あらすじ
遠征の途中、大雨のために廬龍(ろりゅう)に駐屯することになった劉平(りゅうへい)は、曹節(そうせつ)を皇后にすることを郭嘉(かくか)から提案をされる。そんな折、ある一人の兵士が劉平に声をかけてきた。それは、いつか温(おん)県で命を助けた少年だった。人違いだと否定をし、足早にその場を後にした劉平だったが、その光景を遠くから見ていた曹丕は不信に思い…。
三国志 Secret of Three Kingdoms 公式サイトより引用
➤ 「三国志 Secret of Three Kingdoms」視聴はこちらから(U-NEXT) 23.12.1現在のリンクです
ネタバレ感想
王越と曹丕。
こうやって曹丕の心の闇は熟成してったワケですか。ったく余計なコトを←
曹丕は、師匠の仇討ちに絶好の機会が来ましたって、劉平が曹操の遠征について行くことを話すんですが、これってさ、王越に皇帝を狙わせてそれを討ち取って、自分の名声を上げるとか画策してるんじゃないのかなあ。普通の手段ではのし上がれないと自覚してる訳だし。
司馬懿のところには、身の回りの世話をする人達なのかな、4人が集められて、お前らは誰の配下だと、司馬懿に金貨をチラつかせて聞かれてますよ。楊修の配下が早速裏切って白状し、次に曹丕の配下、満寵の配下、そして最後になかなか口を割らずお金も取らなかったのは、司馬朗にーちゃんの配下でした。さすがね♪
曹操の出発を朱雀門の前で見送った皇帝、多分その後、急いで着替えて馬車で追ってるんでしょうか。緊張感を漂わせる伏寿に、ワザとなのかただの天然なのか、笑顔を向ける劉平です。
途中、大雨に見舞われて、一行はひとまず休まなくてはならなくなりました。
テントの中には曹節もいますね。女の子も戦場を連れ歩くんだねえ。
急いでテントを張る兵達ですが、丸太が倒れて兵が下敷きになりそうになったところ、咄嗟に馬車から飛び出して支える劉平。それを見て曹丕も、一緒に手を貸します。
てか、雨の中飛び出して、設営手伝う皇帝なんて見たことないよ。ホント規格外。
でも、ここで交わすいい笑顔なあ。いくら内心真っ黒に染まっていってる最中とはいえ、明るいところに目を向けて、そこにいる人と笑い合える部分が残ってるんだよねえ、まだ。
曹節は発熱しちゃったみたいですね。
天候の悪さで、兵達の間にも倒れる人達が増えている様子。
こんなにも準備したのにと焦る曹操を宥めて、郭嘉は廬龍(ろりゅう)での駐屯を進めます。
廬龍についた曹操は、官吏がへこへこして宴をーなんつってくるのを断って、医者を手配し、民に宿を借りるが迷惑はかけるな、背いたものは斬る、と命を伝えさせます。酷いことも平気でできる割に、通常はそう鬼畜でもないのよねえ。この人の怖さはなんなんだろうな。
温かいスープを出して貰ったら、これを劉平達にも出してくれと言ったりしてますよ。
曹節は劉平に治療して貰ってました。ほっとした顔の曹操はパパの顔だったなあ。
冷寿光も来てたんだ、心強いね。曹操は背後で咳き込む郭嘉に、冷寿光に診て貰えばって言うけど、とうに冷寿光の薬を服用してますからね。
軍営内では、冷寿光が活躍して、せっせと薬を煎じていて、劉平は医者不足を心配して自ら兵達を診察しているようです。
曹操は、劉協を連れて洛陽から許都に向かう時のことを覚えていました。同じような大雨の中、このような時は刺客に気を付けろと劉協に言われ、100人の兵士と共に劉協を守った。でも今は、民を慈しんでいると。
