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追風者 第20話 あらすじとネタバレ感想

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追風者
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.
目次

あらすじ

康少捷は沈図南の圧力に屈して沈近真を釈放するが、病院の李晟達の暗殺未遂現場で沈近真のシャンプーの香りをかいでいた林樵松は、彼女が共産党員だと確信する。魏若来も彼女が共産党員だと確信していたが、秘密にすると約束する。こうした中、魏若来は李晟達を暗殺していた。許諾は金融面に長けた人材として、魏若来を共産党に引き込むよう沈近真に指示する。

みるアジア

ネタバレ感想

昨夜はWordpressが「返答が正しい json レスポンスではありません」というよく見るエラーで更新ができず、サイトを見たら、記事が全て404エラー。ひょおおっと青くなりました(汗)
サーバーのバックアップデータでリストアを図りつつ、検索すると、デフォルト以外のパーマリンクの設定をしている場合、エラーが出やすいとのこと。ほうほう。設定の更新をしたら、あっさり復活です。
記事書いてる途中で突然、アイキャッチの設定ができなくなったりして、おかしいなーとは思ったんですけどね。ひとつ経験値が増えました。でも心臓に悪いよ…

さて、アイツ、どーなったよ?の20話です。

沈図南(シェントゥーナン)に、造兵廠の幹部を中傷し、弾薬の生産が遅れたら、あなたは共産党の共犯者になると言われた康少捷(カンシャオジエ)。
沈図南は、不服なら李晟達(リージェンダー)と話をさせてくれと言いました。軍法処をもぬけの殻にして、みんなで必死に人探しをしているのに気付いた上での発言です。
で、李晟達はまさか逃げたのか?金塊10本も持ち逃げ?と更に煽る(^m^)
証人がいないなら茶番は辞めよう、相手は共産党の造反者、生きるためなら誰にでも噛みつく。そんなヤツを信じれば、笑い者になる。
説得力のある言葉に加えて、沈図南にとって妹は限界線、それを踏み越えたら誰であり許さないと言われた康処長、かなり分が悪い。

どうやら、央銀にある捜査隊の口座は、だいぶ私腹を肥やしたせいで潤っている様子。それを調べて公表すると言われた康処長は、尋問経験から言えば近真は共産党員、疑いだけで銃殺できたと言い返すんだけど、沈図南に一喝されます。
試してみろ、妹に何かあれば死ぬまで闘う、虞世清(ユーシーチン)があんたを守ると思うか?
ふっふん、処長の負けだな(^m^)

ただここで、腐っても経験だけは豊富な康処長に、長年の経験上、沈近真は共産党員と断言されたことが、兄ちゃんの心に重石のように沈み込んじゃったんだよ。

兄が迎えに行き、妹は釈放されるんだけど。
自宅に戻って、両親の位牌に参る兄妹。父親は遺言で、父のような兄になり、妹を守るようにと言い残していたんだって。そのつもりできたけど、今回は正直迷ったと兄ちゃん。
だから、両親の前で正直に話してくれと言います。おまえは共産党員なのか?
近真は、違うとは言いませんでした。何よ、兄さんまで疑うの?って。
こういう答え方は、限りなくイエスだろうよ。

でも、李晟達銃撃の晩は残業していて図南が迎えに来たし、昨夜も護衛がいる中、どうやって病室に入れるんだと言われてしまい、にーちゃん、それはそうだとは思う。でもま、入れたんだけどな(笑)
位牌の前で問い詰められるほど、信用してないなんてと妹も口八丁だけどさ、李晟達についてはシロでも、これ、共産党員かどうかは限りなくクロじゃないかと思えるよなあ。違うとは一言も言わないんだから。兄ちゃんの疑念の種は残ったままでしょう。

父さん、母さん、ごめんなさいと頭を下げて出て行った近真。でもその瞬間、図南の目が変わった。確信してしまったかもしれない。
それでも、兄は妹を守りたい。苦しい葛藤の中にいますな。

