あらすじ
阿海(アハイ)と盛音(ションイン)は夫婦の殺人現場に呼び出される。そこに娘の寧児(ニンアル)が残されていた。彼女には性格が全く異なる双子の姉がいた。盛音は行方を探している自分の妹と寧児が同級生だと知り、彼女を自宅に住まわせることに。鍾(ジョン)刑事は霊視できる力を持った阿海を連れて、殺人事件の現場を訪れる。
R.I.P. 霊異街11号オフィシャルサイトより
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ネタバレ感想
私は全くその辺りの知識は皆無なんですけど、台湾のお経ってどういう系統なんでしょう。
Youtubeでもいくつか見たんですが、リズムというか、メロディがあるのね。なので明るくて親しみやすい感じがします。朵朵(ドゥオドゥオ)のお経のメロディは覚えちゃったよー。
だけど阿海は、まだ葬儀社を継ぐ気はないみたいですねえ。
そしてこちらは盛音の朝。
目覚ましちょうどに目が覚めて、牛乳と9つに切った大根餅みたいなのを食べる。きっとずっと同じなんじゃないでしょうかね、朝ご飯。
で、職場に行けば、愛想がなくて後輩たちにも煙たがられてるってシーン。
でもさあ、刑事が死因をそう言ったからで思考停止している後輩に、何のために監察医がいるの?って言うのはいけないことなの?刑事は医者じゃないんだから。刑事が練炭による死亡と言った、監察医としても、間違いなく一酸化炭素中毒による死亡であると確認した、その他不審な点は見当たらない、みたいな報告があっていいんじゃないの?それを指摘した盛音が悪いの?そういう基本も基本の注意も、もっと気を遣って言わなくちゃいけないの?
そんな疑問符がだーっと重ねて出て来ましたよー
盛音ってこういう人って見せるシーンなのは分かるし、盛音の言葉も愛想も足りないのも分かるけど、この程度のことで煙たがられるって納得いかないよ。腕は確かなんだと思うから。
一方、カフェのカウンターに座っていたのは、盛音の義妹、小芬(シャオフェン)。店員の男の子からナンパされとります。
その妹の写真を拡大したりして、居場所のヒントを探そうとしていた盛音。場所はあの日本酒の並ぶご飯屋さん。そこへ偶然阿海もやって来ます。汁ビーフン、食べてみたいよーぅ。
葬儀屋は継がないと言い張る阿海。盛音に今の仕事を聞かれ、民間の貸金業って言ったら、極道なら素直にそう言えと言われてしまいます。盛音の歯に衣着せぬストレートさは、こういう描き方がいいよね。
そこにどうやら盛音に仕事の電話。タクシーを呼ぼうとするものの、この辺りは待たされると聞き、じいっと阿海を見る(笑)
バイクで盛音を送る阿海、結構ゴキゲンさんじゃん。楽しそうですよ。
でも到着した事件現場には鍾刑事もいて、当然、お、阿海、丁度良かった状態。
夫婦が自宅で殺されていました。第一発見者は娘の李寧児(リーニンアル)、寧児には双子の姉、李巧児(リーチャオアル)がいるらしいのですが、事件後行方が分からないようです。
で、阿海はそこで、亡くなった父親の霊を見てしまいました。
直後に当人の遺体を回収するのって、ちょっとキツイねえ。
亡くなった母親、蔡瑞雲(ツァイルイユン)は抗うつ剤を服用していた様子、またその傷跡からは強い殺意が感じられるとの盛音の見立てです。
更に阿光(アグアン)の調べでは、双子の李巧児(リーチャオアル)は就学記録も医者のカルテもないらしい。これって存在自体、どうなのって話ですよね。鍾刑事は「秘密兵器」を使うのだそうな。戸惑う顔が浮かぶー(^m^)
さて、小芬(シャオフェン)はあのカフェの子と付き合うことになったみたい。男友達の威倫(ウェイルン)と話してるんですが、威倫は小芬が好きなんだろうな。めっちゃ分かり易い。でも小芬のほうは、仲の良い友達としか思ってない感じ。モメるんだろね、これ、そのうち。
