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有翡 第7話「焼け落ちた客舎」あらすじとネタバレ感想

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有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
目次

あらすじ

周翡と呉楚楚が逗留先の客舎を離れた間に、地煞山荘が火を放ったため、客舎は全焼し大勢の犠牲者が出る。華容(かよう)に紛れ込んだ悪人を成敗し街の安全を守るためだと言うが、地煞山荘大荘主・沈天庶と三荘主・仇天晋(きゅうてんしん)が城を封鎖して客舎から逃げた者の捜査を行ったため、街は大混乱に。周翡は仇天晋の狙いが呉将軍の遺児たちだと知り、呉楚楚と共に県衙内院(けんがないいん)に身を隠すことにした。そして沈天庶の捜査の目的は仇天晋と異なり、何か別の物であることに気づく。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

「もっと大事なものを奪うヤツだと警戒される」
謝允(しゃいん)さん、そんな思わせぶりな台詞は、この子には全く刺さってないですよ。
聞いてたんだか聞いてなかったんだか、周翡(しゅうひ)は、この酒はさっぱりして口当たりがいいけど、父の作る酒には劣る、なんて言いながら、ぐいぐい飲んで、壺からっぽ。
今度は謝允も、息を飲む美しさだ、君の魅力に心奪われたよって言うんだけどもっ。だけどもっ。無反応なんだよ、周翡。だって既に、酔いつぶれ寸前だから。
で、こてんと謝允の肩に凭れて寝ます。即寝です。

謝允のほうは、ほぼ告白に近いこと言った自覚で、あ、受け入れてくれたのかなあ、みたいな照れ笑いをしてるんだけどさ。うん、違うから。言葉は多分、全く耳に入ってないから。

結局、酔いつぶれた周翡をベッドに寝かせてやって、お布団かけてやって。甲斐甲斐しいったらないわ~。そして蹴とばされるっていうね(^m^)

翌朝。街の鍛冶屋さんで、刀を見繕う謝允。
予算も言い値でOKしたら、店の主人が慌てて倉庫に取りに走ったので、かなり良いお値段だったのかな。謝允、お金は持ってるんだな。

宿でお茶飲んでる周翡は、昨日のことを覚えてない。可哀そうな謝允くん(笑)
張晨飛(ちょうしんひ)に貰った飾りは、周翡の刀には付ける場所がなさそう。ぽいっとテーブルに放ったところで、呉楚楚(ごそそ)がやって来ました。
それにしても、毎度モノの扱いの雑な子だけど、謝允に貰ったミニ木刀だけは、扱い違ったね。ペンダントにする前も、小袋に入れて持ち歩いてたし。

お腹が痛いって呉楚楚、こりゃ生理痛か。
医館に向かうことにした2人ですが、テーブルの上の飾りがまた映るんですよ。ここに置きっ放しにしたよってことね。何かあるってことね。

謝允には見つからないように、なんてこっそり出て行こうとしたのに、張晨飛のほうに見つかってしまいます。生理痛は、やっぱり男の人には言いたくないよね。でもさ、むしろ謝允のほうが、軽く察して気遣ってくれそうな気がする。張晨飛は、言いくるめるのは楽そうだけど、鈍いから面倒な気が。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
なかなか引き下がらない師兄。察しわるっ。

と思ったら、案の定だよ。しつこいよ。外は危険だってのは分かるけども。
謝允なら、離れて見守りながら、そっとついて来てくれたかもしれないのになあ。

さて、地煞山荘(ちさつさんそう)大荘主、沈天庶(しんてんしょ)。
霍家堡(かくかほう)を操るのは、第三皇子の陳子琛(ちんしちん)なのか?ならば海天一色(かいてんいっしき)は…なんて呟いてます。
そこに、三荘主、仇天晋(きゅうてんしん)に動きがあったとの知らせ。一大事ってなんだ?

