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追風者 第13話 あらすじとネタバレ感想

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追風者
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目次

あらすじ

魏若来が張鳴泉を襲撃した後に捨てた懐中時計を、ゴミ箱から拾って売ろうとした物乞いが林樵松に捕まる。物乞いは魏若来の顔は知らなかったが、斧頭幇の銭少良に挨拶をしていたことを伝える。銭少良経由で魏若来の犯行と知った林樵松は、沈家で新年を祝っていた魏若来を逮捕し、奪った銃で李晟達を撃ったと供述させるために拷問にかける。

みるアジア

ネタバレ感想

車の中で昇給を聞かされ、それだけの働きをしている、今まで苦労して来た分、生活は日増しに良くなると、沈図南(シェントゥーナン)に認められ励まされた若来。
故郷が内戦中で、危ないから年越しも帰るなと言われた話をすると、沈図南は共産党に批判的。若来が素直に、故郷の知人は共産党も貧しい苦労人だと言っていたと言うと、自分の前ではいいがそれは人前では話すなと釘を刺されました。共産党はお兄さんだけかとも聞かれて。
ま、だよねえ、うっかり言えない話ではある。

沈図南は、年越しには自分の家に来いと誘ってくれたよ。
手ぶらで来い、近真(ジンジェン)とは酒を飲むな、酔って暴挙に出るからて(笑)

大晦日、若来はアパートのみんなと、わいわいと楽しそうに年越し準備。
出来上がってきた新しいパリッとしたスーツに着替えて、大家の周(ジョウ)さんの用意してくれたご馳走を食べてると、周さんに自分の姪の鳳菊(ホンジュー)を押し付けられそうに。姪っこ、ぐいぐい来るな(^m^)

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でも若来は、田舎に小さい頃からの婚約者がいて、親も世話になっているから恩を返すために、30年分の給料を渡すとか言って、撃退(大笑)するーっと抜け出して、沈家に向かっちゃいました。
阿文(アーウェン)に後は頼むと言ってったら、様子を見て若来が困っているのに気付いていた阿文は、魏哥は優しくて男らしいけど、ひとつ難点があって、酔うと女を殴るって言っちゃってる。いやいや、その口実は酷いわー、完全撃退にはなるけど(笑)

宋美娟(ソンメイジュエン)はステージを断って、林樵松(リンチャオソン)が来るのを待っていたんだけど、いざ本人が来ると、まだ怒っているふり。林樵松はちっちゃなオルゴールをプレゼント。
この2人は、なんだかんだ寄り添って、心も温め合ってるのは確かなんだけどもねえ。
宋美娟にマッサージして貰いながら、君は兄より腕がいいと言う林樵松。昔、兄の宋寿田(ソンショウティエン)に整骨して貰って、危うく麻痺しかけたって、それどんだけ酷い腕だ(笑)てか、この人、兄貴とも知り合いだったのか。

兄は消息不明らしい。林樵松は捜していると言ってますが、妙な表情だな、ちょいと。
北伐で共に従軍してたみたいだね。その後、宋寿田は任務のために消息を絶ったらしいんだけど。
宋美娟は生きているなら、あなたに連絡するはずだって言うんだけどさ。
宋美娟には見せない林樵松の微妙な顔は、消息を知っているけど、家族にも言えない、もしくは既に死んでいるのを知っている、どちらかでしょうかねえ。林樵松は奴が生きている限り、欧州にいても救い出すなんて言ってるけど。

そこに、文彪(ウェンビャオ)が呼びに来ちゃった。
張鳴泉(ジャンミンチュエン)の強盗犯が、時計店で捕まった、と。
え、なんか若来、危険。

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沈家では、年越しのご馳走作りは旦那の役目らしい。
魚児(ユーアル)には、パパの料理はしょっぱいから嫌いと言われつつ(大笑)
近真が味の濃いのが好きで、ドイツ留学中に兄に料理を作らせていたから、それは私のせい、だって。

図南と辞書(ツーシュー)は幼馴染の許嫁だったんですと。でも実家の蘇(スー)家が投資に失敗して、結婚を早めたがったのに、図南は留学したいからと結婚してくれなかった。だから一度婚約破棄しているらしい。辞書は上海に出て、いろんな仕事をして、女優もしたんですってよ。あら、素人じゃなかったっ。でも大根(笑)
それが、ウェイトレスをしていた時に突然図南が怒ってやってきて、一方的に婚約破棄は無責任だと言われたって。
いやいや、アナタが困ってる辞書を置いてドイツ行っちゃったんじゃんっ(笑)

