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「蓮花楼」見終えました【5】単孤刀の本性がだいぶ暴かれて。李蓮花の10年はいったいなんだったのさーっ!

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蓮花楼
画像出典 百度百科

方多病(ほうたへい)が離れて行き、記憶が戻った笛飛声(てきひせい)も角麗譙(かくれいしょう)に連れ去られ、急に1人になっちゃったと思ったけど、蘇小慵(そしょうよう)がいてくれました。
更に、次の目的地に向かうと、なんのこたーない、方多病が現れた。でも、ちょいと面倒…(-”-)

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目次

所感 ネタバレです

角麗譙に連れ戻され、目覚めた笛飛声は、洞窟で10年養生し復活した以降の記憶を失っていました。
自分に都合の悪いことは全て忘れていると、狂喜する角麗譙だけど。
この人の目は、いろいろと眩んでいるからさ、以前とは違う「妙に優しい笛飛声」に、違和感を覚えることもない。それにしても、角麗譙に摺り寄られる笛飛声の目の死んでることっ(^m^)
雪公(せつこう)は、演技じゃないかと疑って忠告しますが、角麗譙は演技などできるなら、それは笛飛声じゃないなんて言ってる。
や、笛飛声だって進化してるんだってばっ。そんな会話を、外でちゃーんと聞いてるんですよっ。

そこに、万聖道のボスも来たね。
そろそろこのトンガリ鼻、分かって来ちゃった感じだよなー。
角麗譙が南胤の子孫ってのを知ってる笛飛声は、万聖道も南胤の関係者、四顧門にも間者がいる、全ての黒幕はココかと、気付いたであろう。

蓮花楼の前で倒れていた李蓮花は、蘇小慵(そしょうよう)に助けられてました。
良かった、誰もいなくなったと思ってたけど、この子がいたわ。狐狸精ちゃんも、お世話になってたのね。
ただ、本人の容態はだいぶ悪くなっていて、視力にも更に影響が出始めている模様。

羅摩鼎(らまてい)の中にいる業火虫は子虫だけ、母虫は行方不明だけど、宿主がいれば母虫は1000年でも生きると聞いた李蓮花。氷片を探している南胤勢は、羅摩鼎を開いて中の子虫で母虫を探し、子虫を増殖させての捲土重来が目的だと気付きます。
フラついてる李蓮花に、蘇小慵が作ってくれた食事の材料は、石寿村から持って来たらしい。米袋に描かれている模様は、万聖道(ばんせいどう)の印なんですと。
万聖道が石寿村に食糧支援をして、あの異形実験をさせてた訳ね。そういえば角麗譙が、あの辺りは封磬(ほうけい)の縄張りだと言ってたな。

でも李蓮花には、その模様に見覚えがありました。
子供の頃、単孤刀(ぜんことう)と手合わせしてペンダントを弾いた時、その玉にかたどってあったのが同じ模様だった。
あの頃から、単孤刀は万聖道と繋がりがあった。てか、その印のペンダントだぜ、万聖道の一員ってことじゃん。やっと李蓮花も、単孤刀には裏の顔があったと、認めざるを得なくなったね。
そりゃ、こんな顔にもなるわなあ…

蓮花楼
画像出典 Beijing iQIYI Science and Technology Co Ltd. & H&R Century Pictures Co.,Ltd.

あ、そうそう、少年李相夷は、「家族の名において」の少年凌霄(リンシャオ)だったよー♪

笛飛声は、捕らわれていた閻王尋命(えんおうじんめい)と無顔(ぶがん)を救出。
この2人は笛飛声に忠実。他にも仲間はまだいるらしいけど。
あんな女にやられはせぬって言ってる笛飛声。あっちが争っている隙に羅摩鼎を手に入れようとしてますが、うん、ここから先は、意外と…なんだよね(涙)

