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「大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~」を見ています【9】

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大理寺日誌
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.

今度は孫豹回。
この人が元斥候として、際立った身体能力を持ち、武芸全般に秀でているってのは、今までにもちょこちょこ描かれてました。だけど迷信深くて、何かってーと占い師の袁不二(えんふじ)を頼りにしたりする、とかね。
でもまあ、戦場に長くいたら、それも分かる気がするなあ。

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目次

所感 ネタバレです

また刑部侍郎の馮簡(ふうかん)から、大理寺に招集がかかります。
現場はやっぱり検視官の白さんが一番乗り(^m^)
右手親指のない遺体は、生前に暴行されて傷だらけ。致命傷となったのは、何度も首を絞められた痕。ただの殺人ではなく、自白の強要かもしれないと李餅。
殺されていたのは、以前賊だった趙如意(ちょうにょい)。櫃坊(きぼう 貴重品預り所みたいな場所)の解錠が得意で腕利きだったけど、捕まって投獄され、その後、釈放されてた。

今回、櫃坊の金庫には向かいの家から穴を掘られて侵入されてたけど、盗まれたものは何もない。ただ鍵穴に折れた鍵が詰まってたとか。どーゆーこっちゃ。
しかも鍵は店と客が1本ずつ持っていて、2本が揃わないと開かない仕組み。
客が施錠する時、店主に内緒で何かを入れたとしたら、盗難に遭っても内緒で入れた物が盗まれたとは言わない筈だと崔倍。なるほど。いずれにしても、公にはできないもの?

客の鍵に触れる人物の中に、解錠の達人がいたはずってことで趙如意が浮かぶものの、親指がないのに、これほどの穴を掘れるのかという疑問。なら他にも仲間がいるはず。
でも、店主に知られずに穴を掘って何かを盗み出したのなら、なぜ鍵穴に折れた鍵を残したのか。

現場検証中、孫豹が何かを言いかけてやめたのを、阿里巴巴(アリババ)が見てました。
孫豹は、手口が斥候に似てると思ったらしい。相手に脅威を与えてある行動を起こさせるために、わざと敵陣に痕跡を残すことがあると。
でも、賊と斥候に関係などあるかと思って言わなかったらしいけど。

趙如意に身請けをして貰った元妓女だった妻は、如意はもう堅気で染物店の商売も順調だったと言います。悪人からしか盗まなかった如意は、親指も自分で落とし、二度と盗みはやらないと誓ってた。でも義理堅かったから、友人に助けを求められて断れなかった。妻は反対していたので、友人の名前も聞いていない。

金庫の借主は、めっちゃ不遜な態度の奴でした。孫豹は、男を見ていきなり殴りかかります。
男は陸城蝗(りくじょうこう)って人の養子で、陸城蝗は孫豹の親友を殺した悪党なんだって。親友は同じ斥候だった徐虎(じょこ)という人物でした。

黄沙峪(こうさよく)という場所で急襲され、徐虎に助けられて命拾いした孫豹。終戦後、2人が一緒に捕吏として働いてた地域は、行き場を無くした流民で荒れていて、中でも目立っていたのが陸城蝗。以前は軍営の翻屍で、陸蝗虫(りくこうちゅう)と呼ばれてた。翻屍って戦場の後片付けをする流れ者のことらしい。亡骸から遺留品を奪って稼いでいたから、蝗虫と呼ばれてたんですと。
その後、何を探し当てたか神都に戻って財を成し、ゴロツキを集めて阿漕な商売を始め、成功して陸城蝗と呼ばれるようになった。
2人は陸城蝗の養子を何人も捕まえていて、恨まれていた。闇取引の密告が入った時、危険だからと徐虎は孫豹に内緒で単独行動に出た。結果、殺されてしまったが、陸城蝗がやったという証拠はない。

でも後に、邱慶之(きゅうけいし)が着任後、取り締まりを強化して、一味の大半を始末したんだって。
それで陸は一応、表向きは堅気になったことになっている。でも胡散臭いのは間違いない。

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まずは、櫃坊も客も紛失していない鍵の件と共犯者探し。
李餅と陳拾は陸城蝗を尋ねます。
李餅が来るのを分かっていた陸城蝗は、養子が知らない間に金を盗んでいたと言って、さっきの養子に詫びさせました。
自分は何も知らない、趙如意の共犯者に聞けばいいと聞いて、李餅はにまっとしたね。なんで趙如意の名前が出て来たか、なんで共犯者がいるのを知ってるのかってとこかな。
帰りかけた李餅は、徐虎を知っているかと聞くけど、陸城蝗はしらばっくれてます。

