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君子盟 第3話「本当の犯人」あらすじとネタバレ感想

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君子盟
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目次

あらすじ

伴月楼の楽工(がっこう)・含煙(がんえん)が郭允と男女の仲にあり、お腹の子を流産していたことを知った蘭珏は、含煙の口から郭允の企みを語らせようと、取り引きを持ちかける。皇太后に命じられ、殺された謝好の死の真相を探っていた張屏も、舞台裏で見つけた髪油を手がかりにして、含煙の犯行を突き止める。皇太后の前で張屏に尋問された含煙は、謝好殺しを認めたうえに、蘭珏が敵国と通じ、腰帯の玉の中に忍ばせた密書を送ったと告発。蘭珏は窮地に陥る。

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君子盟 2024.7.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

アバンは、蘭珏(らんかく)の恐怖心が見せる幻。
だけど最悪、こうなるかもしれないというね。
「命を救うべきではなかった」って台詞があるので、逆賊は一族皆殺しってのから、息子蘭珏はなんらかの思惑で命を救われたってことでしょうかね。
「そなたには失望した」という皇太后の台詞もあったので、皇太后に救われたか。
そだね、逆族とされた人物の息子、皇太后くらいの立場でないと無理でしょう。

皇太后の待ち受ける部屋に入る、蘭珏と王硯(おうけん)。
王硯の、いざ戦闘開始!的な雰囲気が頼もしおもろい。

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武者震いでもしてそうな(^m^)

犯人が見つかった、尋問を始めよと皇太后。
でも応熹(おうき)に、蘭侍郎と王侍郎以外の三品以下は退席をと言われ、郭允(かくいん)は出て行きます。侍郎って職は四品らしいね。

尋問を任された張屏(ちょうへい)が、謝好(しゃこう)を殺し、亡骸を焼いたと認めるかと聞くと、含煙(がんえん)はあっさり、それを認めました。
なぜ殺したと言われて、憎々し気に蘭珏を睨む含煙。

この辺りは、含煙も蘭珏も王硯も、反応の見極めが難しい。
え?何を言う?みたいな蘭珏、王硯コンビは、どこまでが芝居だ?だし、含煙自身も内心揺れてるんでしょうし。

含煙は、謝好は自分に毒を盛り、殺そうとしたと言います。
一口飲み、味で気付いて命は助かったが、その一口で妊娠していた子供は流れてしまった。
謝好が毒を盛ったのは、自分が蘭珏と謝好の陰謀に気付いたから。蘭珏は、悪事の証拠を色仕掛けで謝好に奪わせた、それを自分が知ったから口封じをしようとした。

うん、これは確実に作り話ね。
謝好が加わった密書争奪を、含煙は過去のこととして話してるけど、それは今日のことだもん。
蘭大人、なんですと!?な顔がお上手よー(^m^)

血書の意味は見ての通り、2人の罪を衆目に晒したかったから。2人の罪は、内通と売国。
内通の写しが犀角で作った玉の中にあると知った。玉は蝋燭の下にあった模様と同じもの。
どこにあると張屏に聞かれた含煙は、私の部屋ですと。

待って。そう言われれば取りに行くよね?
でも玉は奪われて、まだ見つかっていないはずでしたよね?
この間に、蘭珏と王硯は玉も見つけてたってこと?

皇太后に対し、まさに寝耳に水ですと言った蘭珏は、自分は罪臣の子ながら特赦され科挙を受けた、朝恩は忘れないと答えました。
逆臣、蘭林(らんりん)は国を裏切った大逆無道の者、父とは思いません。

それを聞いた礼部の龔(きょう)尚書の表情。
あれ?この人も何か知ってる人っぽいな? 蘭珏の父親のこと。

そこに含煙の部屋から玉が回収されて来ました。
うん、あの赤い玉だよ。いつの間にー?
でもそれなら、蘭珏王硯コンビは、既に真犯人を確保して玉も取り戻したってこと?
となるとこの場は、政敵郭允排除の舞台ってことになりますよね。

玉の中の手紙には「願わくは南棟へ赴き、君と大事を成したい 蘭珏」と書かれてました。
内容を見たくて覗き込もうとした張屏は、皇太后に、褒美を取らせるから下がれと言われてしまいます。朝廷の機密に関わるから、と。

追い出された張屏は、陳籌(ちんちゅう)と合流。
そこで陳籌からも、蘭大人の父親は敵国と通じ、南棟との戦で雍軍を全滅させたらしいと聞いてます。蘭珏を見逃したのは、やっぱり皇太后だったね。

