追風者　第19話　あらすじとネタバレ感想

あらすじ

李晟達は沈近真に２度暗殺されかけたと供述し、沈近真は蘇州へ向かう駅で拘束される。しかし魏若来の機転によって、李晟達は見張りたちを射殺して逃走し、沈家を家宅捜索した林樵松も証拠を得られなかった。李晟達という証人を失った上に物証も得られなかった康少捷は、軍需企業の幹部（沈近真）を中傷した共産党の共犯者だと沈図南に迫られる。

みるアジア

ネタバレ感想

あけましておめでとうございます。
自己満足で視聴済ドラマのネタバレを書き散らすこんなブログですが、今年もどうぞ宜しくお願いします。

年末、予定通り「大宋少年志」を見終わりました。いやあ、面白かったんですよ。７寮６人の群像劇の形ではあるものの、スパイものなので、周囲にわらわら現れるみなさん、どこまで味方なのか、誰も信じられない(笑)
だけど６人の性格も背景も、程よく描かれていて理解でき、最初はバラバラだったみんなが、気付けば強い信頼で結びついていく。
ま、あの人は最初から何が目的なのか分からんかったし怪しかったけど、こっちもかー！な終わり方で。丁二、ムカツク(笑)
ってことで、第二期に突入なんですが。日本での配信はないんですよね。
なので、Youtubeにあるのを見始めたのですが。
最初は、みんな、こういう自動翻訳でよく理解できるなあ、すごいな。私にはなかなか厳しいよと思ってたんですが、少しずつ慣れてきました。脳内で普通の日本語に変換できるくらいには(笑)ただ、字幕消えるの早いっ。
ともあれ、日本のプロ翻訳者の方々のお仕事の素晴らしさに改めて敬意を表します。
あ、キャスト変更になっちゃった衙内くん、どこかで見たことあると思ったら「ヒカルの碁」将棋部の何嘉嘉だったよっ(^m^)

では、追風者19話。

リチャーズホテルのワンフロア貸し切りで、605号室に保護されている李晟達(リージェンダー)。
北京ダックにブランデーに果物なんて、贅沢な食事を頼んで、護衛が渋い顔してる。
康処長にとって、絶対に金塊10本の価値のある情報だと、自信満々なのは、今回は近真(ジンジェン)が暗殺者だと確信してるからでしょうね。徐諾(シューヌオ)の時は見てなかったとしても。

若来が６階の部屋に片っ端から電話をかけ始めたのは、この後。
604と605に人がいる。そして605にかけた電話は、李晟達自身が取りました。
その声で、605だと気付く若来です。さあ、どうする？

康処長が、金塊10本を持って、李晟達の部屋にやって来ます。
でも李晟達は、白状したら金塊を取られて殺されるから、虞世清(ユーシーチン)に電話しろと言う。この話は虞世清に関係がある、だから彼だけは自分を守ってくれる、と。
で、虞世清に電話を繋いだまま、李晟達はあの晩、沈近真に撃たれたと証言しました。近真は共産党の造反者処理隊員だ、と。
やっぱり徐諾のことは見てなかったんだね。だとしたら本当にもう、近真の前のめりで自らが危険になった訳だ。まったく。

康処長は、あの晩の沈近真にアリバイがあれば、おまえの命はないと言うんだけどね。あの晩、近真、何してたっけか。
李晟達は、銃撃については絶対に近真だとは言い切れないが、昨夜病室に来たのは彼女だと言いました。
特定できたのは、やっぱりあの香りよ。虞夫人のお土産、イタリア製。
虞夫人にも確認が取れ、上海には２セットしかなくて、自分と沈夫人しか持っていない、ですってよ。

虞世清と康処長は、近真が共産党員で造反者処理隊員という情報にご機嫌になり、捜査隊は近真確保に向かいました。
あー、きっと上海脱出は、間に合わないなー。
金塊を持って逃げたい李晟達だけど、康処長はそれを許さず、まだ手元に置く気みたいですな。

部屋にいた若来は、上の階が騒がしくなったのに気付き、部屋を出ます。
で、林樵松(リンチャオソン)が近真を捕まえると、デカイ声で檄を飛ばしているのを盗み聞き。
アホじゃな、誰が泊まっているかも分からんホテルの玄関先で、こんなデカイ声でターゲットの名前を叫ぶとは。
でもそれで若来は、李晟達の近くに林樵松はいない上、警護も少し手薄になっているだろうことを考えたかな。

駅にも埠頭にもバス停にも、捜査隊からの指示が飛んでいる頃、近真は駅に着いていました。
列車が遅れるアナウンスと、にわかに騒がしくなる駅。

若来は李晟達の部屋に、康処長の指示、沈図南には勝てないから李晟達を殺せ、共産党の仕業にするとの電話をかけます。
護衛の２人は、即、李晟達を撃ち殺そうとするんだけど、李晟達に飛び掛かられ、２人とも逆に撃たれる。
えー、捜査隊、２人かがりでピストル持ってて、こんなおっさんに勝てないとはっ。

