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君子盟 第22話「知己との再会」あらすじとネタバレ感想

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君子盟
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目次

あらすじ

皇太后が拉致され、放火事件に巻き込まれた。摩籮村の事件に関連すると考えた蘭珏と張屏は、放火事件の現場となった呪禁(じゅごん)科で手がかりを探すが、捜査中に謎の毒に当たり気を失ってしまう。その後2人は辜(こ)という人物によって助けられ、蘭(らん)府に送り届けられるが、蘭珏は助けてくれた人物が10年前に姿を消した親友の辜清章(こせいしょう)だと直感。蘭珏は張屏に辜清章との間に起きた昔の出来事を語り始める。張屏は辜清章に対して、ある違和感を覚え…。

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君子盟 2024.7.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

蘭珏が気を失う直前に見た白い着物の人物。
近付いてきた顔が、しっかり映りましたよ。これ、現実なのか夢なのか分からないけど。
蘭珏は彼を疏臨(そりん)と呼んで、旧知の人物なんだと分かるんですが。
でもまあ、こんな時に新たに出てきた人って言ったらもう、これが鏡湖先生って訳よね。

魘されていた蘭珏は、張屏に呼びかけられて目覚めます。
目を開けたらこの体制で、途端、迷惑そーな顔になるっていう(大笑)

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旭東は「あの方」が、薬を飲めば解毒できると言っていたと、蘭珏に薬を差し出します。
蘭珏のほうが重傷ね。張屏くん、ピンピンしてるけど。若さ?若さなのか?(^m^)

旭東は、辜(こ)という方が2人を送り届け、脈診や薬の処方もしたと言います。
名前に覚えのあった蘭珏は飛び出してくんだけど、当人は薬を飲ませて帰ってったんだって。
白い着物をヒラヒラさせて探しに行く姿は、お姫様枠でしたね。走り方はオトコだけど(笑)

伝言は?とか、気にする蘭珏を見ている張屏は何考えてるんだろう。あんな時間にあの場所にいた人物を疑っているような表情にも見えるけど。まだ様子を窺ってる段階かな。
蘭珏は行方なら分かると言いました。もう10年も経ったのか、と。

10年前、蘭珏が、道端で書を売っていた頃の回想シーン。
5話で語られた、王硯との出会いと同じ頃だね。

雪の中、傘を差して現れた白い着物の男は、なんと美しい字だと褒めます。
お買い上げ頂けるなら、一幅10文にしますと言った蘭珏に、値千金の字がなぜこんな不遇な目に、もったいないと、男は呟きました。
これ例えば陳籌なら、即、嬉しそうに饒舌になっちゃいそうだね(笑)
でも、当時の蘭珏は、どういったお話でしょうかと、戸惑いながら聞きました。

次の科挙であなたは合格する。その時、大枚をはたいても、これらの書は手に入らない。字は自由で変化に富み、ずば抜けて美しいのに、あなたの詩はどれも七言律詩で、囚われの身のようだ。

例えばここをこうしたら、もっとこの筆致に合う、なんて、蘭珏の心の中までも見透かすような男の評に、蘭珏は表情を和らげました。
本当に合格したら素晴らしいが、型通りの心のせいで苦しむかもと言いつつ、男は言い値で買おうとします。蘭珏が同じお題で書いた楽府だと、別の書を見せると、そこに書かれていたのは、男がこうしたほうがいいと助言したのと同じものでした。
それで蘭珏はますます、自分を分かってくれる人だと思っちゃったんだねえ。
男は、辜清章(こせいしょう)、字は疏臨だと名乗ります。

懐かしそうに語る蘭珏。
竹林の七賢という、世俗に背を向けて気儘に暮らした賢者達に憧れて、蘭林のお酒を飲みながら風流な生活をしてみた、その後、蘭林の汚名返上のために官職に就こうと決めたって言ってますが、それっていつの話?
龔(きょう)尚書の援助で田舎のおっちゃんに預けられて、ちびの頃から一心に、父親の無念を晴らすために科挙を受けて仕官しようって励んでた訳じゃなかったのね?途中からなのね?