皇太后は、自分がここに残ったのは、蘭珏の潔白を知りたいため、だが私を失望させたと言います。刑獄司に送り、厳しく尋問せよ。

蘭大人、王大人、驚き顔が上手いなっ。
両腕を抱えられた蘭珏は、それを振り払い、皇太后にその文を見せてくださいと拱手。
ここ、多分一番の緊張の瞬間だったんじゃないかと思うよ。

文を手にした蘭珏は、これは偽造だと言いました。
うお、反撃開始の顔だ。

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ぬんっ。

「啓」の文字は陛下の名前と重なるので、蘭珏はいつも最初の一点を略して書いているんだそう。でもこの文は略していない。
応熹も、蘭珏のその習慣は知っていたみたい。でも、敵国に宛てた密書だから、疑いをかわすためかもしれないと。
蘭珏は疑いを恐れるなら、自分の名前など記さないと反論。更に筆跡は自分に似せているが、左の払いが強く、これは左利きの筆跡の特徴だと言いました。

龔尚書も文を確認し、ほっとした顔で、これは確かに蘭珏の筆跡ではないと認めます。
王硯が、朝廷で左利きの1人は郭允だと。あくまで推測だが、朝廷に左利きの人物は何人かいても、動機のあるのは、礼部尚書の座を争っている郭允1人。

で、郭允が呼ばれましたよ。
何も知らずに入ってきた郭允は、文を見て、愚かだな、皇太后と陛下の恩をあだで返すとは、胸が痛むとか言うんだけど、王硯に、胸を痛めるのは早いと言われてしまう(^m^)
その文は左手で描かれていて、龔尚書も確かめたけど、蘭侍郎の筆跡じゃなかったんだよねー的なっ。

自分は左利きだが何も知らない、私が蘭侍郎を陥れたしいう証拠があるのか、と郭允。
王硯は、ここで効果的に追加の情報を投入しました。
含煙が流産したのは、郭侍郎の子だったと。
慌ててしらを切る郭允は、含煙と深い仲などあり得ぬ、面識もない、と言っちゃったわ。
自分の妻は中書令の娘、自分も身を慎んでおり、下俗な女子には関わらない。

含煙が跪いたまま郭允ににじり寄り、私は命がけであなたに尽くしたのよと迫ると、郭允はそれを振り払って、汚らわしい妓女が無礼なことをと、更に言い放ちましたよ。
まんまと目論見通りに動いてくれましたな。
てか、元々そういうヤカラだった訳よ。分かっちゃいたけどさ。
前回の含煙の、あの人だけは違う、あの人だけは私のような女でも見下さないみたいな夢見る乙女の顔で口走ってた言葉が、本当に哀れでならん。

汚らわしい妓女と聞いて、含煙は笑い出しました。
ではあの琵琶を、あなたの書いた詩も、皆さまに見て頂く。流産した後、あなたが呼んだ医者は私達の全てを知っている。

含煙は皇太后に向かって頭を下げ、先ほどは偽りを申しましたと言いました。
自分が蘭珏を陥れるために讒言をしたのは、郭允の指示。郭允は蘭珏と尚書の座を争いつつも、自分が能力も学識も劣っていることを憂い、皇太后の前で蘭珏を陥れた。何もかも郭允が謀ったこと。

うは。能力も学識も劣っているて!
慌てる郭允。
笑い出す皇太后。
私が極秘で芝居見物に出ることも知っていたとは、耳ざといのだなと言われてしまった郭允は、必死で弁明しようとし、蘭珏に、私を憎む余りこんな汚い手を使うのかと言うんだけどさ。
郭侍郎、陥れられたのは、私だ、思いもよらぬ災いだった、って、蘭大人は諭すみたいに言うよ。もう余裕よね。
確かに陥れられそうになったけど、それに乗じて陥れ返したんだけどなっ(^m^)

皇太后はもう、後は刑部に任せると幕を引いてしまい、郭允は連行されて行きました。
蘭珏には、任官した時の誓いを忘れぬようにと願うばかりだと言って、退出していきます。
蘭珏の後ろで王硯が、ふうーっと溜息をついて、両手を広げて伸びしたのをしっかり見たわ。ピント合ってなかったけどもっ。

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でも街では、また盲目の物乞いの子供が、手に布を持って歩いていました。
その子を攫うように物陰に連れ込んで、手にしていた血書を奪ったの、王硯?部下?ひとり、ちょっと似てる人がいるんだよなー。
血書には「蘭珏の罪証は天女像の下にあり」と書かれていました。今度のは名指しだった。

伴月楼を出た蘭珏は、旭東(きょくとう)からそれを見せられます。
これが、脅迫文に描かれていた「子の刻に罪を暴く」ってやつね。
蘭珏は血書を焼き捨てさせますが。

天女像の下って何よ、どこよ。そこに玉と密書があったってことでしょ?
いつ知ったよー!

