あらすじ
殺人の容疑者となった阿海(アハイ)だったが、盛音(ションイン)から酒に薬物が混入されていたことを知らされる。また鍾(ジョン)刑事は新しい容疑者を挙げ、その人物がヤクザから多額の借金をしていたことを突き止める。阿海の容疑は晴れていくのか?その後、阿海のためにヤクザ同士の抗争に方をつけようとする鍾刑事。阿海も単身で敵のもとに乗り込み謝罪するが、敵対する組長は銃口を向ける。
R.I.P. 霊異街11号オフィシャルサイトより
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ネタバレ感想
ここの警察のみなさんも、かなーりいい加減だよね。現場のお酒は調べたものの、グラスは調べてないんだって。多分、日本のドラマではあり得ないんじゃなかろうか。犯人が用意周到なら、お酒もグラスも交換済でしょうが。
耀彭建設では、長男、彭明杰(ポンミンジエ)が亡くなって大事な金庫が開けられない、次男、彭勝杰(ポンションジエ)。解錠には公文書が必要だとかナンだとかで。二人で社長とか言ってましたが、やっぱり次男にはたいした権限もなかった模様。
父さんと兄貴の誕生日でもない、いったい何の番号だって言ってるけど、弟よ。
おまえの誕生日は試したんか?
コイツがロクでもないのは確かだけど、父親や兄貴は意外と大切にしてきたのでは?だから甘やかしてしまったのが一番の間違いで。結局父親に一番、兄貴にも多分少し責任はあるかなあ。
それでこの現状ってのは、さすがににーちゃん可哀そうだけど
グラスにも毒物反応はなかった。でも、そこに阿海の指紋も彭明杰の指紋もなかった。
お、決まりね。替えたグラスに、2人の指紋つけることまでは気が付かなかったんだな。
鍾刑事と盛音は、ようやく阿海に罪を被せるための偽装だったと気付きます。
そして盛音も、2人から幻覚剤GHBの陽性反応が出たことを突き止めていました。
単独で薬の売人をあたる阿海。こういうのは元極道、得意ですってか。警察はどーしたー!
警戒した売人に、黒水(ヘイシュイ)の阿海だって言ったら、海さんか…だって。阿海、その筋ではそこそこ有名だったんだねえ。組を通さずに薬を流してるから、売人も下手に出てます。
鍾刑事は次男の元に向かい、薬の売人を捕まえた、2人から薬物反応が出ているとストレートに突っ込みました。次男はアリバイも用意してたみたいだけど、そこを崩すのが鍾刑事の腕の見せ所だぞぅ!
さて弟の回想シーン。
はあ、投資に失敗して会社のお金を使い込んだんですか。アホか。
それが兄貴にバレ、返済するために紅蓮(ホンリエン)から金を借り、当然返すことも出来ずにその身が危うくなるって、分かり易い流れ。で、兄貴を消して会社の金で返済するよっていう。
あれ、もしかして使い込みプラス借金なのかな。ま、どっちでも結果は同じこと。
当日の弟のアリバイには、2時間の空白がありました。2時間あれば犯行は可能。
阿海は苛立って舎弟を集めてケリをつけるなんて短絡的なこと言ってますが、アンタ、それじゃ結局自分が捕まるだけ。犯行当時、阿海が昏睡状態だったことは証明されてて、逮捕は誤認だと分かってるんだから、ここは鍾刑事を信じてやろうや。最初は諦めてた阿光の目にもやる気が戻ってるよ。
取調室に弟を呼んで、鍾刑事の推理が炸裂(笑)します。ほぼ、その通りなんじゃないでしょうかね。後は証拠だけですな。
阿海は兄貴の遺体も引き取るみたい。父親と共に弔ってあげたいのかもね。
弟が金貸しに電話をし、金を返せると伝えると、電話の向こうから驚きの事実。借金は既に兄ちゃんが返してくれていたらしい。えー、兄ちゃん、いい人過ぎー、そういうのは隠れてやらんでとっとと本人に言えー。でも言ったら、ますますアテにされるだけではあるんだけどねえ。
