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家族の名において 第37話 第38話 あらすじとネタバレ感想

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家族の名において
画像出典 China Huace Film & TV Co., Ltd.
目次

あらすじ

第37話 1枚の写真
李尖尖は作品がオリジナルであると証明するため“屈託なき三者”のモデルとなった写真を捜すことに。データは見つからなかったが、当時3枚プリントし兄妹3人でそれぞれ1枚ずつ持っていたのだ。尖尖の1枚は兄2人が海外に発った時に土に埋めてしまい、今ではその場所に高層ビルが建っていた。凌霄の分は陳婷が破り、賀子秋の1枚だけはイギリスの趙華光の家に。子秋は仕方なく趙華光に電話をかけるが…。

第38話 新しい私たち
李尖尖は、唐燦を女優になるべきだと励ます。オーディションに臨んだ唐燦は演技が評価され、荘北も喜ぶのだった。斉明月は両親の仲を取り持とうとするが父親の意志は固く離婚を押し切る形に。落胆する母親に斉明月が寄り添ったことで母娘の心は近づき、母親も徐々に娘を理解し始める。一方、盗作疑惑がネット上でにぎわい続ける中、盗作の証拠は見つからないと判断した周淼は、尖尖が盗作したと決めつけ…。

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ネタバレ感想

尖尖(ジェンジェン)の部屋に戻った凌霄は、その場で尖尖を抱き締めます。
ホント辛いね、あんな母親だと。ずうっと真綿で首を締められ続けている。

もう、母さんと会うな、見かけたら遠くに逃げろ、て。
ちょっと笑ってしまったよ。あ、いたっ!って、逃げてく尖尖が目に浮かんで(笑)
でも尖尖は、また嫌われてしまったね、頑張ろうとしたんだよ、目上の方だしねって言う。
傍若無人なワガママ娘時代もあったし、精神的成長はだいぶ凸凹してたけど、あの海潮の娘、心根はいいんだよなー。
尊敬されたいなら、目上の者らしくしないとって凌霄に、その言い方はダメだよ、母親なんだからと。

でも母親ってなんでしょね。儒教精神の強い大陸にも、毒親って概念はあるのかな。
そこに問題もあるから、ドラマになってるんでしょうけど。
そういえば以前どこかで、まず最小単位の家庭内で目上の人を敬うことを徹底させ、ひいては国を裏切らないことに繋げるのに、儒教の教えは適しているってのを見たことがあったっけ。

陳婷(チェンティン)のほうも泣きながら、本当に償いたかったのとかほざいてますが。
だから少しでも側にいて世話をしてあげたかった、一緒にいたかった、って。
最後のだけが本音じゃん。ただ自分が側に置いて安心したいだけ。
凌霄にとってはもはや、側にいられるだけで、悪魔の呪縛みたいなもんだ。
償いたいなら、賀梅の考え方を採用しなはれ。解放してやるのが、一番の償い。
でも、真実を知らない伯母も、尖尖の悪口言ってるわ。
それを聞いた陳婷の顔。まあた、ロクでもないこと考えたんじゃないのぅ?

月ちゃんは、母親の職場に行き、大学受験をわざと失敗したことを謝ります。
意地を張ってた母親も、娘が自分に反抗して将来を潰したことを、少しは考えたのかな。
それでも、なぜ私をそんなに嫌がるの、ずっと夫と娘のために生きてきたのに、簡単に私を捨ててしまうなんてって泣いてるけど。
だけど月ちゃんの、最初は母親から逃げるための北京行きだと自分でも思ってたけど、記者の仕事をしたい、これが私の理想なのって言葉を、ちゃんと聞いてやれるようにはなったっぽい。
もう少し早く気付いていたらねえ。唯々諾々と2人が従い続けてなかったらねえ。

家族の名において
画像出典 China Huace Film & TV Co., Ltd.