その時は大ゲンカになって別れたけど、それから図南は辞書を追って、あちこちに出没。
絆されて、プロポーズされて結婚、と。ずっと好きだった、留学したのはより良い未来のため、君を守りたかったからだとさ。
そういうのは、行く前にちゃんと意思疎通を図ってから行けってのよ、全くっ(笑)

こんな話、他のドラマにもありましたね。あちらは婚約してなかったけど、黙ってドイツ行っちゃったヤツがっ(笑)⇒天才基本法の🍓裴之

ママは幸運にもパパに出会えた、魚児もママのように幸せになって欲しい♪なーんて話が終わった頃、更に料理を持ってパパ登場。
つまみ食いしようとした近真は、魚児の教育に悪いと手を跳ねのけられて、いーい仏頂面してます(笑)

そんな幸せな家族団欒のところに、若来も参加。手ぶらで来いと言われてたけど、両手に贈り物を持って来たね。偉いね。
近真は若来を凝視しちゃって、辞書に、気に入った?なんて言われてるけども。既に裏でいろいろとね。若来は知らなくても、近真のほうはね。

その頃、盗まれた張鳴泉の時計を売りに来た浮浪者は、クラブ近くのごみ箱でこれを拾ったと、林樵松に証言してました。
ぬあー、あの時、若来が銭少良(チェンシャオリャン)の車で去った後、ゴミ箱を漁ってたのがいたよねえ。
若者がゴミ箱に捨てた、暗くて顔は分からなかったが、斧頭幇(フートウパン)の良さんに挨拶をし、車に乗って行った。

林樵松は銭少良に電話すると言ってます。
良さんも何も知らされずに聞かれたら、言っちゃうよなー。

沈家の食卓では、魚児が近真から取って貰ったおかずを若来のお茶碗に入れて、だって夫婦になるんでしょ?と爆弾発言(笑)
どうやら辞書が図南に、2年も経てば近真にふさわしくなるって囁いてたのを、しっかり聞いていたらしいよ。いやあ、女の子の前で気を抜いて余計なこと言っちゃいかんよー(^m^)
確かに、一見気の弱そうに見えた今までの若来だったら似合わないけど、基本冷静だけど、実はかなり度胸があって行動力もある本来の気質が、自信を伴って表に出てきたら、お似合いかもしれんな。

そして案の定、良さんは若来の名前を出してしまっていて、林樵松は康少捷(カンシャオジエ)に報告してるよ、うわあ。
康少捷は、一介の銀行員がなぜ強盗などするって言ってるけど、林樵松は、狙いは銃かと、李晟達(リージェンダー)を撃ったのも彼ではないか、動機も時間もあるって言うのよぅ。うー、当たらずとも遠からず。
ただし、銃は盗んだけど、撃ってないからっ。

康少捷は、じっと考え込み、林隊長、おめでとう、大手柄だと言いましたよ。面白い話になってきた、だってよー。
沈図南が大事に育ててる助手だからね、若来の演説と命からがら駆けつけた沈図南のお陰で、虞世清(ユーシーチン)達は煮え湯を飲まされてるからね。若来を使って、一発逆転が目論める。
林樵松も、つまり狙いは沈図南かと理解。若来は沈家にいるうちに、派手に捕えられることになっちったよー。
康少捷は、虞世清に、新年の贈り物があると電話をしました。

沈家では、近真曰く、歳末大売り出しみたいに、近真を褒めて若来に勧めてます(笑)
でもここでは若来は、にこやかに笑いながら自分でも近真を褒めてる。アパートの時みたいに、田舎に許婚がいるなんて言わない。
ま、当然だわな。上司の手前ってこともあるし、近真の態度もスマートだし、この人達が本気で言ってる訳もないと思ってるだろうし、周さんの姪より、近真のほうがいいとは間違いなく感じてるだろうし。
でも辞書は本気っぽいよね(^m^)

追風者
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テラスで花火を眺める若来のところに来た沈図南。
ここで彼の語る信念は、とっても素晴らしいんだよね。本当に国のことを思って、身を粉にして働いているのが分かる。
政府は、腐敗した役人や権力者を容認しない。ここ、大事。今後のこの人を見ていく上で。

