あらすじ
ようやく謝允と合流し、県衙内院から逃げ出した周翡だが、枯栄手の気が体内で暴れて身動きが取れなくなってしまう。その頃、段九娘は愛する李徵の死の原因が自らにあると悔やみ、因縁の敵である地煞山荘の荘主たちを倒そうと1人で立ち向かっていた。そこへ「道徳経」の力で気を融合させることに成功した周翡が駆けつける。その戦いぶりを目の当たりにした段九娘は、周翡こそが枯栄手の継承者だと認め、ある決断を下すのだった。
ドラマ公式サイトより引用
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ネタバレ感想
県衙内院(けんがないいん)に隠れていた周翡(しゅうひ)と、ようやく会えた謝允(しゃいん)。周翡も謝允が来たことは分かったものの、気が乱れていて動けない様子。
謝允は、何が起きていたのかを、呉楚楚(ごそそ)から聞きます。
内院から祝県令の息子の宝山が逃げたらしく、地煞に通報されてしまうと焦る宗おばさん。謝允は周翡を連れて逃げますと言うんですが、段九娘(だんきゅうじょう)は、周翡の様子を見て微笑み、李徵(りちょう)の孫なら助けるって。
こういう症状の人の意識って、波のように揺れるみたいですけど、段九娘の意識も台詞も、今はどっちだ?を見極めるのが難しいね。
宝山が地煞の仇天晋(きゅうてんしん)を連れて、県衙内院へ。
周翡が隠れていた部屋に突入した部下達ですが、既に一行はいなくなっていました。
段九娘に連れられて、町を歩く、周翡、謝允、呉楚楚。
追手が来てしまい、段九娘は3人を逃がして、1人立ち向かいます。まあ、手下達なんて、彼女の相手ではないんだけどさ。
まだ本調子ではない周翡は謝允に、段九娘一人では無理、急いで体を治すから守ってと。そこへ白先生も来ました。謝允の指示で東門で施しをし、人を集めさせたみたいです。謝允は呉楚楚を白先生に託し、西門から逃げるよう指示。
命なら従うが、謝允に何かあれば皇子に申し開きが出来ないと言う白先生と、周翡と一緒にいたいという呉楚楚を謝允が説得、周翡は呉楚楚のペンダント、長命鎖を預かり、2人を逃がします。
段九娘の前には、仇天晋。ガソリンなんだか灯油なんだか、ドラマ内では毒水と呼ばれていたものの発射装置も持って来たよー。
仇天晋は構えを見て、それが枯栄手だと分かり、彼女が昔、李瑾容(りきんよう)と共に地煞に討ち入った段九娘だと気付きます。その時、仇天晋は段九娘に敗れたみたいね。踏んづけられて命乞いしたんだってよー、へーへーへー(^m^)
笑い出した段九娘に仇天晋は、南刀、北刀、山川剣(さんせんけん)と共に、枯栄手も既に滅びたと思っていたと言います。
ん?李徵が死んで、ひとまず南刀は滅びたことになってるんだ?李瑾容がいるけど?引っ込んでるから?