落ち着いた凌霄は、尖尖のトラブルを聞いてました。
アトリエを開いた時に先輩が来て、デッサンを見ていた。まさか盗作されるなんて。
モデルにした写真は、高校時代、月ちゃんが撮ったもの。プリントして3人が持ってたけど、尖尖のはタイムカプセルに埋めてしまい、今はそこにビルが建っている。データの入ったパソコンも盗まれている。

凌霄の分は、どこにあるか分からないと本人は言う。
残るは子秋のものだけ。
カフェに行くと、すっかり慣れた小橙子(シャオチョンズ)が働いてました。子秋ともだいぶ仲良し。
凌霄も尖尖も、それを見て少し安心したね。

子秋の写真は、趙華光(チャオホワグアン)の家に数か月住んだ時に、置いて来てしまってた。
子秋が凌霄のも探せと言ったのを聞いた小橙子は、兄さんのアルバムは3年前、母さんが切り刻んだと暴露。私が隠さなかったら、パスポートも切られてた、と。
母、二度目の所業だよー。

凌霄がやめろ、過ぎたことだと言うんだけど、小橙子は、私が兄さんなら心の準備をさせる、母さんに対して免疫がつくでしょ、って。おおお、小橙子、偉いぞ。
そうなんだよ。守ろうとして隠すの、ホント良くない。本当のことを話さないから拗れるんだ。でも男共はそういうところを、毎度勘違いするんだよなー。

凌霄の卒業に目途がついた頃、陳婷もそれなりに元気になってた。
そこで凌霄が帰国したいと話すと、陳婷の、ワタシ可哀そうが始まり、いつものように激高して取り乱した。小橙子もまた、一人であの母の世話は無理だと凌霄に縋った。
凌霄がアルバムを大事にし、時折見ているのを知った陳婷は、凌霄がいない間に、尖尖からのプレゼントの靴を捨て、アルバムの写真を切り刻んだ。

帰るなら毎日会える人の写真など必要ない。むこうは陰で私の悪口を言ってる。私を非難する人の写真を残しておくなんてってのが言い分らしいが。

アンタのことなんか、離れてしまえば話題にも上がらんわ。
和平なんて、は?陳婷?あ、あー…みたいな反応だったじゃないの(笑)
気にしているのは自分だけ。自身の罪悪感を誤魔化すために、周囲を悪者にしたいだけ。

私も死ねば良かった。私が死ねば解決する。迷惑をかけずに済む。
毎度の脅し文句。うん、悪いけど、その通りね。

小橙子は、パスポートだけじゃなく、靴も拾って隠してくれてたけど、それでも、凌霄が帰国してしまうのを怖がった。

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カフェの閉店後、床に座り込む小橙子。
それを見た子秋が、心配なら態度で示せと言います。
おまえは口は悪いが、心は優しい。だが大抵は、口が悪いだけで人を傷つける。
どうせ凌霄と尖尖に嫌われてると言った小橙子に、そうだな、その性格じゃあ、嫌われる、て(笑)

小橙子は、母親と2人の生活が怖くて、卒業後、帰国しようとした凌霄を止めたから、嫌われてるんだと言います。それから凌霄は笑わなくなり、話もせず元気もなくなり、心の中が読めなくなった。
この子はそれを後悔して、自分は嫌われてるってところに行き着いた訳ね。で、ハリネズミみたいになってたと。んまー、似てるじゃん、母親に。

怖くて当たり前、子供なんだからって子秋に、小橙子は、もう14才だった、母さんみたいになりたくなかったのに、やってることは同じと言います。
それで子秋は言ってあげるんだよぅ。
違いといえば、14才はマスコットの年頃だが50才は違う。生活力のない14才のワガママなんて全て許されるし、兄さんが戻らなかった原因がおまえなら、それはおまえが大切だからだ、と。

それには納得する小橙子だけど、でも尖尖は自分を嫌っている、家族全員で私達の悪口を言い、兄さんを唆したって言うんだよ。バカだねえ。あの母親からの受け売りを信じ込んでるなんて。
更に子供の頃、自分で転んだのに尖尖に押されたと言ったことが罪悪感となって、尖尖は自分を嫌っていると思い込んでた。やっぱりそっくりだな、あの人に育てられたんだもんなあ。
で、アンタが嫌いと自分から言い態度に出し、相手からも、そうね、私も嫌いと言われるっていう。

それをきちんと子秋は教えてあげてます。
もう17才なんだから自分で判断しろ。尖尖なんかそんなの忘れてる。でも直接謝れ、でないと誰も本心に気付かない。母親を半面教師にしながら、思考回路はそっくりだ、人を悪く考えたがる。
いやー、見直しちゃったなあ、小兄さん。
早く大人の世界に来い、なんて、めっちゃカッコいい台詞じゃねーかっ。
こうして小橙子は子秋に懐き、矯正されてった訳ねー。良かった良かった。

家族の名において
画像出典 China Huace Film & TV Co., Ltd.