更に金庫は、弟の誕生日で開きました。中には弟相続用の権利書等と共に、父親からの手紙。
葬儀が終わったら、金庫のナンバーを知らせるようにって兄ちゃんに言ってあったのね。だから兄ちゃんは分かっていても、弟に葬儀を任せて手を出さなかったんだ。
くだらないこと考えなければ、普通に幸せが待ってたのにね。
兄ちゃんひとり、めっちゃ貧乏くじ。しっかりしたいい人だったのに。
彭勝杰はなぜか紅蓮の組長に、兄が返した金を返してくれないかと言いに行きました。あれは会社の金なので、土地を売った自分の金で返したいと。
やっぱバカなんだな。
いろいろと筋を通したい云々なのかもしれませんけど、極道にわざわざ関わりに行くことなんてなくって、土地を売ったお金をそのまま会社に補填すりゃいいだけでしょ。
弟は、紅蓮の組長に連れて行かれてしまいました。
葬儀社の大掃除をしていた阿海がゴミ捨てに外に出ようとすると、盛音がやって来ます。
盛音は、監察医になりたての頃、とても役立ったという本を差し出しました。現場で足を引っ張らないようにねって、嫌味を付け加えるのも忘れずに。ガラにもなく優しいことをしてしまうと言いたくなるヤツだな、これは(^m^)
これ、あの回想シーンの時に、先輩から貰った本でしたね。
先輩は、盛音が当直の日に事故で亡くなったんだって。ちょ、まさかあの晩なのでは?
留学を控えた前日の晩、わざわざ盛音に会いに来た、その帰りか、もしかして。
うわー、これは引きずってしまうなー、いろっんな感情を。
それで人と接する時の距離感に戸惑いがあるんだなあ。そっか、家庭環境だけじゃなかったんですね。そうだよね、あの回想の時の盛音は、普通にニコニコしていて可愛かったもの。
でも、きっと時が経ったんだね。その本を阿海に託せるようになるくらいには。
そんな話をして、たまに不愉快な思いをさせるかもしれないけど、気にしないでって言う盛音に、根っからお人好しの阿海、ちょびっとウルッとしながら盛音を励まそうとしてます。不器用だけどな。
そして盛音はもうひとつ書類を渡しました。
わー、狂犬の死体検案書っ。刺殺じゃなかったー!死因は搬送された時の輸血ミスですってよっ。阿海の刺してしまった傷は致命傷じゃなかったんだね。
女神か、盛音っ
そして今度は盛音が励ます番。
なんかやっぱり可愛いなあ、この人達。
彭懐昌(ポンホァイチャン)と彭明杰(ポンミンジエ)の祭壇を整える阿海。振り向くと、そこには彭懐昌がいました。ずっとそこにいたらしいけど、阿海、見えてなかったみたい。なんで突然見えたんだ?
にーちゃんは阿海にお礼を言って、先に成仏しちゃったみたいです。潔い。
最後にタバコを一本差し出すと、大事そうに受け取って、彭懐昌も成仏して行きました。
仕事が入り、遺体発見現場に赴く阿海。遺体は彭勝杰(ポンションジエ)でした。まあ、あれだけのことをやった人ですし、バカですしね、これは仕方のない結末でしょうねえ。
紅蓮(ホンリエン)が関わっていることも分かっているようで、鍾刑事は組長を呼びました。この組長のことも、阿海同様、鍾刑事は子供の頃から知ってたんだね。
彭勝杰の件をつつきつつ、黒水(ヘイシュイ)のシマも奪ったことだし、阿海も足を洗った、許してやれと。でなければ全員パクるぞって。
なんだけど阿海、なぜかこの組長に会いに行ってます。これがケジメとかってヤツなの?
銃を突き付けられながら、阿海は話します。
お互い、父親から継いだ稼業。
最初はバカにしていたけど、やってみたら自分は父親には遠く及ばないと分かった。続けていけばいつかはと思ったけど、それも無理かなって。
さーて、このねーさんはどう動くコトやら。
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