ホテルは銃声に大騒ぎ。
駆け込んで来た他の２人も、隠れていた李晟達に撃たれるというな。
李晟達は金塊を持って逃げ出します。
李晟達を見つけた若来も逃げるふりして、外に置いてあった縄を抱えて追いかけましたよ。

駅では憲兵が客達を取り調べが始まっていて、近真はこっそりと駅舎から逃げ出すのですが。
林樵松と文彪(ウェンビャオ)が来たよ。こりゃ、執念だね。
捕まっちゃった近真だけど、最初に李晟達を撃った銃と近真の持っていた銃は合わなかったらしいよ。でも康処長はご機嫌で、構わない、家宅捜索をすればどうせ出て来ると高を括ってます。
でも、李晟達が金塊を持って警備を殺して逃げたと聞き、見張りも出来ないのかと怒鳴る。
これはね、私もそう思う(笑)捜査隊、だらしない。しかも近真、ひいては沈図南を引きずり降ろすための、大事な証人ですからねえ。

取り調べ室の近真、康処長が来ても、ちっとも怯まず、強い強い。
証拠はどこにもないしね。そもそも最初の暗殺未遂は近真じゃないからアリバイもあります。
李晟達が生きているのに、若来に罪を着せようと拷問したことや、今回も証拠もないのに共産党に関わっていると捕らえたことを逆手に取って、康処長は共産党だと証言します、証拠は今はないから捜査してください、そういうことでしょ？と不敵に笑う。
その上、康処長、普通は商人が役人にしがみ付くのに、あなたは逆の存在と嫌味を言われる始末(笑)
家族のことを持ち出され、精神的に追い詰められても、李晟達が来ましたと、嘘の報告を叫ばれても、近真はブレません。
話せば家族の無事は保証すると言われた近真は、それは南京も承知なのか、もし私が共産党なら、幇助罪に当たる、国民党としてあなたを避難するわ、とやり込めておりまする(^m^)

沈図南の家にも捜査隊が向かうものの、李晟達を撃ったM1911という銃はどこにもありません。他の銃も、証拠も何も。
家をめちゃくちゃに荒らされ、怒った辞書が林樵松に立ち向かうけど、いなされてしまった。辞書は急いで南京にいる沈図南に電話。
南京では、明達(ミンダー)主任に、蒋主席は沈図南と一対一で会うと言われてたところなんだけど。
だから、辞書の電話は繋がらない。でもここで近真の知らせが入ったら、沈図南はどうする？

その頃、若来は夜の街を走り、電話ボックスから沈家に電話してました。
もう、あの縄は持っていないよ。どうした？
辞書から話を聞き、自分がなんとかすると言ってますよ。
で、若来ってば南京警察に電話して、黄従匀(ホアンツォンユン)が沈図南の暗殺を謀っているて(笑)
いや、笑いごとじゃないな。これで警察に来て貰って、連絡を取ろうとしてる訳ね。黄秘書には災難だけども(^m^)

淞滬(しょうこ)警備司令部軍法処では、沈家でM1911は見つからず、李晟達も見つからずで、康処長、ご立腹。
沈図南は蒋介石に会うから、何がなんでも近真を共産党だと立証しないとと。若来の件もあったから、南京に捜査隊が沈図南を陥れようとしたと思われるて。あら？間違いなくそうですよね？
近真も間違いなく、そう、だけど。

明達主任のところに電話が入り、蒋介石の本日の面会は中止となりました。沈図南は、党を守る者は身を清く保つべきと言われて、上海に帰れと言われてしまいましたよ。
そりゃ、意味分からんわなー。
そこに黄秘書が走って来ます。若来が通報してまで連絡を取って来た、近真が捕まった、と。

急いで家に戻って来た沈図南に、若来が説明します。
昨日、央銀に林樵松の部下が金塊を取りに来て、彼らの話から李晟達が生きていることを知り、後を追った。ホテルに入ると銃声が聞こえ、血まみれの李晟達が逃げるのを見た。追いかけたかったけど、重大なことは事前に相談すると約束したので、沈家に電話をした。

うん。途中が抜けてると思うな。若来は間違いなく李晟達を追った。

近真と関係があるのか、家宅捜査までするのは不審な点があるからだと言う沈図南に、僕も証拠もなく捕まった、彼らのやり方だと若来。
黄秘書も、狙いは顧問です、だから南京にいる間に手を出したと言います。
我々が表に出るより、造兵廠から圧力をかけてはと、黄秘書、ナイスアイデア。

ということで、造兵廠のみなさん、淞滬警備司令部軍法処前で抗議行動。
そこに沈図南と若来、黄秘書が来るんだけど、中に入れたのは沈図南だけ。
康処長は、李晟達が近真に２度、殺されかけたと証言したと言うけど、沈図南は笑い飛ばします。
李晟達はいつでも証言できると康処長はハッタリをかますものの、沈図南は、造兵廠の幹部を中傷し、討伐の妨害をするのが狙いだ、弾薬の生産が遅れたら、あなたは共犯者だと言いました。
ふ。康処長、言葉が返せませんわよっ(^m^)

さて、近真は証拠不十分で釈放されるかな。
何より、肝心の李晟達がいない。
そして、若来…やっちゃったか？