成化十四年～都に咲く秘密～　2話　相棒誕生　ネタバレありのあらすじと感想

あらすじ

失踪した韓早の事件を捜査する隋州は、鄭誠と口論した唐泛を探るため身分を偽って接近するが、唐泛は隋州の正体を瞬時に見破ってしまう。そこへ明朝の特務機関・西廠（せいしょう）の汪植（おうしょく）も加わる。妓楼で謎の死を遂げた鄭誠の事件を捜査する唐泛が、韓早の事件に関係していると知った汪植は、唐泛を西廠で取り調べようとするが、隋州は強引に唐泛を北鎮撫司（ほくちんふし）へと連行する。実はそれが自分を守るためだったと知った唐泛は、隋州と組んで事件を追うことに…。

成化十四年～都に咲く秘密～ 公式サイトより

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ネタバレ感想

サブタイトル「相棒誕生」です。なんか既に胸が熱い ←
や、先にも書きましたが、初見の時は最初の数話、唐泛めんどくせーってなりつつも見続けるぞぅ♪って思ってたから、サブタイトルまで頭に入ってなかった訳で。

東さんのお店で、注文した麺がいつもと違うと気付く唐泛。さすがのグルメ。呼ばれて奥からのそっと出てきたのは隋州でした。隋州の料理の素晴らしさを滔々と語りながら、隋州が料理人ではなく武官であることもあっさりと見抜く唐泛です。素晴らしい。

この時点では、唐泛より隋州のほうが位が下だったんですね。びっくりだ。順天府と錦衣衛ではお給料の基本が違うんだな。錦衣衛の仕事は命がけだろうし、武官には危険手当的なのもあるんだろうし。

そこへ来た来た来たっ　喜んでいます(^m^)　汪植がやって来た！
この人、こうやって結構一人でふらっと来るんですよね。当然、護衛は潜んでいるのでしょうけど、敵も相当多いだろうに。

それにしても、みんなからスルーされちゃう師兄潘賓が可哀そうっっっ。
まあ、日和見官吏である彼を、西廠も錦衣衛も分かってるってことなんでしょね。だから無駄を省きたい場面では口を挟むなよ、みたいな？でもやっぱりちょびっと気の毒…

そして汪植に奪われちゃって、隋州兄さんの麺を食べられない唐泛も気の毒。恨みがましいあの目っ。でも汪植は、食べてないで早く持っている情報を渡せと、そういう意味で丼奪ってたみたいね。
それはそうと、唐泛の翡翠のマイ箸はキレイですねえ。

鄭誠の事件と韓草の事件、図らずも両方に関わっちゃってる唐泛の取り合い？は、隋州兄さんの勝ち。そのまま連れて行かれちゃって、結局麺は一口も食べられずー！前回も確か、食べないまま席を立ったシーンがあったな…

牢に入れられてしまった唐泛はキャンキャン喚いてますが、隋州は落ち着いたもんです。これ、別に何かしたと本気で思っちゃいないですよね。多分、一時保護。

その頃、唐泛から富陽春の瓶を手に入れた汪植、丁容(ていよう)に成分の分析を指示します。なんでも出来るスーパー配下の丁容。でもこの鬼畜の無茶ぶり。徹夜だな。

翌日。一晩中考えていたのでしょうか、牢の壁に都の地図を描いて、自分に犯行は無理だと主張する唐泛。説明中の壁のアニメが可愛かった。隋州も半ばあきれ顔ながら、その頭の回転の早さを再認識している感じ。で、出たヒトコトは「腹が減ったか？」????

隋州の話を聞いて、失踪した韓草の年恰好にピンときた唐泛。歓意楼で亡くなっていた少年はやはり韓草でした。そしてこちらも富陽春について回春堂サイドから調べることに。当然のように唐泛に「行くぞ」という隋州が良かった。相棒、相棒♪

回春堂の聞き込みで出たのは林朝東(りんちょうとう)という人物。なぜか怪しい行動を取る回春堂の店主は、唐泛に見破られてそのまま北鎮撫司にお持ち帰りとなりましたが、入り口まで一緒に来た唐泛はそこで門前払い。ぷりっぷり怒りながら帰っていく途中で、今度は汪植の配下に連れ去られます。人気者だなー。