そっか、それを周翡が引き継ぎ、枯栄手も引継ぎ、ってことは、この前半周翡のRPGは、次に北刀だの山川剣だのと出会う流れになるかな。
段九娘と仇天晋の戦いが始まっても、周翡は未だ修復の最中。体は冷え切っているのに、脈門だけは火のように熱いんだそうな。気が融合しているのかと謝允の解説。見守るしかないよねえ。
そこに地煞の下っ端数人。謝允が体術で戦うのですが、壺で背中を殴られてよろめいたところ、謝允が背負っていた刀を取った周翡。お、ようやく動けるようになったか?覚醒には、大事な人の危機を守るみたいなのも必要なんですかねぇ。段九娘同様、下っ端なんて周翡の相手ではありませんわ。
ほーっとした顔の謝允に、使えもしないのになんで刀なんか?って言う周翡。君に渡すつもりだったと言われ、刀を受け取ります。まだ気はバラバラなものの、沖霄(ちゅうしょう)道長に貰った道徳経のお陰で、暴れていた枯栄手の気も静まってきた模様。血は吐いてしまいますが、鬱血のようです。体中がかつてないほど、満ち足りてるんだって。
乱暴なやり方だったものの、それを手懐ける力量さえあれば、やっぱりあれは、大きなステップアップになったってことかな。道長サマサマだわね。
そしてやっぱり今でも、段九娘には勝てない仇天晋ですよっ。毒水を撒きますが、それでも仕留められない(^m^)
そこへ周翡と謝允も駆けつけます。
周翡は、今日こそ敵を討ってやると。
張晨飛(ちょうしんひ)や、呉家の人々、一緒に犠牲になった四十八寨の仲間達。
周翡、強いぞ。謝允も軽功を使って下っ端に挑みます。はぁはぁしてるけども。内力ないからねえ。それでも内力さえあればこの人の体術は、基本強いんだろうなと思わせる戦いっぷり。
段九娘は腕組み足組みで、観戦を決め込んでるんだけど、周翡が破雪刀に枯栄手を組み合わせて戦っているのを見て、大喜びです。
下っ端が全て倒され、逃げ出した仇天晋を周翡が追いかけます。
そこに現れたのは、沈天庶(しんてんしょ)の部隊、蒼浪(そうろう)でした。助けを求める仇天晋ですが、彼らは助けようとはしません。まあ、そうだわな。彼らは沈天庶の精鋭部隊ってことかな。
追い詰められて命乞いする仇天晋を、涙ながらに仕留める周翡。
華容の石柱に座って、状況を眺めていた段九娘は、城門から吊るされる白先生と呉楚楚を見ます。あー、捕まっちゃったか。周翡がペンダントを預かってて、まだ良かった。きっと助ける。だけどあの勢いで吊り落とされたら、腕と肩がやられるわなー。
助けようと動こうとした周翡は、いきなり動いたからでしょうね、気を失ってしまいます。抱き留めた謝允。急いで逃げなければいけないのに、白先生と呉楚楚…
そこに沈天庶が現れました。西門、張ってたんだなあ。バレてたかあ。
段九娘は、沈天庶に見覚えがあると言います。既に滅びたはずの枯栄手を、この目で見ることができるとは光栄だとか言う沈天庶。でも病人と戦う気はない、だって。
今すぐ海天一色(かいてんいっしき)の品を差し出せば、命だけは助けてやるって言うんだけど、段九娘はそんなことは知らないよ。
一方、謝允は、周翡を物陰に隠し、出て行こうとしたところへ地煞の下っ端達。持久力ないのに、頑張る頑張る。身が軽いって素晴らしい。
段九娘は沈天庶の部下達が放った矢を素手でつかみ取り、投げ返すという超人技を繰り出してます。そして沈天庶との戦いになってしまったー。
周翡はまた、夢の中で李徵と出会っていました。
阿翡、刀を手に取れ、早く。
謝允は白先生と呉楚楚を助けようと、城門に飛びます。弩を持った下っ端達に狙われ、落ちそうになったところ、駆け込んで来た周翡が刀で足場を作りました。
城門の前では周翡、少し奥では段九娘、城門の上では謝允と、3人だけでこんな大勢と戦ってるんだよ。みんなスゴイわ。数頼みの地煞、そんな数に守られる沈天庶。ふんだ←
