あらすじ
地煞山荘に襲われたところを沖霄(ちゅうしょう)に助けられた李晟は、王夫人と仲間の死を知り自責の念に駆られる。そして四十八寨に戻ろうとしたところを半ば強引に沖霄に付き合わされ、共に霍家堡へ向かう。一方、段九娘に気を注入され内力まで封じられて苦しむ周翡は、横になったまま沖霄から贈られた「道徳経(どうとくきょう)」を読んでみた。すると書物の中に陣法と技が表されていることに気づく。記された内功を少し試すとたちまちふらつき、体内で2種類の気が戦い始める。
ドラマ公式サイトより引用
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ネタバレ感想
斉門の道長、沖霄(ちゅうしょう)に助けられた李晟(りせい)。
でもまたしても自分のせいで、しかも今度は王夫人までがその犠牲となってしまい、さすがの李晟も堪えただろうか。仲間を探しに行くと戻ろうとした李晟に、道長は手刀一発、気絶させました。
周翡(しゅうひ)は、相変わらず県衙内院(けんがないいん)で苦しんでます。
枯栄手(こえいしゅ)は、この世で最も横暴な内功心法なんだそう。学び始めたら他の武術とは、相容れないとか。それを有無を言わさず注入したんかいな。
周翡は長年他の武術の修練をしていたものの、内功は鍛えられておらず、それでは使い物にはならないと段九娘(だんきゅうじょう)。だから入れた、他のものと相容れないなら、そっちを廃せと無茶苦茶なことを言う。
自由な強者とは、文にも武にも拠るところではない、心に拠る。
以前、謝允(しゃいん)から聞いた言葉が、夢の中に出てきてるみたいね。
謝允のほうも、笛を吹き、周翡のために用意した刀を見て、思い出しています。
この人達はよく、同時に相手を思ってるなあ。
ちゅーか謝允さん、一応潜伏中なんだけど、笛なんか吹いてていいの?(^m^)
そこへ偵察してきた白先生が戻り、仇天晋(きゅうてんしん)の部下達はまだ捜索を続けていると。呉楚楚(ごそそ)も周翡も、見つかってはいないってことね。弟はどーしたー。
その頃、ようやく周翡が目覚めます。
内力が半分もないことに気付く周翡は、段九娘にしばし封じたと言われて驚きます。しばらく休んだ後、内力を廃せば、私の門下になれると言われますが、誰もそんなこと頼んじゃいなーいっ(笑)
あ、頼んじゃったのか?鍛えてくださいって言っちゃってたわ。
だけど、段九娘の言い分に怒った周翡。枯栄手がなんだ、南刀より劣る、覚えたくもないって言い放っちゃったもんだから、言い合いになり、手を出されそうになった時、宋おばさんが呼びに来ます。若様が待ってるってよ。
若様、祝県令の若様って言ったら、アイツよね。宿屋で呉楚楚に手を出そうとして、階段から落とされた、丸々したバカ様。お姉さんの忘れ形見で遺言でもあるから、大事にしてるらしいけど、どういう育て方しちゃったんだ。
さて、李晟。王夫人は道長の手で埋葬されていました。
王夫人に諫められたにも関わらず、言うことを聞かずに無茶をした自分を庇って、犠牲になってしまった王夫人と仲間達。私のせいですなんて当たり前のことを、今更言われてもねえ。
道長に、どこの門派だとトンチキな聞かれ方をして苛つき、四十八寨ですと言った李晟。
また、四十八寨かって道長。四十八寨は多くの者に会ったぞ、そのうちの一人のおなごに「道徳経」を与えたと言われ、おや?と思う李晟。だけど道長にも、おまえと同じくらいの年頃だ、武芸の腕は上だがなと言われてしまう(笑)
道長、お前は武芸であの子に及ばなくても、名門の出で義理を重んじる、私と共に斉門に来ないか、だって。えー、どこをどう見てスカウトしたんすか?たまたま丁度良かった、的な、テキトーなかほりがするんだけど?