大理寺日誌
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陸城蝗んとこの狼犬みたいな番犬を見て、おやおやおや。

鍵の工房では、笑っちゃうくらい厳重に鍵の図面が保管されていたけど。
箱の底を切られた跡があり、明らかに図面を見られた痕跡。合鍵作られちゃってるなあ。
これも、斥候の使う手口に似てるらしいよ。徐虎生存説ってことかぁ。
ってな訳で、孫豹は阿里巴巴を置いて、1人でどこかに行っちゃった。

櫃坊に行った王七と崔倍も、怪しい行動をした人物がいたことを聞き出し、似顔絵を持って李餅に報告。
あらまっ、これ先日、李餅と邱慶之が店で捕まえた男じゃないの。
邱慶之は既にあの時点で、趙如意の共犯者を探してたってコトだ。偶然?いや、どうかな。

ていうか、あの時は全く気付いてなかったんですが。
この人だったんか。また出たようっ(大笑)つい先日見た「両不疑」にもいたわよぅ。「少年歌行」にもいたわよぅ。「陳情令」温逐流(ウェンジューリウ)よう。中の人のお名前は全く覚えてなかったので調べました。馮茗驚(フォンミンジン)さん。
実は先日見終えて、記事を書こうとしている「惜花芷」にもいたんだよねえ(^m^)ここに来て、めっちゃ遭遇率高し。

李餅が金吾衛の牢に行って男に会おうとすると、金吾衛の牢に大理寺が云々言われる。えー、邱慶之なんか、どんどこ大理寺の牢まで入ってくるのに。
そこに、李餅を尋ねたらここだと聞いたと刑部侍郎の馮簡が現れ、刑部の事件でもあるから案内しろとゴリ押ししてくれたんだけど。

趙如意とは牢獄で一緒だったという男は、釈放後、商いの資金を出してくれたのは趙如意、だから殺す筈がないと言う。
ん?邱慶之は脱獄犯だって言ってたよね、あの時。でもこの人はちゃんと釈放されて、普通に商いもしてた。

櫃坊は下見を手伝っただけ。知り過ぎるとロクなことがないから、相手が話さないことは聞かない。だから本当に何も知らないと男は言います。
その後、連絡もなかったのに、数日前に突然趙如意が現れて、身を隠せと言われた。詳細は語らず、問題が収まるまでと。でも城外に出る寸前に見つかって、あの店で2人に捕まってしまった。
金吾衛には、徐虎を知っているかと聞かれた。

ほう、あの時点で徐虎のことまで?
てかさあ、今まで単に押し付ける事件を持ってくるだけだった馮簡が、このシーンではちょこちょこ厳しい顔してるのが映ってました。この人も何かあるのね?

牢を出ると、待ってましたとばかりに来仲書(らいちゅうしょ)。
李餅が徐虎のことを聞くと、この2年、京畿で起きている殺人に徐虎が関わっているらしい。被害者は後ろ暗い者ばかり。裏組織の人間達は仲間内で争い、強者だけが生き残る。殺しに理由は必要ない。死んだはずの徐虎だが、汚れ仕事をする時は死人の方が好都合。
だけど牢にいる男との関係は、来仲書も分からないと言います。ホントかよ。

来仲書は、李餅の部下にも元斥候がいるのでは?と、すんごいヤな感じ。これって、余計な事に首突っ込むと、孫豹を共犯者に仕立て上げることが出来ちゃうんだぜって脅しじゃんか。

と思ったらそれが、思わぬ方向からやって来た。
一緒に大理寺に戻って来た李餅と馮簡の前で、孫豹が刑部に抑え込まれてました。
馮簡の要件とはコレだったんだそう。

大理寺日誌
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.

馮簡は狼頭墜(ろうとうつい)という、金属のペンダントトップみたいなのを見せます。それは精鋭の斥候のみが身に着けるもので、孫豹も持ってた。
それが、刑部で調べ直した趙如意の遺体の喉に詰まってたって言うんだよ。えー、白々しい嘘だろ。大理寺検視官の白さんが、見逃すはずないじゃない。
でも馮簡は、それを証拠として、趙如意を殺したのは生きていた徐虎だと言う。
狼頭墜が斥候にとって一種の名誉のようなものなら猶更、そんな勲章に近いもの、殺した相手の喉に突っ込むか?論理が破綻してない?