本来の自分を抑えて儒学や規律を学んでいたけど、初対面の人物に本心を見抜かれるとは思ってもいなかったと、蘭珏は一気に心を許してしまったんだな。あのような知己を得るのは、生涯難しい、と。
ま、分からないでもない。

でもさ。蘭珏の境遇は調べれば分かること。ちょっと目端の利く人物なら、境遇と心情を予測して言葉をチョイスして近付くってことも、可能なのでは?
だって、あれだけのことをしてきた鏡湖先生ですよ?
「今日のために20年雌伏した」って呪禁科(じゅごんか)に残した人ですよ?
10年前と言えば、復讐を考え始めて10年後。だいぶ調べもついて、あの時、冤罪で殺された官吏の息子に近付こうとしても、何の不思議もない。
この時期に、なぜ突然呪禁科の跡地に現れたのかってだけでも怪しいのに、そこに思考は結び付かないらしい。

ただ、挙子時代、周囲から罪臣の子と爪はじきにされていた蘭珏にとっては、束の間の気ままな日々を一緒に楽しんだ良き友との良き思い出だからねえ。
しかも2人は、湖に浮かぶあばら屋を見つけて、そこを借りて住んでたんだって。

辜清章は、個性を殺し、科挙の首席試験官で書の大家である孫尚書の好みの楷書を練習していた蘭珏に、そんなのは才の無駄遣いだと怒ってました。試験のためのテクニックとしての努力は分かるけど、長い目で見て、本当に蘭珏という人物の才を大切にするなら、辜清章の言葉のほうが正しい。
多分、復讐計画の一環で近付いたのでしょうが、実は辜清章にとっても蘭珏は、得難い知己だったんじゃないかなあ。辜清章が鏡湖先生と決めつけてるけど(笑)その場合、彼も相当に孤独だったはずだもんね。

だけど蘭珏は彼に劣等感を抱き、しばらく距離を置いたんだってさ。
その上、あんなに硬い文字や文章を練習したのに、首席試験官が突然変わって、才気ある文章を好む人になったんだそうで。本来、蘭珏はそっちだったはずなのに、孫尚書に合わせ過ぎて失敗したと思い込み、絶望して殺鼠剤を買って、お酒に混ぜたんだとさ。

・・・バカですか?結果も見ずに?これを逃せば次の科挙は3年後だったとしてもだよ。
ねえ、父親の冤罪を晴らすって決意はどこいった?
科挙失敗しました、どうせダメだ、もうどうでもいい、死ぬって。はあ?
蘭大人ってやっぱり変。張屏も変だけど、蘭大人の方が分かり難いし、気に入らん(笑)思い込みで、命までかけてスネるって、めんどくさいわー、呆れちゃうわー。
シナリオを進めるために入れ込まれたエピソードって気もするけどさー(^m^)

君子盟
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そこにふいに辜清章が戻って来て、お前なら合格できるよ、もし今回ダメでも次があるよと言ってくれたんだけど、手のかかるスネスネぼったんは、いいもん、もう死ぬんだもん、決めたんだもーん!な態度。
2人はガンガン飲んで酔い潰れました。途中、辜清章が、がくっと崩れた感じに見えたけども。

翌日、蘭珏は目が覚めます。死ねなかった(笑)辜清章はもういませんでした。
本物の殺鼠剤すら変えないほど、自分は運が悪いんだと思い込む蘭珏。
でも科挙の試験は、急に代わった首席試験官が病に倒れ、蘭珏の答案は孫尚書の手に渡り、3位(探花)合格したんだそうで。ふん。死んでたら目も当てられませんでしたわね。
なぜ試験官が突然病気になったのか、そこまで手を回した人がいたとは考えにくいけど、なくはないかもと思えてしまうところが怖い。ま、多分、偶然かなあ、ここは。