連れて行かれたのは歓意楼。唐泛の著作を並べて褒め殺しの汪植、本にサインを書かせて一転、チクリチクリ。人を意のままに動かす術の一端を垣間見ましたよ。本題は、富陽春から柴胡とトリカブトが検出された件。一晩で突き止めてしまう西廠の力(丁容の力です)を見せつけ、持ちつ持たれつ情報交換をしようという汪植。韓草の検視にも協力すると言います。さてこれで、後に何をさせられるのやら。

万貴妃は、自分を陥れるための皇太子学友暗殺ではと、疑心暗鬼。汪植は、事実はどうあれ万貴妃は潔白ですと言って睨まれてましたが、信じているのかいないのか、それくらいしても別にと思っているのか、例えあなただったとしても私は守りますと伝えているのか。
史実では、宦官と結託していろいろとやらかした人らしいですね、この方。でも、このドラマではそこまで悪役ではなさそう。ちなみにその宦官は多分汪植のモデルであろう汪直って人。

歓意楼に残された唐泛、話を聞くため妓女の清姿と会います。鄭誠の死にこれといった動揺もない清姿は、身請けまでしてくれた恩人だけど、いちいち悲しんでいては妓女などやっていけないと言います。更に鄭誠の評判の悪さも再確認。

北鎮撫司に囚われた回春堂の店主。林朝東は寡黙で、2年前幼馴染の女の子のために都に出てきた程度のことしか知らないと。行動が怪しかったのは、オイラト人の居住区である鉄市でちょっとイケナイ商売をしていたからだったようで。

そこへ入ってきた汪植がトリカブトの話を出し、追い詰めます。背後の牢から囚人を選び、店主を殺せば放免してやると。その中には隋州が捕らえた賈逵(かき)もいました。賈逵だけは他の囚人を退け、本当に店主は何も知らない、殺しても無駄だと言います。罪人だとしても理性的な賈逵。殺人を犯してしまったとはいえ、横暴な上司をやっつけた形ですよね、多分ね。そして汪植に目ぇ付けられたね。

歓意楼からの帰り道、なぜかオイラト人に襲われる唐泛。殺されかけ、あの翡翠の箸箱も奪われてしまいますが、探しに来た隋州に助けられます。鄭誠の遺体が東廠に運ばれた途端、東廠の遺体置き場が火事になったと。タイミングが怪しすぎ。確認しに行くと、鄭誠の遺体だとされた体は別人のもの。証拠隠滅のための放火か、あるいは…と言い残して、唐泛は帰ってしまいました。

翌日、冬児が持ってきた食べ物が梨しかないことで、大家さん宅の不穏な事情を知る唐泛。そこへ昨夜の続きを聞きに隋州がやって来ました。あら、冬児、一目惚れねっ？わかる????
どうやら唐泛、情報は「持ちつ持たれつ」ただで推理は聞かせないよ～ってコトだったらしい。隋州は梨を使ってスープを作ってくれました。食べ物ですぐに釣れる唐泛ね。

武安侯府が東廠に最初から偽の遺体を渡したのではないか、鄭誠の死には武安侯府が関わっていると唐泛はみていました。それなら体裁ではなく、どうしても遺体は渡したくないはずですわ。

韓草の乗っていた馬車も見つかったのですが、オイラト人が使っていました。乗せていたのは、回春堂の店主が話していたイケナイ商売の証拠かな。物陰でドカバキやって馬車の入手先を聞き出す隋州に、唐泛ちょっとビビってましたが、この程度、錦衣衛では当たり前のことよ。

鉄市に行くという唐泛を脅す隋州。そんなに危ない場所だっていうのに、慣れたら行きまくるのよ唐泛くん。ま、少し後のお話ですが。ひ弱な文官が迷い込んでボヤボヤしてるとすぐにやられちゃうからなって、隋州なりの注意喚起ですかね。でも壁ドンする必要はないわ、ふっ。

鉄市で、馬車を探していると言うと出てきた男。腰には前夜奪われた唐泛の箸箱が。
逃げる男を追う隋州。１人残された唐泛は、怖そうな兄さんたちに追いかけられ、ほうほうのていで逃げ出します。暗くなるまで、もこもこした山羊さん達の中に隠れていた唐泛、恐る恐る抜け出すと、お酒を飲みながら歩いている女性に出会いました。

唐泛はなんか見惚れてる感じですが、女の子の表情、結構やさぐれてないかー？
んで、いきなり誰かと人違いして平手打ちした挙句、寝る…うーん、唐泛の手には余りそうな子だと思うけどなー。

　 　
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