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追風者 第17話 あらすじとネタバレ感想

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追風者
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あらすじ

央銀のドイツの取引先情報を沈図南から得た沈近真は、許諾経由で共産党の根拠地に報告。すると根拠地から上海に雷鳴が派遣され、ドイツ企業の担当者・ハンスとの接触をはかる。軍需関連の取引先を奪われたくない国民党は沈図南にハンスと交渉させ、康少捷は交渉に現れる共産党員の逮捕を計画するが、沈近真が林樵松を出し抜き、雷鳴はハンスとの面会を果たす。

みるアジア

ネタバレ感想

変装して、無事に鴻芳(ホンファン)服飾店にやって来た、雷鳴(レイミン)。
雷鳴は指名手配中で、上海中に顔写真が出回っているんだとか。
軽口を叩き合いつつ、危険だと心配する徐諾(シューヌオ)だけど、雷鳴はドイツ語ができて、貿易の知識がある、我々の経済を都有する取り引きだから、他人には任せられないと言います。
徐諾は、近真(ジンジェン)の書いた、R社の担当者ハンスの資料を見せました。

リチャーズホテルの一室で地図を前に何か考えていたハンスに、雷鳴が尋ねて来たとの電話。
出て行ってみると、待っていたのは沈図南でしたよ。うーん、カマかけたのか。
図南は、国民党の代表としてきた、我々の敵とタングステンの商談をするとかと聞くと、ハンスはその通り、強力な売り手と連絡を取っていると認めます。
引き延ばし作戦の沈図南に対し、ハンスは取り引きの終了を告げました。
昆民党はタングステンの納期を守らなかった、だから契約違反で取り引き終了。
更にドイツ公使からは、ドイツは国民政府との全ての軍事協力を終了するとの通告。

関税の件もあって、ドイツも強硬手段に出たみたいですな。
沈図南が、世界のタングステン鉱石の2/3が中国にあり、そのうちの2/3が共産党統治区にあると言うと、ハンスは、そう、だから彼らと取り引きするんだと、けんもほろろ。
タングステンが納期に間に合わなかった違約金は130万マルク。ドイツはその資金で共産党からタングステンを買う予定なんだって。
沈図南は、ならば極秘情報を教えると、近々大掛かりな討伐作戦が始まると言います。だから共産党は安定供給などできなくなる、もしドイツが強硬に契約を破棄するなら、今後タングステンは英仏と契約し、ドイツには1かけらも渡さないと。

これ結局、結論は出てないのね?第一回交渉みたいな感じで。
ハンスは同行者を先に帰し、沈図南と2人きりになった途端、旧交を温め合うっていうなー。

追風者
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どすどすっ

で、若来も呼ばれて、余り飲めない沈図南の代わりに飲まされてます(^m^)
2人はドイツ時代、相当仲良しだったのね、近真(ジンジェン)も含めて。

さっはとは打って変わって、沈図南はハンスにお願いし、納期を延ばして貰えることになりそうなんだけど、でもハンスは違約金は払ってくれと言います。沈図南は30万マルクくらいしか出せないと。
でもそれも、飲み比べで解決、だそうな。いや、どこまでホントかね、これ(笑)
だけど、若来、店の他の客達まで騒ぎになるほど、酒の強いドイツ人とでっかいジョッキで飲み勝負してるよっ。

そんな騒ぎを、ずっとハンス達を張ってた林樵松(リンチャオソン)と文彪(ウェンビャオ)が店の入り口で見てました。林樵松は黄埔時代、あんなふうに学友と酒を飲んだって、もう戻れない時代をちょっと懐かしそうに苦しそうに言ってます。
こうしてちょいちょい挿入される林樵松の昔話は、この人が当時は本当に国のためにと純粋な思いを抱いていたことを匂わせるんだよねえ。
そしてここでは、林樵松は沈図南と同じ立場。ドイツと共産党との取り引きを潰す。職務としては、接触する共産党を捕まえる。

飲み比べは、先にハンスが倒れ、若来の勝ち。すげー。
てか、これが師匠の取り引きの条件になってるんだから、若来は負けられないわな。

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泥酔しちゃった若来は、沈図南の運転で七宝街まで送って貰い、担がれてアパートの部屋まで。
図南は、上着と靴を脱がせてネクタイまで外して、吐いたから口元まで拭いてくれて、布団かけてくれる。面倒見いいな(^m^)
んで、壁に貼られたたくさんの切り抜きを見ました。若来の努力の証、勉強の証。そしてそのほとんどが、自分が関係する記事だったりするんだよ。
そりゃもう、こんなの見ちゃったら、どんだけこの弟子が可愛くなるかって話でしょ。参ったなーみたいに苦笑いする図南の目が潤んでたよ。

その頃、鴻芳(ホンファン)服飾店では、徐諾(シューヌオ)、近真、雷鳴(レイミン)が作戦会議。
ハンスの周りには、常に捜査隊ががっつり張っていて、近付けない模様。
近真は何か策を考えたらしい。リチャーズホテルの同じ階に部屋を取るよう頼み、自分は閘北区(こうほくく)に行って、突破口を開ける人を探す、と。