そしてそれ以来、辜清章からは便りすらなく、消息が分からなくなってしまったんだそう。
だから、名前を聞いて飛び出したらしいんだけども。

家に戻った張屏は、陳籌をじいーっと見て、どうすれば知己になれる?とか言い出します。
陳籌の慌てっぷりって、知己って言葉にはそういう意味もある認識?蘭珏は簡単に口走ってたけど。
中国のブロマンスを知ってるのと知らないのとでは、この言葉の印象も違うけどね(^m^)
だからこの陳籌の動揺は、自分「陳情令」藍景儀(ランジンイー)役で散々見て来ましたのでー!の動揺に見えちゃって(大笑)

考え込む張屏の表情は、やっぱり偶然が過ぎる気がするんだよなー、でも蘭大人はあんなに信じてるしなー、な感じでしょうか。

蘭珏も多少迷ったみたいだけど、あの湖のあばら屋に行ってみると、やっぱりね、来たわよ、辜清章。タイミング良過ぎ。どう見ても待ち構えてた。
でも懐かしい仲良しと会うと、心は当時に戻ってしまうって感覚かな。
蘭珏は、仕官してからこのあばら屋を買い取っていたらしいよ。それくらい思い入れがあったのね。

そこで語り合ううちに、蘭珏はあの時、自分が死ななかった理由を知ってしまいます。
本当か嘘かは分からない。咄嗟に盃を入れ替えて、自分が毒入りを飲んだとか。
でも、それで体調を崩した辜清章は蘭珏の負担になりたくないから姿を隠し、解毒のために本草学や医術を学び、医者になったという流れは、非常にもっともらしい。だから今回も解毒ができたのだ、と。
そしてそんなことを聞かされてしまえば、浅慮だった自分を庇って、知己が死にかけてしまったことを思えば、蘭珏が辜清章を疑うことなど、全くなくなるって寸法だ。

張屏は蘭府で待っていたものの、朝まで眠ってしまったらしい。
朝ごはんの麺を食べさせて貰ってたところに、早いなと言いながら、蘭珏が帰ってきます。
蘭珏は、辜清章を伴っていました。

君子盟
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あ、蘭大人、おかえりー、のこの顔が…

あの紙の調査の進展具合を聞きに来た張屏は、辜清章の、自分の持っている篆書の古書なら参考になるかもという一言を聞いた途端、表情を変えました。

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一瞬にして、こう。

辜清章の表情も、挑発的だよね、これね。
何も知らない蘭珏は、2人の間に流れる微妙な空気を宥めようとしてますけど。
張屏には声を聞かせた、きっとすぐに気付く筈だ。
蘭珏には、より一層強く自分を信頼させるよう仕向けた。
さて、どうなるかなって、挑んできてるみたいに見える。

そのまま蘭府を出た張屏は、走って来たご機嫌の陳籌に腕を取られて、勢いよく家に連れて行かれます。朗報だと言いながら、もったいぶって、なかなか言わない陳籌。
家には、陳籌が用意した卵のご馳走が並んでました。
張屏、馬廉(ばれん)の失格で繰り上げ合格、殿試に進めたらしいのよ。

自分は落ちたのに、張屏のために大喜びしてくれる陳籌。だけど張屏は、正直な胸の内を言ってしまいます。殿試を辞退したい、と。陶周風の末路を見てしまった今、仕官すべきか分からなくなった、と。

陳籌が気分を害するのも分かるよねえ。
何を贅沢なコト言ってんだって、なるよねえ。ただ張屏の言葉にも嘘はなくてねえ。

とぼとぼと街を歩く張屏は、蘭府へ。
少し解読が出来たと情報を見せられても、浮かない顔の張屏。話せば少し楽になるとお茶を勧めてくれた辜清章は、その場で咳き込み、血を吐きました。

上手いなあ。偶然かもしれないけど。
ここで張屏が自分を疑うような様子を見せても、蘭珏は、血を見て更に自分への罪悪感を信頼へと結びつける。

次回はまた、蘭珏と張屏がケンカするんだろうなあ。はあ。

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