陛下も成長されているのでしょう、人心の大切さを知ったのですって郭嘉。同じ疑いを抱えてはいるものの、曹操の中でそれが肥大しないよう、郭嘉は毎度抑えてくれてるんですよねえ。
その頃、唐瑛は弘農王府から抜け出していました。簡単でしょうよ、この人にとっては。その足元に小石が投げられ、司馬懿の手の者が。金で懐柔されたお世話係(笑)あ、にーちゃんとこの人かもね。
唐瑛に会った司馬懿、車椅子から立ち上がり、歩いて近付きます。
本当にこの人達は運がないよねえ。反発し合っていた頃は、いっくらでも会えてたのに。
櫓の上に立つ劉平のところに、郭嘉がやって来ました。
この戦で多くの人達が死ぬのを憂いている劉平に、郭嘉は、袁紹を破った後、なぜ辺境に遠征するのか、それは、曹司空も1日も早い天下泰平を望んでいるからだと言います。
徐州や下邳(かひ)での虐殺を上げる劉平。そのやり方は自分とは違うと。
郭嘉もそれは認めています。残忍なこともできる人だから、任紅昌の素性は明かせない。でも、どんな困難があっても進み続けるのは、1日も早く天下を平定して、殺し合いをやめるため。
そして、おおぅ、ぶっこんできましたねっ。皇后を廃して、曹節を皇后に据えないかと。
姻戚関係として手を組めば、平定が10年早まると。
その時、劉平を見て、ごんずーと言う兵が。
1話で、司馬懿と共に野盗を蹴散らした時、劉平が助けた子でした。
劉平は人違いで通しましたが、それを遠くから曹丕が見ていましたよ。
部屋に戻った劉平は、急いで冷寿光に先ほどの兵を探させます。
でも既に曹丕がこの兵と接触していて、温県ってキーワードを聞いていました。名前までは知らないんじゃないのかなあ。
と、そこに、郭嘉からの迎えで、彼は今度は郭嘉の元へ。
それを冷寿光が見ています。ひと足遅かったー。
郭嘉が知ったら、曹操に話したら。早く逃げてと伏寿は言いますが、例えここでバレたとしても、郭嘉はすぐに曹操には言わない気がします。それをネタに、曹節を正室にって取り引きはしてくるかもしれないけど。
劉平は郭嘉と会うことにしました。
任紅昌を隣に置いて、郭嘉はあの兵を脅してましたよ。
先ほど、見聞きしたことはお前の命に関わる。私の言うことを聞けば、死なずに済む。
では聞くが、先ほどお前が会ったのは誰だ。
…楊さま。
知ってたんかーい、名前をっ。
郭嘉も顔色が変わります。
連れて行け、誰も近付けるな、曹司空もだ。
郭嘉、ひとまず隔離ですね?
任紅昌が悪だくみなら許さないわって言うんだけど、郭嘉は笑ってます。
お酒を用意させ、でも今晩はひとりで寝てくれ、人に会う。だって。
そこへ曹丕が来て、先ほどの兵はと聞くのですが、郭嘉は、陛下に無礼を働いたので処罰したと言いました。わざと任紅昌とベタベタして、若い曹丕が居たたまれなくなるようにしたっぽいな。
郭嘉が待っているのは、劉平ですね。
さて、劉平登場です。
陛下、あるいは、楊殿ですか?
単刀直入だ。ずっと疑ってはいたけど、証拠がなかったからね、証言する人もいなかったし。
ただ、この言い方だと、楊平が何か漢王朝の秘密を握っている人ってことは分かってたけど、それがイコール劉平だとは思っていなかったっぽいなあ。
劉平はとぼけていますが、郭嘉は完全に確定したって感じね。
ああ、そっか、劉平はそっちから話を進めるのか。
元々楊殿などいないのだと言いました。それが本当なんだよね。元から劉平なのだから。
郭嘉は10日猶予をやると言います。その間に私は証を探す、陛下は曹節の件を考えてくださいって。やっぱり取り引きに持って来たね。でも、劉協ではないと分かっているのに、その相手に曹節を娶らせちゃっていいのか?
