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有翡 第1話「山奥の四十八寨(しじゅうはちさい)」あらすじとネタバレ感想

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有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
目次

あらすじ

時は南北朝時代。南刀(なんとう)こと李徵(りちょう)は48門派の者と共に、山中に四十八寨(しじゅうはちさい)を築いた。李徵亡きあとは娘の李瑾容(りきんよう)が当主を務め、その娘で義侠心溢れる性格の周翡(しゅうひ)は武芸の修練に励んでいた。そんなある日、謎の青年・謝允(しゃいん)が砦(とりで)の固い守りを見事な軽功(けいこう)で突破し侵入する。彼を取り逃し責められる周翡を見た李晟(りせい)は、悔しさから山を下りることを決意。引き止めに行った周翡は、李晟と共に洗墨(せんぼく)江に張り巡らされた仕掛けで窮地に陥るが、目の前に謝允が現れて…。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

戦火が絶えず民衆が疲弊した時代。
南刀と呼ばれた李徵(りちょう)は人々を救うために、湖湘の山中に塞を築きます。
この創始者李徵さんが、めっちゃくちゃカッコいいんですが、まあ、それは後にして。

江湖の48門派を集結したので、そこは四十八寨と呼ばれ、優秀な修行者の育成にも一役買い、有名になっていました。四十八寨の警備は厳重で、険しい崖や間に流れる洗墨江(せんぼくこう)という川にも守られ、更に洗墨江には精巧な仕掛けも施されており、容易には入れません。

そんな四十八寨で生まれ育ったのが、李徵の孫である、主人公の周翡(しゅうひ)、李晟(りせい)、李妍(りけん)。周翡は現当主、李瑾容(りきんよう)と周以棠(しゅういとう)の娘。李晟と李妍は、四十八寨を守るために10年前に亡くなった李瑾容の弟、李瑾鋒(りきんほう)の子で、周翡の従兄妹。

元々四十八寨は李瑾鋒が継ぐはずだったのが、亡くなってしまったために姉の李瑾容が継いでいます。でも次期当主にと考えている李晟の武芸の腕が、現時点で全く周翡には及びません。李晟もそれなりに強く、四十八寨の若手達には負けないんだけど、要するに、周翡が飛びぬけてるんですね。

ドラマでは語られてないですが、この時点では周翡は13才くらいの設定らしいんですよ。
画面見てると、すっかり出来上がってる大人の顔のみなさんなので、ん?と思わされる本人達の子供っぽい応対も、周囲の大人達の過保護な対応もあるんですが、3人共だいたい中学生くらいだぞと、一生懸命脳内変換しました(^m^)
とはいっても、四十八寨、がっつり世間を遮断して守り過ぎてるせいで、中の子供達はかなり井の中の蛙です。

そんな訳で冒頭から、みんなと腕比べをしていた李晟が、周翡に突っかかって持っていたお酒の甕を割り、怒らせて剣を抜かせます。でも、鼻先に刃を突き付けられて、相打ちにしてあげると言われてしまうっていうね。
自分が悪いクセに、プライドの高いぼったんは、こういうのも我慢ならんのかな。先生とやらへ、何か悪戯したらしいのも李晟の仕業みたいなんだけど、周翡に指摘されてもとぼけてるし。
李晟は、立場と周囲の期待と己の力量のアンバランスにジタバタしているのに対して、周翡は多分苛烈な面もありながら同時に、酷く冷静である子のように見えます。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
ぐぬぬぬぬぬ。

その頃、洗墨江に侵入者が。
侵入者は、木の葉を撒いて仕掛けの位置を確認し、牽機線(けんきせん)の上に落ちた葉の上を、軽功で軽々と渡って入り込みました。
洗墨江を守っている魚老(ぎょろう)が、狼煙を上げます。

当主、李瑾容(りきんよう)は、馬吉利(ばきつり)に警備の強化を指示して出動、李晟達の腕比べを眺めていた張晨飛(ちょうしんひ)も、李晟に門の外の偵察を指示して、様子を見に行きます。

