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慶余年 第41話「秘密を探れ」あらすじとネタバレ感想

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慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
目次

あらすじ

慶(けい)帝の目的は范閑(ファン・シエン)を通して肖恩(シャオ・エン)の秘密を探ることだった。范閑を自分の孫と信じる肖恩なら秘密を打ち明けるだろうと思ってのことだが、長い時をかけてそう信じ込ませたのは陳萍萍(チェン・ピンピン)だった。范建(ファン・ジエン)は慶帝による危険な賭けに戸惑っていた。その頃、肖恩は秘密について語り始めていた。それは北の果てにある神廟(しんびょう)のことだった。

(c)Tencent Pictures Culture Media Company Limited/(c)New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.

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ネタバレ感想

さあて、引っ張って引っ張って引っ張ってきた(言い方)、肖恩(シャオエン)の秘密がようやくー。
それ前に、太平別院での3人ね。

陛下を責める范建(ファンジェン)に陳萍萍(チェンピンピン)は、これも肖恩から秘密を聞き出すためだと言います。パパは今まで口を閉ざしてきた肖恩が、范閑に話すとは思えないって言うんだけど、院長は、いや、話す、と。

はい、范閑と肖恩。
止血をしてやった范閑に、肖恩は、運命のいたずらとは実に面白いと笑いました。
秘密を聞き出すために肖恩を救出し、上杉虎(シャンシャンフー)を騙してしまったので、また駒として使うつもりだったと聞いた肖恩は、知謀があり果敢、そして残忍、若くして前途は際限がないと、范閑を褒めまくり。
でも秘密は諦めるよと言った范閑。
無駄骨だった、狼桃(ランタオ)の一撃でもう肖恩は、死んでしまうからと。

ならば、例の秘密を教えてやろう。
は?ってなってる范閑に構わず話し出そうとする肖恩に、逆に范閑が慌てる(笑)
なんで俺に教えるんだと。
肖恩は死を間近にして、秘密を墓まで持って行きたくないのかもって言うんだけど、范閑は、それなら鑑査院で白状してただろと。確かにそうだ。
肖恩は、国に帰ったからかもしれない、もしくは、助けらけて感動したって。
范閑は、アンタはそんなタマじゃない、俺と同じような人間だから分かると言います。現実的で容赦がなく、残忍だと。
肖恩は、実に的確だ、似た者同士だと認め、澹州で育った范閑の出自を聞き始めました。
肖恩は范建のことも知ってたのね、陳萍萍と親しかったてことも。
隠し子だったから澹州で育てられたと聞き、母親の顔は見ていないと聞き、母親は殺されたことを知っているかと言います。更に、范建は実の父親ではなく、父親は大昔に死んでいると。

おまえの父親は俺の息子、お前は俺の孫だ。

にわかには信じられない范閑。そりゃそーだ。
ま、葉軽眉(イエチンメイ)が母親だと知っている范閑は、内心では、何言っちゃってんの、この人…と思ってはいるけどさ。
でもこれが、陛下と院長が長い時間をかけて仕組んだ罠だったんですよ。
親族がみな殺されてしまった肖恩に、范閑が唯一、生き残った肉親だと思い込ませれば、肖恩は范閑にだけは秘密を吐くだろうっていう。

そして太平別院でも、その企みは范建の知るところとなりました。
ここから、肖恩の告白と太平別院の話が交互になって、その計画が語られます。
殺された肖恩の息子は、結婚前に妓楼の女を身請けしていて、その女性は妊娠してたんだけど、厳格だった肖恩に別れさせられ、家柄のいい令嬢と結婚させられちゃったんですってよ。

肖恩は、本来捨てた女は始末するけど、妊娠していたから外に隠し、子供が生まれてからどうしようか決めようとしていたところ、捕まってしまったらしい。
その子供が唯一の希望だった肖恩は、そのために生きようとした。だけど子供のことを陳萍萍に気付かれて、牢の中で小出しに情報を与えられて脅されてたんだってさ。それでも黙っていたのは、話さなければ孫は殺されないと思ったから。

陳萍萍も当初は、孫の話を使って吐かせようとしたけど、陛下はもっと先を読んでいたんだって。最も残酷なのは希望なんだと。
脅しでは軟化しない肖恩に、陛下の命通りに院長は告げたんだそう。
子供は慶国人として養い、北斉を心底憎む戦士に育て上げる、成長後、その子の手で肖恩の希望を潰す。
その残酷さはお前らしいなと言った范建。
だからこそ、肖恩も信じてしまったらしい。何年もかけて小出しにされて情報を。
しかも院長は、澹州という言葉は使っていなかった。むしろ言わずに自ら推測させたほうが、肖恩みたいに疑い深く頭の切れる人物には真実味が増すから。賢い人間は己を過信し、自ら導き出した答えを疑わないから。

慶余年
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案の定、肖恩も、当時各地の情報に詳しかったから、内容から地理的に推測して確信したと言ってます。
だけど確定できたそぶりは見せなかったんですと。
年齢が合うこと、自分を斉国に帰したこと、陳萍萍が本当に味方なら黒騎を撤収させないこと。
鑑査院なら上杉虎の介入は予測できるのに、危険な局面を范閑ひとりに任せたのは、肖恩の手で范閑を殺させたいからだと。