そして郭嘉は爆弾を落としました。
これしか道はないのです。
所詮皇后様は、陛下の皇后様ではありません。
瓜二つなのだから、双子とまでは分からなくても、なんらかの血縁だろうとは思いが及ぶよね。霊帝の落とし胤が、人知れず育てられていたか、とか。だとすれば、そこには目を瞑って、曹節を正室にさせて漢王朝を取り込むって道は、徒に暴き立てるより利口な選択でしょうよ。劉協がどうなったかは、当然調べるでしょうが。
そうなると、ここで危ないのは劉平より伏寿です。
部屋に戻るなり、伏寿に抱き着く劉平。そっと席を外した冷寿光が、扉を閉めました。
郭嘉が10日の間に証を見つける言ったことを伝えると、伏寿は他に何か言われたのではないかと言います。それだけでこれほど動揺するとは思えなかったのね。ありませんと嘘をつく劉平。
曹丕が先の兵に会いに行こうとすると、郭嘉の命だと警備兵に止められてしまいます。警備兵を殴り倒して入って行くと、中にいた任紅昌から剣を突き付けられました。軍の機密ですという任紅昌に、父上を欺くことはするなと郭嘉に伝えて欲しいというんですが、父君に話せばいいでしょって任紅昌に言われて、黙っちゃう曹丕です。信頼の厚い郭嘉への諫言を曹操に伝えるのは、今の曹丕には荷が重いでしょうよ。それでなくとも、言う気はないかもしれないけどね。この人はいつも、ただ真相を知りたい、で、暴走してきたからなあ。
任紅昌から話を聞く郭嘉は、官渡から戻ってなぜか若様はどす黒い気に包まれていると言います。そうなんすよ、王越にどんどん黒く染められてますのでねえ。
心根は悪い子じゃないのに、かわいそうって、話す2人は、曹丕にとっても、いい大人の兄さん姐さんなんだけどねえ。
雨の方がいい、あなたが休めるからって言う任紅昌。
ホント、可愛くて美人で情に篤いカッコいい姐さんです。貂蟬(ちょうぜん)という人は「三国志演義」に登場する架空の人物なので、人物造形も比較的自由にできるのかもしれません。このドラマでも、本当に良い役ですよね。
天下の美女に看取られるなら、長く生きられなくても構わないと言う郭嘉ですが。
う~ん。これさあ、あっちでもこっちでも、フラグ立ちまくりってコトじゃない?
曹丕は今度は伏寿の元に現れました。
そして、曹節の件を喋ってしまいます。郭祭酒が陛下に話しましたが、初耳ですか?って、オマエ~。
何があろうと、私は皇后さまをお守りしますと跪く曹丕。
これ言うの、何度目かなあ。確かに今までは、自分を殺そうとしていた伏寿に対しても、ちゃんとそれを守ってきています。ただ、あの頃より今は黒い(笑)さて今後はどうなるんだろ。
伏寿は、劉平に傘を差しかけて一緒に歩く曹節を見てしまいました。
そこに背後から曹操と郭嘉と許褚。
曹節は言い含められて、劉平の診察を手伝ってるみたいですね。
おまえの婚礼にはどーのと曹操が言いだした時、劉平を見て照れ、時が来れば皇后を連れて祝いに行くと劉平に言われちゃって、戸惑った顔をしましたよ。
部屋に落ち着き、盥に水を汲んで、伏寿の手を洗ってやる劉平。まー、甲斐甲斐しいな。
伏寿は、陛下にとって私は何ですかと聞きます。
私の皇后ですって言った劉平に、私は何もできぬ皇后とは違います、話してくださいって。
あくまでも内緒にしようとする劉平ですが、曹丕が話してしまったことを聞き、そんな一方的な話には応じないと言います。
伏寿はいずれ、認めてもいいかもと思っちゃうかもしれないなあ。側室ではなく曹節を正室として、自分は廃されそうってことまで聞いたんでしたっけ?うーん。
ってところで次回です。
コメント