なんとか2人を助け下ろし、共に逃げようと言う白先生に、援護するから先に逃げろと言った謝允。私は周翡と生死を共に。うひゃっ♪
周翡は、段九娘の元に駆け寄り、一緒に行きましょう、祖父に会わせますと言うんだけど、段九娘は周翡の手を取り、まだ脈が乱れている、2人で先に行きなさいって。
私が案内しないと塞には入れないと周翡、なぜこの戦いに執着するのかと謝允。
段九娘の目は、正気に戻った感じですね。
あなたは祖父君にそっくり、すぐ人を欺こうとする、李徵は20年前に死んだわ、騙されない。
正気に戻ったのですかって周翡に、でも悪くない嘘ねって段九娘。
先に行ってて、追いついたら枯栄手を伝授してあげるわと言い、自分はまだやることがあると、周翡の経穴を突きます。
これでは謝允も、周翡を連れて去るしかありませんわ。動けなくなって謝允に担がれていく周翡は、3日待つわと叫びます。3日以内に来ないと、入れてあげないからっ。
段九娘は、沈天庶こそ、李徵の敵だと、ここで決着を付けようとしてるんでしょうね。
てかさ、この間、吹っ飛ばされて屋台の下敷きの沈天庶、上手いことまだ復活せず(^m^)
段九娘の回想シーン。
お姉さんが亡くなった後、残された息子のために、祝県令と結婚したんですな。花嫁姿の段九娘は、李瑾容から、あなたに居場所が出来て父も喜んでいたと聞きます。幸せな嫁入りをと手渡された袋には、大粒の真珠が6粒、入っていました。
それは、亡くなる前に李徵が李瑾容に託したもの。胡天瑛(こてんえい)の毒が回り、助からなかったと聞いた段九娘は、あの時、李徵が毒を抜き、自らの体に移して助けてくれたことを知ります。
それで2人は、地煞を襲撃に行ったんだなあ。
ようやく復活した沈天庶。
段九娘は、周翡は唯一の枯栄手継承者よと呟いて、沈天庶に立ち向かいます。
でもこのおっさん、とてつもなく強いのよー。それでもあの、鋼鉄製の義手を引っこ抜くほど善戦したんだけど、反対側の手の攻撃を受けて倒れ、李徵の形見の真珠が石畳の上に散らばってしまいます。
倒れたまま、真珠を探す段九娘。
地煞の部下達も現れ、義手は手に戻っちゃいました。わらわらわらわらと、どんだけいるんだよ、ここの部下。でもこれさあ、部下達がいない一対一の戦いだったら、沈天庶のほうが危なかったよね。段九娘は部下達ともまとめて戦ってたんだから。枯栄手には、それほどの威力があるってことだよ。
真珠を拾い集める段九娘を、李徵がお迎えにきました。
真珠を拾ってくれて、手渡してくれて、その手を引いてくれた(泣)
四十八寨、思過斎(しかさい)では、李瑾容が、周以棠(しゅういとう)の残していった碁盤の前に座っています。そこに馬吉利(ばきつり)が来ます。華容の拠点からの連絡はまだ。というか、あの拠点の客舎、寝返ってますからね。
李瑾容はどこかに手紙を書くみたい。
白先生と呉楚楚は、馬で聞煜(ぶんいく)将軍の元に向かっていました。
でも途中で呉楚楚は、周翡達に戦わせておいて、自分だけ逃げられない、戻りましょうって言うんですが、今戻ったところで、呉楚楚にできることは何もないぞ。気持ちは分かるけど、呉楚楚が戦うのは今じゃない、ここじゃない。
周翡を乗せて謝允もまた馬で逃げているのですが、地煞がすぐ後ろまで追ってきています。謝允は、馬だけを走らせ、自分達は降りて林の中に隠れました。動けない周翡を抱いて逃げるのは、なかなか難しそうだなあ。
周翡は、謝霉霉(しゃばいばい)、あと少しで術が解けるから時間を稼いでと言います。
いつまで謝霉霉って呼ぶのかな。気に行っちゃったんかな。
謝允は周翡を木の根元に座らせて、様子を見に行きます。
丁度その頃、追っていた地煞も、馬さんがひとりで草をもぐもぐしているところにたどり着いて、騙されたと戻っていくところ。
