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君子盟 第21話「復讐劇の幕開け」あらすじとネタバレ感想

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君子盟
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目次

あらすじ

摩籮村の事件の黒幕が皇太后だと知った蘭珏は、皇太后のもとに間者を送り、真相を突き止める決意をする。張屏も熟慮の末、蘭珏と調査を続けるという決断を下す。一方、雍(よう)国が南棟(なんとう)国に侵略されたため、王硯(おうけん)は出征を願い出るが、重臣の反対に遭って一蹴される。その晩、伴月楼に現れた皇太后はなぜか侍衛をそばに置かず、観客の中に紛れ込ませていた。蘭珏たちは数々の異変から、復讐(ふくしゅう)をもくろむ鏡湖先生が皇太后を呼び出したと推理する。

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君子盟 2024.7.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

家に帰って布団被ってる張屏。ショックに打ちひしがれてますな。
暮葉生(ぼようせい)に憧れて、その足跡を追うためには大理寺にってことだけで、科挙を受けようと突っ走ってきた過去。でも大理寺はまごうことなく朝廷の組織のひとつで、暮葉生もまた、大きな物には巻かれないと生きてはいけない官吏だった訳で。そのうえ、あんなことになってしまった。
しかも黒幕が大物過ぎる。さてどうする。

朝になり、ふらふらと起き上がって、多分毎日のルーティンだったんでしょう、本棚の「奇詭夜談」の埃を払おうとした張屏は、上京する時のことを思い出します。
どの巻を持って行こうか悩んで詰め込む張屏に、師匠が笑って馬車を呼んでやると言ってくれたこと。たくさん持って行けると、嬉しかったこと。
やっぱり「奇詭夜談」で培われた想いは消せないよねっ。
張屏は、カバンを持って出て行きましたよ。

蘭珏は旭東に、皇太后のいる含元殿に間者を送り込むよう指示していました。
旭東は、その道は困難を極めると言うんだけど、蘭珏もそれは承知の上。蟻には大木を動かせない、それでも私は蟻になることを選ぶ、と。主の覚悟を見た旭東も、覚悟を決めたね。
そこに張屏がやって来ました。こちらも同じよ。
2人は向かい合い、互いに腹を決めたことを確認してるー。

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さて、朝堂の陛下の元には、良くない知らせが入ってました。
南棟国が嶺南道の3州を奪ったんだって。雍国の死傷者一万人、家を失った民は三万人。
南棟は更に進軍して侵略を続けているらしい。

陛下は戦う決意を固めたけど、すかさず刑部尚書の竇方(とうほう)が異議を唱えます。
将軍である王硯パパ王勤も病欠らしく、今の雍には戦える者がいないと落胆する陛下。王硯が名乗りを上げるんだけど、戦は捜査や尋問とは違う、感情に走るな、なんて、竇方に言われてしまいます。
竇方は続けて、20年前の敗戦で雍は疲弊し、まだ人材も育っていない、戦は避けるべきだと。
陛下が、南棟に民を虐げられても見逃せと言うのだなって憤ると、竇方は、南棟は貢物が欲しいだけ、和議で解決できると言い、柳羨(りゅうせん)も周囲には他の脅威もあると反対。皇太后も、貢物で収まるならそれでいいじゃないかの姿勢。

てかさあ、20年経ったのよね。人材も育っていないって。本気で育てる気がなかったからでは?
20年前の敗戦後、先を見据えて人材育成を開始すれば、軍隊も将軍も育ってたのでは?
権力を誇示する千秋儀なんてのに金かけてる場合じゃないダロ。間違いなく、垂簾してた皇太后の失敗ね。あ、あと保身にしか興味のない事なかれ主義の朝臣達の。
陛下、またもや悔しそうな表情です。

帰宅途中の馬車の中で、蘭珏は旭東から、皇太后が今夜外出するようだとの報告を受けました。
その時、馬車の外に人影。思わず旭東が刀を突き出すと、人影は王硯でしたわ。
皇太后の元に間者を送っての話だからナーバスになってたのでしょうし、みんな苦笑いしてるけど、うっかり刺されてたら笑い話じゃ済まないわよう。