周翡も洗墨江へ様子を見に走るのですが、お前には関係ないと李晟に止められてしまいます。この台詞がちょっと気になったんですよ。関係ない訳なかろう?警備は男の役目だとか、そっちですかね。そもそも自分より強い周翡のことが気に入らないというのが、ベースにあった上での。

その時、林の中から鳥たちが一斉に羽ばたきました。侵入者は林に入り込んだのでしょう。
周翡は李晟を蹴とばして「禁林」の方向に走って行きます。
そこにも牽機線は張られていて、周翡に止められなければ、李晟は罠にかかって切り裂かれていたってのに、エラそだな、おい。

禁林の外にも仕掛けがあるとは思っていなかった李晟と、今更、何驚いてんのっていう周翡。牽機線を操れるのは鳴風楼(めいふうろう)の者だけなんだぞ?牽機線は刀より鋭いっていうのが、なんの言い訳になるのか、私には全く分からない。その程度、予測済みの人に助けられているのに。自分のマヌケさ強調だよ。ドラマとしては、牽機線の解説になってますけど。
そんな牽機線についての蘊蓄を語っている李晟を置いて、周翡は侵入者を探しに行ってしまってます。相手する時間も惜しいでしょ、侵入者追ってるって時に。

洗墨江では、李瑾容が魚老から話を聞いていました。
木の葉を頼りに牽機線、牽機石を伝って侵入した、かなりの腕前の軽功の使い手。ただ者ではない。

周翡はどうやら侵入者の近くにいる模様。
でも林の中は、あちこちに牽機線。その隙間をそーっと抜け出た周翡は、黒装束の侵入者を見つけて追うんですが、あわや牽機線を避けられないっとなった時、侵入者は周翡を助けてくれました。

何者なの、なぜ四十八寨に侵入する?
姓は謝、字は霉霉(ばいばい)、号は楽天居士だ。

どこまで本当なんだ?霉はカビのことみたいですよ?
それにしても、めちゃ早口で軽ぅく言ってたなあ。そういうキャラね。

丁度逃げた先に李晟がいたようで、周翡は捕まえるよう叫びますが、李晟もまた、あわや牽機線っ!となり、そこに現れた寇丹(こうたん 鳴風楼掌門)に助けられます。

あと一息だった、でも禁林の警備を固めれば入って来ないさ。
この李晟の台詞、なるほどねぇと思いました。コイツは根本のところが甘い上、見栄っ張り。何があと一息だ。自分を誤魔化すようなこと言っても何の意味もない。
だけどあの侵入者は、周翡の顔が牽機線でズタズタになるところを、間一髪助けてくれているのです。そりゃ、周翡の心境は複雑で、厳しい顔にもなるわな。

長老堂に呼ばれた周翡と李晟。李瑾容の傍らには、馬吉利と寇丹。
賊を取り逃がしたのかと聞かれ、李晟は自分のせいだと言います。周翡も、私は追いついたのにと言いかけると、李瑾容は弁解は聞かないとピシャリ。なぜ怒っているのかと聞いた周翡に、李瑾容は、先生に謝罪もせず勝手なことをしたからだと。
それは李晟だよ?なぜ何も聞かずに娘だけを怒る?

ここのシーンは見ていて、この理不尽さをどうしようと思いました。
もしこの当主が、万事この調子だったのなら、この人は何か盛大にはき違えているなと。そういう意味では、父親の作った四十八寨の当主という立場は、この人には荷が重いのでしょう。器ではない。でも他にやれる人がいない。それもまた悲劇なのかもね。

罰を言いつけられ、憤懣やる方なく歩く周翡を追う李晟。
ああ、やっぱりそうか、女子は家で大人しくしているべきだって言ってるよ。
女当主の元で育って、なんでそういう台詞が出てくるのやら。同じ話を当主にして女らしくさせられたら、私も従うという周翡。李晟は、跡継ぎが亡くなったから仕方なく当主になったんだ、お前には分からない苦労だと言います。クズ男にも無縁の苦労ねと言い返す周翡。うは、こっちも容赦ないな。
でも李晟の言葉は、根本のところで当主をバカにしている。そういう、言葉で表には出てこない人々の心の奥深くの感情を払拭すべくの厳しさなのかもしれませんけど、公平に見えないやり方は、悪手としか思えないよ、当主。