李晟は、四十八寨に戻って報告し、罰を受けなくてはと言います。いろいろ言ってみるものの、李晟の意志は固いと見た道長は、いててててって小芝居。お前を救った時にケガをした、だってよ。
結局、李晟も痛がる恩人を捨ておけず、斉門まで送ると言わされる羽目に。
いきなり李晟の背中に乗った道長は、嬉しそうに、霍家堡(かくかほう)に行くぞ~♪李晟は馬か(笑)いや、でもそれでいい。コイツは優しく優しくしたらダメなんですよ、がっつり振り回して、使いだてしてやってください(^m^)
段九娘といい道長といい、勝手な大人達ではあるけど、まあ、結果的にはどちらも良かったってコトにはなるんだよね。
李晟もひとりでいたら、この人なりに自責の念に駆られて、そしてまたしなくていい余計なことをして更に迷惑かけてただろうし、道長に振り回されてむしろ良かったでしょ。自らの意志では何やっても、裏目に出るんだからさあ。
そして周翡も、道長から貰った「道徳経」を手にしていました。このまま華容に足止めされて、内力を廃されるよりマシだと、そこに書かれていた蜉蝣陣の内功を、少しずつ試してみるものの、すぐにふらついてしまいます。気が封じられていて、外に放とうとすると、内部で2つの気が戦い始めてしまうらしい。よく分からない←
霍家堡では、明らかにフラフラで具合の悪そうな大堡主、霍長風(かくちょうふう)の部屋を、手荒に家探しする、霍連涛(かくれんとう)の部下。そこに霍連涛も入ってきます。探し物は見つからないらしい。これはアレか、牢で童天仰(どうてんぎょう)が渡せと言っていた「慎独印(しんどくいん)」探しか。もう当人がそこに座っていても、どうせ分からないだろうみたいな大胆さ。品がないねえ。
霍長風の座っているベッドを探し始めた霍連涛は、霍長風にその手を抑えられました。意識は辛うじて残っているのかな。慎独印を渡して、安全な場所に移動しましょうとか言ってますけど、顔はどこからどう見ても悪役面です、弟よ。
そっか、霍長風も、胡天瑛(こてんえい)の毒にやられてたのかあ。ん、でもそれも弟が犯人では?
私に従えば、私が盟主となったのち、解毒薬を探しますなんて言ったら、おまえのような愚か者が武林の盟主になれる訳がない、身の程知らずめと兄ちゃん。
この言葉がまんま的を射てると思いますわ。身の程知らず。でもそういうヤツが多過ぎる。
霍長風は命を賭けて、霍家堡を守れればそれでいい、そしてこの月季花さえ側にあればと、傍らの鉢植えを見ます。
回想シーンでこの鉢に水をやっていたのは、赤い人、四象山(ししょうさん)、朱雀(しゅじゃく)主の木小喬(ぼくしょうきょう)でした。木小喬は、霍長風に対して非常に低姿勢。この人は霍長風に恩があったから、霍家堡に手を貸していたのかな。恩があるっちゅーか、まんま、慕ってる感じね。
先日、四象山、青龍主の鄭羅生(ていらせい)が刀の鞘を見せびらかし、江湖の秘宝に関わる品、水波紋(すいはもん)だと言っていた。長風様が身に着けていた印を思い出し、そのために災いに巻き込まれぬかと急ぎお伝えに来たと。
これで、四十八寨の腕輪、呉楚楚のペンダント、刀の鞘、霍家堡の慎独印と、4つ出て来ました。まだあるのかな。
霍連涛は、こんなしおれた花を理由に留まるなんてって、鉢を蹴とばします。飛んで割れた鉢の中から、あーあ、出て来ちゃったよ、慎独印。
多くの物事が複雑に絡み合っていて、我らが触れられる秘密ではない、大きな過ちを犯すぞと、縋りついて取り戻そうとする霍長風を振り払って、高笑いで去って行く霍連涛。
でもその一部始終を、ひとりの使用人が物陰から見ていました。
海天一色(かいてんいっしき)の品には皆、同じ水波紋がかたどられてて、水波紋の文様が入った海天一色の品ってことかなと思ったんだけど、ここで霍連涛は、水波紋とやらは慎独印のどこに?と言っているので、水波紋自体にも何か秘密があるんでしょうかねえ。
そこへ、道長と李晟が入ってきます。
来るのが遅いぞ、慎独印をあくどい弟に奪われてしまった、奪い返してくれと道長に頼む霍長風。私の月季花は?と探します。
回想で、霍長風に命を助けられた木小喬の、忠誠を誓う台詞が流れます。だけど霍長風はそれを受け入れず、去れと涙を流して言っているので、この花は、木小喬の象徴みたいなものだったのかな。霍家堡の大堡主としての体面的には、悪名高い四象山の朱雀主のことは受け入れられなかったけど、木小喬の気持ちは分かってるんだ、みたいな感じ?
その花に手を伸ばそうとして叶わず、霍長風はそのまま亡くなってしまいました。
霍長風を抱いて、涙する道長。でも、外から聞こえた「大荘主、霍家堡は皆、逃げたようです」の言葉に固まります。これ、地煞じゃない?大荘主って、沈天庶(しんてんしょ)じゃない?