軍法処では、さくさくシャツを脱ぐ林樵松が、今日は手早く頼みます、李晟達を探さねばって言いながら、壁に手をついてました。まるで軽い(笑)いつものことだし、みたいな。
こうやって上司の憂さ晴らしを淡々と受け入れるのは、可哀そうではあるんだけども、まあねえ。
しかもあの時、李晟達を護衛していて殺されたのは、林樵松の部下ではなかったらしいから、失態は林樵松の責任じゃないのにね。

追風者
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近真は共産党員なのになぜ釈放したんだと叫ぶ林樵松に、康処長は、証人も消えて捜査できない、南京に伝われば終わりだと。そればっかだな、この人。
林樵松は、逃げる前に捕まえて自分が尋問するって言うんだけど、処長は、ならば江西に行け、共産党だらけだ、好きなだけ殺せ、だって。え、左遷?

沈家では、魚児に向かって図南が「おばかな叔母さん」の話をしてました。それを廊下で聞いて、涙する近真。この兄ちゃんは、妹の良いところも悪いところも、正確に把握してるねえ。
だからこそ、国民党以外の理想に光を見い出してしまえば、信念の元に突っ走るだろうことも分かってるんだろうよ。

林樵松は停職になったらしい。左遷じゃなかったー。
文彪(ウェンビャオ)と話す林樵松は、そんなことより、なぜ近真が共産党に入ったかを考えてます。昔から、何不自由なく暮らしている貴族や役人の家に反逆者は少ないのに、彼女に一体何があったのか、と。
沈家の過去から探るつもりらしいよ。

さっき近真が言ってたけど、2人の父親は孫文に仕えて、鉄道事業に関わっていた人らしい。そんな人物が、兄宛ての遺言状を残し、夫婦揃って亡くなったのはどうしてなんだろうってのは、気になります。

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沈家では、辞書(ツーシュー)が義妹にドレスを贈り、尋ねていました。本当に共産党員なら教えて、家族でモスクワに行けばいい。
意外と肝の据わっている姐さんですよ、辞書も。
近真は、誤魔化しました。大事な家族だからこそ、言えないよねえ。

ドレスを新調してくれたのは、パーティを開き、記者も招待して疑惑は晴れたと、知らしめるためみたいね。
で、康処長と林樵松も招待されていました。徐諾(シューヌオ)も。ほう。

二階から会場を眺め、若来と話す図南。
軍法処に平手打ちを食らわすために、2人を呼んだんだって。
若来は奴らがいると気分が悪いと正直。図南は、憎いのは分かる、自分も時に彼らの手法は汚いと思う、でも彼らのお陰で共産党の激化を抑えられていると言います。信仰や思想の対立は金融より複雑だ、と。

会場では、翁(ウェン)工場長が、笑顔で康処長をチクチクしてました。これが平手打ちのひとつ?
薛(シュエ)師団長から、至急1000箱の砲弾を生産しろと言われたんだけど、設備の故障に加えて、優秀な技術者が康処長に捕まったから無理ですと答えたら、薛師団長が激怒して、釈放しないなら大砲で康処長の顔を狙うって言うんですよー、って。笑い話にして。
でもこういう話を聞けば、こうして南京にも噂は即飛ぶんだなと、多少の足枷になるかねえ。どうかな(笑)

林樵松の前には沈図南。
落ち込むな、君の職責だ、分かっている、だが康処長は責任逃れで君を停職にした、これは不当だ。
君は有能だし報国の志がある、必ず活躍できるって言葉は、なんでしょね、まず飴をやったの?離間策?確かに林樵松は、アレが上司じゃなかったら、道は違っていただろうって人には違いないけど。

近真が下りてきてご挨拶。
みなさまがいなければどうなっていたか、感謝しますと言って、最も感謝したいのは康処長だって言うのよ。おやおや?平手打ち二つ目?(^m^)
康処長はさすが上海のボス、意のままに誰でも逮捕し、理由もなく尋問でき、自白を強要できる。勿論、身の潔白を証明することもできる。汚名を雪いで下さり感謝申し上げます、て、すんごい嫌味だね。

