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追風者 第7話 あらすじとネタバレ感想

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追風者
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目次

あらすじ

各方面がそれぞれ魏若来を調査する中、沈近真の上司・許諾は魏若来が“孤星”の弟であることを突き止める。こうした中、李晟達は魏若来を騙して黄金の情報を得るが、林樵松に真相を伝えず黄金を持ち逃げしようと企んでいた。李晟達の異変に気付いた魏若来は、近隣の車引きの文に相談する。

みるアジア

ネタバレ感想

秘書、黄従匀(ホアンツォンユン)から新人の成績表を見せられた沈図南(シェントゥーナン)は、新人と鄧澤(ダンズー)処長と教官を集めさせます。
最下位だった若来を排除しようとする黄秘書の言葉を聞いても、沈図南は自分の目で確かめようとしてるんじゃないかと思ったんだけど、黄秘書はこっそり薄ら笑いを浮かべてるのよ。
この人の心根は、コレが全てを物語ってるよね。これで邪魔者はいなくなると思ってるんでしょうけど、そう簡単にはいかないからねっ。

何も知らないまま集められた若来は、結構爽やかーな顔で、筆記試験の結果は出たが、実技の試験も必要だと言う沈図南の話を聞いてます。
沈図南は、実技の競争試験をして、勝った者には希望の配属先に行かせると言いました。
相手は黄秘書よ。偉っそうに、自分は秘書として各部門の業務を把握してるし、基本も忘れてはいない、とか言ってますよ。

お金を数える実技とかやってるんだけどさ。黄秘書の数え方、速いって小太りメガネくんは言ってるけど、日本の銀行員って、これより数段早いよね?本人、自慢げだけど。
その上、こういう経験勝負みたいなので新人が勝てる訳がなく、勝って当然の勝負で偉そうにしてるほうが恥ずかしい。

電信勝負には、あの小太りメガネくんも登場。彼、王善賓(ワンシャンビン)っていうのね。
打電はかなり早かったわよ、黄秘書とタッチの差よ、偉いわ。みーんな大喝采だわ、善賓のほうに(^m^)引き分け扱いにして貰ったみたいね。
入行僅かでそれだけ早いんだから、解読勝負で負けたって、そんな顔しなくて大丈夫。何年かしたら君は電信では、黄秘書より遥かに有能になれるよ。
って、ヨシヨシしたくなっちゃうような顔してたのよぅ(笑)

タイプライターの勝負もソロバンの勝負も、黄秘書圧勝みたいなんだけど、よぉく見てみ?ソロバン、新人の女性の方が早いから(笑)それでなんで負けるんだ?

実技の勝負はここまでと言う教官の劉主任を止めて、沈図南は、努力を続ければ成長の余地があるとみんなに言いました。で、勝負に参加しなかった若来を呼びます。
黄秘書と勝負したいと思わないのか?と。
若来は、ちょっと言い難そうに、黄秘書に24時間待機しろと言われて受けられなかった授業もあるので、僕は遠慮しますと答えました。

ふふふっ。沈図南のみならず、新人や鄧処長や教官の前で、イケズをバラされる黄秘書。すっと真っ直ぐ沈図南に視線を送られて、俯くしかありませんな。
だけど沈図南は若来に、私はなんと言った?と聞きます。
全力で考査に臨めと、と答えた若来に、臨んだか?だって。

えーと、それはアレですかね、沈図南にそう指示されていたんだから、黄秘書が陰でなんと言おうと、従っちゃいけなかったってことですか?
無理だよね?黄秘書は、若来に日々の仕事を教えろとアナタが任せた人。その人の言うこと聞かなかったら、このメガネ秘書はアナタにどういう告げ口すると思います?
現にもうしたでしょ?授業を受けさせず、考査の点数を落とさせて、まさか、こんなにダメだとは思わなかったと、助手から外せと進言しました。

若来を責めるのはお門違いだけど、まあ、多分これは、これ以上みんなの前で黄従匀を咎めるのは、本人の役職やプライドを考えれば得策ではなく、若来に注意することで、黄従匀にも聞かせてるんでしょうけどね。
そして若来には、それでも考査の勝負にはちゃんと自ら参加しなさい、と促した。
だとしても腹立つよね、若来応援組としては(笑)