方多病は、普渡寺の無了(ぶりょう)に話を聞こうと会いに行きます。
だけどさ、だいたいどのドラマでも、こういう大師みたいな人は、謎かけみたいな問答しかしてくれないのよっ。痒いところに手が届かないのよっ(笑)

一方、百川院では間者が捕えられてた。八十八牢の地図を狙ってたらしいんだけど、コイツが角麗譙は蓮花楼で情報を得たと証言。百川院にも李蓮花が金鴛盟に加わったと告発する密書が届いていると、百川院は李蓮花を指名手配しちゃいます。

これがアレだね、万聖道の主が言ってた肖紫衿(しょうしきん)は小者だから、ちょっとつつけばすぐに乗って来るって言ってた謀だ。あの人は、まーだ李相夷を葬り去ろうとしてる訳ね。おっちゃん院主達もさあ、なんでそんなに肖紫衿を認めてるんだか、意味分からんアホ揃い。まともなのは、まだあまり発言権のない石水だけだわ。
そういえば雲彼丘(うんひきゅう)が間者に剣を突き付けてたけど、角麗譙と何やらコソコソしてたのはアナタですよねえ?何か思惑があるにせよ。

方多病も、笛飛声だと知っていて一緒にいたとは言えず、李蓮花の指名手配を阻止することはできませんでした。何も知らない暮容腰(ぼようよう)まで呼び出されて、阿飛の技を見たと言われちゃーなー。でもやっぱり石水だけは、ちょびっと救いがある言い方をしてくれたねえ。
ここで方多病は百川院に、羅摩天氷と業火虫の情報をやっと伝えたよ。
次の天氷を探すため、黄泉府の主や配下の記録を調べ、結合双生児の牛頭馬面の情報を見つけた方多病は、離州、小遠城へ。

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李蓮花のほうも、もう時間がないと焦りつつ、連泉探しを再開。
なぜか緑玉の鉱山をターゲットにしました。
連泉が習得した至高の技は碧中計と言って、使えば自分も毒に中るので常に解毒が必要だから、緑玉の鉱脈近くに住む筈、なんですと。
だから、そういう知識は一体ドコから?元四顧門門主とは言え、他門派の様々に詳し過ぎる。
で、李蓮花も、蓮花楼と狐狸精を蘇小慵に頼み、近くに温泉のある鉱山、小遠城へと向かいます。

だけどさあ、小遠城の門前で李蓮花を待ってる方多病。あっちゅー間に再会してる(笑)
李蓮花ならきっと調べてここに来ると、予測してるのが面白い。それはある意味、信じてるってことだもんね。でも拗らせてるから、いちいちメンドクサイのよぅ、この子。子守りしてる時間はないのに。

蘇小慵に貰った迷薬を投げて、その隙に逃げた李蓮花は、町で薛先生という尊大な医者を見ます。
李蓮花は町の人から連泉の、方多病は衙門の役人から牛頭馬面の情報を集める中、鉱山が廃坑になった5年前から、閻魔の嫁取りという、女性が攫われる怪事が起きていることを、それぞれ知りました。
山の神の祟りで家を焼かれて死んだ緑玉商人の巌青田(げんせいでん)、寒山寺の遼遠(りょうえん)住職って名前も出て来たよ。
早速、遼遠住職にちょこっと接触した李蓮花は、何か違和感を覚えたみたいですな。

話を聞いた万頭屋の王八十って名前に、李蓮花がスッポン?とか呟くから、「有翡」顔に「王八(スッポン)」と書かれた王一博を思い出しちゃったじゃないのよぅ(←写真あります(笑)

そこになぜか方多病の母、何暁恵(かきょうけい)が現れて、焼け跡のある屋敷、白水園を安く手に入れたと、偶然町で会った李蓮花を招待してた。あー、巌青田の屋敷だったから安かったのねー。
李蓮花に敵対心MAXな方多病とは違って、何暁恵はめっちゃ李蓮花を擁護。でも単孤刀と李相夷の悪口はバンバン言うから、逆に方多病がヒヤヒヤしてるよ(^m^)
李蓮花も思いの元に突っ走ってきた過去が、こんなふうに思われてたってのは、耳が痛かろう。
そんな集いは、生水を飲んでお腹を壊した何暁恵と離児(りじ)が薬を飲むために中断するんですがね。