医館にいた周翡も、鍛冶屋にいた謝允も、外を偵察するように飛ぶ鷹を見ていました。何か起きそうな気配。
謝允は、鷹を調教して連れているのは仇天晋だと知っています。近くにいるのか?と。

その時、急に町の人達が騒ぎ出しました。刀を抱えて戻って来た鍛冶屋の主人も、武装したよそ者が大勢やって来たって、大慌て。
逃げまどう町の人達。火事が起きたって声もしてる。謝允は、地煞の黒装束を確認。
お金を払って刀を買い、町中を急ぐ謝允の前に現れた人物が。
謝允、驚いて、白(はく)先生、と呼びましたよ。誰よ。

周翡と呉楚楚が戻って来ると、客舎はすっかり焼け落ちていました。全焼が早いなあ。
あちこちに地煞の兵がおり、近くには仇天晋もいます。
弟を心配する呉楚楚ですが、地煞がいるのを見た周翡は、ひとまず隠れることに。

そこに祝(しゅく)県令がやって来ます。あのバカ息子の父親ね。
県令は、おまえは何者だって仇天晋に向かっていくんだけど、仇天晋は「止」と彫ってある腰牌を持ってました。この県令の反応を見るに、腰牌は柱国(ちゅうこく)兪聞止(ゆぶんし)絡みかもしれませんね。だとしたら、県令は何も言えないわ。
まさかここが誰の縄張りか忘れたのか、黙って私の命に従えと言われてしまう県令。
県令は地煞の言いなり、更に宿の主人も、地煞からお金を貰っているのを周翡は見てしまいます。四十八寨の拠点だったはずの宿も、すっかり地煞に寝返っていて内通してたんだわー。

沈天庶も来ました。
沈天庶は、仇天晋の挨拶を無視して県令に向かいます。私の部下が失礼な真似をした、と。
仲の悪い大荘主と三荘主の会話で、周翡はこの騒ぎが呉楚楚達を狙ったものだと分かります。というか、ずっと地煞が狙ってたじゃん。今更、狙いは私達なの?て、ちょっとボケてやしませんか?あれ、周翡ってそれを知らなかったっけ?霍家堡の牢に行ったのは別々だったから、地煞に襲われて霍家堡を頼ったら、牢に入れられたってことは、説明されてなかったかもしれないな。
そしてどうも沈天庶は、他にも何か目的があるみたいですね。

呉楚楚を守って一緒に行動していた、四十八寨の人達の遺体が運ばれていきます。
服装から、張晨飛ではなさそう。呉楚楚の弟はどこに行ったのか。
泣き崩れる呉楚楚ですが、周翡は必ず呉楚楚を華容から逃がさないとと、決意していました。
そして、この惨状を見て、四十八寨の存在意義と、外の世界が、父、周以棠(しゅういとう)を必要としている理由がやっと分かったって思ってるよ。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
悲しみの中で決意を新たにする周翡。

仇天晋は部下から、女と子供がいないと報告を受けていました。お、弟も逃げ延びた?でも、捜索が厳しくなりそうだ。仇天晋は、県令の配下まで使って探すみたい。
地煞は町の人々に向かって、悪党を成敗するためだった、残党の捜索も進んでいるから、不審者に注意せよ、なんて叫んでいます。全く、どの口がだよ。

町の門も閉じられ移動手段もないので、捜索の手が緩むまで、ひとまず隠れ切らなくてはなりません。一体どこへと考えていた周翡に、呉楚楚は当てがある、県衙内院(けんがないいん)はどう?と言いました。県令の妻妾が住む屋敷で、地煞の盲点になりそうらしい。
周翡は、町家の間に置かれた大きな籠の中に呉楚楚を隠し、1000まで数えて待っててと言って、ひとまず地煞の動向を探りに行くことに。そこにやって来た仇天晋の部下をひとり倒し、仮面と衣装を拝借する周翡。
てかさ、既に1人が籠開けたじゃん、また来たらどうすんのーって、思うよね。大丈夫よなんて言われても、これは呉楚楚も怖いわ。

沈天庶は、仇天晋が探している呉楚楚達が見つかっていないとの報告を受け、数人の子供を探すのにこの大騒ぎを起こした仇天晋の行動は目に余ると言います。しかも今、仇天晋の部下は、沈天庶の部下の動きを妨げてもいるらしい。ヤツらは逃げた者を追い、我らは重要な人物を探すんだって。
え、沈天庶の探しているのも、人なのね。さっき口にしていた、第三皇子のことでしょうか。

呉楚楚が900を数えた頃、周翡が地煞の衣装をもう一組持って帰ってきます。確かに県衙内院の周辺には、見張りがいなかったらしい。呉楚楚も着替えて、夜に紛れて県衙内院に向かいます。