追風者
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若来は、黄秘書と沈図南と交互に視線をやり、勝負のテーブルにつきました。
沈図南は、会計は全ての基本、決算勝負をと言います。
これ、以前若来が、計算が得意だと言ってたこと、覚えてたんじゃないかな。だから研修授業を受けてなくても、若来が学校で学んできているはずの決算の計算勝負をお題にしてくれた。

だけど、新人たちも鄧処長も、決算勝負と聞いて驚いています。
日次決算は複雑なので、主任クラスの仕事なんですって。

勝負が始まりました。
若来は、家に帰ってから、受けられた授業の復習や決算の勉強をコツコツしてたんだね。そんな映像が流れます。ちゃんと見えないところで努力してたのよぅ(涙)
計算は、早々に黄秘書が終わったけど、速さでは負けても、若来は諦めずに計算を続けました。

その結果を見た劉主任はびっくり。見せられた沈図南も鄧処長も、びっくり。
黄秘書はノーミスだったらしいんだけど、彼がしたのは日次決算のみ。
若来はたいした時間もかけず、ノーミスで週次決算をしていました。
そこに帳簿は一週間分あったから、と、きょとん若来(笑)

黄秘書は、あり得ない、事前に計算してたんだろう、ズルしたんだと言いがかり。全く、クソみたいなヤツだな。
新人のみんなが一斉にブーイングよ。口々にそんな訳ないと言ってくれてますよ。

さっきまでの自信満々で鼻たーかだかみたいな顔から、形相は一変の黄秘書。
っていうかさあ、それなりのプライドがあるならむしろ、こういう感情に振り回される自身の落差を人に見せるほうが、よーっぽど恥ずかしいと私は思う訳なの。でも大陸のこの手の人達、こういう感情を、めっちゃ露わにするよね。ドラマだからなのか、そもそも大陸の皆さんがそうなのか。選民意識とかプライドとかある人なら、悔し紛れのやせ我慢で、分かり易く頬ヒクつかせながら新人を称えてみせたりみたいな、そっちのような気がするんだけどなー。

沈図南は、ほくそ笑んで立ち上がり、従匀、連戦で疲れたろう、充分な成績だと言いました。
うは、これは(笑)この状況で褒められるとか。
だが、この勝負は、魏若来の勝ちだって言葉に、新人のみんなが嬉しそうに拍手してくれます。

約束通り、配属先を選べと言われた若来は、引き続き助手をと希望しました。
いやあ、沈図南先生、めっちゃ満足そう。鄧処長も劉主任もにこやか。

お前も何か言えと沈図南に言われた若来は、まずは黄秘書の手加減に感謝しますと言いました。あははっ、全く悪気なく、傷口に塩を塗る子っ(大笑)
すんごい顔になったね、負け犬。文句言われるより、鼻っ柱へし折られたでしょうよ。
とにかく努力を怠るなと沈図南に言われ、清々しい顔で、はい、精進しますって若来が、照れながらも嬉しそうでカワイイ。
人の好さそうな王善賓も、嬉しそうでカワイイ(^m^)

ただひとり、若来をねめつけてる黄秘書。
いやあ、何度も思うけど、その顔、よくみんなの前でできるなあ。恥の上塗り。
ま、だからこそ普段から新人の前で、偉そうに威張れる人柄なんでしょうね。

エレベーターに入った黄秘書の後から、沈図南が入ってきました。
で、開口一番、従匀、魏若来が嫌いか?
反射的に、まさかと言った黄従匀だけど、じーっと見られて、そうか?と言われたら、すみません、お見通しですよねと俯くしかない。
どうも信用できないんです、特に政治的背景がって。
そんなの口実だろ。どう見たって、ただの嫉妬だもの。政治的背景を懸念してる人が、ボスの視線から外れたところで、あんな薄ら笑いする訳ないじゃん。
だけど沈図南は、これ、気付いていて敢えて突っ込まなかったんじゃないのかなあ。
で、話を合わせた。今日は仕事への態度を見た、私も彼の内面は気になると。
確かに、気にして七宝街まで行ったけどね。じいちゃんに太鼓判押されて来たけどね。
だとしてもってくらいに、江西省出身ってのは当時国民党の間では忌避されてたのねえ。