若来と沈図南は、共に頑張ろうと乾杯します。
近真も辞書も魚児も来て、楽しい年明け。
新年の花火に願い事をするって風習があんのね。
叔母さんが、毎日楽しく笑えますようにーなんてカワイイ魚児。
近真は、造兵廠が早く潰れますようにーって(笑)戦争なんていらない、と。

でも、最後に残って、少しだけ真面目な顔で花火を見ている若来に、近真が何を願ったのと声をかけました。
国の戦乱が収まるように、みんなの幸せと、顧問の大願成就も、と若来。
それを聞いた近真は、瞬間難しい顔になったけど、すぐに笑顔になりました。
聞きたいこと、言いたいこと、いっぱいあるけど、今はまだ言えないって感じよね。
若来が願ったのも、本当にそれだけだったのかどうか。

捜査隊の車は、沈図南の家に近付いていました。
林樵松は、文彪に、この事件が片付けば南京に帰る日が近づくと言ってるけど。
いやあ、たとえどんな手柄を立てたところで、あの毒ドジョウがそんな手配してくれるもんかね。

沈家にドカドカと入り込んだ林樵松達は、少し前、情報提供者の李晟達が殺された、同じ頃、張鳴泉が銃を盗まれたと通報した、目撃者によると、銃を盗んだのはあなたの助手、魏若来だそうですと言いました。
目撃者とは誰ですかと聞いた若来に、ある物乞いが若来が財布や時計をゴミ箱に捨てるのを見ていたと林樵松。それだけで逮捕ですかと若来。
財布と時計の指紋を調べたら、以前若来の出した自首の手紙の指紋と一致したんですと。
この時代は指紋照合もできたんすね。
李晟達をやったのは徐諾(シューヌオ)だと知ってる、近真の表情も厳しいな。
指紋も偽造できると沈図南は言うけど、林樵松は既に若来の部屋の捜索もしていて、若来の指紋のついた張鳴泉の銃が出て来たって。んもー、若来ー詰めが甘いー。

沈図南に説明しろと言われた若来は、銃は奪ったが、李晟達は殺していない、金塊の件以来会っていないと言います。
銃弾が一致しないはずですがねえ。そんなのすぐに分かるだろうに。
でもそのまま、若来は連行されました。

沈図南は、あの時、若来が自分も銃をと言ったことを思い出しただろうか。
それを自分が止めたから、こんな手に出たのだと。
これをどうやって助け出すんだろう。多分、近真も動くとは思うけども。

近真に、若来は人を殺すようには見えないと言われた沈図南は、ならなぜ銃を奪ったと言って、あ、やっぱり思い出してくれた。自分のためか、と。
でも、捜査隊の協力者を殺したなら、救えないと言って行っちゃった。

たとえ銃を奪ったのが本当でも、李晟達を始末したのは(ホントは生きてるケド、林樵松は隠してる)自分達。兄に続き、弟までも犠牲にしてはならないと、近真ならば思うはず。

若来は、文彪からの取り調べを受けてました。
なぜ李晟達を殺したのか、金塊はどこだ。
そこに、室内だってのにコート着て帽子被った林樵松が登場だ。
拷問ルックですか、それ(笑)
で、拷問しろと命じます。文彪のほうが、一瞬返事出来なかったね。沈図南の助手ですよ?本当にいいんですか?でしょうね。
何番目の手で?
3番目だ。
ですってよ。何番まであるんだろう。
若来は、ムチで打たれてますよ、ちゃんとは映ってないんだけども。

文彪はいきなり拷問とは兄貴らしくないと言うんだけど、林樵松は、沈図南の助手だ、康処長が見ている以上、立場を示す必要があると。
ああ、そうね、甘いことしたら、虞世清と繋がっちゃってる康処長に疑われるしね。そうなったら、どんな手柄を挙げても南京には戻れないってか。
いや、既に無理だと思うけどなー。

ともあれ、そんな思惑も絡んで、若来は拷問されちゃってるのよ。
銃弾は張鳴泉の銃とは一致してないはずだけど、そこは意図的に調べない訳だ。
これでもし、李晟達を撃ったのが若来でなければ、沈図南に申し開きができないとは、林樵松にも分かってる。だから実際に撃ったのは誰でもいい。康処長は若来を突破口にして、沈図南を潰したいから。
自分は若来を利用して、共産党の手がかりを探る。矛盾しない。だそうな。

共産党のことは、若来は何も知らねーよっ、ぺっ。←
だから若来は、なにひとつ、言わないはずだよっ。拷問に屈して嘘もつかない。
だから次回、ぼろぼろです(涙)

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