辻褄が合わないと言った范閑に肖恩は言います。
俺を殺すよう指示を受けていないか?
范閑の表情で納得した肖恩は、どちらがどちらを殺してもいい、肖恩が范閑を殺せば、その時、陳萍萍は肖恩に、自分の手で唯一の血脈を断ったと言うつもりだったんだろうと。

太平別院では范建パパが、それならなぜ確固たる証拠を準備しないんだと怒ってます。
でも証拠がないのが、陛下の策の節妙なところなんだってよ。証拠が多ければ多いほど、肖恩は疑うから。矛盾があるほど、范閑を孫だと信じてしまう。
見事な手腕だとパパ。陛下は、人心を用いて戦となす、これぞ最も相手を震撼させる、と。
んまー、一番のクソ狐は皇帝だったなー。それでも自分でシナリオ書いといて、范閑を心配しちゃうんだけどな(^m^)

だから肖恩は上杉虎から范閑を守ったんだけど、その時は言わなかったのは、こんな話、信じるとは思わなかったから。だけど今話すのは、死を間近にして真相は伝えておきたいと思ったから。
陳萍萍は一度恨んだら一生忘れないから、脚を奪った自分への恨みのためだと肖恩は言うんだけど。

でも当の院長は、自分がそう認識されていることを知っていて、逆手にとっていました。自分が肖恩を捕え、その家族を殺したのが先だから、脚を失ったのはお互い様、肖恩本人への恨みはないんだって。
范建パパは、それでも、生まれたばかりの范閑を駒にしたと言います。
賢い男を騙すには長い時間を要すると言う陛下にも、万が一を考えたことはあるのかと。
院長も、黒騎がいれば肖恩は信じないと言うんだけど、范建は、つまり范閑の命で賭けに出たのかって怒る怒る。
それには皇帝も怒り、いい加減にしろと怒鳴って行ってしまいました。

范建は院長に、葉軽眉の息子なのだぞと言います。
院長は、肖恩の秘密が何か知っているかと。
そっか、そこはパパだけが知らなかったのか。

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さて肖恩もその話に。
秘密は、ある場所とある人物のこと。
神廟の神話。
誰も行ったことがないと言われるそこに、肖恩は行ったことがあるんだって。
肖恩は、荘墨韓(ジュアンモーハン)の話から始めます。

兄は若くして名を挙げた文壇の大家。かたや肖恩はほぼ無名で、役職があっても兄の七光りと思われていたから、それに納得がいかずに、荘姓ではなく母方の肖姓を名乗り、功績を求めてたんだそう。
当時先帝は不老不死の術を探していて、その手がかりが、はるか北にある神廟にあると掴んだ。
千人の部隊を率いて神廟を捜しに出たのが、肖恩と苦荷(クーホー)だったんですと。
ここで出たか、苦荷。

当時の苦荷は大宗師ではなく、神仙に魅せられて神廟に傾倒していた、皇室の縁者。先帝は苦荷の長兄なんだけど、苦荷自身は、大義だけは掲げても、皇帝の座には興味がない人だった。
そういや前回、狼桃に、大義を掲げて裏であくどい真似をするって言ってたね。
この神廟捜索隊で、2人には決定的な亀裂ができたってことなんだな。

北上を続けた捜索隊は、前人未到の極地に入り、隊員達が次々に倒れていった。
一面の雪景色の中、食料も尽き、結局、生き残ったのは肖恩と苦荷だけ。

極限の状態の中、もう殺し合うしかない状況になった時、天の怒りを見たと肖恩は言うんだけど、それは現代の知識でいう極夜のことでした。極圏に近い場所で起きる、全く太陽が上らない期間のことね。
苦荷が祈祷するから真似をしていたら、雪の下に藻を見つけてそれを食べ、なんとか生き延びたんだと。もはや限界と思った頃、極夜が明け、太陽が姿を現して、神廟を見つけたんだそう。しかもそれはそこに一瞬で現れたのだと。

長ーい階段の先にある灰色の壁と褐色の門。
斉国が祭る廟はその色なので、2人にはそう見えたらしいんだけど、南慶の色は違うので、南慶人には違う色に見えるんですってよ。その人の認識の中の色で見えるってことね。
そしてそれを教えてくれたのが、廟から出て来た人物、葉軽眉(イエチンメイ)でした。

いや、長い話だよっ。

門に触れようとするとさっと消えて、再び現れる神廟。
神廟伝説に心酔している苦荷が、誠意が足りないからだと言って、祈祷してから触れようとしてもダメ。
だけど中から門が開き、ひょっこりと出て来たのが葉軽眉。
彼女は、ジェラルミンのアタッシュケースと、今、范閑が持っているあの鍵の開かなかった箱を背負っていました。
肖恩は仙女と言ってますが、以前、五竹(ウージュー)宛ての手紙でもそうだったように、ひっじょーに軽いんだよ、態度が。軽いというか、現代的な若い子ね。
神廟マニアの苦荷は跪拝しちゃってるんだけど、脳震盪起こすわよとか言うし(笑)