蓮花楼
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屋敷を見て回った李蓮花と方多病は、そこが黄泉府、連泉の屋敷だったのではと気付きます。
でも方多病は百川院に連絡を入れてて、李蓮花は石水と雲彼丘に引き渡されちゃったよ。雲彼丘、10年も百川院から外に出なかったらしいのに、李蓮花を捕まえるためなら来るんだ?
雲彼丘は李蓮花に、極悪人にしか使わない麻薬を盛るぞと脅します。まだ雲彼丘を許していない石水は、妙に李蓮花に厳しい雲彼丘に、更に不信感。

そうこうするうちに、白水園の門前に銭箱が置かれ、閻魔の嫁取りのターゲットにされちまいます。慌てて守備を固めるものの、攫われたのは若い使用人の娘じゃなく、何暁恵でした。
拘束を解いて逃げ出してた李蓮花は、夜の町で人を担いだ男に遭遇。だけど囮がいて、別々の方向に逃げてった。

町の下に張り巡らされた坑道を見つけた李蓮花が入ってみると、方多病もそこを探してました。
閻魔は碧中計の使い手、囮は牛頭馬面だろうと李蓮花。ただそこにひとつ白い小石が落ちていたことに、違和感を覚えます。
坑道の中には隠し部屋があって、中でいろいろなものも見つかったんだけど。

結局のところ、連泉は殺されてしまった巌青田でした。
で、牛頭馬面は結合双生児だったのを、切り離して、薛医師と遼遠住職になってたってお話よぅ。
いやあ、体のくっついた双生児の分離手術がどんだけ大変なコトか、1980年代を知ってる日本人は知っている…ま、いいや、ドラマだ。

当初、連泉は牛頭馬面に目をかけてくれていたから、牛頭馬面は羅摩天氷を探す金鴛盟から命がけで連泉を助け、逃がした。なのに小遠城で結婚した途端、嫁が牛頭馬面を怖がり、また連泉自身も牛頭馬面が嫁に欲情してるみたいな疑念に駆られた。
牛頭馬面は、隠し部屋の緑玉の上で碧中計を伝授すると言われて修練したんだけど、それは緑玉ではなく翡翠緑だったため、毒に犯されてしまった。でもその毒を弟の李雄(りゆう)が全て吸収して、体を切り離したんですと。兄の李梟(りきょう)は瀕死の弟を助けるため、寒水寺の住職から玉女橋の法術書を奪って自分が住職に成り代わった。更に連泉夫妻を殺して、自分達の遺体に見えるよう細工した。
その玉女橋という、毒を女性の体に移す解毒の技のために、閻魔の嫁入りは実行されてた訳だ。薛医師にかかった女性達の家の庭に穴を開け、そこから坑道に目印の白い石を落として攫い易くして。

李雄は何暁恵に手をかける直前、李蓮花に阻止され、方多病と百川院に捕まって、羅摩天氷を渡したんだけど、そちらは偽物で、本物は李梟が持ってました。
何暁恵が攫われた晩、李相夷の技を使った李蓮花に気付いた李梟。
この時李蓮花も、碧中計の使い方が2人で違うとか、攫われる時に何暁恵が爆骨珠を当てたのに、李雄はそのダメージを受けてなかったとかで、李雄と李梟に気付いたんだけどね。
李梟は、羅摩天氷を渡す代わりに李雄を救い出し、揚州慢で解毒して欲しい、ダメなら羅摩天氷は金鴛盟に渡すと、取り引きを持ち掛けます。