華容の町では、相変わらず仇天晋の部下達が人探しをしている中、周翡は、道長に貰った「道徳経」からヒントを得て、瞑想中。以前魚老(ぎょろう)から、瞑想の中で修行する閉眼禅を教えて貰っていますし、イメージの中でいろいろできるんでしょう。
急に2つの気が争わなくなってきたけど、まだ枯栄手の気が強すぎて、時間がかかりそう、だって。
謝允は呉楚楚の似顔絵を描いていました。これで仇天晋を引き付けさせ、混乱させて追われるものを救うって、また白先生に化けさせるつもりかな。沈天庶にも呉楚楚にも化けられる白先生の凄さ。
白先生、次々に策を思いつきますねえって、感心してますけど、元々の才だけでなく、世間での揉まれ方が、甘ちゃん眉毛皇子とは雲泥の差な訳よっ(^ー^)m
誰もいなくなった霍家堡の中を探しまくる、沈天庶、童天仰(どうてんぎょう)達。慎独印探しでしょうが、それは既に霍連涛が持って逃げた後。そこに慌てて報告にやって来た部下が、華容に残した者達が、三荘主に皆殺しにされたと言います。
沈天庶は、部下達に霍連涛を追わせ、自分は華容に戻って、仇天晋の目的を見極めることに。
呉楚楚の似顔絵を描き上げた謝允は、それを白先生に渡します。その下の紙には、何枚か周翡を描いたものも。それを白先生に見られて、この子は土匪(どひ)だ、なんて誤魔化す謝允。ドヒって何と思ったら、土着の盗賊みたいな意味らしいよ。白先生の笑顔は、絶対信じてないよね。かなーりまっすぐな笑顔でしたものね(^m^)
謝允は、地煞は、引き取り手のいない遺体と身内のいる場所も捜索はしていないだろうと考え、普寧寺と県衙内院にあたりを付けました。おおお、素晴らしい。
その頃、周翡には寒気がきてしまい、呉楚楚は炭を探しに行こうとしています。え、宋おばさんに頼めばいいじゃないかー。
でも、使用人の恰好に着替えて取りに行こうとしたところを、バカ息子に見つかってしまい、慌てて逃げます。バカ息子、面倒だなあ、もー。
外で祝県令に会った仇天晋は、一か所、探しそびれていた場所があると、思いついてしまいました。
県令の屋敷で、住人達を集める仇天晋。探すって、住人達をわざわざ集めるような悠長なコトするのね。なんか不思議。でもそれで、バカ息子も呼ばれたために、呉楚楚もひとまず助かる。
部屋でひとり、必死の修復中の周翡のイメージの中に、李徵(りちょう)が現れました。
破雪刀の9つの形は、それぞれが自分に合ったものを選ぶらしい。李徵は無鋒(むほう)、李瑾容(りきんよう)は無匹(むひつ)。お前も選べ、1つの形に拘ることはない。体内の気に従い、自由に刀を振るえ。
いやあ、不敵な笑みがカッコ良過ぎるよ、おじいちゃん♪イメージの中の映像なので、紗がかかり過ぎてたのが残念だー。
謝允が、地煞が「変化の呉さん」を見つける頃かと思っている頃、丁度町を逃げる呉楚楚に化けた白先生と、それを追う地煞。本物はピンクとオレンジの使用人の服だったので、薄緑は白先生ですね。
その報告は、県令の屋敷にいた仇天晋にも伝えられました。
本物の呉楚楚は、地煞が来ているのを見て周翡に伝えようとしたところ、地煞、撤収。謝允の策に助けられた。でも呉楚楚は新入りと思われ、仕立て屋への用事を言いつけられてしまい、外に出ることに。
白先生呉楚楚は、物陰で追手を倒して消えていました。
いやあ、これ、映像で見てみたかったですね。呉楚楚の姿で地煞をバッタバッタやるところ(^m^)
屋敷では、侍女頭が、見慣れない新入りがいると今頃気付いて相談していたところを、バカ坊ちゃんに聞かれてしまいました。坊ちゃんはその話を仇天晋に報告。仕立て屋に急ぎます。
それを地煞の恰好をした謝允と、白先生呉楚楚が見ていました。
仕立て屋の裏口から外に逃げた呉楚楚は、町を走って逃げている自分を見ます。私に扮し、地煞を引き付けている、謝殿に違いない。察しの良い子よ。
その頃、バカ坊ちゃんは内院が怪しいと、こっそり侵入。周翡が瞑想しているところを見つけるんですが、そこにやって来た段九娘に、バシッと攻撃されてバッタリ。いやいや、叔母さん、それ大事なぼっちゃまですけどー?
謝允を探して、町を歩く呉楚楚、地煞の衣装を着た謝允と再会ー\( ̄▽ ̄)/
開口一番、周翡はっ?って聞いちゃう謝允。無事だったか、とかもナシなのよ(大笑)
県衙内院に向かうと、呉楚楚が地煞に捕まったと誤解した段九娘に襲われますが、呉楚楚が周翡の友人ですと間に入り、攻撃を止めます。失礼しましたとだけ言い、すぐに周翡の元に向かう謝允を見て、あら♪もしかして、孫婿?な段九娘。うん、当たらずとも遠からずですよ、おばあちゃん♪
いやー、なんか目まぐるしくバタバタしましたね。
でも呉楚楚、最初に張晨飛(ちょうしんひ)と逃げていた頃に比べて、随分と逞しくなっています。もともと頭のいい子のようだし、機転も利くし、こうして、ただ守られているだけじゃなくなっていくんでしょうね。
次回はようやく華容での決着がつくよー。
謝允も内力を失ってるらしいけど、ちょっとした体術で戦うよー。
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