あらすじ
工場で夜勤をしている王興軍（ワン・シンジュン）に荷物が届いた。心当たりはなかったものの箱を開けたところ、爆発が起こり死亡してしまう。現場検証でさほど手がかりを得られなかった杜城と沈翊は過去の事件を調べ直し、同じ工場の趙建宇（チャオ・ジエンユー）も荷物の爆発で昏睡状態に陥っていたことに気づく。どちらの事件でもなぜかロボットの玩具が送られていた。
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ネタバレ感想
雨の夜。
工場で夜勤中の男に届いた荷物が爆発しました。
死亡した被害者は王興軍(ワンシンジュン)、荷物を届けたのは口ひげの男。
現場には、玩具の破片が残ってました。
類似点やヒントを探して、過去の爆破事件の資料を当たる杜城を、沈翊も手伝います。
徹夜ですな。
と、沈翊が今回同様、現場に玩具が残っていた爆破事件を発見。
3週間前のその事件の被害者、趙建宇(チャオジエンユー)は、未だ昏睡状態らしい。
どちらも、宅配便を装った荷物の中のおもちゃのロボットが爆発。手口が似てます。
連続爆破事件かもしれないと、張(チャン)局長の檄が入り、捜査開始。
爆破事件の目的は通常、無差別殺人か復讐の２種類。
でも被害者が少なく、爆破予告もなかったことから、今回は復讐の線が濃厚。
２件の共通点を調べると、爆弾は双方とも手法が雑で、成分も簡単に手に入るもの、荷物を開けただけで爆発するように出来ている素人作らしい。
ただし、2件目には燐が入っていて威力が増しているので、進化しているんだって。
素人作とはいえ、このままレベルが上がっていくと、被害はもっと大きくなりそう。
更に、それぞれの荷物は、宅配業者が配送したものではなかったことも分かります。
届けたのが犯人だね。
その上、被害者は２人共、同じ工場の従業員。
沈翊は防犯カメラに犯人が写っているかもしれないと、映像確認をしてたけど、映像が今ひとつではっきりした人物の絵は描けないようです。
そこに杜城がやって来て、沈翊を外の捜査に連れ出しました。
ふ。今までなら、自分達は足を使った捜査、沈翊は中で絵を描いてりゃいいじゃん的に、線引きしてたけど、やっと、蒋峰(ジャンフォン)じゃなくて沈翊を連れてく気になってくれたかー。
２回目の被害者の家と、１回目の被害現場を見た沈翊は、どちらにも同じクーポン券があったことに気付きました。
そして、どこかの誰かが爆弾を作っている映像。
おもちゃのロボットの中に仕込んだみたいね。犯人だね。
共通していたクーポンは、鵬哥小館っていう工場近くの食堂のものでした。
被害者の２人は店の常連で、失恋して機嫌が悪かった店員と揉めたことがあったんだとか。
店員が料理を零して趙建宇の服を汚しちゃったんだけど、向かいに座っていた王興軍が立ち上がって、すみませんと言っている店員を、役立たずって指差して糾弾してんのよ。
店員の失態には違いないけど、謝ってる相手にいきなりそこまでするのって、日本じゃ少ないだろうなあ。そういうヤカラでもない限り。
更にそれを宥める趙建宇も、相手にするな、こんなヤツは永遠に下っ端だって言う。
この２人の被害者もヤな感じよねえ。
謝りもしないで不遜な態度だったなら、客が怒り狂うのも納得するけど、彼は最初そうじゃなかった。そこまで言われてしまったから、なんだと！？となった。
それで慌てて、李輝(リーフイ)という主任が客を宥めて２割引きにし、クーポンも手渡したんですって。
そして店員はクビになった。
次に狙われるのは李輝だと察し、杜城と沈翊は、爆弾処理班の派遣を指示して、急いで李輝の家に向かいます。
その頃、どこかの集合住宅の階段を、段ボール箱を持った人物が上っていました。
杜城が運転する車の中で、またうとうとしちゃう沈翊。こんな時でも寝るんだっ(笑)
杜城、目覚ましだって、タイガーバームみたいなツンとする系のを渡したね(^m^)用意してたんか？
お休みだった李輝の家には、夫婦が揃ってました。
不在の時に、荷物はメーターボックスの中に置き配されると聞いて、メーターボックスを確認すると、あったわよ。段ボールに入った荷物が。
さっき段ボールを持っていた男が、マンションの地下駐車場みたいなところを悠々と歩いている頃、李輝のマンションでは住民の避難や、爆弾処理班の出動で騒ぎになってました。
でも、準備を整えてそっと開いてみた荷物には、ただの置時計。普通の荷物だったー。
思わせぶりだった段ボール男が歩いていたのは、別の場所だったってことか。
次の犠牲者は別にいる。
その頃、街を走っていた車の中で、なんだか分からないけど荷物が届いてたと話しているカップル。
爆弾は、そっちでした。運転中に荷物を開けてしまい、2人は犠牲になってしまいます。
亡くなったのは、張偉峰(チャンウェイフォン)という男。
最初の犠牲者、趙建宇が目覚めたらしく、杜城と沈翊は包帯ぐるぐる巻きの趙建宇の元に話を聞きに行くんだけど、なーんか反応が変だよね。
多分、コイツが何かを知っているっぽい。
玩具のことにも心当たりがありそうなのを誤魔化してるみたいだったし、３番目の犠牲者、張偉峰のことも知らないとは言ったけど、きっと知り合いではないか、と。
