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家族の名において 第5話 第6話 あらすじとネタバレ感想

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家族の名において
画像出典 China Huace Film & TV Co., Ltd.
目次

あらすじ

第5話 父さんの涙
陳婷は小橙子と凌霄を近づけるため毎日のように麺館に小橙子を連れてくるようになり、李尖尖は不機嫌に。賀子秋の誕生日、子秋に思いを寄せる斉明月は腕時計をプレゼントする。家では子秋の誕生日の食事会が開かれるが、その席で叔母の賀蘭が子秋に説教してしまう。心を痛めた李海潮は酒に酔い、子供に対する思いを吐露するのだった。ある日、小橙子が尖尖の家へ凌霄を探しにやってきて・・・。

第6話 小兄の不安
凌霄は毎日、放課後になると入院する小橙子に付き添っていたため李尖尖は憂鬱だったが、凌霄は優しく尖尖を慰める。その後、ようやく小橙子も退院、陳婷と小橙子はシンガポールへ戻るのだった。久しぶりに平穏が戻り、尖尖は凌霄が応募した木彫りコンテストで金賞を受賞、李・凌一家は例年のように家族水入らずでにぎやかな年越しを過ごす。そして新年、尖尖のクラスに子役スターの唐燦が編入してくる。

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ネタバレ感想

団地の屋上で、流星群を見ようと集まった3人。
眠ってしまった尖尖を間にして、にーちゃんたち2人の語り合い。
子秋(ズーチウ)は凌霄(リンシャオ)に、捨てられた理由を聞いたのかと聞くと、凌霄は、聞かなくても分かっていると。自分だけじゃなく過去の全てを捨てたんだと言います。だからおまえの母親も、おまえを拾いたければ戻るさ、と。

勝手に捨てて勝手に拾う、何様だと言った子秋に、母親だと凌霄。
母親が会いに来ても、何も感じなかった、うるさかっただけ、でも元気そうだったから、心の重い石を取り除いた気分だと凌霄は言うけど。再会した瞬間の握りこぶしは何さ。心の重荷だって取り払われてないでしょうよー。子秋にも隠すのね。

それを聞いた子秋も考え込んでる。ただこちらは少々事情が違う。とはいえ凌霄と違って、子秋は当時の賀梅の事情をあまり知らないよね、多分。
今から心の準備をしてるのかと言われた子秋は、父さんの金を取り戻して追い払うだけだと強がります。

流れ星が見えて尖尖を起こすと、尖尖は空に向かって、ママ、私はここよ、見える?と叫びました。
それを見て、ちょっと虚を突かれたような2人。尖尖だけは、母親が存命じゃないって思い出したかな。会う気なら会えるのと、会いたくても会えないのとでは、大きな違いがあるよね。

陳婷(チェンティン)に手を引かれつつ、麺館に向かうのを嫌がる小橙子(シャオチョンズ)。
母親が自分に嘘をついていたことも、さすがに気付いていました。お兄ちゃんは私が好きじゃない、と。
でも、子供を脅して連れてく母だよ。やり方っ!

結局、とことん突き放せない凌霄。小橙子に勉強を教えてやります。
それを見て微笑む陳婷が怖いよ。その意識があるのかないのか分からないけど、凌霄はこうしてずるずると陳婷の蟻地獄に囚われ落ちていくようで。そのすり鉢の底で笑ってるみたいに見える。

ふと凌霄が見た小橙子の首筋には、亡くなった妹と同じ痣がありました。
驚く凌霄に、同じ場所に痣があるなんて不思議ねと陳婷。え、痣、まさか描いた?
わざわざあの日の話をしたりして。幼虫ウスバカゲロウ、怖い怖い怖い。

子秋の誕生日が近付き、月ちゃんはプレゼントしたくて尖尖に探りを入れてきます。
でも凌霄をあの母娘に取られてしまいそうで面白くない尖尖は、小兄の誕生日、忘れてた(笑)
凌霄と一緒にプレゼントを用意したけど、凌霄は尖尖の不機嫌が嫉妬と気付いて、嬉しそうだねえ(^m^)

子秋誕生パーティの日。騒ぎは起きました。

賀梅(ハーメイ)の妹、口うるさい賀蘭(ハーラン)もパーティに現れ、家族として普通に気の置けないやりとりをしている子秋を、厄介者なんだから働け気を使えと、叱りつけたり説教したり。本人は気を遣っているつもりなんでしょうが、自分の罪悪感を子秋にも押し付けてるだけなんだよね、これ。
部屋でこそこそ話しているのを、海潮(ハイチャオ)も耳にしてしまいます。

