全工程は共産党だったらしいけど、広東軍の手を離れた直後に埠頭で林樵松が差し押さえてたからねえ。本物の運送業者を処分してヒ素を混入し、自分達が運送業者に成りすまして共産党に引き渡したのでしょう。
林樵松達がそれほどまでに、しっかりと監視していることに、この人達はまだ気づいていない。
雷鳴は、一旦塩は封印して、3日で真相を調べろと指示しました。
若来達が調べると、防湿のために密閉されてる塩の袋に、複数穴の開いてるのが見つかったらしいよ。

その頃、図南は、明達(ミンダー)相手に、敵は共産党で民衆ではない、塩に毒を入れたら庶民に恨まれ民心を失うと説明していたものの。
前回連れ去られた件で既に忠誠を疑われているから、彼らに騒がれるかもしれない、しばらく慎重に、特に銭は危険だと言われてしまいます。彼らって誰だ?広東軍?
銭の容疑が固まれば、陳済棠だって救えませんと言って図南が電話を切ると、そこに林樵松。
計画を失敗させられて、嫌味混じりに怒ってますな。
無辜の庶民を毒殺したくはないって図南に、共産党に下れば庶民でも党国の敵だと林樵松。

図南は、独断で動くならもう協力はできないと言います。
林樵松も、党に忠義を尽くす、その上での協力だと言います。
聞いていた従匀が、井の中の蛙と鼻で笑いました(笑)あははっ、従匀の癖におもろいっ。
従匀に掴みかかった林樵松を一喝し、それより銭をどうするか考えろと図南。

若来のほうでも、ヒ素混入は5袋と検査が済んでいました。
ヒ素は結晶体で市販のものではない、実験室で精製されたもので数千人の致死量。穴にはオイルの成分がついていたので、恐らく銃剣であけたものと推測。
でも毒のない塩の区別もできそうで、1週間後に流通が可能になるらしい。
単純な孔令崢は、もう広東軍の塩は買わんとか言ってるけど、若来は、銭逢時がそんなことをするメリットはないのが分かってるよね。そこに誰が介入してるのに気付いたかなあ。てか、林樵松がウロついてるの、知ってるでしょうにーっ。

そして次はメキシコ銀貨の製造機が届くらしいよ。上海から于都(うと)まで水路で届いているらしい。
それで銀貨が作れれば、国民党区でも使えて便利みたいね。
これは宋寿田(ソンショウティエン)が、命がけで運ぶと言いました。今、于都には春苗が行っているらしいので、一緒に帰って来るように、と言われてるよ。

その頃、塩の取り引きに関わった末端を、銭逢時が始末していました。
共産党との取り引き証拠隠滅ってことかな。
でもそこに林樵松がやって来て、銭逢時を、共産党との内通罪で逮捕すると。
なんだかんだと躱しながら、車に乗り込んでその場を離れようとした銭逢時。
車中で、自分達を見逃した林樵松をあざ笑ってたんだけど、道の先にバリケードを築かれていて、そこから一斉射撃されてしまいましたわ。

一方、図南は広東軍の軍営?に行き、トラックからたくさんの箱を出して、中のお金を兵士たちに見せます。これは親元を離れて戦っている君たちへの褒美。この金は銭旅団長のもの、彼は君達の俸給をかすめ取っていた。更に敵にタングステンの密輸もしていた。それらの罪を本部に報告したから、すぐに判決が出て、後任者が来るだろう。
これで贛州で幅を利かせていた広東軍は、抑え込まれてしまったようなもんだね。それは、いい取引相手にしていた共産党にとっても。

瑞金に、メキシコ銀貨の製造機は無事に届いたみたいなんだけど、軸受けが壊れていて、すぐには使えないらしい。若来と一緒に麺を食べてた近真だけど、忙しくて食欲がないってところ、食べずに即、機械を見に行っちゃいます。若来、近真の体調を心配してるねえ。

近真のお陰で機械は直ります。
だけど若来と近真がいなくなった後、宋寿田が忍び込んで来て、また壊そうとしている?でも機械から油が撥ね、宋寿田にかかってしまいました。
そこに、若来と孔令崢たちが現れます。壊そうとすると油が撥ねるように、罠張ってたんですと。
鉱山の爆破も、林樵松が好んで使う、強力だけど不安定な砲弾の充填剤が使われていたと近真。若来達は、宋寿田が林樵松と繋がってることを確信しちゃいましたな。

追風者
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銃を突き付けられた宋寿田は、たった一人の家族である妹を救うためだと言いました。
あなたの正体がバレたら彼女は死ぬはずって近真に宋寿田も、林樵松は許さないって言う。だけど若来は、バレたことを隠して妹を助けようと提案。協力すれば罪には問わない、林が死ねば、生きる道が開ける。

おおお、若来もなかなかやります。林樵松はもう死んでやむなしって言ってるもんな。
宋寿田は妹が人質な訳だから、乗らない手はない。
これで少しは、林樵松の動きが掴めるようになるといいけど。

村人装束で林の中を歩いていた林樵松のところに、この先に異変があると文彪(ウェンビャオ)が走ってきました。
隠れた林樵松たちの前の道を、筠門嶺(いんもんれい)に届けたら休みましょうなんて言いながら歩く春苗を先頭にして、何かを運ぶ人々。
彼らが通り過ぎた後、出て来た林樵松は、タングステン鉱石の欠片を拾いました。

ああ、更なる危機が近付いてきているよー。
広東軍を潰して勢いづいてる林樵松が、共産党区域に入り込み、仕掛けてきます。
ヤだなあ、次回。覚悟して見ないと。

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