また方多病を怒らせるなと内心思いつつ、それでも羅摩天氷が金鴛盟に渡るよりマシ。
だけどさあ、内力1割なんすよね?喬婉娩(きょうわんべん)の解毒をした時も盛大に血を吐いて寝込んだのよね?まぁた命縮めるよ、この人ぁ…
だけど、承諾しか道はないのよなー。

そういえば、連泉のふりをしていた李雄が、連泉に会ったことがある雲彼丘に、解毒のために梵術換皮の術っていう、悟りを開いた高僧だけが使える術を使って容貌が変わったって言ったんだよね。
それを聞いた石水と雲彼丘は、ん?となりましたよ。李相夷だって毒を食らった。無了大師がいれば、もしかして、だよね?そこまで気付いてないか?

雲彼丘を信用していない石水は、羅摩天氷を雲彼丘には預けず、真贋を蘇文才に調べて貰うため、一緒に百川院に向かいます。
李雄は、方多病が白水園で預かることに。ママが生き生きと拷問してるのが可笑しい(笑)

蓮花楼
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呆れる息子の顔よ…
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李蓮花は方多病の元に出頭してきたってテイで白水園へ。
でもそこで本当に具合が悪くなり、方多病も李蓮花がかなり酷い寒毒の発作を起こしていることに気付きます。だけどさ、今までずっと一緒にいて、何ヒトツ気付かなかったってのも、ボンクラよね。それだけ李蓮花が隠し通してきたってことではあるけど。
きっとここでは、李蓮花を信じ切ってる何暁恵ママが、手助けしてくれるんだろな。

方多病は李蓮花に、1人で連泉に会いに行った理由、今日自首した理由、10年隠していた正体を明かした理由を聞きます。
1つ目は、足の速い方多病が先に着いてしまえば、してやられると思ったから。残りの質問に答える前に、物語を聞かせると。

親はなく、互いに支え合って路上で暮らしていた師兄と師弟は、幸いにも師匠に拾われ、武芸者としての道が開けた。
15才の時、初めて師兄と遠出をし、賀家の惨状を目にした。江湖を離れて久しい当主には敵もいなかったのに、天外雲鉄を持っているという噂が立ち、賀家は滅ぼされた。当主の遺言で、息子を連れて洛陽まで一緒に行き、そこで一人で送って行くと言う師兄と別れた。その後、息子が仇敵に殺されたことを知り、3年後、師兄から刎頸(ふんけい)を贈られた。師弟はそれが天外雲鉄で作られたとは知らなかった。

父がそんな卑怯者だと言うのかと、ま、直情型は脊髄反射で怒りますわなー。
分からぬ、分かりたくもない、嘘か誠か、おまえが判断しろと李蓮花。
余命を賭けたこの10年は、一体なんだったんだろうって話よねえ。
その憔悴した様子に、方多病が言葉を無くした時、連泉を騙る李雄が消えたとの知らせ。
急いで駆けつけると、やっぱり何暁恵が逃がしていて、李蓮花も一緒に逃がしてた(笑)
李蓮花は恩人、私は恩知らずの息子とは違う。李蓮花には考えがある、て。ママ、カッコいい♪

李蓮花からだと渡されたのは、金満堂のところで会った簡凌瀟(かんりょうしょう)の蜂と、医者は連泉にあらず、牛頭馬面は生きていると書かれた手紙。
で、明日2つの質問に答えると言って、去ったんですって。ニッコリ笑うママ、カッコイイ(笑)

ほとんど命がけで李雄の解毒をしたのに、この恩知らず兄弟は李蓮花を消そうとします。
でもまあ、それくらいは予測済だったみたいね。
見せて貰った本物の羅摩天氷に花粉をつけておいたらしく、寒水寺に蜂を放ってみたら、僧房の碁盤のところで旋回した。それを確かめた上で、李雄を逃がしたらしいよ。既に羅摩天氷はこちらの手にあると。
更に李雄には、自分の中の碧茶の毒も注入してました、あははっ。