沈図南は若来の経歴を引き続き探るよう、黄秘書に指示しました。
とはいえ、これも、黄秘書へのフォローにしか見えなかったけどね。

そんなことよりっ。
央銀のロビーには退勤する若来を見張って、後をつけてく捜査隊員がいるのよっ。

若来が七宝街に戻ると、そこでひとりの男が殴られ、ピストルを突き付けられてました。
銃声がして、腕を押さえた男がよろよろと出て来て、若来に助けを求めます。
あーあ、李晟達(リージェンダー)だよ、ヤラセだよ。

てかさーあ、あんなふうに額に銃を突き付けられて暗がりに連れ込まれて、腕だけ撃たれて出て来るってないわ。これが本当なら、さっくり殺されてるわ。
とは思うものの。
若来青年は純朴です。すっかり信じてしまいました。

自分の部屋に連れ帰って、手当てをする若来。
李晟達は、情けない、同志も見つけられず、自分の正体もバレたトカ、ぬかします。
兄のことですかと聞いてしまう若来。
李晟達は、彼が持って来たのは人の命を救うためのもの、大変な思いをして上海まで来たんだ、命に代えても見つけ出して受け取らねば、と。

若来は、人の命を救うための金だと、兄ちゃんも言ってたことを思い出し、兄はどんな暮らしをしていたのかと聞きます。
李晟達は、知らないほうがいいこともある、組織の掟で話せない、なんて言うけど、兄ちゃんのことなんか直接知らなかったんだから、答えられないわな。でも旧知の仲だってふうに思わせないと、若来から話を聞き出せないしな。

君が悪いヤツに遭遇した時、組織に不利な話をしないか心配だなんて、李晟達は言います。
そんなに組織が大切ですかと若来は聞きました。
そうよね、それで兄ちゃんは死んだ。死ぬ間際まで、金塊を仲間に届けることを切望して。そこまでの信念ってなんだろうと疑問に思っても当たり前。
李晟達は、とてもねと答えます。君達にとっては理解しがたい集団だろうが、我々は信じている、中国を救えるのは共産党だけだ。

って、言いつつ、拷問でさっくり寝返ってますよね、あーた。
ただ自分ならどうかと考えても、そんな政治的信念がないから想像しにくいけど、転んじゃうかもしれないよなーと思う。隠れキリシタンのお話とか見ててもねえ。命を懸けられるほどの信念かあ…

若来に、たとえ死んでも?と聞かれた李晟達は、勿体ぶりながら偉そうに、国家に利すれば、生死は顧みず、己の禍福によりて、これを避けず、なんて答えてるけどさ。それを掲げていた時もあったのでしょうが、実際に己の禍福の前には、そんな誓いはこの人にとって全く役に立たなかったってことね。

だけど、君を巻き込みたくないなんて言われた若来は、兄ちゃんが亡くなったことを話してしまった。あー。
更に、墓参りをしながら、調子よく兄ちゃんと仲良しだったみたいな話をする李晟達に、若来ってば、最初の違和感を手放してしまったよー。素直さって、時にこうなるのね…

央銀の金庫に金塊があることを話し、合言葉も知っていた李晟達を、若来はすっかり信用してしまい、鍵と印鑑を渡す約束をしちゃうんだけど。

翌日、昼休みに鍵と預かり証を持って銀行の外に出た若来に、阿文(アーウェン)が日新書局を見つけたと、住所を書いた紙を持ってきてくれました。あれから探してくれてたんだね、阿文ってば。
若来はわざわざ来なくていいのにって言ってたけど、阿文が来てくれたから、ギリ間に合ったのよ。阿文、Good jobだったのよー。

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路面電車に乗った若来は、以前から時折見かけていた帽子の男がいるのに気付きます。やっと自分が尾行されていることを察したわね。とはいえ、すごい記憶力だなー。
動き出すギリギリのところで電車を降りて帽子の男を置き去りにした若来は、そこから人力車で日新書局へ。顔を隠して店内に忍んでいると、李晟達が帰ってきたところを見かけます。

