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成化十四年~都に咲く秘密~ 17話 懸賞金 ネタバレありのあらすじと感想

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成化十四年
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.
目次

あらすじ

家族を皆殺しにされた余家の次男・余正麟(よせいりん)は逆上し、懸賞金を出して汪植が犯行に関わった証拠品を集めようとする。事件の捜査を命じられた隋州は、真犯人の検挙を心に誓うが、懸賞金ほしさに偽証する者が後を絶たず、捜査は難航していた。一方、渦中の人物・汪植は、皇帝から都を離れることを禁じられていたが、通州の唐泛を訪ねてしまう。突然の来訪者に驚く唐泛に、汪植は雲和で起きた官製銀貨の異物混入事件について話し始める。

成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより

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ネタバレ感想

お姉ちゃんに叩かれた数を、子供の頃からずっとメモってた唐泛が面白い。
でもそれを見る唐瑜の目が優しかったですね、本当にいいお姉ちゃん、いいお母さんです。
そんな姉弟の会話を、窓の外でトウモロコシを食べながら聞いてる4人(裴淮、冬児、ドゥルラ、ウユン)の、仲良さそうなところも良き良き。

さて、余家。
生き残った次男の余正麟(よせいりん)、真実を突き止めるためならと、遺体を調べることにも協力してくれました。順天府の検視官、孫さん、心臓事件の時にも協力してくれた人ですね。
それぞれの傷口を確認した孫さん、料理番の張の傷口だけが他とは違っていること、何か違和感があることを隋州に告げます。

思いつめた余正麟は、街中でお金をばら撒き、汪植の汚職の証拠を持っているもの、余家の事件が汪植の仕業だと証明できるものに懸賞金を与えると言いました。
集まったやじ馬たちが、すぐに俺も俺もってなるのが中国っぽい気がしますね。日本だと、ざわざわしながら見てるって表現になりません?

塊肉に短刀を刺して、刃痕のつき方を確認していた隋州のもとに、出頭者が大量にやってきました。
全員が汪植の指示で自分がやったと言うんですが、いくらお金を貰えたところで、自分が死罪になるってことに気付かない庶民って図なんすか、これ。
ここの隋州、めっちゃ面白いですよ。可愛いというか、面白いというか、撮り方も畳みかけててね。

打!の言い方がさー。顔もっ♪

最後に飛び込んで来た子供と遊んでやってる(違)隋州、お尻ペンペンしてね。子供は、ここに来れば15両貰えると、ヒゲのないじいさんに聞いたといいます。お、尚明かな、東廠の。

成化十四年
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一方、賀家では義父が澄を棒で叩こうとしていました。いやあ、これはなあ。
そこに賀琳が来て、離縁状にサインさせてしまいました。口約束で、財産を放棄すれば澄は渡すと言ったけど書面にそれは書かれてはいなかったようです。サインした途端、あっさりと知らぬ損ぜぬ。お姉ちゃん、字が読めなかったか…

雨の中、ずぶ濡れになって唐泛の元に現れた唐瑜。ドゥルラとウユンプラガが乗り込もうとするのを、唐泛が止めました。よし、いい傾向だ。自分より脊髄反射で動こうとする人が近くにいると、唐泛は落ち着くのであろうか。
でも、もう容赦することはないぞ。策を巡らせて、やっちゃえー。

北鎮撫司では、隋州に向かって万通のねちねちタイム。ここでの万通はいつも、半分光、半分闇って映し方をされてるんですよね。とても象徴的です。

陛下の元には、汪植の弾劾状を持った朝臣達が集まっていました。
陛下はそれらが単に汪植を陥れるためのものと分かっているのですが、一応、少し汪植を仕事から離れさせます。その間、都を出ることも禁止として。

ここで出てきた白ヒゲじじい、万安。はい、3バカ、揃いましたよー。

皇太后への挨拶を終えて、帰る隋州と汪植が宮中ですれ違います。
隋州自身は汪植ではないと信じているが、他の人間はそうはいかない、北鎮撫司で釈明をと言いますが、汪植はそれを断りました。やらなくてはならない仕事があると。官銀のことですかね。
万貴妃も、すごく汪植の心配をしてくれています。
ほら、汪植、ちゃんと味方はいるんだからねー。
雲和の官銀について調べていた汪植、夜間、何者かに襲われました。賈逵と泥鰌たち浮浪児のお陰で逃げ延びましたが、段々手段を選ばなくなってきてますね、誰、首謀者は。

通州県衙(つうしゅうけんが)っていうんですね、唐泛のお勤めしているところは。
相変わらず、日常のいざこざが持ち込まれていますが、今日はちびっこぶたさんです。代わりにお金を払って、ぶたさんを引き取る唐泛。食べる気満々だね。
そんな唐泛の元に、お菓子の差し入れに来る冬児。家に内緒の来客があった模様。どんどん出てくる立派なお菓子。唐泛、客が汪植だと気付きましたね。ぶたさん抱えて帰宅です。

陛下と私以外知らぬこと。口外するな、国が乱れる。

そんな重大な秘密をだね、わざわざ通州まで来て唐泛に話すってことは、汪植は別の何かの渦中にあって、冤罪ではあるものの、ある意味覚悟もしており、表立っては動けないということ。暗に頼むと言われたということ。
ささっと理解してしまう唐泛です。
汪植が、さすが知己って言いかけましたが、唐泛、気味が悪いって、おいおい。キミ、どんだけ汪植に裏で助けられてるか分かってないのー?(これ暗喩じゃないよね?)
唐泛にとっては巻き込まれ感半端ないのでしょうが、唐泛の知恵をもってしか、この厄介な問題は解決できないだろうと、汪植が唐泛を高く買っているってことでもありますよね。面倒ばっかり持ち込みやがってーって思うのも分かるケド。

汪植は陛下から都を出るなと言われているために、城門が閉まる前に帰らないといけなかったんですが、門は閉じた後でした。賈逵はそこで、北鎮撫司の隋州の名前を出しました。

はい、分かり易く東廠の尚明と錦衣衛の万通が陛下に告げ口に来ています。
そうか、犯人は俺だ俺だ騒ぎからこっち、全部尚明ですかね。火に薪をくべるみたいな話、してましたね、尚明と万通が。
隋州と汪植が呼ばれました。でも隋州は、汪植は刺客に襲われたため、大事を取って北鎮撫司で保護したといいます。
隋州に向かって、よく考えて物を言えと言った万通、陛下に怒られた(笑)
おまえらは汪植が収監されないと安心できないのだなって、そこまで分かっていて、この腐った人達を切って捨てられないって、厄介な組織だなあ、朝廷。考えたら陛下は、この2人が自分を欺くから、汪植を据えたんですものね。でも、自らにかかる火の粉も払えないようではと思ってもいるかな。
そして一旦、汪植は収監されることとなりました。

陛下の前では神妙な顔してますが、ご安心ください。
牢の中では余裕なのよ、この方。むしろ安全?

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