どこか客舎みたいなところで一息ついている、白先生と呉楚楚。周翡を心配する呉楚楚に、白先生は段九娘が命がけで戦い、2人を逃がしたようだ、ただ居場所は分からないと。聞煜将軍に連絡した、兵を出してくれるはずだ、今はその連絡を待つようにと、白先生。
ようやく動けるようになった周翡ですが、術を解くときに力を使ってしまい、またフラついています。壺で叩かれた時にケガした謝允の腕を見た周翡に、これを巻いてと懐から布を出そうとして、拾っておいた周翡のハンカチを落としてしまう謝允。あ?と言った周翡ですけど、フラついちゃって、それどころじゃないね(笑)
一方、李晟です。霍家堡から逃げ出した後、道長、お腹が空いて座り込んでたみたいよ。
李晟が探してきた果物に嬉しそうに齧りつくと、やっぱり四十八寨に帰ろうと思いますと言われてしまい、見捨てるのかと怒る道長。軽功が使えないって言ってますが、具合が悪そうなのは演技かもしれないな。李晟を手放したくないんだな。いや、ホント、なんでそこまで見込んだかね。
ひらひらと色とりどりの布地が翻る県衙内院。画面の周囲がぼやけているので、これは周翡の夢でしょうか。
走り込んできた周翡は、段九娘の後ろ姿を見ました。なぜここに、地煞が追ってきますと言った周翡に、振り返った段九娘。枯栄手に人生を賭けた、でも悟ったのは「枯」だけ「栄」は分からなかったと言います。逃げながら考えましょうと言う周翡に、段九娘は枯れた花を差し出します。その花が、見る間に生き生きと開きました。
あなたに会って分かった、時は過ぎたのね。私の時は止まっていた。
新たな世代か育っていたの、古い花が枯れ、新しい花が咲くように。
段九娘は周翡に花を渡して、歩き去りながら消えていきます。お嬢ちゃん、その花を咲かせ続けるのよ。
今のが「栄」じゃないんでしょうかねえ。気持ち的にはねえ。幻の中とは言え。
目覚めた周翡は三春客舎にいました。
既に夜で、謝允は客舎の門の上で笛を吹いています。
きっとあのまま、段九娘は亡くなってしまったんだね。でも李徵に手を引かれていったよ。
四十八寨の長老堂にいた李瑾容の元に、鳴風楼(めいふうろう)の寇丹(こうたん)が知らせに来ます。華容からの知らせだと言うんだけど。んー?変じゃない?拠点はいくつかあるのかもしれないけどさあ、あれほど地煞に蹂躙されまくってる華容なのに。
王夫人達の一行は、拠点との連絡も取っておらず、未だ行方不明だと寇丹は言います。
李瑾容は伝書鳩を飛ばし、人を増やして捜索を続けるよう指示しました。
安平軍の聞煜将軍の元には、謝允はまだ華容にいるとの報告が入っていました。でも、町は封鎖されてしまっていると。なんとしてでも若君を救出せよと言っているところへ、白先生到着の報。
第三皇子に仕える白先生かと言ったところへ、白先生と呉楚楚が。
白先生に紹介された呉楚楚を見て、聞煜将軍は、お父上は功臣だった、甘棠公(かんとうこう)に捜索を頼まれていたので、心より安堵したと言いました。白先生も、若君に護送を頼まれたので、その務めを果たせたと。
謝允を探す聞煜将軍に、白先生は、若君は既に華容を出て北に向かっているはず、宿は三春客舎のみだと言います。皇子と若君は幼少期からの盟友、行けば本当だと分かりますって。
聞煜将軍と白先生は、お互いにご高名はかねがね的に認め合ってはいるものの、微妙な間柄って感じなのでしょうかね。立場的にね。前王朝の忠臣と現王朝の忠臣みたいな。ホント安平軍ってなんなのさ?
これで呉楚楚は、今度は聞煜将軍と共に、謝允を探しつつ、四十八寨を目指すってことですね。
あの辺りの客舎はひとつのみと言われてだけあって、昼間の三春客舎は田舎ながらに賑わっています。
お菓子の屋台に、飴は売ってるか?と聞く謝允です。なんで飴?
次回はこの三春客舎で、また面倒事が起きる訳ですよっ(^ー^)m
まだまだ四十八寨にはたどり着きません。
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