正体がバレたと言って逃げ回っている筈の李晟達が、普通に書店の仕事をしてる?
そんなおかしさにもやっと気付いたよ。
あの晩、兄ちゃんは、日新書局に異変あり、とも言ってたみたいだ。自分の感じた違和感も思い出すと、李晟達は怪しいってことになる。

若来は店内で一冊の本を見つけ、李晟達に見つからないように店を出ます。警察に電話をして、禁書を売っている店があると通報しました。
若来が、向かいの店内から日新書局を観察していると、警察が来たんだけど、李晟達は警察官にお金を渡して、私もそちら側ですよと言ってる。
しばらくすると、変装した捜査員が入ってきて警察達を撤収させ、李晟達は何事もなく警察官たちを見送ってました。

若来、動揺。
自分についているっぽい尾行とか、李晟達の行動とか。
考え合わせれば、兄ちゃんを売ったのは李晟達で、更に自分にも接近してきたと分かる。
だけど李晟達が、変装捜査員からは邪険にされているのも、若来は見たぞ。

その頃、沈図南のところには、黄秘書が若来の調査結果を持って来てました。
交友関係も図書館の閲覧記録も、特に共産党と繋がるものはナシよ。
捜査隊は、囮で図書館に禁書を置いて、借りた人物をマークするんだってさ。そんなトラップにも、若来は引っかかっていませんでした。

さて、道端には徐諾が占い師として座ってましたよ。
そこに沈近真が来て、情報交換。
てか、こういう手段があるなら、店に来るなって𠮟りつけるより、適宜使えばよかったのに。

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それにしても、占い師のイメージって、こういう丸サングラスにヒゲなんだね?
「紳士探偵」でも白宇さんがこの恰好してて、すごい似合ってたんだけども(笑)

孤星(グーシン)が犠牲になった。彼は魏若来の兄で、魏若川(ウェイルオチュアン)。
若来は巻き込まれ、孤星が立ち寄った日新書局の店主、李晟達という男が近付いている。

おおお、あの日、若来が撃たれた李晟達を助けたのを、徐諾は見てたみたいですわよ。

沈近真は、怒りで震えそうになってます。裏切り者が出たこと、現場にいたのに、若来の兄を救えなかったこと。李晟達は自分が排除する、と。
徐諾は、それよりもまずは金塊だと言いました。
今夜若来が李晟達に金庫の鍵と印鑑を渡すことも徐諾は知っていて、現場に行かねばならん、と。
え、何で知ってるんだ?窓に張り付いて聞いてたのかしらん?
でも、部屋で話してたんだから、それしかないよね(笑)

ただ今回、沈近真は林樵松を警戒するために、現場には行かないってことに。
ふうむ、だいじょぶか?大人しく待ってられる?

その林樵松は、日新書局への通報があったことを李晟達に伝えてましたよ。
だけど李晟達は、今夜若来から鍵を貰うことを、林樵松には話しません。肝心なことになると若来は口を噤むと報告してるってことは、金塊を持ち逃げするつもりなんでしょうな。コイツのやりそうなコトだ。
林樵松は李晟達に、捜査隊の身分証を作ってました。李晟達、大喜び。これがあれば、検問とかあっても逃げやすいでしょうね。

その晩、若来は阿文に相談してました。
共産党だった兄が、この間、死んだこと。死ぬ前に金塊を預けられたこと。
先日来たメガネの男が、兄の友人で共産党だと言うから、信じて話してしまったら、捜査隊の情報屋だったこと。今日誰かに尾行されていたこと。

兄ちゃんは金塊を渡すために上海に来て、でも失敗して自分を頼った。
金塊を渡す相手を探るため、自分は泳がされている。
あの男に金塊を渡すと言ったら、自分で取りに行くと言うから、もしかしたら持ち逃げする気かもしれない。しかも男は今日、家に来ることになっている。

いやいやいや、これさあ、阿文に相談するには重すぎる内容でしょうよぅ。
だけど阿文は何か一生懸命考えて、自分の人力車から、護身用だかなんだかの刃物みたいなのを取り出したよ。
ダメだよ、阿文にそんなことさせちゃー。
きっと大丈夫だとは思うけど、阿文、いい子なんだねえ。この子も心配だな。

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