蓮花楼に戻って、狐狸精ちゃんにおやつあげてる李蓮花。かわゆ。

蓮花楼
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しっぽのパタパタがすんごい(^m^)

だけどのんびりしてる場合じゃなかった。兄弟が方多病を人質に取って李蓮花をおびき出そうとしてた。

でもね、ここで方多病は李梟の口から知ってしまうんだよ。
李相夷は傲岸不遜だが冷酷無比とは程遠い。当時、中原の安定を掲げ、南胤の末裔を追う単孤刀には武林制覇の野心があると噂されていた。だけど師兄を妄信する李相夷には、誰もそれを告げなかった。
当時から南胤の末裔を追ってたなんて、李蓮花も初耳だよー。

そしてまた、やっぱり李梟によって、李蓮花が碧茶の毒に犯されていることをようやく方多病も知りました。長かったねえ~。
揚州慢だけが毒を抑えることが出来るんだけど、揚州慢は純粋な力らしいから、李梟の心根では習得は無理。なんて話している間に、李蓮花の合図を見て方多病が石を蹴り、なんだかんだ救出成功。
兄弟が揃って襲って来たけど、李蓮花の一閃で同時に倒します。すごいな。

羅摩天氷を取り返し、崩落しそうな坑道から飛び出すと、そこにいたのは角麗譙。
がー、前門の虎後門の狼。
もう動けない李蓮花を雪公に傷つけられそうになった方多病が、羅摩天氷を角麗譙に投げつけた時、何暁恵と天機山荘のみなさん、石水と雲彼丘もやって来て、金鴛盟は撤収していきます。
んもー、もう少し早く来てくれよぅー。

でもね、李蓮花を渡せと雲彼丘に言われた方多病は、気を失っている李蓮花を背負ったまま、真っ向から反論。李蓮花は誰にも触れさせぬ、自分が保護すると。
ママも李蓮花を連行するなど、許しがたいとアシスト。
方多病は、四顧門は昔とは違う。刑探の身分など、もはや無意味だと、令牌を雲彼丘に投げつけました。
石水は、方多病の言葉の意味も分かってるんだろうな、俯いたもんなあ。
けど、李蓮花の様子を見て雲彼丘も、まさか碧茶の…と呟いた。

李蓮花が酷い発作を起こしたので、方多病は急いで関河夢(かんかぼう)の元へ。
この人が一度診た時、余命四か月と言ったけど、もう半分ほどですって。碧茶の毒なら、内力を使い過ぎたせいだろうから、余命一か月ですと。
方多病が会得した揚州慢も、長年練り上げていないから、命を救うまでの効力はないんだって。毎日使っても、意識を取り戻す程度だろうと。

方多病は、いろいろ思い起こしましたよ。
素性を隠すために弱い振りをしていたのではなく、毒に犯された余命僅かの身で、人を救う度に衰弱してってたことに、やっと気付いたよ。ね、キミの命も何度救われたよ、え?
だからあーたはね、しっかり反省しなさい?嘘をつかれてたり、本当のことを話して貰えなかったり、腹が立つのも分かるけど、キミはまだまだ未熟な若造なの。だから言えないことも多かったの。仲良しだからって、なんでもかんでも曝け出せってのは違うだろう。ママを見てみろ、どっしり構えてるママを。

方多病の必死の言葉を聞いて、関河夢も李蓮花への偏見が薄れたかな。ま、医者だしね。
関河夢は、雲隠山の芩婆(きんば)を尋ねてみろと教えてくれました。そこは李相夷の師匠、漆木山(しつぼくざん)の住処。芩婆は漆木山夫人でした。

その頃、四顧門では石水が、李蓮花が金鴛盟に入ったというのは讒言だと訴えていました。角麗譙が李蓮花にとどめを刺そうとしたのを見たと。雲彼丘はひっじょーに曖昧な態度だけども。