その頃、謝允は、白先生とどこかの隠れ家みたいなところに向かっていました。
てか、会ったの日中の騒ぎが起きた時だよね、今まで何してたん?話を聞いてたんか?
中に入ると、第三皇子がいました。眉毛ー。
謝允は腕利きの配下を貸して欲しいと言うんですけど、第三皇子は、今、外に出るのは危険だから、白先生に探らせようって言うんだよね。皇子、腕を掴んでも、外に出さない気です。
謝允は内心、分かっている、内力を失った私に一体何ができるって言ってる。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
えいっ、阻止っ。

謝允が軽功だけを使って、戦わずに飄々としていたのは、何らかの理由で元々の内力を失ってしまったから。本来ならばそれなりに使えた人なのでは?ってことかな。で、謝允の秘密なのであろうそれを、この第三皇子は知っている。
それと、謝允は第三皇子にタメ口がきける、むしろ、皇子のほうが謝允に丁寧語を使う、そういう関係性ってことですな。

周翡が仇天晋の部下を倒して、衣装と令牌を奪ったことが、仇天晋に報告されちゃいました。意外と地煞、きちんと統制してんだね。
宿の主人は、呉費将軍の子供達の一行には、四十八寨の当主の娘、周翡がいたと喋っちゃってます。李瑾容(りきんよう)から直々に鍛えられた手練れだって。
仇天晋は、部下達を集めて令牌を確認するつもりのよう。いつまでも地煞のカッコしてないで、早く県衙内院に入らないとー。

その頃、謝允は第三皇子の元でお茶してました←
父君はお元気か?
元気にしています、ただ、先帝はどこにいるかと、父はいつも身を案じています。
いつか会いに行って、詫びを言うよ。

はい、謝允の素性が明らかになりましたー。
謝允は、前王朝の皇帝だった人なんだな。

ここ、ちょっと調べてみましたよ。
モデルになっているのは、南朝の「梁」と次の「陳」です。
梁から陳へは、陳霸先という人が、先代の敬帝を擁立して傀儡皇帝とし、そのまま禅譲。でも、それを認めなかった将軍王琳は、梁の復興を図り、北斉の人質になっていた蕭荘という敬帝の甥の少年を、返還して貰って担ぎ上げ、陳と争います。でも2年ほどで、隙を見て攻撃してきた北周に王琳が破れ、蕭荘も北斉に亡命。南朝の正統を主張する陳に対して、北斉は蕭荘を梁王に封じてバックアップするのですが、その北斉も北周によって滅亡してしまい、梁の復興はなりませんでした。
ただ蕭荘とは別に、後梁ってのも違う場所にできていて、その後もう少し続いていたりとかね、梁から陳に代わる際のごちゃごちゃは色々あったようなんですよ。

先に出て来た王麟将軍というのは、この王琳がモデルでしょう。謝允のモデルは蕭荘かな。
この蕭荘って人は、7歳で祖父の元帝が西魏に討たれた時、民家に隠れて難を逃れたのを王琳に救出されて建康(今の南京)に送り返されたり、叔父の敬帝が即位すると、8才で人質として北斉に送られたり、10才で呼び戻されて皇帝にされたり(正史では皇帝扱いではない)、12才でまた北斉に亡命したりと、運命に翻弄された散々な少年期を送っています。

ドラマでは、陳の皇帝一族と、梁の最後の皇帝、謝允との関係は、悪いものではない感じなので、そこは物語の設定なんでしょう。ただそこら辺のベースとなる説明が余りないので、もう少しドラマが進んでいくと、なんで前王朝の皇帝と現王朝の第三皇子がこんなに仲良くて、将軍達はいつまでも謝允を皇帝扱いすんの?と思うのよ。お話が進んでいくにつれ、徐々に分かってくる謝允の過去は、蕭荘同様、戦禍にまみれた悲惨な少年期です。

でもま、だからこそ謝允は、身分を隠して放浪しているんでしょう。自分が表に姿を現してしまうと、意に反して、梁時代の将軍や忠臣達が、自分を擁立しようとしちゃうから。
王麟将軍との関係から察した周以棠にも認めなかったし、聞煜(ぶんいく)将軍が四十八寨に来た時も、隠れていたのは、そういうことね。
だからここでの、政には関わりたくない、自由な暮らしが性に合っているという台詞になる、と。

でも、そんな貧しい暮らしでも?って言う、眉毛。まー、失礼なボンだなっ(-”-)
アンタら一族にも、余計な面倒かけたくないって思ってるのが分からんのか?