長老堂に戻った李晟は、周以棠と李瑾容が話しているのを聞いてしまいます。
周以棠は、親の心子知らずとはよく言ったって言ってるんだけど、正直なところ、全部見ても私は、李瑾容の娘に対する親心は、よく分かりませんでした。なんでもかんでも李晟を庇って娘にきつく当たるのは、周翡にとっても李晟にとっても悪影響しか及ぼさないのに。

李瑾容は、李晟の半分でも周翡が素直だったらとか言ってますけど。や、李晟、素直ですか?当主にはそんなふうに見せて上手く立ち回ってるけど、かなりひねくれてますよ?分かり易いところだけ、最初に自分のせいですと罪を被る言い方をして、周翡が濡れ衣で叱られても、すぐ白状しないよ?周翡は口下手なんでしょう、説明も苦手で、更に頭ごなしに叱られて言いたいことも言えず、仕方なく我慢して罪を被ってるから、態度が反抗的になるんですよ?

周以棠は、周翡は口では強がりを言うけど分別はあるから心配するなと。
そう言われた時、口元に浮かべた笑みを、娘にも見せてやったことはあるのだろうか。旦那にだけは素直なんだね、この人も。じゃあ、周翡の強がりは母親似、冷静さは父親似か。なら娘の話を聞いてやって、認めるところは認めてやるだけじゃん、本人がちゃんとそれと分かるように。

そこで周以棠は、心配なのは李晟だと言いました。
李瑾容は李晟を次期当主にと思っているようですが、武芸の腕が低いから時間がかかると。李晟は集中力がないみたい。少しの気の迷いで、道を誤るかもと。
ああ、分かる。この短い時間見ただけでも、周翡ができたなら俺だってとか、おまえは出しゃばるなとか、常に競ってましたよね。やるべきことに集中できていない証拠なんだよね、こういうの。切磋琢磨できる好敵手ってのとは違うんだよなあ。甘やかしすぎたんじゃない?

それを聞いてしまった李晟はですね、早速、気が迷いましたとさ~、分かりやすうっ(大笑)
もーね、最初の頃は、わーい、一博くんが出た~♪も少なめなので、李瑾容と李晟にムカつくだけムカついてたんですよー(^m^)
謝霉霉(偽名)は、警備が厳しくなっちゃって、未だ林の中に潜伏中ですしね。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
ぬん。さてどうすっかー。

やってきた李妍に、四十八寨を出て行くという李晟。
何をどう考えたらこの結論になるのか分かりません、俺ひとりいなくなったって誰も困らないというのは。次期当主に育てたいと現当主は言っているのに。だけど、腕がイマイチだから、育てるのに時間がかかる。腕がイマイチに腐ったのでしょうが、なら、なぜ一心不乱に努力しない?なんで、俺なんかどーせって、甘ったれるんだ?

洗墨江から出て行くんですって。これもさ、洗墨江の仕掛けを破って入ってきた人がいたからでしょ。また他人の影響を受けただけ。四十八寨にとっては賊だけど、その域になるまでにどれだけの訓練をして身に着けてきたかとか、全く想像ができない浅はかさ。
兄上には無理よと言われ、試す価値はあると強がる李晟。試す価値どころか、ただの自殺行為。そして多分、周翡がまた巻き込まれるのね。自業自得で死ぬならそれもいいでしょって話だから、ほっときゃいいのに、助けようとするのよ、あの子も。

騒いで人を呼ぼうとした李妍を縛って、李晟は抜け出していきました。李妍は縛られたまま飛びながら、周翡に助けを求めます。李晟が洗墨江を渡る気だと聞いて、急いで向かう周翡。ほらみろ。

崖の上で、木に縄を結び付けて準備をしている李晟のところに来た周翡。邪魔するなと言われて、こんな時にまた問題を起こして、邪魔してるのはアンタだろと。
李晟は、おまえは英雄として四十八寨を救えばいい、だってさ。ねえ、伯母!コイツのどこが素直なんですか?

