あらすじ
沈近真は魏若来と央銀で接触するが、捜査隊に気付き偶然を装う。林樵松は、またも捜査の現場に現れた沈近真を疑う。李晟達は魏若来が“孤星”の弟だと突き止めるが、林樵松は魏若来を泳がせる。“近隣の老人”は銀行界の大御所だった。沈図南は併呑した通商の頭取を老人に依頼するが、老人は断り、魏若来の人柄を強く推す。
みるアジア
ネタバレ感想
あの怪我から何日経ったのか、若来の顔の傷もだいぶ良くなってます。
沈図南の奢りの洋食店にも行ったみたい。良かったね♪
でも今日が接触日なので、心ここにあらずなんでしょう。沈図南に、何か悩み事でも?と聞かれてしまいました。簡単な誤字も見落としてるって。
で、前回の研修授業中のぼんやりも含めて、ここで咎められてしまいましたよ。
就職できれば、それで安心か?と。
そう思われちゃうのは仕方ないんだけどねえ。
研修の授業も全部受けられてないはずなので、考査の試験も心配よ。
誤解だの嫉妬だのに晒されてるし、頼まれ事は危険な橋を渡らないとだし。能力を発揮して一生懸命に働くっていう、ただそれだけのことが思うようにできないのが可哀そう。こんなに性格のいい子なのに。
ま、そんな何事もない生活はドラマにゃなりませんがね。
若来の仕事部屋には、あの新人仲間の小太りメガネくんもいるんだね。
もうじき約束の15時なので、時計を見上げて、そわそわしてる若来は、メガネくんにカフェに誘われても断りました。
メガネくんが出て行った後、壁の絵の裏に隠した金庫の鍵と預かり証を持って若来も部屋を出ます。
その頃、沈近真も、人力車で央銀に向かっていました。
捜査隊も情報を手に入れちゃったから、え、またお嬢さまが現場にいる!?って疑惑が膨らむ流れだ。前回あれだけ林樵松(リンチャオソン)を懐柔したってのに。水の泡かー。
沈近真が白い綺麗な手袋で申報を持ってるんだけど、当時のインクは今より質が良くないだろうし、手袋、汚れちゃうんじゃ?って、変なとこが気になっちゃった(^m^)
既に央銀内には、林樵松や文彪(ウェンビャオ)が、清掃員に扮して潜入してましたよぅ。
ロビーには普通にスーツで新聞持ってる捜査員もいるわ。ガッチガチに固められてるわ。
そこに新聞を持った若来が来て、ベンチに座りました。うわ、怖い。
若来は央銀の職員なので、そこにいても問題はないものの、目印の新聞もバレてるしなあ。
若来の顔の傷、メイクだって分かってても、すんごいリアルで痛そう(笑)
ただ、このドラマ、こんなもんじゃないのよー(泣笑)
周囲を見回した若来は、新聞を持っているスーツの男の数に、ちょっと驚いてるね。
捜査員が混じってるから、気を付けてーっ(大声(笑)
申報を持った男が隣に座るんだけど、どうも株関係の詐欺師っぽい(^m^)
若来は落ち着いて、新聞の日付を確認し、コイツじゃないと見極めます。
林樵松も文彪もそれを見てるんだけど、若来の顔はまだ知らなかったっけ?まだパーティですれ違ったくらいか。でもこれで、ターゲットのひとりになっちゃったなー。
若来は央銀に、沈近真が入って来たのを見ました。
慌ててベンチから去って行く若来と、沈近真を見つけた林樵松と文彪。
なぜか若来は洗面所で顔を洗ってます。
沈近真の行動は毎度少し不思議だから、何か気付いてるのかと思ったけど、違うみたいね。たまたま、緊張する現場に知り合いが来たので、慌てちゃっただけのよう。
だけど、戻って来た若来ってば、明らかに挙動不審なのよー(笑)
ノートを取り落とした音で、沈近真が若来を見ます。
若来の開いた新聞が前日付けの申報だと、沈近真だけじゃなく、文彪にもバレちゃった。
若来だけは何も分かってないんだけど、沈近真は、林樵松と文彪がいることに気付いて、捜査員達が若来を包囲しようとした瞬間、ひと足先に若来に接触。
いきなり大声で、そのケガはどうしたのとか、兄の助手でしょ、ここで何サボってるのとか、キツイ口調で叱りつけましたよ。びっくり若来くんのオドオド目がカワイイ(^m^)
沈近真は、わざと人目を惹くような行動を取って、捜査員達が近付くのを阻止したのね。
共匪討伐のために造兵廠に予算が下りたけど、振り込みが遅いと大声で告げ、若来には、あなたは使い物にならないと言い捨てて、スタスタと兄のいる二階に向かう沈近真。
困っちゃった若来は、ご愁傷様なんて、通りすがりの人に言われてる(笑)でも林樵松は文彪に、若来を見張れと指示してるよー。
沈近真が二階で沈図南と話している間も、ロビーで待ち続けた若来だけど、15時半になってしまい、諦めて二階に戻って行きました。
休憩から戻ったメガネくんに、沈顧問が探していたと言われて向かうと、沈近真が帰るところ。