そこへ白先生が戻ってきます。
白先生は、謝允を蕭川(しょうせん)様と呼びました。それが本当の名前なんですね。謝允は、今は謝允と呼んでくれって言ってるけど。

白先生が本日の出来事をまとめてくれてます。
仇天晋が客舎を襲撃、客舎側が抵抗するも、多勢に無勢。女子供もいたため、強引な脱出はせず客舎に立てこもったが、仇天晋は灯油を撒いて火を放った。
白先生は、焼け跡に残っていたものをいくつか拾ってきていました。
その中から謝允が見つけてしまったのは、周翡が宿に置きっ放しにしたあの飾りのギョク。
まさか周翡、犠牲になっちゃったの?と思う謝允の表情。

だけど周翡は、県衙内院に到着してましたよー。間に合ったなー。見張りはなく、住人も2人だけと調べていた周翡。塀を乗り越えて侵入します。呉楚楚がよく乗り越えられたよね(^m^)

中庭に、色とりどりの布のぶら下がっていたりブランコがあったりと、不思議な雰囲気の県衙内院。2人は倉庫のような場所に、身を隠していました。
外では、食事を運んできた多分県令のところの使用人と、県衙内院の使用人の女性が話していて、いつの間に出て来たのか、ここの主の女性も。でもこのお妾さん、なんとなく不思議。精神的に何かある感じ。でも彼女は家に入ろうとして、周翡達の隠れている倉庫のほうをじいっと見てるんですよ。気配を感じたのかもしれません。だとするとこの人も、ただ者ではない。

謝允のほうは、白先生が華容の地図を持っていて、それを見ながら状況整理。
でも地煞側も兵が何人も殺されていて、やった相手は今のところ不明だと。
それを聞けば謝允は、それほどの凄腕が華容にいるのか、いや、もしかしたら周翡じゃないか、きっと無事なんじゃないか、逃げる際、隠れる際に地煞の兵を倒したんじゃないかの可能性を思うよね。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
ここから謝允の推理炸裂。

兵達が、町中を告知しながら歩いています。
昨日の賊は、既に捕え刑に処した。だが残党が潜んでいる。密告者には褒美を出す。

周翡もそれを聞いていました。
呉楚楚は弟を心配します。

実は弟さあ、ここからすっかり存在を忘れ去られたみたいにいなくなっちゃうんですよ。死んだとも、逃げおおせたとも、情報もなく。可能性として、いつか弟を探すために、みたいな台詞は後であったと思うんだけど。扱いが気の毒だ…
でも、戦のあった時代では、こういうことも珍しくはなかったんでしょうけどねえ。

謝允は言います。
よそ者なら、地煞の話を真に受け、焼死した者が自分達の敵だと考える。無実の客まで犠牲になり、民たちの怒りを買うのも構わず、こんな大胆な暴挙に出たのは、きっと黒幕がいるから。更に民の怒りを煽るような情報を告げて歩くのは、まだ尋ね人を捕まえていないから。何を根拠に、逃げた者がいると確信しているのか。
もしかしたら仇天晋が探しているのは、人ではなく物ではないか。

そしておそらくそれは、海天一色の品だと内心確信する謝允です。
それを持つ者の側には、手練れの守り人がいる。
張晨飛なら呉楚楚の弟を、周翡なら呉楚楚を守って客舎を逃げ出した筈。
つまり、生きている。

呉楚楚と周翡も、その可能性に行き着いていました。
周翡は、呉費将軍から預かったものがあるかと聞きます。呉楚楚はあのペンダントに手をやりました。これが狙いなのだろうかと思う2人。海天一色の云々をまだ知らないもんねえ。周翡はあのブレスレットを持っているはずだけど、そういえば身に着けてはいないのかな。いつも手首は出てない衣装だから見えないんだよね。

その時、庭のブランコに乗ったお妾さんが、歌を歌っているのが聞こえてきます。彼女は布の間を踊りながら歌い出しました。ちょっとした舞台ですね。
この方、三国機密の任紅昌(じんこうしょう)役だった方なんだけど、あちらは絶世の美女、こちらは少し老け役だけど、こういう演出だとそれでも美しさは隠せないなあ。
子供帰りっぽい精神状態みたいなのは、わざとなんだろうか、それとも本当にメンタルの病なんでしょうか。

次回は、ちょっとショックな張晨飛の行方。

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