挙句の果てに賀蘭は、みんなが揃って食卓を囲んでいると立ち上がり、海潮への感謝と子秋が親不孝をしたら私が許さないだとか言い出しました。
尖尖は、また始まったって言ってるよ。毎度のことなのね、こうして宣言するのも。
子秋にお父さんと乾杯しろと言い、まだお酒を注いでいないのに自分は飲んだと子秋を叩きます。曰く、18才になっても気が利かない、だけどこの子も長年育てて貰って苦労させたことを分かってる。
こんなんを相も変わらず10年間、言い続けてきたんでしょうな。
みんな聞き飽きてるから、とっとと話を変え、賀蘭を放置してパーティを続けます。

だけど海潮は、手酌でどんどんお酒を飲み進めてました。最初は盃、気付けばコップ。
見るからに悪酔いして絡みだす海潮。
両脇に立って止める2人の息子たち。

家族の名において
画像出典 China Huace Film & TV Co., Ltd.

海潮は思いを爆発させました。
おまえたちは俺の息子だ。血縁もないし苗字も違う。それでも家族だ。
俺の心は辛いんだ。いい子供たちをくれて、天に感謝してた。宝物なんだ。こんな小さい頃から、この手で大切に育て、叩くのも怒るのも忍びない。
でも誰かが釘を刺すんだ。俺は実父じゃないと。俺が家族じゃなければ本当の家族はどこにいる。
実の外祖母が叩いて罵る。凌霄は実の母親に会って夜も眠れなくなった。毎晩のようにだ。見ていて心が痛む。でも誰も気付いていない。
そしてうちの子秋は、もっと肩身が狭かった。誰だって孝行しろと説教はできる、うちの子秋が親不孝な訳ない。夜中トイレで服を洗ったり、床を拭いたり、料理を手伝ったりしてる、どこが親不孝なんだ。それをみんなの前で叩くなんて。俺を殴るのも同じなんだぞ?一体どういうつもりなんだ。

もらい泣きしてしまったよ。
実の子だと本気で思って育ててきたのに。一緒に暮らすみんなもそう思い、家族の絆はしっかり出来上がっているのに。
手も金も出さない血縁者が、実の子ではない実の子ではないと、10年もの間、呪詛みたいに垂れ流し続ける。今頃になって逃すのが惜しくなった血縁者が、子供の心なんてそっちのけで、取り戻そうと躍起になってくる。
どちらも、子供自身のことなんて、海潮の気持ちなんて、一切考えていない。

家族全員が海潮を支えて介抱しに出て行き、賀蘭だけがリビングに取り残されました。

ここで実は意識のあった海潮の回想シーン。
あの後、ちび子秋は賀梅の実家に連れてかれてたんだね。
尖尖、凌霄と共に会いに行った海潮は、ちび子秋が野菜の入った大きな籠を背負い、泥だらけになって野良仕事を手伝っているのを見て、心を痛めます。
借金の取り立てに来たんだと思った祖母はケンカ腰で、田舎の子は農作業を手伝うんだと言って、子秋を学校にも行かせず働かせていました。借金の話ではないと聞いて、ころっと態度を変えた祖母は、賀梅は出稼ぎに行くと深圳(しんせん)に行ってしまったと言います。
以前子秋の回想で、賀梅が畑の中を去っていくシーンがあったけど、その時のことだね。

子秋の父親は、趙華光(チャオホワグアン)と言い、離婚後妊娠が発覚した時、早く中絶しろと言ってきたらしい。
仲良く遊ぶ子供らを見ながら海潮は、子秋は僕が連れ帰り学校に行かせますと言いました。僕が育てる。

引き取った後、ちび子秋は夜中、ひとりでせっせと洗濯してた。
本当はお肉が好きなのに、気を遣って、好きなのは野菜だと言い張った。
麺館を手伝いテーブルを拭いていたちび子秋に、常連ババアが、ママはお金を返したかとか聞き、ちゃんと手伝わないとパパが送り返すよと、心無い言葉を投げつける。
ババアを窘め、不安そうな子秋にパパはどこにもやらないぞと慰めると、子秋、泣いちゃうんだよ。うう。

その後、賀蘭が持って来た賀梅の手紙には、子秋の父親になってくれた感謝と、生活が厳しくて生活費が送れないこと、借金はいずれなんとかして返すこと、完全に子秋を海潮に譲渡する意思と謝罪が書かれていました。