慶余年
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でも神廟の扉が勝手に閉まると、葉軽眉は、ここは危険だから早く行くわよって言います。
でも、ぺこぺこし続けている苦荷に葉軽眉は、その体質なら合うかもと言って、書物を差し出しました。通じる言葉で書いたから、見れば分かると。奥義書みたいなものらしく、そのお陰で苦荷は大宗師になれたってことみたいだよ。ほお。
肖恩にも、あなたも見る?と言った葉軽眉だけど、それは肖恩には合わないかもしれないんだって。向き不向きがあるのか。

そしてまた葉軽眉は「行かないと追いつかれる」と言って、従う苦荷と共に階段を降りて行きます。
肖恩は門に戻り、もう一度触れようとすると、門は消え、今度は肖恩の背後に移動してました。
慌てて階段のある方角を確かめて、降りていく肖恩。これ、肖恩自身の向きを変えさせられたのかね。階段の位置も180度変わっちゃってるんだもんね。人間を惑わせてくるっと回したほうが早い。

彼女は追われていて、誰かが中で追っ手を阻止してるから、自分を連れて逃げてくれと言ったんだってさ。北斉へ。
うーん、ますます分からないけど、阻止していた誰かって、五竹かなあ?

奥義書は肖恩と苦荷で研究したものの、肖恩は修練しても苦荷ほど上達はしなかったらしい。
葉軽眉はたくさん2人に質問をし、北斉の関所直前で、友達を助けるから先に行ってと言って別れたんだそうな。苦荷が助太刀すると言うと、その力では生存率は1割だからダメだと。
苦荷にとっては仙女の言葉は勅命に等しく、肖恩も首を突っ込む勇気はなく、2人はそこで葉軽眉と別れ、それっきりだったらしい。
別れ際、葉軽眉は自分に会ったことや神廟のことは秘密にして欲しいと言います。
その時、神廟の姿は見る人の願望を読んで、見え方を変えると教えてくれたのね。
神廟には悪いものを閉じ込めているから、廟が見つかれば逃がす機会が増える、逃がせば世界は終わる。

全っ然、分かりませんね、神廟。
院長があんな憑かれたような目をして、慶国のために神廟の秘密さえ分かればなんて思ってるようなもんじゃないんじゃない?
っていうか、こんな訳分からん謎広げて、シーズン2での回収は大丈夫なんだろうかと、ちと心配(笑)
あ、それとさ、往路はあれっだけ死に絶えたってのに、帰りは簡単に帰ってきたね(^m^)

范閑は、やっぱり母親は神廟から現れたんだと内心考えてます。友達は五竹おじさんかなと。そして追っ手とは人なのか?と。肖恩の話を聞いても、神廟の秘密はなんだかよく分からないよね。

肖恩が、今まで守り続けた秘密を范閑に教えたのは、陳萍萍が神廟と葉軽眉に執着していたから。范閑が秘密を知れば、院長から命が守れるだろうと考えてのことでした。
苦荷は、長年捕らわれていた肖恩がこの秘密を使って、再起を図ろうとするのではないかと恐れて、殺そうとしたんだそうな。
って、はー?何よ、そんな理由なの?狂信者って怖いわー。

奥義書を手にしてから数年後、苦荷は大宗師となり、葉軽眉は目の見えない下僕を連れて各地を遊歴した後、東夷城の四顧剣(スーグージエン)に会ってから、南慶に行ったらしい。葉流雲(イエリウユン)とも交流を持ったんだとか。林婉児(リンワンアル)の友達の赤い女、葉霊児(イエリンアル)の大叔父ね。
四大宗師のうち3人と接触してるね。
なら南慶では、太監首領の洪四庠(ホンスーシャン)とも会ったんでしょうな。

10年ほど南慶に留まって内庫を立ち上げ、天下に富をもたらして世の中を驚かせたらしいけど、肖恩は神廟からやって来た者が奇跡を起こすのは別に驚くことでもなく、自然だと思ったんですって。

そしてそして、爆弾発言です(笑)
ただ予想外だったのは、そのような仙女が、俗人の如く、南慶の皇室に嫁いだことだ。

慶余年
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たまげる范閑。
嫁いだのは当時の皇子、今の慶国皇帝ですってよっ。
余り公にはされていなかったようだけど、肖恩は北斉の重臣だったからね。正式な婚姻ではなくても夫婦の実態はあり、葉軽眉は慶帝の子を身ごもったってところまで、知っていました。その後、院長に襲撃されて投獄されてしまったから、そこまで。
皇室の状況は知らないが、その子は今の皇子達より非凡だろうな、と。

范閑、澹州のおばあちゃんの言葉がフラッシュバック。
おばあちゃんも知ってたんだなーと思ったかな。
皇帝も言ってたよねー「家族の宴」だと。

いやいや、長い長い肖恩の告白でした。
次回は、そんな真相に絡むキツネ親父達の目論見に気付いていく范閑。
さてどー出るー?

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