子秋が写真の件で趙華光に電話すると、趙華光の父親が病気でそろそろ危ないから、顔を見せに来てくれと言われます。数か月、何度か見舞いに来たら、写真のデータは渡す、だとさ。
まあた、取引かよ。急いでるのにっ。

仕事帰りの唐燦(タンファン)を待っていた荘北(ジュアンベイ)は、舞台のチケットを持って食事に誘います。
お芝居の話になると生き生きする唐燦。荘北は唐燦に、君の家族の考え方はズレてる、スターと女優は違うって、友達の舞台監督を紹介してくれるって言うよ。
おお、そうだよねえ、母親の視野が狭くて、この子は失敗したようなもんだし。だけど唐燦もだいぶ摺り込まれてるから、舞台に挑戦する自信がないみたい。

ネット掲示板のヘイトコメントを眺めていた尖尖に、燃(ラン)から電話が入ります。
燃はさすがに尖尖をよく知ってる。写真を探せ、羽飛(ユーフェイ)の過去を暴く、と。
あらー、あの燃がっ、突如として頼もしいオトコにっ(大笑)

観劇後、唐燦は荘北に連れられ、舞台監督に引き合わされます。
主要キャストが骨折してしまい、代役はいるけど物足りないんだって。ビジュアルは唐燦にぴったりの役。でも演技もチェックしたいと、台本を渡されちゃう。
自分が通用するか、母親になんて言えばいいか、不安でいっぱいな唐燦を荘北が励ますんだよ。
この人、すっかり唐燦に傾いてるけど、唐燦にはアンタはダチよって言い切られちゃってる。ま、しばらく親身になって味方になりつつ、翻弄されるがいいわ←(笑)

翌朝。
台本を読んだ唐燦は、かなりやる気になってて、だけど尖尖に相談します。
んで、やってみるといい、だめなら博物館に戻るだけだと励まされる。

尖尖が小橙子を呼びに行くと、急にしおらしくなってた小橙子は、尖尖の部屋を片付けてくれてました。
部屋を貸してくれたお礼らしいよ。今日、母親のところに戻る、と。
しかも何やらピンクの箱のプレゼントまで渡して、尖尖にピンクは好きじゃないと言われてる。
あーたも、高校生相手にその言い方ってばっ(^m^)

それでも尖尖は、母親に反抗しないで、唐燦や月ちゃんがいい例でしょ、反面教師にしなくちゃって言う。2人の事情は知らない小橙子にも、いつか教えるって。
小橙子は、子供の頃、態度が悪くてゴメンと謝りました。
案の定、尖尖は、いつの話?って言うわよ。
昔のことでしょ、子供に対して根に持つ?とサラッと言われた小橙子も、笑顔になりましたねえ。

さて、唐燦も演技テストに合格して、舞台出演が決まったよ。良かったねえ。
合格に呆然としちゃった後、待ってくれてた荘北に抱き着いちゃって(^m^)

家族の名において
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両親の話し合いに、母を励ましつつ、月ちゃんも同行。
ようやく月ちゃんも、全てのオーダーが堂々とできるようになってました。
というか、母親が強過ぎたのもあるけど、月ちゃんが弱過ぎたのもあったよねえ。長年の支配だったから仕方ないとはいえ。
それにしても、この母は開口一番、外に女がいるのって。ちょっと呆れてしまったけど、まあ通常、そういう思考にはなるか…
父親は、見損なうなと言ってますけど。

だけど月ちゃんは、問題の本質を見抜いてました。
母親は確かに一生懸命やっていたこと。仕事を持ってても、家のことは全部母親がしてくれていたこと。だから父親は家事なんか何もできないこと。ただ面倒を避けて、気に入らなくても母親を黙認してただけだったってこと。
それを証拠に、月ちゃんが中一の時、母親が来れなくて父親に頼んだら、小学校に迎えに行った。
月ちゃんが叱られると、その通りと母親に同調して、後でこっそりお小遣いをくれた。
父親が争いになるのを避けて許したことが、母親を増長させる結果になった。
自分も父親も、問題から逃げていただけ、努力して志望を勝ち取ろうとしなかっただけ。
受験であんなことをした時も、父親に相談する気はなかった。
だって父さんは、私のために母さんとは闘わない。

ま、それでも父親の決意は固かった。これも仕方がないとは思う。
月ちゃんは、味方をしてくれてありがとうって言う母親に、記者として公平な意見を述べただけだって言うよ。
皇太后、憑き物が落ちたみたいな顔になったねえ(笑)ある意味、憑りつかれてたのかもしれないけど。ワタシがヒトリでナントカしなくちゃの病。

