あらすじ
王憲の誘拐事件を重く見た隋州と汪植は、唐泛に協力を求める。現場の状況から、犯人が鉄市に潜む屠殺夫だと推理した唐泛の言葉を受け、隋州は錦衣衛を率いて鉄市を捜索することに。一方、汪植は公私両面から王憲の素性を調べはじめる。王憲の妻である固安(こあん)郡主や王憲の助手・章鞏柱(しょうきょうちゅう)と相次いで面会した汪植は、そこで、武器開発で優れた技能を持つ王憲のもう一つの顔を知らされる。しばらくして、隋州が犯人の根城を特定し、突入を計画するが…。
成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより
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ネタバレ感想
拉致現場の遺体を調べ、さくっと見解を述べる唐泛。こういう状況から推測を組み立てるのは、本当にキレがいいですよね。途中でちょいとボケかましてましたけど。汪植も満足そう。
李子龍の元では青歌が、昨夜、王憲を襲った者は全滅と報告してます。李子龍の苛立ちから見ると、やっぱりあの矢は李子龍サイドではなかったんだ。えー、誰なのよ。丁満ひとりの仕業?一気に11人やったの?
拉致した王憲と向かい合う丁満。
この鉄の箱は何だと問い詰めても王憲は答えませんが、脅すと成化11年3月と書きました。例の3年前の爆発事故の日。でも丁満知ってたんじゃないの?王憲が投げようとした時、あんなに慌てて受け留めたのに。
王憲役の方、この感じ、すんごくお上手ですよね。よく見ると整った良いお顔をされてらっしゃると思って、楊凱程(ヤンカイチョン)さん、調べたんですよ。そしたら、ちょっと待って、カッコイイ♪← 1992年生まれですって。結構お若いのねー。
ちなみに官鴻くんは1995年生まれ、劉耀元くんは1996年生まれ、傅孟柏さんは1987年生まれだそうですよ。
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あたくし、全員、産もうと思えば産めてます。きりっ
鉄市で雑な捜索をしていたのは、錦衣衛の下っ端でしたか。この嫌な感じは万通派ね。
ウユンの元にも入り込もうとして、薛凌が止めてくれた後、また門を叩く音。
ドゥルラが半オコで門を開けると、そこにいたのはアラスー。
汪植は固安郡主の元。王憲の夢は空を飛ぶこと。羽根を広げたグライダーみたいなオブジェはそれか。研究してるんだ、ライト兄弟みたいに。それを随分と人に馬鹿にされてきて、心を閉ざしてしまったみたい。結局のところ、天才の考えは凡人には理解が追い付かないってことなんでしょうね。でも固安郡主は王憲のことを深く理解しているよう。人は2人の結婚は罰だのなんだのと噂していましたが、実際は違うみたい。
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汪植が馬車に戻ると、中で唐泛が寝てます。汪植から借りた帳簿を返しに来たついでに、本当に丁満が書いたのかを確認。間違いないらしい。繋がっちゃったねえ、ドゥルラになんて言おうって悩んでるんじゃない?
武庫司を視察している汪植、丁容が持っているのは日傘かなと思ったら、雨降ってたんですね。そういえばこのドラマ、雨が降ってたり、地面が濡れてたりする場面が多いけど、撮影時天気が悪い日が多かったのかな。吐く息もいつも白いので、みんな寒かったんじゃないでしょうかねえ。
王憲は人と交流せず一日中作業場に籠っていて、何を作っていたのかさえ、誰も把握していなかったよう。それは随分な管理不行き届き。
でもそれだけ王憲の発明は、秘密裏に進めなくてはならないものだったってことかな。周囲の評判も郡主の夫という立場も、していることを隠すにはむしろ、最適だった訳で。
ただ一人だけ内容を知る助手、章鞏柱(しょうきょうちゅう)に会った汪植、既視感を感じてます。だってこの人、女性だもんね。このドラマで性別を偽ってる場合は、だいたい何かある人ですよ。
いくつか中国ドラマを見てきましたが、あれ、これ女性が演じてるよね、何かあるかなと思って何もなかったのは「三国志~司馬懿 軍師連盟~」の何晏(かあん)だけでした、今のところ。実際に何晏は化粧していたり女性物の服を着たりしていた人らしかったですけど、それならむしろ男性に艶っぽく演じて欲しかったなあと、見終わってから思ったものです。めっさ妖しかった辟邪(へきじゃ)みたいにさ。
人払いをして、あの獅子の顔のついた武器「蔽日」について尋ねる汪植。
章鞏柱、よぉく喋りますね。王憲の研究を代わりに自慢してる。弓兵を育てるためのコスト等々を含めて話す章鞏柱に、汪植も納得します。そしてやっぱり、王憲の発明について知っているのは、兵部の官吏数名と陛下のみ、武庫司は誰も知らないと。なるほど。
北鎮撫司では、唐泛の見立てから肉屋の捜索。
鉄市近くの怪しい店を見張る隋州達。ここは丁満が王憲襲撃の計画を立てていたところ。アジトにほほ間違いはないと万通に報告しますが、オイラトと揉めるなとの陛下の意向を口に出されてしまいます。珍しく真っ当なセリフだけど、なかなか難しい注文だ。
唐泛も鉄市を訪れますが、声をかけても気付かないくらいウユンがぼんやりしていて、馬車の注文が来たから作らなくちゃと慌てて離れていきます。それがアラスが来た理由なんだね。ドゥルラも、アラスの目途がついたという唐泛に、もう探さないでと。
あー、この2人は何をどこまで知ってしまったんだろうか。
武庫司全員の素性を調べると、一人いた不審な人物が不審な死に方をした模様。李子龍の手下に、ビクつきながら反故になった設計図を渡してた人かな。早速消されたか。でもここで分かったのはアラスサイドではなくて、李子龍サイドの話。複数の陰謀が錯綜していることに汪植は気づき始めているかも。
久々の東記。黙って顔を見合わせて中に入る唐泛と隋州が可愛い。
隋州に向かって、眉間の皴が名前と同じ「川」になってるって、唐泛っ、面白いぞっ。
でもそれぞれ行き詰ってますからね、眉間の皴も深くなるってもんよ。
そしてまた唐泛は、隋州が鉄市にアジトを見つけた話を聞いて、麺を食べずに飛び出す。もう何度目かな、食べずに飛び出すの。
その頃、汪植は王憲が重要人物だという情報を漏洩した人物を探しており、片や丁満は風邪を装って仕事から離れようとしていました。タイミングが良いというか敏いというか~。
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