陳籌と一緒に帰りながら、張屏は腑に落ちないと考え込んでます。だーよねえ。
思えば、火珠を見つけてすぐに、まるで用意されてたみたいに爪に塗る油も見つけたこと。
陳籌は呑気に、だけどあの油は上等だ、欠けた爪に縫ってみたけど、すぐ乾いて爪も強くなった気がするって言うんだよ。それで張屛、気付いちゃったな。
謝好が燃えて、少し時間が経っていたのに、火珠についていた油は乾いていなかった。
自分は含煙へと誘導されたのだと。含煙は犯人ではないと。
張屏は、急いで伴月楼に走って戻ります。

その頃、蘭珏は、捕えて馬車に入れていた一座の女性を見てました。
縛ってあったんだけど、この人、後ろ手に簪持って、こっそり縄を切ろうとしてますね。
あれだけのことを計画実行できたんだし、ただ者ではないのは確か。
前回名前の出た一座の女性の1人だよね、誰でしょう。
刑部が護送してますが、蘭珏は屋敷に運べと指示。刑部には連れてけないよなー。

張屏が伴月楼に着くと、もうみんないなくなった後。火珠も刑部が証拠品として持ち去った後。
楼主から、郭允が含煙を使って蘭珏を陥れたんだと結果を聞いたけど。
張屏は、また蘭珏に騙されたのかーと。そうなのよ、また騙されて使われてしまったのよぅ。
だけどそこで、踊り子の1人、謝好と仲の良かった知夏が正気を失ったままだと知った張屏。近づいた知夏からは、謝好と同じ髪油の香りがしました。この子は何かを知っているかも。

張屏は自分の、鏡花水月という術を使うことに。心の中に入り込む術らしいよ。
花の形をした水器に水を張り、知夏にそれを見せて、棒で叩いて水面を振動させます。
水面を見つめていた知夏が目を閉じ、張屏も目を閉じて心の中へ。

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中国の漁洗鍋とか、チベットのシンギングボウルとか、そんな感じの波動とか共振とかってものでしょね。画面の水面はCGでしょうが。

知夏の心の中は恐怖に染まっていたんだけど、張屏がそれを落ち着かせます。
クリアになった心の中で、あの時何が起きたのかを順番に聞いていく張屏。

知夏は自分の髪油を忘れて、謝好から借りて同じものをつけてたらしい。
その時、張屏は、知夏の耳に血がにじんでいるのに気付きます。
その傷は、最後の舞の時に隣にいた子の袖が当たってついたもの。袖なら柔らかいから傷にはならないけど、隣の舞姫は、その前の衣装で使った房飾りをつけたままでした。
幕間は時間がなく、急いで着替えるんだけど、その房飾りは取るのに手間のかかるものらしい。

張屏は、幕間に謝好を殺し、前の衣装を脱ぐ時間がなかったのかと考えます。
知夏の隣にいたのは璃娘(りじょう)。耳に4つの穴が開いているのは、出身である剣南道の風習らしい。
璃娘は、同じ松脂油の入った髪油を使っていた知夏が火に巻き込まれないよう、房飾りを強く当て、中央にいた謝好から遠ざけたのではと推理します。
髪油の助燃物を知っているのは犯人だけ、璃娘が知夏を救ったのは、犯人だから。

目を開けた張屏は、璃娘が正気を失っているからと王硯が医者に連れていったと聞き、飛び出しました。
というか、王大人、知夏もおかしかったのに璃娘だけ医者に診せるって、口実が無理過ぎる(笑)

馬車の中では、一件落着ーって感じの王硯と、まだやること残ってるしーみたいな蘭珏。
もうひとつの馬車の中では、捕えた璃娘と、膝を突き合わせるような距離で見張ってる旭東(きょくとう)。旭東は刀の束に手をかけてるけど、目を閉じて揺られている璃娘は、変わらず後ろ手で縄をコシコシと切っていましたとさ。

こりゃ、間違いなくやられるね…
次回は、笑っちゃいけないんだけど笑っちゃった、蘭大人の危機っ。

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