警察の宿舎に保護されていた李寧児の前に、李巧児が姿を見せ消えたところへ、盛音が声をかけました。李寧児は盛音の妹の小芬と大学の同級生だったみたい。李寧児が宿舎を出て行こうとしているのを知り、盛音は自分の仕事用に借りている部屋を貸すことに。
小芬の本名、盛惟芬(ションウェイフェン)っていうのね。李寧児から盛音は、小芬は同じ同級生の陳柔安(チェンロウアン)と一緒に住んでいたはずという情報を得ます。
鍾刑事の秘密兵器は、やっぱり阿海のことでした。霊が見えることを信じる、だから協力してくれって言われて、渋々でも承諾しちゃう阿海はやっぱり人が良いよね。まあ、でもこれはもう抗えない運命だと思うわ。霊の見える葬儀屋さんって、ある意味最強でしょうよ。
夜、事件現場に行く2人。
階下の物音に呼ばれるように行ってみると、なぜかベビールーム。双子は既に大学生の年齢なのに。そしてまた廊下に父親の霊。鍾刑事には聞こえない赤ちゃんの泣き声。
声を追っていくと、洗面所の足元の扉から箱に入った遺灰みたいなものが出て来ちゃいました。
その時、部屋から逃げる人影。追ってみると、行方の分からなかった李巧児(リーチャオアル)でした。本人は、ずっと監禁されてたから就学記録もないって言うんですけどね。うーん。
巧児を阿光に見らせた鍾刑事に促されて、遺骨を持って外に出た阿海。そこであの父親の霊に脅され、驚いて遺骨を放り投げてしまいます。阿海の叫び声に飛び出した阿光、その隙に巧児は逃げてしまいました。
なんって連携だ。これ、父親が娘を庇ったんでしょうか。そこを調べられたくないんだろな、遺骨も含めて。
はい、こちら、エセ霊能者とバカ刑事でーす。
鍾刑事に叱られながら、散らばった遺骨を集めているところですが、立たされた子供かっていう。で、なんか仲良くなってる(^m^)
一方、盛音は不吉な夢を見てしまい、小芬のことが心配になって、李寧児に陳柔安の家への案内を頼んでいました。そこでちょうど、何日も帰ってこない小芬の荷物を捨てようとしていた陳柔安と鉢合わせ。小芬は陳柔安にもきっと迷惑をかけてるんだろな。普通、互いに合意で同居しているなら、こうはならないと思うから、無理矢理転がり込んでたんじゃないかねえ。困った子だな。
仲良くなった阿光は阿海の家の冷蔵庫開けてます、もらうぞーって、可愛い。
でも冷蔵庫に、阿海パパの残した水死体の指の皮が入ってるのはさすがに驚くわ。マトリョーシカみたいだっていう阿光もどうかと思うけど、その「重なってる」って言葉がヒントになっちゃった阿海。急いで遺骨の元に戻り、二重底になっていた箱からブレスレットを見つけました。それは現場の部屋にあった多分李寧児(リーニンアル)のものと色違い。
ということは、遺骨は李巧児(リーチャオアル)のものではないだろうか。みんなが捕まえた李巧児は、多分李寧児。二重人格か現実逃避の妄想か、みたいな感じ?
その頃、李寧児は盛音の運転する車の中にいました。
鍾刑事からの電話を、運転中だからかけ直すと言って、切らずにそのまま会話を聞かせる盛音。やっぱり警察の宿舎から移動させる時、盛音は李寧児の一人芝居みたいな言動を見ていたんですね。陳柔安の家への案内を頼んだ時も、直前の李寧児と李巧児の一人会話をドア越しに耳にしていたようです。
追い詰められた李寧児は、運転する盛音をハンドルに叩きつけました。
ひー。大人しそうな子だったのに、瞬間の顔は李巧児でしたね。
でもだいじょぶ、電話繋いでて良かったー!急げ、鍾刑事にエセ霊能者とバカ刑事!
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