おまえは実の子だから厳しくされる。中途半端な跡継ぎなど、御免だ。
川の向こうの世界には大勢の猛者がいる、俺も偉業を成すため努力している。

焦りと嫉妬ですねえ。とりあえず自分が甘やかされてるのは分かってんだ。でも洗墨江のカラクリで自滅しちゃったら、元も子もないっすよ?周翡がそれを聞いて、ニヤッと笑ったのが可笑しかったな。何が偉業だよ、何が努力だよ。やっぱり本気でバカにしてたのかもしんない(^m^)

そんな騒ぎを、木の上で寝ていた謝霉霉、聞いてましたねえ。
でも関係ないしな、傍観の構え。

川の様子が変だと周翡は気付き、仕方なく蔦の蔓を使って下に降りることに。
バカがやらかすせいで、命の危険ってのは笑い話にもなりません。エラそうなこといって、石をいくつか飛んだだけで牽機線にガンガン襲われ、1分も持たずに周翡に助けられるんですもん。
謝霉霉くんは、表が出たら助けてやろうってコイントスしたけど、指の間に縦に挟まっちゃったから、未だ傍観。

その頃、魚老はいつもの江心亭にいませんでした。李瑾容が尋ねて行くと、これは罠だと魚老。ずっと監視してると賊は出てこないから、仕掛けを全て起動させて、川を離れたんだそう。
本当に周翡じゃないけど、よりによってこんな時に、李晟のバカめ。

でもさすがにね、命の危険も顧みず助けに来た周翡を見て、少しだけ、ほんの少しだけ反省したのかな、すまない、誤解してた、お前を死なせたくない、だと。とはいえ、まだまだやらかすんだぞ、この男は。
アンタのせいで殺されるとは思わない、私は自ら望んで下りて来たっていう周翡のほうが、遥かにオトコマエ。でもこの人の場合はまた、洗墨江のカラクリを見てみたい破ってみたいっていう密かな野望を持ってたっぽいよね。

周翡が李晟に、逃げろ、悪党は私が殺すと伝えてと言う声を聞き、謝霉霉もあの子か!?と動きました。木の葉を撒いて牽機線を渡って周翡を助け、私を殺す気なら先に死ぬな♪
こんな状況でも、李晟や周翡への応答が余裕で軽い(^m^)

その時、ゴトゴトと更なる仕掛けが動く音が。
仕掛けの核らしい。逃げろと言われて、方向を聞く李晟に、今度はコインを投げた謝霉霉は、牽機線に当たる音を聞いて、庚から坤へと言います。周翡はチンプンカンプンな顔をしてますが、李晟はこの手の知識は持っていたみたい、西南西の方角だと分かり、その方角に逃げます。それもひとりで。周翡、置き去り。方角も教えない。
悪党を信じたの?っていう周翡に、悪党でも腕が立つ、だそうな。

2人は安全な場所に立ち、ひとりで牽機線と戦う周翡は、水に落ちたりしてるんですが、濡れた姿を見て、謝霉霉、水草の精だな♪て、あんた。
方角が変わって、今度は戌から乾だって言うんだけど、周翡にはそれが分かりません。八卦と十二支を合わせたものみたいだけど、分からんよなあ。
謝霉霉は周翡の元に飛んで、刀を一緒に持って庇いながら戦ってくれてるのに、アホの李晟は自分だけ安全なところから、周翡から離れろとか、まあた的外れなことを。離れたら死ぬよ?アンタのせいで。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
外野がなんか言ってる?聞こえなーい。

その頃、ようやく魚老が、そろそろ仕掛けを止めるかぁなんて言ってます。
それを李瑾容が引き留めて、10年前と同じ質問をしました。
李家が死守するものは何ですか?
え、当主が知らんのか?あ、予定外に当主になってしまって、秘密を明かされてないの?

