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君子盟 第7話「父の愛」あらすじとネタバレ感想

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目次

あらすじ

楚啓児を殺した犯人が礼部尚書・龔頌明(きょうしょうめい)の孫娘、龔毓貞(きょういくてい)だと踏んだ張屏は、蘭珏の屋敷の前で張り込んだ末に、龔毓貞との接触に成功する。張屏は龔毓貞に自首するよう促したが、蘭珏の邪魔が入り、事件解決には至らない。一方、蘭珏は龔頌明を訪ね、事件を材料に龔頌明を脅して自分を礼部尚書に推挙するよう仕向ける。しかし、龔頌明からある真実を打ち明けられ、蘭珏は激しく動揺する。その後、屋敷に帰った蘭珏は、龔毓貞の失踪を知り…。

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君子盟 2024.7.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

蘭府から出て来た龔毓貞(きょういくてい)の目の前に、立ちはだかった張屏。
頬紅の件を突き付けられ、誰と共謀して楚啓児(そけいじ)を殺したのかと問い詰められた龔毓貞は、涙ながらに真相を語りました。

あの楚啓児って女は、最低だったのねえ。
ライバルの龔毓貞を蹴落とすために、ゴロツキを使って彼女を襲わせてました。
てかさあ、自分の屋敷に呼び出して、そこで襲わせるって、普通じゃないわ。
で、言いふらされたくなかったら、画聖のモデル選びに出場するなと。それで仕方なく、龔毓貞は楚啓児の伴奏に回った。
それでも、どうしても許せなかった龔毓貞が、部屋に籠って楚啓児への恨み言を呟いていた時、部屋の外から誰だか分からない男に声をかけられ、ついその話に乗って片棒を担いでしまったんですと。
とはいえ、当日、暗渠に目印となる頬紅を落としておけと、それだけだったらしいんですけどね。ま、犯人の手引き、共犯ってことにはなりますわな。

同情はするけど、犯人と共謀してしまったなら同罪、刑部に自首してくださいと言う張屏。
龔毓貞自身も、蘭珏に匿われてはいたけど、覚悟してこっそり出て来たみたいなんだけど。

でもね、そこに蘭珏と旭東が来ちゃった。
龔毓貞は、自分の過ちには責任を持つ、龔尚書に別れを告げてから自首しよう思うって言ってるのに、なんだかんだ言いくるめようとする蘭珏。

張屏は、今の話は本当に龔尚書のためですかと聞きました。
そうだよねえ、オマエ、自分のためだろうと言いたくもなるわな。
真実を隠すなど官吏失格だと言い募ってしまった張屏は、旭東にくるんと倒されて、抑えつけられちゃいましたよ。
そんなに無鉄砲では、科挙に合格しても3日と持たぬ、と、蘭珏の捨て台詞。
張屏が真っ直ぐ過ぎて、やり方が下手なのも分かるけど、アナタもタイガイですからね。そんなに黒くならないとやってけないなら、官吏ってみんな、頭のいいクズばっかってことになる。龔尚書は違うように見えましたけどねえ。

さて、その蘭珏さん、いよいよ龔尚書のお屋敷へ。
でもね、案の定よ。前回も、清廉そうな龔尚書が、こんなアナタの謀りに、お礼なんて言わないわよと書いたけど。その通りでしたわよ。

龔尚書は、自分がもう少し孫のことを気にかけていたらと後悔し、罪や悪行を覆い隠すことは君子の行いにあらず、孫が犯した罪の責任は自分にもある、毓貞と共に裁きを受けると言いました。
蘭大人、顔を歪めて、名利をとる恥知らずは、初めからこの蘭珏だけだったのですね、なんて言ってますが、そんなの、私でも分かりますよ。アナタ、ずっと龔尚書の下にいて、この人の何を見てきたの?
しかもさあ、頬紅の器を差し出して、処分しろと命じてくれってやり方はイヤらしい。
真心から庇おうとするなら、そんな取り引きみたいなやり方はしないんじゃない?

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龔尚書は突然、歌を口ずさみました。
それは、蘭珏の父、蘭林が、獄中で詠んだものだったらしい。
あのお方が、今のそなたをご覧になり、どう思われるだろうかと言われてしまった蘭珏。
蘭林と龔尚書が、知り合いだったことに驚いてます。
歌の内容は、蘭林の高潔さや忠誠心や憤りが表されているんだそうな。だけど蘭林は斬首になるまで、実情を何も話さずに逝ってしまったらしいよ。結局、ハメられたってことだったんでしょうけどね。龔尚書は蘭林を尊敬してたっぽい。

しかも、自分達の関係を公にして、龔尚書が逆賊の友だとされないようにと、蘭林はそれを隠すようにと願った。ただ、心配なのは息子のことだけ。それでも、逆賊の子を引き取れば影響が及ぶからと、引き取ることはせず、ただ見守って欲しいと、決して仕官はさせないでくれと言い残していたらしい。
だから、龔尚書が父親のことを黙っていたのも、推挙しなかったのも、全て蘭林の願いだった。

20年前、街で逆賊の子といじめられていたチビ蘭珏を助け、父親の汚名をすすごうとせず、よりよく生きなさいと置手紙をしてくれたのも、龔尚書。山の中の木こりのおっちゃんに頼んで、蘭珏を預けたのも龔尚書。
多分衣食住のお金も渡していたんでしょうね、勉強するための本も与えていたんでしょうね、時々、様子を覗きにも行ってくれてたんでしょうね。