帰りがけ、子秋に送られて、さすがにちょいと反省した様子の賀蘭。
だけど賀蘭は、母親のことは忘れろと言います。子秋は別に他意はない、でも理由が知りたいと。

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さて、意を決して子秋に時計をプレゼントした月ちゃん。でも子秋の反応はあっさりで、その後、時計はカフェで凌霄の腕に巻かれてた。コラ!ずーちうー!(大笑)

尖尖が野草のゼンマイみたいな形の木彫りのワンドか簪か、みたいなのを作っている時、やって来たのは小橙子。いけ好かないこの妹は、凌霄を捜せと、子供の癖にお金を出して尖尖を外に連れ出します。
小学生に対抗意識バリバリでからかいながら歩く尖尖だけど、階段を降りている時、小橙子が足を踏み外して落ちてしまいました。

凌霄と子秋が病院に駆けつけると、骨折していた小橙子。
やって来た陳婷は廊下で、海潮や尖尖を責め立てます。
みんなを帰し病院に残る凌霄だけど、病室から凌霄を呼ぶ小橙子の声に、尖尖はこれで、自分のせいで、凌霄があちらに引きずり込まれることを怖がってる顔だよね。

病院では案の定、亡くなった妹との昔話を取り交ぜ、凌霄に小橙子を認めさせようとする陳婷。
尖尖への優しさを、少しだけでも小橙子に分けてと言われた凌霄は、尖尖のものを分ける気はない、あなたとは違うと言い捨てます。

放課後病院に通う凌霄の顔を、もう何日も見ていないと、尖尖は屋上で下の道を眺めてました。きっと不機嫌なはずという尖尖に、子秋も、だろうな、毎日厚かましい母親とうるさい妹に会うと。
つまり、私が巻き込んだと尖尖。
骨折しなくても、女三代は煩わしいさ、元気だせ、すぐにいなくなると慰める子秋。

その時、下の道を凌霄が歩いて来ます。大喜びで駆け降りる尖尖。
そんな尖尖を見て、凌霄も嬉しそうだよ。
子秋も気を遣って、凌霄が好きな朝ごはんを遠くまで買いに行き、学校で届けたりしてるよ。

だけど、女三代のババアは最低。
昼は学校、夜は付き添いをしてくれる凌霄のことを、陳婷に文句。おまえは楽だろうけど、凌霄は高3なのに、そこまでさせるなってか。お前が言う?でも凌霄に会えないと小橙子が騒ぐんだとさ。
陳婷も、今回は小橙子をダシにして凌霄を距離を縮めるっていう母さんの策に従ったんだと言います。ほら、誰のせいだよ。
凌霄が目の下にクマ作ってるのは、アンタを筆頭にした女三代が現れたせいだからね?

ご飯を持ってきてくれた海潮にも、今日は遅いわねと言うババア。
海潮はさあ、ちょっと責任を感じて毎日食事を届けてるのに。人から貰うの当たり前なのか、この女は。裏では金持ちの婿や娘の悪口言うけど、外では婿の高級車に乗る自分を自慢するような人間らしいわ。

陳婷は今回のことだけでなく、今まで凌霄を育ててくれた、これからも世話になるからと、謝礼を渡そうとしたんだけど、海潮は謝礼なんてなくても、凌霄は心から息子だと思って育ててるからと、それを辞退して帰ってく。
そしたら、ババア、ほら見たか、うちの子を自分の息子だと言った、だとよ。クッソババアー!(笑)

ようやく待ちに待った半年が過ぎ。
凌霄にべったり抱き着いて、別れを惜しんでいる小橙子を麺館から観察している尖尖と子秋。
車が行って、飛び出してきた2人は、解放された凌霄の周りを飛び跳ねて大喜び。海潮も巻き込んで、抱き合っちゃう。

戻って来た日常を仲良く楽しむ3人。
ほんっと、しっかりした長兄だよなー、凌霄。一緒にわちゃわちゃしつつも、やんちゃな2人をよくコントロールしてる(^m^)

家族の名において
画像出典 China Huace Film & TV Co., Ltd.

冬休みのある日、尖尖のところに、凌霄が尖尖に内緒で送った木彫り作品が金賞に入賞したとの電話がかかってきました。あのゼンマイ簪かな?そっちの才能開花だね。

楽しく年越し過ごす家族。
プーケットに旅行中のお金持ち月ちゃんからも、子秋の携帯に電話がかかって来ます。子秋の携帯にってのがミソなんだが、尖尖が出る。月ちゃんは、子秋には直接良いお年をと話し、凌霄には、伝えて、で終わる。こんなに分かり易いのにー(笑)