そこへ、まだ縛られたままの李妍が。
兄上と周翡が洗墨江を渡るってと、まあた、誤解されるような言い方を。
李晟が渡ると出て行ったのを、周翡は助けに行ったんだよっ。この母親はまた、娘に辛く当たるよ。

相当に危なかったところを、魚老が間に合い、牽機線は落ちていきます。
その時、周翡は飛んできた李瑾容に引っ張られて謝霉霉から離されました。
娘を見るこの母の顔。心配もしたんでしょうが、その色が表情に全く出ていない。

川岸に揃ったみなさん。
魚老は李晟と周翡を叱り、次に謝霉霉の軽功を褒めます。謝霉霉の応対を見れば、単なる賊ではないことも分かるのでしょうが。そこは当主にお任せね。
顔もいいって言った時、周翡はケッてな感じで笑いましたけど、庇われてる時、横顔にみとれてた瞬間が映ってましたよ~(^m^)

そしてここでも李晟は、自分のせいだと、周翡は助けに来てくれたのだと、言わないんですよ。どこが素直な子だってんだよ、本当に。

李瑾容に聞かれ、ようやく謝允(しゃいん)は名乗ります。でもそこにいる周翡の母親が当主だとは気付いていないけど。周翡は、見て見ぬふりもできたのに、私達を救ってくれた命の恩人だと言いますが、まあ、黙れ、一発だよね。
謝允が四十八寨に来た理由は、甘棠公(かんとうこう)への手紙を頼まれたため。甘棠公というのは、周翡の父親、周以棠のこと。
これで、李瑾容にとっては更に謝允は招かれざる客。夫を連れ去るのだろう手紙だと、気付いたんでしょうね。それは多分仕方のないこと、だけど面白くない。その上、昔、諍いのあった相手からの手紙な訳で、その相手を主と呼ぶ謝允が更に気に入らないってな。

それにしてもさあ、周翡が謝允を逃がすために李晟を叩いて、一応李晟もそれに乗って演技してくれた時の、李晟への李瑾容の心配の仕方は異常でしたね。なんだこの人、気持ち悪い。娘にはあんな冷たい顔して無言で睨みつけたのに。

そして周翡は、賊を逃がしたとして罰を受けていました。周りでそれぞれ掌門や長老が見ているから、娘だからって引く訳にはいかないのでしょうが、これは罰というよりリンチ風味。
謝允は洗墨江で私と李晟の命を助けた(だからその恩を返しただけのこと)。だって私には祖父と同じ英雄の血が流れている。
そう言った周翡に、10年前の惨劇を忘れたのかと李瑾容。

ここで回想シーンですが。どうやら「海天一色」とやらの品、周翡がしていたブレスレットを狙って、地煞(ちさつ)山荘が四十八寨を襲って周翡を攫い、連れ去ろうとしたのね。でも幼い周翡が暗器みたいなので、相手の片目を刺し、その隙に李瑾鋒に助けられた。
ここでは結末までの映像は流れませんでしたが、李瑾容は惨劇と言っているので、周翡を助けて、李瑾鋒は、そこにいた沈天庶(しんてんしょ)の刃に倒れたんだろうな、これは。

だとしたら、李瑾容は実の娘の周翡を、心のどこかで憎んでやしませんか?自分でも気付いていないところで。
表向きは掟だとか躾のためとか、娘だからって特別扱いはしない態度を周囲に示すために、必要以上に厳しくしているだとか、実力のある娘が図に乗らないようにだとか、そういうテイなのでしょうし、四十八寨という大きな組織が自分の肩に乗っているという重圧は、計り知れないものでもあるのでしょうが。いくら周翡を助けたせいで父親が亡くなっている負い目があるとはいえ、片や、李晟をずぶずぶに甘やかして、しょーもないガキに育てちゃっているので、もうそういうものの範疇を越えている気がします。

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