成長するにつれ、蘭珏がとてつもなく才のある子だったことに気付いた龔尚書は、きっとその才能を潰したくはなかったんだろうなあ。仕官させないでと言われていたにも関わらず、殿試にまでたどり着いたのを見守ってしまった。多分礼部にも、自分が引き受けて入れたんじゃないのかな。
蘭珏が礼部尚書になりたい理由も、龔尚書はちゃんと分かっていました。だけど、出世を急ぐ蘭珏を父親の件で苦境に立たせたくないと、手元に置いて、冷遇していた。

それでも、蘭林との約束を、何一つ果たせていないと後悔している龔尚書は、蘭林の遺言に反しても、自分がこの姿を見たかったのだと、蘭珏の頬に手を沿えました。
そして権力争いに苦しむ姿を見てきた、不本意ながら、私がそなたの前途を誤らせてしまったのだなと。

汚れた謀りをこの人にも向けようとしたこと、恥ずかしかろう、蘭大人。

結局、保護していた龔毓貞を尚書の元に返し、処遇も任せることにした蘭珏。
最後まで、推挙してくれないっぽいですが(笑)孫の件で自分も罪に問われるから、推挙しても無理ってことでしょうか。

ところがそこに、龔毓貞を送ってった従者と彼女の侍女が。
龔毓貞さん、途中で真犯人に拉致されちまったんだってよっ。
てかさあ、孫娘。いくら真相を知りたいからって、真犯人の誘いにほいほい乗って会いに行くかな。何その危機感のなさ。
あ、とんでもな悲嘆の中ではあったけど、そもそも最初から、誰とも分からない何をどう考えても怪しい窓の外の声に、ほいほい乗ったんだっけね、この子。

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さて、蘭大人、刑部で王硯に洗いざらい話す羽目になりましたとさ。
当然、まずーい顔されるわよ。
だって推理も張屏が正しかったんだから。自分は蘭珏にミスリードされて、無事解決ーって、見当違いで喜んでたんだから。メンツ潰されたようなもん。胡煙仙人も一応、やらかしてはいましたけどね。
それでも王硯ってば、友達だろ?拉致が無ければ、自分にも隠すつもりだったのかって怒り方。なんって、優スィ。
さすがに蘭珏も、汚いやり方をして、自分を守ってくれた人を傷つけてしまったと反省はしてるっぽいわね。

そこへ張屏が飛び込んできました。
孫神医って人が、楚啓児と同じ死に方をしたらしい。耳早いな、張屏。
犯人の狙いは、楚啓児だけではない、蘭大人が捜査の妨害するから、次の被害者が出ちゃったじゃないかってな、うん、言いたくもなるわ、それ。当然だわ。

ま、ようやく蘭大人も、これまで欺いていたことを謝りましたよ。
だけど、今、龔毓貞は命も危うい、解決を望んでいると言われても、張屏にとっちゃ、今更ナンなんだよ、このお役人サマは…でしかないよなー。結構酷いこと言われたりされたりしてるもんねえ。

王硯は、張屏の捜査が正しかったことを認めます。競い合いも続行だって。
ふふ。陳籌、銅銭80枚はまだ無事だ、よかったね(^m^)

これ以上、被害者を増やさないようにと、その奇怪な毒から3人は調べようとするんだけど。
張屏は蘭珏を信じていないので、残されていた楚啓児と孫神医の証拠品を、触らないで、手助けなど不要、と強硬姿勢。ガルルルル(笑)

君子盟
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やめて、アンタ触んないでっ。がるるっ。

気持ちは分かるよ。
平民の張屏には、話がおかしくても間違ってると思っても、ぐぐっと耐えなくちゃいけない、礼部侍郎サマはそんな相手。屋敷の前で旭東にも捻り倒されましたしね。あの時の張屏は、なにひとつ間違ってはいなかった。高官に対して、少し無謀な物言いだったけど(笑)
でも蓋を開けてみれば、そんな高官が何度も何度も真実を捻じ曲げようと画策して、自分を騙してきたんだから。ごめんね、うん分かった、OK、とはいかないわよ。
大人2人は、ちょっと苦笑いですが。

とはいえ、孫神医の遺留品の書物の中から、文章のおかしいところや落款のおかしいところにすぐに気付いたのは、蘭大人の知識あってこそ。
その書物の落款の赤い朱肉には、毒が含まれていて、書物を開いたり閉じたりする度に、毒が立ち上って吸い込むように仕組まれていました。犯人、意外と頭がいいのね。
その書物の序文、最後の一節から、楚啓児の持っていた花の中にも、多分毒が入っていたのだろうと張屏が気付きます。更に花びらには、一見しては分からないように「因吉天(いんきつてん)」と記されていました。

因吉天というのは、古代貘国(ばくこく)というところの伝説みたいなものらしい。本屋さんで書物を当たっていた張屏だけど、ひとりでは読み切れないぞと言われて、渋々蘭大人の力を借ります。
そこで分かったのは、因吉天という神様は、六聖賢に民を教え導かせたってこと。
医聖の翁兀勒(おうごつろく)、舞聖の阿納日(あのうじつ)、知聖、頭が4つある莫日根(ばくじつこん)、農聖の賛桑(さんそう)、典獄の聖、悪を裁く、烏尤(うゆう)、楽聖の羅那錦(らなきん)。

そこで張屏が気付きます。
医聖は孫神医、舞聖は楚啓児と、対応させているとしたら。
次は莫日根。蘭珏は無名閣というところに、四つ子の才子がいることを知っていました。
無名閣に急いだ2人だけど、すでに4人は殺されてしまっていて、遺体はバラバラにされていました。

君子盟
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後ろの旭東が、室内の異様さに気付いて、シャキンッと刀を抜くのが意外とカッコいい(^m^)

むーん。あと3人ターゲットがいる訳だ。
簡単には済まなさそうですわよ。

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