兄と妹が踊り始めるのを見ながら、若来はシャンパングラスを軽く遠くの林樵松に向かって掲げて飲むと、林樵松は目の前のロールケーキを一口に突っ込んでる(笑)若来、呆れ顔。
これ、レストランのパンの時もそうだったけど、絶対、張天陽(チャンティエンヤン)、面白がって演じてるっしょ(^m^)

兄妹は、ありがとう、信じてくれて、誰が信じると言った?なんて、不穏な会話をしつつ。
信じる、信じたいって兄の言葉は、やっぱり疑いは消えてないけど、それでも妹なんだってことだよねえ。近真は顔を上げていられなくなって、肩に顔うずめて泣いてます。多分兄はほぼ確信してしまった、でも信じたいと言ってくれる、って感じかな。

若来のところに来た近真が、若来の右手の痣に気付きます。若来は家事で擦れてと言ったけど。
これさあ、あの時の縄。例えば、力を込めて縄で重い物を引っ張ったとかって時に痕が出来る場所ですよね…
近真も、何をしたらそんなにって、ちょっと真剣な表情。
近真は、兄に聞いた、李晟達を尾行したそうねって言うんだけど、尾行したとは言ってないよね、若来は。本当はしたけど。近真、カマかけてるのかな。
若来は銃を持っていたから深追いはしなかった、顧問の言いつけですと言います。
このパーティも若来の提言だったらしいよ。疑惑が晴れたら世間に広めて、顧問への悪影響も防ごうとしたらしい。

でも、李晟達が戻らないと断言できるの?と近真。
ご安心を、戻りませんと若来。
お互いに、睨みつけるように相手を見ながら。

うわあ、これ、互いに口にはできない、もしや、を、ほぼ内心では確信しての会話だ。

若来は、逃げる李晟達をひと気のない場所で襲撃。
棒で殴り倒してから、持って来た縄を首にかけ、門の梁みたいなところに掛けて引っ張り上げたみたいだわよ。手の痣はソレだ。
で、袋に入れた死体を川だか沼だかに運んで、投げ入れた。
そこまでしてから、走って戻って沈家に電話したってことね。

李晟達は永遠に戻らない、そう思っていいの?と近真。
黙ってグラスを煽る若来に、近真は、今までの貸しはチャラねと。
立ち去ろうとした近真を呼び止めた若来は、周囲に気を付けながら、君の正体が何であれ、慎重に行動して欲しいと言いました。
昔、兄を尾行したことがある、君は兄や兄の仲間に似ている。特に目付き。ストでの車夫への同情や警察への怒りも、政治的思考を示している。洋食店で兄の話をした時の表情でも分かった、大丈夫、僕は誰にも言わない。でも顧問の足を引っ張らないで欲しい。

追風者
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そなんだよね。若来の懸念はそれだけ。兄ちゃんも同志だった若来にとっては、近真が共産党だろうとなんだろうと、図南に影響がなければ別にどうでもいいことで。
とは言っても、全く影響が出ないはずはないんだよなー。獅子身中の虫みたいなもんでさー。

部屋に籠って酒浸りになってる林樵松のところには、宋美娟(ソンメイジュエン)が乱入。
停職になったんだって?なら結婚も計画できる、私が養うって。
だけど林樵松にとっては、仕事には誇りを持っていたらしく、相当堪えてるみたいだ。以前みたいに威風堂々とした俺じゃない、て。
でも、駄々っ子みたいな林樵松を、宋美娟は平手打ち(笑)この姐さんも強いなー(^m^)
自分に酔うのはやめてよ、私を口説いた時のあの自信はどこに行った、嘆き続けるなら目の前で他の男と遊ぶってさ、傷口に塩を塗ってやるってさ。
いい女じゃん。そしてベッドに雪崩れ込む。この2人はいつもそうして、どこか互いの傷を舐め合ってるように見えるな。ま、それも男女の在り方のひとつ。