見送れと言われた若来だけど、まだ今日の接触の相手が沈近真だとは気付いていないので、さっき仕事を抜け出してロビーにいたことを、顧問には言わないでと頭を下げてます。カワイイ(^m^)
沈近真が目印の申報を見せようとした時、黄従匀(ホアンツォンユン)に声をかけられちゃった。かー、お邪魔虫、なんてタイミングだようっ。
仕方なく沈近真は、さっきと同じように若来を叱り、帰って行きました。
ふふっ、黄秘書、完全無視だった(笑)
央銀から若来が飛び出して人力車を捕まえ、沈近真を乗せて頭を下げて見送るのを、車の中で見ていた林樵松と文彪。
文彪は、あのお嬢様は怪しいと言うんだけど、林樵松は信じたくないって感じかな。
沈近真は徐諾(シューヌオ)にの店に急ぎ、捜査隊が大勢いたから接触は中止した、孤星は来ていなかったが、目印を持っていたのは、兄の助手の魏若来だったと伝えます。
そっか、地下組織同士だと、コードネーム以外の情報はないのか。魏若川(ウェイルオチュアン)って本名を知っていれば、すぐ気付くだろうに。
そういえば央銀の貸金庫には、にいちゃん、本名で金塊預けてたよね。偽の身分証とかは作らないのかな。
若来のことは徐諾が調べることに。
まだ若来が、林樵松たちのスパイって疑いもあるから、と。
だけどモタモタしてるうちにマークされちゃった若来が、でっち上げて捕まったりしないかな。ヤだなー。
林樵松は、思い起こしていました。
共産党の接触現場だと情報を得て行った場所に、立て続けに2回も沈近真が居合わせ、どちらの時も、存在をアピールするように大声で話し、結果的に、捜査の邪魔をした。
それが故意だったとしたら。
林樵松は央銀の経理部を騙り、造兵廠の財務課に電話を入れます。
でも、沈近真が言っていた、送金の件は本当でした。
それですっかり、あーお嬢さまを疑ってしまったーと思っちゃった林樵松。
ふ、恋する男はちょろいな(笑)
黄色いバラを持って謝罪に行くんだとー。疑ったのなんて、本人には言ってないでしょうに。
だけど若来のことは、家を調べて、証拠があれば逮捕しろ、だって。あああああ。
共産党同士のほうがいいから李晟達(リージェンダー)を使えって言ってるけど。若来自身は全く関係ないので、正面から何か言われても簡単には揺らがないでしょうが、兄ちゃんに関するものが部屋にあったり、兄ちゃんに寄りそうような態度を取られたら、まずいねえ。
遅くなって若来が家に帰って来た頃。
げ。李晟達は若来の部屋に忍び込んでました。あー、並んで写ってる兄弟の写真を見られてしまったー。
階下では、帰って来た若来を捕まえて大家の周(ジョウ)さんが、相変わらずグイグイ。通商銀行買収の話だの、自分の従兄に央銀の文具を任せられないかだの。
こういうちゃっかりした感じなのが、あちらの庶民の感覚なのかもしれないけど、図々しいんだよなあ。若来は適当に流しましたが、聞き咎めたのは、あの白髪のじいちゃん。くだらない口利きを頼んで、運が悪けりゃ死刑だぞって言ってくれました。周さんは、全く意に介してないけどな。
若来が部屋に戻って明かりをつけると、いきなりペーパーナイフを持った李晟達に襲われます。
あれ?魏若川はどこだ?って、この人は兄ちゃんの名前を知ってるぞ?なのになんで上海の責任者の徐諾が、知らないんだろう。どう見たって、コイツより徐諾のほうが大事な役目を担ってて、把握している情報は多いだろうに。
兄に何の用だと若来が言うと、君が弟か、すまないと、突然態度を変える李晟達。
この時代、沈兄妹しかりで、兄弟でも家族でも、思想が違うなんてことは普通にあったんでしょうけど、これで完全に若来は危険人物リスト入りだわねえ。
急に馴れ馴れしくなった李晟達は、大事な話があるから兄に連絡が取れないかと聞きます。
若来は、ずっと会っていません、兄からは何も聞いていませんを貫きました。李晟達は自分の名前を告げ、行動は中止、撤収しろと伝えたいと言うんだけどね。
隙を見て、李晟達が落としたペーパーナイフを拾い、隠し持つ若来。
それには気付かず、李晟達は、彼は共産党地下組織の一員、緊急事態だ、裏切り者が出て彼にも危険が及んでいると言います。
け。裏切り者はオマエだろうがっ。
若来は、それで兄貴は死んだのかと、納得したわね。コイツが裏切ったとはまだ分かってないけど。
会えたら伝えると聞いて、李晟達はあっさり帰っていきました。
入れ違いに、阿文(アーウェン)がスープを持って若来の部屋に来るんだけど。
若来ってば、阿文を信用してるからでしょうが、話しちゃうんだよねえ。
兄の友達だと言っていたあの人には違和感があると。
