あらすじ
妹 小芬(シャオフェン)が行方不明になり心配する盛音(ションイン)は、貸しがある鍾(ジョン)刑事に妹を探すよう依頼する。一方、妊婦だけを狙った連続殺人事件が発生し、鍾刑事は大忙し。不審に思った盛音は、小芬の中学の同級生 威倫(ウェイルン)のもとを訪ねることにする。そんな折、阿海(アハイ)は殺人現場に呼び出される。そこで目にした遺体は…。
R.I.P. 霊異街11号オフィシャルサイトより
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ネタバレ感想
阿海に銃を突き付けた紅蓮(ホンリエン)の姐さん。
めっちゃ緊迫したところで。
ぱぁん。
ふおっ!?ヤケに軽い音だよっ。
銃はオモチャでした。びっくりしたー。
姐さん、瞬間驚いた顔して、それから笑い出して、アンタも意外と運が強いわねって言ったけど、お芝居よね。だって泣く子も黙る紅蓮の組長が、オモチャの銃と間違える訳ないっしょ。
保険会社の調査で直接の死因は医療ミスだと分かっている狂犬の件を無駄に引きずって、鍾刑事に本気で今後ずうっと邪魔されるのと、阿海ヒトリを放免するのとを天秤にかけたら、どっちを選ぶかなんて組織の長なら分かり切ったもの。
極道のみなさんも、いろいろと建て前だの儀式だのが必要なんですな。これくらい大掛かりにしないと、手下達がいつまでも恨んで狙うからかもしんないけど。葬儀社を荒らしたのはそういうヤツらだったんだろうし。
最後の言葉も、二度とこの世界に戻ってくるなってことだったのでしょう。
朵朵に、祭壇のお供物の並べ方レクチャーを受けている阿海。
テーブルの上にカラムーチョがあったー!台湾って結構、日本の物が多いんですねえ。大陸のドラマじゃきっとあり得ないよね。
祭壇は亡くなったお父さんの法要のよう。日本でいう四十九日みたいな感じだろうか。
阿海の血腫は以前あったものは消えたのに、新たに小さいのが出来ていると。
以前あった血腫=ガンガン霊が見えた
血腫消えた=彭懐昌(ポンホァイチャン)がしばらく見えなかった
また出来た=最後に彭懐昌が見えた、ってことでしょうかね。
ってことは、また見える生活…
盛音のところに顔を出した鍾刑事、素直に言わないけど、阿海の件でお礼を言いたかったのかな。君には借りがあるから、力になれることなら何でも言ってくれ、だって。
これ、小芬(シャオフェン)の件で力を借りなきゃならなくなることの振りじゃないの?
と思ったら、病室で敏萱(ミンシュエン)に、また小芬が見つからない話をされている盛音です。なんなんでしょうねえ、あの子は。父親はもう心の準備をと言われている状態。盛音は捜索願を出すことも考え始めます。
夜、盛音の元に小芬から電話が入ったのですが、すぐにかけ直しても留守電になってしまいます。嫌な予感がする盛音。
警察では、鍾刑事と阿光が、連続バラバラ殺人事件の捜査中。
そこへ盛音が小芬の件でやって来ました。捜索願を出すべきかと聞くと、部下に探させるよと言ってくれた鍾刑事。小芬の名前と写真を預け、盛音は小芬の友人の黄威倫(ホアンウェイルン)の元へ。
まんまアトリエのような黄威倫の家。盛音と話している間も黄威倫は絵を描いています。
小芬と黄威倫は中学の同級生で、いじめられっ子だった黄威倫に、小芬だけが友達になってくれたみたい。感謝していると言うし、そういう仲ではないと言いますが、黄威倫のほうは間違いなく小芬のことが好きなんでしょうね。というか以前のシーンを思い返すと、未だ縋ってる感じがします。
黄威倫は、また元気な笑顔を見せるから心配しないでと言いますが。
え、暗闇の中で、ラップに包まれて倒れてるのって…
明け方、鍾刑事の電話でたたき起こされた阿海。現場の橋の下には3件目のバラバラ殺人の被害者が。