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小橙子が明るく陳婷の部屋に戻ると、陳婷は相変わらずの被害妄想。
あー、こっちも憑りつかれてたわ(笑)
子秋のカフェでバイトしてたっていうと、自分達を嫌うヤツらに手懐けられたとか、どんな魂胆があるんだかとか。自分が「そう」だと、他人も「そう」だと思う典型だよね、これ。
でも小橙子は、みんな毎日忙しくて私達を嫌う暇なんかないって言ったよ。
ほんそれ。そうだ、陳婷は暇なんだ。

アトリエでは、周淼がすっかり尖尖が盗作したと決めつけてました。
羽飛が有名ってだけで、あっちが正しいと思い込んでる。そんな肩書だけで。
コイツ、バイトよね?
やっぱり女性責任者がバイトの男なんかと付き合っちゃダメだなあ。
コイツが特に、野心家で弁えてないだけってのもあるけど。
だけどね、ここぞとばかりに言い募って離間策を仕掛けようとした周淼は、自分が大きなミスをしたことに気付いてないよ(^m^)

家族の名において
画像出典 China Huace Film & TV Co., Ltd.

子秋と麺館にいた尖尖は、賀梅が紅英(ホンイン)に言った話や、海潮と賀梅が明日2人でデートする話を店員からかされてます。
尖尖の発案で、子秋も引っ張られて、デートを覗きに行くな、これ。
あーそっか、チビの頃、こういう日々だった訳だー(^m^)
久々の李家5人の食卓も、いつも通り。尖尖は憂鬱を隠してるから、逆に明るいのかもだけど。

唐燦の舞台出演は本決まり。良かった良かった。
んで、荘北がマネージャーのように迎えに行ってるみたい。想いは全く届いてないけど。
2人はマンション前で、母親と一緒の月ちゃんとバッタリ。
荘北は、気まずそうにとっとと帰っていきます。
だけど月ちゃんは、母親と唐燦を先に行かせ、荘北を追いました。

荘北に謝る月ちゃん。あんな態度を取ってしまったこと。
もう過ぎたこと、好きじゃないなら拒む権利はあるって荘北に、だとしても、あんなのはダメだ、好意に感謝するべきだった、あなたに落ち度はない、それなのに深く傷つけてしまった、と。

月ちゃんはどうしてあんなに反感を持ったのか、ずっと考えてたみたいよ。やっぱり真面目だな。
で、嫌いなのは相手ではなく、自分自身だったと気付いたんですって。
私は自分に自信がない。好かれるだけの長所が、どこにあるか分からない。
一目惚れをしたと言われて怖かった。本当の私を知ったら、イメージが崩壊する。

そういえば、酔っぱらってカラオケに興じてた月ちゃんを見て、凌霄だか子秋だかが、ソレ言ってたっけね(笑)だけどあれはびっくりしただけで、だから軽蔑するなんて話じゃ、決してなかった。

だけどさ、そんな心情を滔々と語られても、今の荘北はどう反応していいか分からんのじゃないかと思ったのに、やっぱりこの子もいい子なんだね。
じゃあ、今は、化けの皮を剥がしたのかって、聞いてくれるの。
月ちゃんは、昔、凌霄が言ってた「人は一瞬で成長して、その瞬間は自分だけが分かる」ってのを、尖尖から聞いてたらしい。両親が離婚することになって、今は自分が成長したって分かる、と。

本当だねえ。月ちゃんがあの両親の根本的な問題に気付き、あれだけ困らされていた母親の心情に寄り添えるようになってる。すごい成長っぷりですよ。
されてきた言動だけ見たら、私なんか無理だもんなあ。父親の事なかれも嫌ったと思うけど。

荘北は、涙ぐみながら語る月ちゃんに、余計な事かもしれないけど、ご両親の離婚は悪いこととは限らない、君も自分自身を低く見過ぎだ、欠点なら誰にだってあると言ってあげる。
自分も昔は告白してくれた子を傷つけた、今は後悔している。
人は過ちを犯すのさって、笑うんだよ。

んもー、子秋といい荘北といい。ちゃんと素敵に成長してるじゃないかっ。
聞いた月ちゃんは、あ、唐燦のことかー?と気付いただろうが(^m^)

ドラマもお終いが近付いて、あちこちいーい感じに解決しつつあります。
あとは盗作問題と、シンガポールの魔女の件だけ、かな?
ラスト2話。

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