あらすじ
自らの出生の秘密を知った劉平(りゅうへい)は、詔に従い皇帝となるよう皇后・伏寿(ふくじゅ)に言われる。劉平が事を把握する間もないまま、伏寿と弘農(こうのう)王妃の唐瑛(とうえい)は劉協(りゅうきょう)の死体に手を加えると、寝殿に火を放ち替え玉計画を実行する。その頃、突然姿を消した弟を捜す司馬懿(しばい)は、遠い許都(きょと)までやって来ていた。
三国志 Secret of Three Kingdoms 公式サイトより引用
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ネタバレ感想
ううう、姐さん、やるんですね…
宦官として寝所に入った楊平、劉協と入れ替わる訳なので、劉協の遺体を宦官仕様にしないといけない訳なのよ。それが劉協の遺志だったとはいえ。
ただこれが後にちょっとした問題になるんですよ…
けど仕方ないよなあ、ソコどうなってるかなんて知らないだろうよぅ
楊平は、漢王朝の今後を憂いた劉協が、自らの血で書いた詔と印璽を受け取らざるを得ませんでした。この状況では他に道はなかったよねえ。なので今後は楊平ではなく、劉平と書くことにします。
そして伏寿は寝殿に火を放ちました。
ちゃんと全焼するように消火用の水を抜くとか、事前準備もしていたみたいだけど、見ていてちょっと甘いかもしれないなあとは思ったんだけどね。遺体も、皇帝だから仕方ないとはいえ、丁寧に丁寧にし過ぎでしたもんね。
助けに来た宦官、冷寿光(れいじゅこう)は医療を修めている人なんですが、劉平の腕に手をかけて、ふと何か違和感を感じた模様。脈をとることが大事な時代ですからね。
現場には尚書令の荀彧(じゅんいく)が駆けつけました。
他の人間を近づけなかった宦官張宇も、荀彧のことは信頼しているのかな、門を開けます。
ひとまず尚書台に避難しようとしたところに、駆け込んできたのは満寵でした。
満寵は燃える建物の中に飛び込み、あろうことか劉協の遺体を引きずり出しましたよ。
満寵は、伏寿や唐瑛を信用も敬いもしていません。伏寿は漢朝重臣、伏完の娘、満寵は曹操側。警備のためにと曹仁もやって来ましたが、やっぱりこういう扱いかって感じ。
曹操側ですが、荀彧だけは人となりのしっかりした文官らしく、皇帝側にもある程度の敬意は示している様子です。武官に味方はいないのかな。前途多難感、半端ない。
その頃、馬を飛ばした司馬懿は許都の城門にたどり着き、深夜ですが門番に賄賂を渡して入城します。
荀彧に、火事の原因は自分の不始末だと語る伏寿。同時に劉協の遺体を、あの宦官のお陰で自分達は助かったため手厚く葬って欲しいと頼みます。
荀彧や満寵達は、放火の疑いを捨ててはいなく、あの遺体の宦官が怪しいと思っているみたいです。当然、遺体はしっかり調べられちゃうんだろうなあ。そう考えると、状況も対象も全く違いますが、御者の顔を潰した楊修くらい徹底してやらないと、謀りというのは成功しないもんだなと、ちょっと思いましたよ。顔を潰したところで疑惑は持たれるかもしれないけど、そこまでやれば少なくとも足は着かない訳ですから。
尚書台の外では、弘融(こうゆう)や趙彦(ちょうげん)が事態を心配して駆けつけていました。こちらは皇帝派っぽいですね。曹操を批判していますが、そういう言葉は気を付けろー。
そこへやって来たのは満寵。宮中の人間は信用できないって言ってます。
そしてやっぱり、宦官は焼死ではなく、死んだ後に焼かれたと既に気付いていました。必ず突き止めるという満寵に荀彧は、袁紹との決戦が迫る中、皇帝の存在は曹操にとって大切、大局を考えて動けと釘を刺します。皇帝の存在は曹操にとって、大義名分となるってことかな。
陛下がどうであろうと関係ない、決して陛下を追い詰めぬよう。
わー、荀彧、これは気になる発言だなあ
劉平は、まだちょいと呑気な言動が多いんですけど、それはそれで張りつめている伏寿をつい笑わせたりしてます。司馬懿に連絡したいとか言って、怒られたりもしてるけど。
あ、ほら、満寵が遺体のおかしさに気づいちゃったっ
劉協は厳しい環境にあって、人前では笑わなかったんですね。
曹操のことも曹殿ではなく、曹司空と言わなくちゃいけないとか、覚えることはてんこ盛り。それでも劉平もやる気にはなったようです。まずは侍医に見られてばれないよう、皇帝の病が快方に向かいつつあり、健在であることを示さないとと、伏寿のレクチャー開始。
司馬懿は、城門の門番たちと楽しく飲んでたらしいよ(^m^)
外に出たところで偶然、司馬家と関係のある銅駝(どうだ)街の張家穀物店のために見張りをしている物乞いに会います。お金を払って喋らせたところ、昨夜の城門の出入りは、楊大尉の馬車、楊大尉の息子、盗賊を捕えるために満寵と兵達、それだけのよう。そして楊大尉の馬車は、幽霊の出る場所に向かったと言いました。おお、司馬懿が弘農王祠に行くぞー。
翌日、尚書台前で謁見を待つ、荀彧と満寵の徹夜組。焼死体は宦官ではなかったと満寵。
宦官は「全て」を切り取るわけじゃないんだって。それを知らなかった伏寿よ。
劉協もちゃんと教えとけよー。あれ?皇帝も、もしかして知らなかった?
満寵は、唐王妃が連れて来たのは自分達がよく知る人物だったから、それがバレないよう宦官だと装うために、皇帝がそう仕組んで処理したと思っています。だが顔は見ていないと。
そこへやって来たのは、伏寿の父、伏完。
次にやって来たのは董承(とうしょう)と娘の董(とう)妃、妊娠中の側室です。
この側室、なんか厄介なことになりそうだなあ。
劉平は謁見の準備。伏寿から、身支度と共に最終確認を受けていますが、どーもやらかしそうなんですよねえ、この人ってば。
だって司馬家で守られながら、伸び伸びすくすく育っちゃってますもんね。顔は一緒でも、長年厳しい環境にあった劉協とは、きっと漂うものからして、違うと思うんだよね。
どうなることやら。
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