…ねえ、この橋には見覚えがある気がするよ。
遺体は顔の損傷も激しく、阿海が指紋を取る手の指先もほとんど切り取られています。
遺体は阿海によって、盛音の元に運ばれました。
その場で、盛音は阿海にも小芬の写真を見せ、探して欲しいと頼みます。
検視を始める盛音。切り取られた腕には暴行の痕のような痣。遺体は妊娠していました。
盛音の脳裏に小芬とのやり取りが浮かびます。
DNA鑑定をして盛音のものと比べた結果、遺体は小芬だと判明してしまいました。
こんな顔の後で、しばらく静止画みたいなシーンを見たら、泣き叫ばなくても盛音が充分ショックを受けて後悔しているのが分かるよ。
子供の頃から小芬はよくいなくなってたんでしょうか。盛音が探してこいと言われたその日、誕生日だった小芬に、盛音があげたのがあの猫のキーホルダーだったんだねえ。
その頃、阿海の元には女性の霊が来ていました。
写真を見せて貰ったばかりの小芬です。何があったのかも死因も分からないという小芬に、阿海は亡霊はみんなそう言うって(^m^)
いや、笑い事じゃないんだけどさ、毎度それに翻弄されて大変な思いをしている阿海のことを考えると、全く厄介な能力が身に着いちゃったもんだよ、っとに…って思うのも分かるわ。
でも今回は、あんなに心配して探していた盛音の妹、頑張っちゃうはずだ。
矢継ぎ早に質問する阿海に、言い淀む小芬。なぜ家族を避けるのか分からないが、死んでも隠し通すのかと言う阿海です。ホントよ、なら迷惑だから出てくんなって話なので。
ようやく小芬の霊は、厳浩方(イェンハオファン)という彼氏の名前だけは口にしました。
盛音の元にやって来た阿海、霊の小芬が来たと言っても盛音はそこは信じてないのでね。でも亡くなっていたことが分かったのに冷静に見える盛音に、阿海はちょっと突っかかるんですけど、涙を見せず、感情も出さないから悲しくないとでも?って盛音。
そうなんだよ。取り乱さないからって、心が凍ってる訳ではないんだよ。盛音には立場があって、しかもまだ職場にいて、そこで泣き騒ぐ訳にはいかない、監察医として。だけどずっと考えてる。あの時、もう少しきちんと向き合っていたら、あの時、もっと突っ込んで聞いてやっていたら、あの時、あの時…そんな後悔でいっぱいになっていながら、だけど今できることはって考えている。
でも阿海は、悲しい時には泣けばいいという。人間らしく生きろという。
盛音は、人生指南をありがとうなんて皮肉を言ったけど、でもきっと、自宅に帰って一人になった時に泣くんだよ。そういう意味では、自制心強めタイプの日本人に近いメンタルかもしれないですね。
自宅に帰って泣く時に、阿海が側にいてやれる関係性だったらねぇ
警察では、3番目の被害者が盛音の妹の小芬であったこと、タレコミがあって被疑者を確保に向かうことが阿光によって告げられています。タレコミって阿海かな。
鍾刑事は、この事件は模倣犯防止のため、外には漏らすなと指示しました。
警察より先に、厳浩方(イェンハオファン)に掴みかかっていた阿海を、やって来た阿光が止め、厳浩方は警察に。鍾刑事の計らいで、取調室のマジックミラーの裏に入れて貰った阿海です。
ふてぶてしい厳浩方でしたが、小芬の遺体の写真を見て動揺します。でもケンカをして小芬が家を飛び出し、その後追わずに飲みに出て以降、会っていないと。
最初にカフェで小芬にケーキを奢っていた人と同一人物にはとても見えない、彼氏の豹変っぷりでしたなー。いずれにせよ、暴力ふるうってだけでサイテーなので。
警察で連続事件の情報を見た阿海、被害者のSNSの画像から、妙な互助会にたどり着きました。阿海じゃないけど、なんじゃこりゃ?
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