若来は、3年前に兄ちゃんが出て行く頃、様子がおかしかったから、アヘンか賭博かと思って、しばらく尾行してたんですとっ。なんとっ。昔から意外と行動派だったのねっ(笑)
兄ちゃんが会っていた人達は皆、共通の雰囲気を持っていたらしい。日々、死を意識していながら恐れていない、大義を成し遂げる覚悟のようなものを持っていたって。
でもさっきの人は、目つきも表情も虚ろだった。何か盗まれたかも、と。
兄弟で写ってる写真、持ってったかもしれないな…
通報しろよって阿文に、若来は言いました。
共産党だって言うんだ。兄も党員だと。
それを聞いて、固まっちゃう阿文。
若来は、あの人からはインクの匂いがしたと言うのよ。
すごいな、あんな襲われてる時に、そんな匂いまで嗅ぎ取ってたかい。
残していったペーパーナイフには「日新」と書いてありました。店名入ったペーパーナイフ置いてくなんて、やっぱりヌケてるなあ。
若来はその書店の名前を、兄ちゃんから聞いたことがあったみたい。
阿文は、兄貴が共産党員だったらどうする、バレたらアンタも終わりだって言うの。
そっか。そうなんだ。
関係ない、知らなかった、だけじゃ、逃げ切れないかもしれないんだ。
せっかく憧れの央銀で、沈図南の助手になれたのに。かわいそ過ぎる。
李晟達は林樵松の車に戻り、何も手がかりはなかったと言います。
え、アホか?兄弟だと分かっただろうが。
で、少しして、あ、実の兄弟でしたって言って、林樵松に最初に言えと凄まれてます(笑)
やっぱりこの人、頭悪いんだわねぇ(^m^)じゃあ、写真も盗んでないかな?
しかも、あんなガキ、アヘンか拷問ですぐに吐くとかいう訳よ。林樵松のほうが逆に、強要した供述は信用できないって言ってるよ。
林樵松は、若来を泳がせて、接触する人間や目的や行動を知ろうとしてます。心を開かせて、自ら話すよう仕向けろって李晟達に言ってるけど、一瞬であれだけ見抜いた聡い若来が、こんなやつを信用するかね?素直だから、やり方によっちゃー、ころっと信じるかもしれないかー。
翌日、出社した若来を、ロビーで捜査員が張ってるよ…
んで、なぜか沈図南は、七宝街に来てました。この街、匂いがキツイのね(笑)
沈図南は、周さんに部屋を借りたいなんて言って、何しに来たのかと思ったら。
あの白髪のおじいさんにばったり会って、驚いて、先生って言うのよ。
やっぱりじいちゃんの言ってたのは本当だったんだ。
じいちゃん、沈図南にさえも一目置かれるような人だったのね。
若来のことで来たのかと聞かれた沈図南は、あなたですと言います。
じいちゃんは苦笑して、自分は金融界では死んだ人間だと。
若来に正体を明かしたのですかって沈図南が言うくらいだから、本当に所謂伝説のナンタラみたいな人だったっぽいねえ。
通商銀行を買収したので、もしよければと言いかけたのを遮って、じいちゃんは、破産で寿命が延びたよと笑いました。
沈図南が素直に、若来を側に置くのが不安でと言うと、じいちゃんは若来を手放しで褒めます。
いい子だし、善良で悪い友達もいない、意志が強く、本当は黒幇からも大金で誘われていたのに、おまえさんと苦労するほうを選んだと。央銀の給料は業界でも低いみたいだよ(笑)
ほらほらほらー、あの時、若来が金じゃないって一生懸命言っても、沈図南はすぐには信じようとしなかった。所詮貧乏人は金で動くって先入観があったのは、自分のほうだったってことじゃん。
どお?じいちゃんに言われて、身に沁みた?もう自分で言ったことなんか忘れてるか?
じいちゃんは、若来の人柄を探りに来たのなら、自分が保証すると言ってくれました。機会さえ与えれば、必ず期待に応えると。
うわーん、この窮状にあって、なんて頼もしい言葉だろうか。
良かったねえ、若来。じいちゃんは、ちゃんと君のことを正しく見ていてくれたよぅ。
沈図南が帰る時にも、とにかくあの子を頼んだぞって、本当の孫みたいに言ってくれる(涙)
このじいちゃんに、変な不幸が襲いませんようにー。
その頃、徐諾が学校で若来の書類を閲覧して帰ろうとしたところ、文彪も同じものを調べに来たー。
どんどん知らないところで追い詰められてくなあ。
央銀では、新人たちの考査試験中。若来、大丈夫かな。
と思ったら、結果は最下位でした(涙)
その結果を見て、公平な採点か?と聞いてしまう沈図南。とぼける黄秘書は、若来を助手から外せみたいなことまで言う。
お、ま、え、がっ、満足に授業を受けさせなかったんでしょーがっ。
いくら若来だって、知らないことを答えられる訳がない。
黄秘書が、みんなの前で赤っ恥をかくのが待ち遠しいよー。
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