はい、曖昧に何かを誤魔化してたっぽい雲彼丘は、百八十八牢の詳細図を角麗譙に渡してました。
最後の手がかり、四象青尊の妻、両儀仙子(りょうぎせんし)が、そこで生き残っているらしい。
雲彼丘は角麗譙から、李蓮花は李相夷だとはっきりと知らされ、動揺してますな。あっほぅ(笑)
だけど毒を盛ったから復讐されるかも、なら後顧の憂いを断てと言われた雲彼丘の目の揺らぎは、違うんだろうな。以前李蓮花に告白した、私は許されていいのだろうかってほうが本音だよね?
捕まえた李蓮花を、なんであんなにも敵視してたのかは、角麗譙に従うフリをするのに邪魔だったから?李蓮花を見ると、なぜか自分の罪を突き付けられる気がするから?分からん。

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さて、金鴛盟でも、笛飛声が動き始めました。宗政明珠(そうせいめいしゅ)からの使者を捕まえ、角麗譙に羅摩鼎の話をさせ、方多病から手に入れた羅摩天氷をひとつ、奪い取ります。
角麗譙は万聖道が陰謀を企てていたから、探るために手を組んだとか、宗政明珠に羅摩天氷を探させるために繋がっていたとか、慌てて言い訳してるけど。
笛飛声、余り焦ると、掌返されるよー。もう危ういところに来てると思うわ。

ってな訳で、角麗譙が笛飛声を切り捨てると決意を固めた頃、万聖道に羅摩鼎と羅摩天氷のひとつを盗みに入った宗政明珠は捕らえられ、消されてしまいました。
で、万聖道の主の隣に現れたのは笛飛声。こっちに声掛けしてたのかー。

一方、李蓮花は方多病に背負われて、雲隠山を登ってます。意識はないものの、過去の記憶みたいな夢を見たりしている。誰かに命を懸けて逃がされてるところ。
そして目覚めた李蓮花。どうやら方多病は毎日、揚州慢を施してたらしいよ。

角麗譙が無心槐(むしんかい)を大量に仕込もうとした時、笛飛声が現れ、逆に自分が無心槐を吸ってしまいます。10年前、雷火弾で味方を攻撃したことから全て、笛飛声は既に知っていました。
角麗譙が笛飛声を捕えようとするけど、無顔と閻王尋命によって盟内は裏切者の粛清を終えており、角麗譙は取り囲まれます。雪公だけは取り逃がしたらしいわ。
角麗譙は、自分が実験して作った異形達の巣に放り込まれました。ここでもやってたんかーい。

蓮花楼
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角麗譙の眉がいろんな形によっく動くのよー。つい見入ってしまったわ(笑)

雲居閣に着いた李蓮花と方多病。でもそこに芩婆はいませんでした。
師匠の位牌に参って涙する李蓮花。
ただね、そこで見つけてしまうんだよ。単孤刀が残していった箱を。
中にあったのは、手合わせで李相夷に折られた木剣や、単孤刀が吹き飛ばされた相手を李相夷が倒して持って来たお宝。それぞれ李蓮花にも思い出せるもの。でもそれらは全て、壊れていました。
李相夷が贈った手作りの短剣も。使った形跡もなく。要するに単孤刀が折ったってことだ。
そして箱の底には、李相夷といくつも刻んだ名前に、バッテンがつけられてました。

ここにいた頃からの単孤刀の、自分への嫉妬と憎しみに、ようやく気付く李蓮花。
方多病も知っちゃったねえ。自分の父親の歪みに。
で、お酒を見つけてきて温めて、言いたいことを堪えると体に毒だ、飲んで吐き出せって。
少しずつ、方小宝ぼっちゃんも成長してるなっ(^m^)

だけど毎度思うのよ、中国ドラマ。
こんな瀕死の病人も、ぐびぐび酒ばっか飲んでていいのかね(笑)