王硯は、愚痴をこぼしに来たのね。無力さを実感しちゃってる。
我が国の臣下は目先の平穏しか考えていないと、太尉の息子なのに国に尽くせぬとは、と。
本当は伴月楼で飲みたかったけど、牡丹閣には先約があったと言います。王硯の名前を出してもお金を積んでも、予約は覆らなかったんだって。
王硯を刑部で下ろしてから、蘭珏は旭東に、賈楼主が墨聞より重視する人物は?と言いますよ。
間違いないよね、皇太后だね。行き場所、見ーつけたっ。

その晩、蘭珏は伴月楼の個室に入り、旭東と張屏は、皇太后の馬車を見張って、中に入ったのを確認、伴月楼内部の様子を探ります。
鏡湖先生の出現後、宮中に籠っていた皇太后が、なぜ突然出かけたのか。いくら観劇好きでも少し妙だと、他の目的があるのではないかと、蘭珏は個室から牡丹閣の様子を観察してました。
伴月楼の中には、客に紛れて金吾衛もいる模様。それほどまでの警護ってことよね。

ステージでは、芝居が始まります。
男女の役者2人は、仮面を付けていて、誰だか分からない。
ということは、ということ、なんだろうなあ(笑)この男性のほうね。

蘭珏の元に集まった旭東と張屏。
皇太后は観劇の際、いつも傍らに、応熹(おうき)と警護の金吾衛を置いてるんだけど、今日、金吾衛は部屋の中ではなく、店内での待機なのは変。
皇太后自身は平静を保っているみたいだけど、後ろの応熹は不安そう。
屋根の上から探ってた流雲は、ボーガン構えてる人を見つけたよ。ボーガンじゃなくて、石弓っていうのね。それは金吾衛の武器らしく、要するに皇太后のいる牡丹閣で何かあれば、すぐに賊を討てるようにってこと。
皇太后は、危険を承知でここに来ているらしい。部屋に護衛は置くなみたいな条件でも、対決に応じるしかなかった何かが、そこにはあると。皇太后にここまでさせる人物とは誰だ。

ま、そんなもん、考えずとも。
つまり鏡湖先生は、摩籮村事件の元凶が皇太后だと知ってる訳だ。

芝居は続き、役者がくじを引きました。
お客さんを巻き込んで舞台に上げる演出のようだけど、一番上客の牡丹閣が出ちゃったよ。くじから牡丹閣は抜いてあったのにって、賈楼主たちは慌ててますが。

別れて幾年月、鶴が届けた文。
明月の夜、落ち合わんと。文武場であなたに会いたい。
来てくれぬならば、万里に紅が飛ぶだろう。

仮面の役者は、台詞のように、牡丹閣に向かって言いました。
鏡湖先生は皇太后に、来ないと血霧の毒を撒くぞと脅したってことだねえ。
何も知らない観客たちは、牡丹閣に向かって、下りて来いと騒ぎ出します。
不安そうな応熹に付き添われ、皇太后は部屋を出て、舞台に。

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仮面の役者は、皇太后の手を取って、衝立の後ろに連れて行きました。
ライトに照らされたシルエットが見えていたけど、暗幕が落とされた一瞬で、シルエットも消えちゃったわ。観客たちは、舞台の演出に拍手してるけど、応熹や金吾衛たちは大慌て。
舞台に作られた地下の隠し通路が仕掛けだったものの、そこには女性の役者が倒れていただけで、皇太后も男性の役者、鏡湖先生もいませんでした。

隠し通路は中庭に出るはずだったのに、2人はどこにもいません。
金吾衛の曹征(そうせい)将軍は、あ、おまえ!って張屏を指差しましたよ。張屏ってば、いつの間にか金吾衛にも面が割れてるのね(^m^)
すかさず蘭珏が、張屏はたまたま宴を開いていた、張屏の手を借りては?と言ってくれました。

応熹の嘆きによれば、皇太后の元に折り鶴が届いたみたいだね。
そこに金吾衛の熊梟(ゆうきょう)が、隠し通路に異常はなかったと報告に。
みんなが騒いでいる中、張屏は、ここにはいないと言って、ステージに走ります。
衝立の後ろには扉があって、少し開いたままでした。
2人は奈落の階段は使わずに、普通に後ろの扉から出て行ったみたいよ。
楽屋のようなところには、気を失った男性の役者が倒れていました。鏡湖先生に入れ替わってた訳ね。