翌日の新聞には、近真の無実と軍法処の面目丸潰れの記事がデカデカと載りました。
徐諾は、地下組織の党員が顔を晒すとはと、苦い表情。
あー、これは図南の策でもあったのかな。大々的に顔を公表してしまえば、例え地下組織の構成員だったとしても、動きにくくなるだろうっていう。表向きは注目を集めれば、敵を牽制できるってことだけど、それだけじゃないよね。近真をこれ以上、暗躍させないためだね。
李晟達の存在を心配する徐諾に、近真は、もう若来が始末したと伝えました。

その頃、若来は李晟達から奪った金塊を央銀の貸金庫に預けてたー。これ、央銀だよね?
帽子にサングラスに長袍着てるからって、バレない訳ないだろうー!
でも若来は、程長風(チョンチャンフォン)の名前で、金塊を預け、立ち去りますが、行内でサングラス外しちゃダメよーっ(^m^)

追風者
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コレですよ?逆にバレない要素がどこにあるんかと聞きたいくらいだ(笑)

徐諾と近真の会話の続き。
自分も後から知ったけど、手の傷から見て、縄で首を絞めたはずだ、と近真。
死体をどうしたかも聞いてないから、徐諾は不安に思ってるようだけど、近真は、若来は李晟達で苦しんだから、そこはしっかり処理したはずだと言います。自分の正体も見抜いていた、彼は子供じゃない、と。

あのパーティで1人静かに周囲を観察していた徐諾は、若来のこともしっかり見てたのね。
兄妹が踊るのを、好意と好奇心と不安の混じる表情で見ていたと言います。
だから近真に好意を抱いているって徐諾は言うけど、近真は兄を案じているだけ、利害は私と一致しているって。

うーん。以前魚児にもからかわれた時、自分なんてとてもとてもって感じだったけど、でももうその頃には若来は、近真は共産党員かもしれないなと勘付いてた訳だもんなあ。
好ましい人だとは思っていたでしょうが、顧問の抱える爆弾だし、共産党員のあの「熱」には、まだ少々引いてますしね。

徐諾は、若来を取り込めると思うか?と言い出しましたよ。
近真は即、無理だと答えます。兄に憧れているから、三民主義を信奉するはず。
でも徐諾は、試すべきだ、見込みがあり、有能で特殊な地位にある、金融関係に明るい人物は党にとって必要な人材だと。共産党の銀行がいくつも立ち上がっているらしく、上海で金融関係の人材を引き入れて欲しいとの任務を受けていた徐諾は、真っ先に若来を思い浮かべたんだそう。同志、孤星の弟だしね。だからパーティで観察してたのか。
近真は試してみることにします。図南との取り合いになるけどね(^m^)

央銀でも、図南が講師になって、共産党の銀行がいくつも立ち上がったことを説明してました。
みんなはどう思うと聞かれ、黄秘書を筆頭にして、農村の貧民達をバカにするような意見が。
黙っていた若来は、図南に指名され、共産党の銀行にも過小評価できない点があると答えました。
共産党の占領区には、国内埋蔵量の大部分のタングステンがあるから、と。

黄秘書が、そんなの一時的なこと、敵の野心に加勢するなと口を挟むけど、図南に止められます。

若来は、資料を見ると商人の多くは地方紙幣を銅貨に換えない、共産党の銀行の信用が高まり、民衆の支持を得ている証拠だと続けました。更に、偽紙幣の駆逐と通貨発行権の集約の方針は央銀と同じだと。

図南は金融で最も大切なのは、主観ではなくデータだと言います。
確かに今、共産党の銀行は笑えるほど小さいが、5年後、10年後、彼らは央銀の最大の敵となる。これらの新設銀行は、真っ向から勝負を仕掛けて来た共産党の果たし状だ、絶対に看過できない、と。

この人、バリバリの国民党だけど、今後も政府は共産党を抑え込めず、彼らの勢力が大きくなることを予測してるってことじゃん、これ。
その歴史の流れには、抗えないだろうことを、既に。

あ、気付けばこのドラマも既に折り返し点を過ぎました。
今までも若来くん、いっぱい踏んだり蹴ったりだったけど、まだまだあるのよっ(泣笑)
国民党政府に不信感を抱く大きな出来事が、これから先、2つ。

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