たとえ理念が違えど、兄弟の情は影響を受けないと思っていたが、あそこまで憎まれていたとはと、李蓮花は呟きます。
最初の頃、師兄はいつも自分を庇い、時には罰も肩代わりしてくれていた。でもそのうち、師兄自身が罰を受けることが増えた。
多分、漆木山は気付いていたんでしょうね。
自分より下だと思っていた師弟に、どう努力しても敵わない厳然たる素質の違い。それを受け入れられず、単孤刀の心が歪み始めたことに。

いつも負ける師兄を思い、ちょっと手を抜いたら、師兄は勝ったと喜んだものの、見ていた師匠は師弟を叱った。故意に負けるのは、相手だけでなく自分をも軽んじることだと。
同情されたことに、師兄は更に恨みを深めた。子供だった師弟は、以来勝ちを譲ることはなく、そうすれば師兄は怒らないと思っていたけど、ただ気持ちを隠して憎しみを熟成してるだけだった。

その上、漆木山と芩婆が大ゲンカをし、どちらが弟子を優秀に育てられるか賭けをして、くじ引きで2人を選んだ。漆木山は李相夷を、芩婆は単孤刀を。そして月イチの腕比べ。
これ相当問題だったと思いますわな。野心の強い者には、更なる競争心が植え付けられる。なのにどうしても勝てないとなれば、輪をかけて卑屈になっていく。

方多病くんは、随分と吹っ切れた顔になったねえ。
李蓮花は悪くないと言いました。己を救えるのは己だけ、それが分からぬ者もいるのだ。

李相夷は若い頃、無了大師に出会い、心に菩提樹がないと諫められていたんだそうな。
まあ、この人にも足りないところはあったっちゃーあったかもしれないけど。
師兄は特別だと思っていたけど、心を尽くさなかったと自分を責め続ける李蓮花に、方多病は、反省すべきは私だって。
李蓮花とはとうに真心を交わし合っていたのに。別に杯の底を見せずともよい、人との繋がりはそういうもんだってことを忘れていた、と。

ってな訳で、簡単には口車に乗らなくなった方多病は、ここに芩婆は住んでいないと見抜いていて、李蓮花を居住地へと引っ張っていきましたとさ。

笛飛声のほうは、角麗譙の放っていた間者を次々に奪回しつつ、李蓮花の行方も追ってました。
急ぎ忘川花を探し、万聖道に李蓮花の命は私のものだと伝えよと、無顔に指示。

芩婆の住む雲居閣は、門前に仕込み矢のトラップ。隠遁してるのに、李相夷を名乗る偽物が結構訪ねて来て、煩わしいらしい(笑)
方多病は、では失礼するって、スタタタッとそれを全て弾き飛ばし、門を叩き開けます。
師母、ご容赦をって李蓮花の言葉を聞いた芩婆は、それが李相夷の声だとすぐに気付きます。
方多病に碧茶の毒の事情を聞き、すぐに招き入れてくれました。
庭で待たせてる方多病を、才能があると言ってくれてるよぅ、よかったね小宝くん♪

ただねえ、関河夢の言ってた芩婆ならっていうのは、2人の内力の道が同じだから、芩婆になら碧茶の毒が吸い取れるってことみたいなんだよね。だから代わりに芩婆が死ぬ。
だけど芩婆は、自分達のしてきたことを後悔してた。
半生、夫と意地の張り合いを続けて、弟子を競わせたりしたこと。
漆木山は一番可愛がっていた李相夷が行方不明だと知り、悲痛の余りに死を願い、魔道に落ちて死んだ。
夫も李相夷も単孤刀も、全員いなくなってから、失いたくないと気付いたんだと。
この魔道に落ちてってのは、気を病んでってコトかな?