皇太后の馬車が裏門にあると曹征が言います。
張屏、蘭珏、曹征、熊梟が走っていくと、既に出て行った後。追いかけたものの、馬車は途中で乗り捨てられていました。
そこに折り鶴がひとつ。
中には「呪禁科(じゅごんか)」とだけ書かれてましたよ。

見事な手腕でしたなー、鏡湖先生。
呪禁科って、昔、玄機がいた所だよね。
呪禁科のあった場所には、門に、永宣元年、大理寺と書かれた封印がされたままでした。
と、遠くから悲鳴が聞こえます。
裏だと蘭珏が叫び、みんなが走ると、裏山の一画が燃えており、火の中にいる皇太后らしき女性の叫び声。

なんとか助け出したものの、かなり重症っぽいわね。
張屏達は、その場に陣が書かれていたのや、儀式的に置いてあった水器を見つけました。
張屏の物ではないみたいよ。鏡湖先生のだね。

熊梟が、柱に書かれていた文字を見つけます。

嶺南の秘境に摩籮村あり。水は澄み、山は険しい。
今日のために20年雌伏した。
この手で敵を討ち、大いに飲んで歌う。

間違いなく鏡湖先生は摩籮村の関係者で、摩籮村事件の黒幕、皇太后に復讐しようとした。
呪禁科も、玄機がいたってことだけじゃない、何かがあったのかもしれませんな。
だけど、張屏に告白した鏡湖先生のやり方は、もっと巧妙じゃなかったか?勿論、この攫い方は見事だったけど、もし皇太后が最後の復讐相手だったのだとしたら、こんな簡単に焼死させてお終い、とはしない気がする。しかも、呪禁科だよーってヒントまで与えてさ。それって、死なないうちに助けさせたってことじゃない?まだまだ、何かありそうだよね。

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張屏は落ち着かず、蘭府の回廊をぐるぐるぐるぐる歩き回っています。
蘭珏は現場にあった陣の絵を描いていました。
傍らで墨をする旭東は、皇太后はどうやって衆目の中で鏡湖先生に攫われ、焼死しかけたのかと、都中の噂になっていると。ホント、この世界、なんでもかんでも巷の噂になるわね(笑)
廊下を通り過ぎながら張屏の言った、あの者の目的は?って言葉に、蘭珏は、皇太后が標的だと天下に告げたのかもなと答えました。

ぴたっと止まった張屏は戻ってきて、あり得ます、でも我らは犯行を阻めなかった、と。
皇太后は重傷、鏡花水月で真相を聞き出すのは無理だろうと。
蘭珏は、鏡湖先生が現場に残した物には意味があるはずだと言いました。
20年前の事件と関係しているかも。調べれば摩籮村の事件や蘭林の冤罪や、鏡湖先生の復讐など全てが分かるだろう。

描いた法陣は、蘭珏にも意味が分からないらしい。でもかつて呪禁科は宮中で、祝由術というのを用いていたらしく、この法陣に関する書物もあるかもしれないと言います。
早速行ってみる2人。こんな夜中に。
20年前、呪禁科の統領は玄機だったんだけど、ある儀式で蠱毒が漏れ、呪禁生が全員亡くなってしまったんだそうな。それで閉鎖されてしまったらしい。
え、玄機さんよ、事故の責任は取らなかったんすね?さらっと司天監に異動したんすね?

玄機の死後、一度蘭珏は来てみたらしいけど、当時の資料は見つからなかったんだそう。
て、アナタ、一度来て何も見つからなかったってのに、また来たん?
張屏はそこら辺のものを平気で触って見てますよ。蠱毒だぞって言う蘭珏に、20年も経ったから蠱虫も死んでますよって。
平然としてる張屏と、イヤそーな蘭珏ぼったん(笑)

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そんな中から張屏は、ぼろぼろの紙に同じ陣が書かれているのを見つけました。
えー、20年雨ざらしで放置されてた紙がその程度の劣化じゃ済まないだろー(笑)ま、いいけど。
傍らに書かれていた文字も、どこの文字か分からない感じね。

それを回収して帰ろうとした時、張屏は眩暈を起こし、蘭珏も鼻血を出していました。
急いでその場を立ち去ろうとしたものの、2人とも途中で倒れてしまいましたよ。
気を失う直前の蘭珏の目に映ったのは、傘を差した白い服の男でした。
流れで言えば、鏡湖先生なんでしょうがー。さてさて。

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