年が明け、尖尖のクラスに子役スターの唐燦(タンファン)が編入してきました。撮影の都合で1年留年しているらしいこの子は、最初、自分は有名人ってのを鼻にかけてる感じなんだけど、実は現状、行き詰ってるんだよね。そしてこの子も、月ちゃん同様、長い付き合いになる訳だよ。

唐燦の落とし物を渡そうと後を追った尖尖と月ちゃんは、路地裏でコスプレして一人で演じてる姿を見てしまいました。で、早速弱みを握ったようなもんだと、麺館で兄ちゃん達に報告。月ちゃんも尖尖に随分毒されてきたわね。一緒に生き生きと唐燦のCMを真似してる(^m^)
そして相も変わらず、子秋と尖尖は月ちゃんの気持ちに気付かない、とな。

そんなある日、子秋のバスケを見に行った尖尖と月ちゃん。でも体育館の入り口で、子秋を見ているおっさんがいました。
おっさんは子秋に、私だよ、父さんだ、と声をかけます。
コイツが田舎のばーちゃん曰く、ロクデナシの趙華光か。あのばーちゃん亡くなったらしいわ。
ほんっとにまた、今更なんだのオンパレード。血の繋がりって何なのさ。

あ、ちなみにこの人「有翡」の徐舵主(じょだしゅ)だったよぅ。

結局趙華光は、当時は貧しくて子供を産ませ育てることができなかった、でも今、どこぞの金持ちの婿に収まって海外に行き、跡継ぎがいないので子秋を思い出したってことらしい。
苦労しただろうなんて、いかにもなセリフで子秋を籠絡するつもりみたいだけど、子秋は聞く耳を持ちません。
だけど、麺館の主には最高の教育は受けさせられない、海外在住の自分なら留学させられると聞いた子秋。これはさ、実の父がどーのではなく別に留学したい訳でもなく、それなら海潮にこれ以上金銭的負担をかけずに済むんじゃないかって考えが浮かんでしまったってことだよね。

家族の名において
画像出典 China Huace Film & TV Co., Ltd.
悩む子秋に手を差し伸べる2人。どれだけ子秋がほっとしたコトか。

そんな時、もう子秋に説教しなくなった外叔母が手土産を持ってきます。和やかな食卓だけど、凌霄の携帯には、相変わらず小橙子から電話があったりしてね。凌霄も出ずに切っちゃったりしてね。
夜、子秋は、外叔母に趙華光のことを尋ねました。会いに来たことは伏せたまま。
外叔母は、以前は妻子も養えなかったのに、金持ちの娘に見初められ、炭鉱を持つ義父の元で事業をし、実力じゃないのに成功したら、急に善人になって実家周辺の道整備までしていると話します。一目会った時から、言葉巧みなロクデナシだった。子供はいない、悪事の報いで子孫は途絶える、だって(^m^)

外叔母が子秋の部屋に泊まるので、子秋は凌霄の部屋に行くんだけど、尖尖もついて来ちゃって、床で寝てます。尖尖も子秋の様子がおかしいことに気付いていて、男同士で内緒話するんじゃないかと心配だったのね。
子秋は今が幸せ過ぎて、壊されたくないと呟きます。
話しているうちに、どうやら子秋も尖尖の存在に癒されてたことを自覚しちゃったなあ、これ。

テスト結果が張り出され、また3位だと落ち込む月ちゃんと、下から3位に上がったと喜ぶ尖尖(笑)
下に入ったもう1人は唐燦でした。
担任に説教されてた尖尖の後から、唐燦とその母が来て、CMの依頼が入ったから学校を休ませる、と。ただ唐燦は、不機嫌そう。
こちらは強烈なステージママみたいね。本人は女優になって演技したいのに、マネージャーの母親はCMの仕事ばかり取って来る。いずれ名監督の作品を必ず取って来るからと言う母に、唐燦は食べたいものも我慢して従ってました。いやー、唐燦の演技がどこかで認められない限り、素人マネージャーにそんなツテなんてないだろうよ。

月ちゃん母は、子供に稼がせて学業を疎かにさせるなんて、なんて母親かしら、だと。
月ちゃんが手にする服を、白は汚れやすい、自分で洗濯するのかだの、黒は似合わないだの。
どっちも似たようなもんだよ、子供を自分の望みで支配してるんだから。それで月ちゃんに主体性がない、だと。その芽を潰してるのは自分なのに。最初に食べたいアイスクリームを選べなかったのも、こういうことだね。
で、この母は、成績のいい凌霄と子秋を食事に招こうとしてました。
まーた、息の詰まる食事会になりそだな、おい。

それにしても、自分優先な女達と子供の気持ち優先な海潮と、見事なコントラストで描かれていた2話分でした。

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