李蓮花は当然、芩婆にそんなことはして貰いたくないから断ります。
ただ、師匠夫妻は昔、李相夷の両親に恩を受けていたらしい。
え、サラリと一言で通り過ぎたセリフだったけど、これ、多分重要な情報だよね。
李相夷は、親の顔も知らない孤児だと思っていたけど、師匠は親のことを知っていた。なら李相夷を探して、引き取ったってことじゃん。
偶然なんかじゃなかった。そして最初から、単孤刀はそのおまけだった。←

押し問答の末、もしもの時の護身用にと真気だけを与えられ、李蓮花は芩婆と共に、方多病を誤魔化す作戦に。
だけどさー、この期に及んで、もう治ったと騙されるってのもどうかねえ。
方多病なら、師母の命と李蓮花の解毒とを天秤にかけたら、それでも救えとは言わない気がする。
でもこの容態のまま、どうしても単孤刀との決着を付けに行かなくてはならない李蓮花のことは、全力で止めちゃう気もするし、難しいところだなあ。
方多病が自分の傷を隠して李蓮花を背負って山登ったり、揚州慢を当てたりしてたのを、李蓮花は気付いていました。傷にいいお粥を作ってくれてたりする。
お互い思いやり合ってはいるんだけどねえ。

単孤刀が住んでいた部屋に案内された方多病は、芩婆に単孤刀のことを聞いてみます。
穏やかに見えるけどど、いつも本音を隠していて、本当は勝ち気で不寛容な子だった。
李相夷に勝とうと、卑怯な手も使った。芩婆の教えが不十分だと恨んでいた。

父親、クズじゃん!(笑)
いやー、母親の血ってのもあるんでしょうが、子供の成長には環境や教育も大事だねえ。

方多病は、寝台の枕の中の箱から、大量の書き付けを見つけましたよ。
いや、単孤刀くん。あっちこっちにいろいろ残してるのって、だいぶ詰めが甘いね?
それとも、自己顕示欲の強いお人だから、気付いて欲しかったんか?

南胤三大秘術について、調べた内容。
南胤の滅亡前夜、芳璣(ほうき)王に嫁いで萱(けん)妃となった龍萱(りゅうけん)公主。
羅摩鼎を持って来たのは、この人で、南胤復興を画策し、煕成(きせい)帝の暗殺と芳璣王の即位を図るも、発覚して死を賜る。

もうひとつ、鍵のかかった箱には、南胤の紋様と文字。
一品墳の萱妃の副葬品にも、同じものがありましたな。
萱妃の誕生日の数字で開いた箱の中には、萱妃が術師、風阿盧(ふうあろ)に宛てた手紙とその翻訳が入ってました。
南胤復興の思いを胸に、屈辱に耐えて嫁いだ萱妃だったけど、騙されて宗親王と争った結果、芳璣王と共に捕らえられた。息子だけはなんとか逃がした。南胤皇族の血を絶やさぬよう、郊外の竹林で迎えよ。4人の豪商と連絡し、祖国復興の悲願を叶えて欲しい。

でも何かが起きて、風阿盧は萱妃の息子を探し当てることができなかった。だけど今、この手紙がここにあるということは、風阿盧の子孫が萱妃の子孫を探し当て、手渡したということ。
つまりそれが単孤刀なのではないか。
そして多分、風阿盧の子孫は万聖道、封磬(ほうけい)。

うーん、秘密がだいぶ暴かれてきたので、どうしても長くなっちゃいますね。
ここで31話くらいまでです。
事件もまだあと2つ、あと9話。【7】くらいまで続きそう~(^m^)

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作品情報

  • 制作 2023年発表 全40話 爱奇艺
  • 原題 「莲花楼」
  • 原作 「吉祥纹莲花楼」藤萍
  • 監督 郭虎(沈香の夢、美人骨、運命の桃花~宸汐縁~)、任海涛(沈香の夢、雲間の月は輝きて ~運命の恋人~、運命の桃花~宸汐縁~)
  • 脚本 刘芳(琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛~、長安 賢后伝)、王威、李惠敏、程妤

人物相関図

蓮花楼 人物相関図
画像出典 公式サイト

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