てかさあ、あの包帯、なんなん？爆発に巻き込まれたから全身火傷なんでしょうが、なんか意図があるの？ってくらい、変(笑)
趙建宇と張偉峰は、昔、同じサマーキャンプに参加したことがあったらしい。
だけどその後、２人とも出国したんだって。なんだそれ。そこで何があったのか。
1回目趙建宇と2回目王興軍は、食堂絡みの繋がりがあったけど、あの時の店員は無関係。
1回目趙建宇と3回目張偉峰は、子供の頃、同じキャンプに参加後、不可解な行動をしている。
2011年のそのキャンプでは、李連楷(リーリエンカイ)という少年が崖から転落して亡くなるという事故が起きていました。
子供４人のグループで登山し、李連楷だけが亡くなって３人は無事。その後、２人が国を離れたってのが、1回目趙建宇と3回目張偉峰ってことか。
生存者のもうひとりは、劉暁晨(リウシャオチェン)という人。そちらは只今捜査中。
とすると、2回目王興軍が犠牲になったのはナンなんでしょね。
李連楷の父親、李軍偉(リージュンウェイ)は、49才で元配達員なんですと。離婚して息子と２人暮らしだったけど、息子の死後、離職して引っ越ししてました。
李軍偉が真相を知り、復讐していると考えるのが妥当ってとこね。
李軍偉の家の二階には、爆弾を作った跡が残されていました。あっさり見つかったね。
一階には、息子と一緒の写真や、奇妙な似顔絵みたいな不完全な4枚の絵。
その絵は二階の壁にも貼ってあって、3枚に赤でバッテンがついてました。
これが復讐相手の４人？あと一人ってこと？
だけど、サマーキャンプでの生き残りは３人じゃなかった？
そしてこの絵の変な感じ。
李軍偉の家にあった薬を調べると、相貌失認の患者に顔の認識度を上げる効果のあるものでした。
李軍偉は失顔症ってやつだった訳ね。
薬で、際立つ特徴を捉えることだけはできるようになった李軍偉は、ちゃんと復讐相手を判別できるように、自分で絵を描いたってことのようなんだけど。
沈翊は、李軍偉の描いた顔の絵を分析をして顔の認識パターンを探し出し、それぞれ本当の似顔絵にし始めました。
そして気付く。
王興軍は劉暁晨と特徴が似ていて、間違えて標的になったのではないかと。
うわ。食堂での態度を見ると、どっちかってーとヤなヤツだったけど、人違いで犠牲になったのは気の毒過ぎる。
だけど、犯人は間違えたことにはまだ気づいていないと沈翊は言います。
沈翊は、残る最後の絵に対応する似顔絵を描き上げました。
身元を調べると、彼は林志偉(リンジージエ)、尚品(シャンピン)玩具店の店主でした。
キャンプの名簿には載っていないんだけど、1回目趙建宇と3回目張偉峰同様、なぜか2011年に出国してるんですって。
杜城のいない中、犯人は間違いに気付いて劉暁晨を狙いに行くと言う蒋峰(ジャンフォン)と、犯人は人違いに気づいていない、次に狙うのは林志偉だと言う沈翊と、意見が分かれます。
人違いに気付いているか気付いていないか。
顔では判別ができないのなら、警察から犠牲者の名前が発表されているか否か、だけど。
そこが明らかになってないままなので、見ている私達にはどちらが正しいのか分からない。
ただ、部屋にあった顔の絵は、普通に、さてあと１人って感じの残され方だったよね。
沈翊は、じゃあ、みんなは劉暁晨のところに、自分は一人で林志偉のところに行くと。
１人行動は危ないんだけどなー、もー。
少なくとも、先輩面したいのなら、沈翊にも誰か割り振って単独行動を避けさせるとか、隊長でなくてもその判断くらいできなきゃダメなんじゃないの？蒋峰は。自分が叱りまくった仲間が、今度こそと奮い立って単独行動して亡くなったの、もう忘れたんか？
一応杜城に電話を入れる蒋峰なんだけど、沈翊の描いた絵は玩具店の林志偉だった、でもキャンプに参加してないから、次の標的は林志偉だとは思わないとか、自分の意見を言ってるだけなのよ、この人。
報告するのはそこじゃないダロ。おまえは正しいと言って貰いたい子供かっ。
意見が分かれたので、独断だけど二手に分けた報告くらいできないと、杜城の右腕には、いつまで経ってもなれないでしょうね。
傍らから眉間に皺を寄せた李晗(リーハン)が、沈先生はひとりで玩具店に行くって言ってます、どうしましょうと口を出してくれました。
さて、杜城の判断はどうでしょね。返事は写りませんでしたよ。
尚品玩具店に、一人の男がやって来ました。
ベッドにあった息子との写真の男、李軍偉でしたよ。沈翊の勝ち。
あら、中の人、この間「開端」のほうで見たわー。運転手ワン・シンドーの同居人(^m^)
でも、玩具店の中で林志偉と呼びかけ、振り向いたのは沈翊。
え、あかーん、李軍偉には人の顔の区別がつかない。
呼びかけて振り向いたら、沈翊を林志偉だと勘違いしてしまーう。
沈翊はそれを狙ってたのかもしれないけど、きけんー。
爆弾男なのよ。危ないのよ。なのにひとりで突っ込んだ沈翊も沈翊なんだけど。
次回、杜城が間に合うかっ！ってのが見どころなのね、そうなのね(^m^)
蒋峰も反省、なんかしなさそうだなあ、あの人。李晗でさえ、分かることだったのにー。
ってところで次回です。
このドラマも残り４話となりましたっ。
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