閘北区に何があったのか分からなかったけど、近真は近くで銃声を聞かせて、外にいた林樵松や文彪をホテルから遠ざけ、ホテルの同じ階では煙を出して火事騒ぎを起こし、ドアノブに手をかけた見張りを感電させ、もうひとりの首もグキッと。
その隙に、雷鳴がハンスの部屋をノックしました。

林樵松たちが銃声を追っていった場所に倒れていたのは、雷鳴の顔をした男。
本当は誰だか分からないけども。

雷鳴は、断ろうとするハンスに、推測ですが、今回の本当の目的は国民党に圧力をかけることで、我々と取り引きする気は最初からなかったのでは?と言いましたよ。そして、今回がだめでもまだ次があるから来たのだ、と。
ハンスは蒋介石がまた討伐包囲を始めると言うんだけど、雷鳴は、ご心配なく、でも我々は長期的に安定供給ができます、だからまた機会があるでしょうと、自信満々。交渉術かもしんないけど。

その頃、偽雷鳴を病院に運んだ捜査隊は、それが本人ではないことに気付きます。
慌ててホテルに戻っていく林樵松。

ハンスは、国民党がいるから、今回は相談に乗れないが、個人的にある人物がタングステンを求めていると教えてくれましたよ。陳済棠(チェンジータン)という広東軍の司令だそうだ。国民党政府の管理下にないこの人は、海外にタングステンを輸出したいんだとか。
2人はこの会談を口外しないことでがっちり握手。
林樵松たちが戻って来た時には、既に雷鳴はホテルを出て行った後でした。

あー、近真はが閘北区に行ったのは、囮として使える犯罪者探しだったのね。孤児の腕を切断させて物乞いをさせてるアヘン中毒者だって。なら多少拷問されても問題ないヤツだな。

夜の林の中、雷鳴を送る徐諾。今度はいつ会えるか、でもきっと革命は成功する、その時はまたあなたの回鍋肉が食べたいだなんて、ねえ、それはフラグじゃないかっ。

翌日。央銀では会議。
関税改革で政府の財政も改善し、タングステンの交渉も成功、宋先生の満足してみんなに労いの言葉をくれた、と。
ただ問題はタングステンの納期。央銀は引き渡しの責任がある、武力ではない対処法が必要だと、若来はその報告書の作成を任されます。黄秘書は、自分の秘書だし行内で顔が広いから、若来が必要な時、資料や人を集めて協力しろと命じられました。
図南は南京で、江西の経済に関する会議に出るんですと。で、その会議には若来も連れてくんですと。
いちいち、黄秘書がなんでなんでなんでって顔するよ。

食堂で、劉主任の隣に座った黄秘書は、向かいの林主任に、君は蒋主席に会いたがってたなとか、以前は図南の隣は君だったのに、今は田舎者のゴマスリを重用しているとか、言われてました。
なんなんだ、この男はっ。林主任?ふん、しらねーな。
で、若来が来て隣に座ろうとすると、黄秘書はバンッと椅子に手を置いて、先客がいる、だってさ。

仕方なく若来は誰もいない席に座ります。
でもそこに置いてあった新聞に、交通関連のストライキと抗議デモの記事が。
それを図南に見せる若来。
近真が車で通勤しているのを心配してくれたらしいよ。ふっ。カワイイ。
運転手と迎えに行き、家まで送って欲しいと言われた若来は、車で迎えに行くんだけど、近真を乗せて帰る途中、デモの車引き達を、警察が殴りつけているのを見てしまいます。
近真が車から飛び出して、みんな権利を主張しているだけだとそれを止めようとしちゃう。
銃声まで聞こえて、慌てた若来は近真を捕まえて車に戻し、急いでその場を離れました。

追風者
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家に送り届けると、沈図南が待ってました。
近真は激高したまま、にーちゃんと口論になっちゃう。
ふぅ、腹が立つのも分かるけど、この妹は熱いよねえ。
そしてどうやら南京行きが早まった模様。
若来は、自分は報告書を急がなければならないから、今回は黄秘書を連れていっては?と言いました。
理由を聞かれて、黄秘書は蒋主席に会いたいらしいのでと。
ああいう子供っぽい嫌がらせをする秘書飼ってるの、めんどくさいなあ、もー。
でもそれで図南は、黄秘書を連れていくことに。妬みでまたなんかされたなーと、気付いてはいるんでしょうけどね。

七宝街に戻ると、アパートに姜虎豪(ジャンフーハオ)たち、車引きのみんなが来ていました。
今朝、出所したんですって。で、その晩、若来のところに来ちゃうんだ(^m^)
彼らは、獄中で若来のお陰で損失を取り戻し、若来の忠告に従って、もう株はやらないと、すごく感謝してるみたいよ。で、上海で助けが必要なら、遠慮するなと言ってくれました。
でも、閘北のストライキには同じ車引き仲間だからと、助けに行ってるみたいで。

うーん、なんか心配だねえ。
こういう人達が、辛い目に遭わなきゃいいけど。そうもいかないんだろうなあ。
物語は、国民党のダメダメさのせいで、どんどん一般庶民が虐げられていくって状況に、若来や図南が追い詰められる方向に行く訳だから。

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