数年前、刑部は密偵を大量に投入し、陸城蝗の商いを探らせたけど、密偵は全て殺され、残ったのは徐虎1人。その頃から刑部は、徐虎が陸城蝗の間者ではないかと疑ってたという。
崔倍が刑部の調書を読んだところによると、かつて趙如意は恨みから陸城蝗のものを盗み、指を斬り落とされた。その後、徐虎に捕まえられて投獄されたとあったんだって。

んー?誰が嘘ついてるの?妻は足を洗った証拠として指を切ったって言ってたよ。
趙如意が陸城蝗に復讐しようとしたから、陸城蝗と繋がっている徐虎が趙如意を殺したって筋書きが、刑部にはできてるってことよね。

感情的にまくし立てる孫豹を、李餅はこの事件から外します。
馮簡は参考人として孫豹を刑部へ。

建物の外に出た李餅が、突然、出て来いって言うと、白さんが出て来た(笑)
外から聞き耳立ててたのに気付いてたのね。そして白さんが、自分の仕事を刑部にけなされたも同然だと怒っていたことにも。
李餅は、ならば、複雑な事情が隠されているのだと確信。

徐虎の手配書も発布されました。
ヤヤコシイなと思ったんだけど、そっか、そもそもコレ破綻してるんだ。

趙如意の櫃坊潜入事件には、斥候の技術がたくさん使われていた。
もし趙如意の共犯者が徐虎なら、趙如意は徐虎に頼まれて、賊に復帰したってことになる。趙如意を殺す意味がない。しかも義理堅い趙如意は、恩のある相手に頼まれて、断り切れなかったはずでは?
なのに刑部の調書には、趙如意は自分を捕まえた徐虎を恨んでいるとあった。

これってポイントは刑部の調書と判断じゃない?それがあるから混乱する。
刑部の検視官の妙な話といい、刑部が事件をミスリードしてる。

王七は刑部の牢にいる孫豹に差し入れをし、1人で誰に会いに行ったのか尋ねます。
徐虎は殺してないって騒ぐ孫豹。斥候として頭はいいと思ってたのに、こういうところ脳筋が(笑)こんなヤヤコシイ謀り、アンタ1人でなんとかできるものか。素直に協力させろ。

孫豹が行ったのは、徐虎の関係者、楊さんのところ。楊さんは、銀色の紙で元宝みたいなのを籠一杯作ってた。紙のお金がいるのって、葬儀とか弔いの時とかよねえ。誰かが死んだのか、もしくはこの人が、義荘関係者なのか。ふと「陳情令」の義城を思い出しちゃった(笑)

そこそこ年配の楊さんだけど、孫豹や徐虎と従軍した経験を持ってました。顔に傷を受けたものの、この人も徐虎に助けられて生き延び、都に戻ってからは2人が養ってくれたんですって。
徐虎が生きていて、人を殺した可能性があると李餅が言うと、楊さんは、徐虎の亡骸を引き取って埋葬したのは自分だから、あり得ないって言うよ。

帰り道、陳拾は3年前の戦はなぜ起きたのかと聞きます。
子墟(しきょ)国に侵略され、朝廷が強大な軍を送って鎮圧した。準備不足のままの開戦で邱慶之(きゅうけいし)も出征したけど、そう苦戦することもなく、三月足らずで勝利して帰還した。
陳拾は、じゃあなぜ老人まで駆り出されたのかと言います。確かになー。

李餅もその矛盾に気付いた時、また死人が出たとの知らせ。
駆け付けてみると、アイツでした、金吾衛の牢にいた男。しかも趙如意と同じ殺され方。
金吾衛が嫌疑なしと釈放した途端だったようで、やって来た馮簡は、ますます孫豹を詳しく調べなければって言うんだよ。

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陳拾の素朴な問いから、楊さんが義荘の人物なら、徐虎の死の偽造もできると気付いたみなさん。
でもその頃、孫豹は脱獄して、徐虎の隠れ家に辿り着いてましたわ。
なんでここにいると分かったんだ。てか、ここはどこだ?
徐虎は斥候のトラップを随分と仕掛けてたけど、孫豹がなんなく回避してるのはさすがだ。
そして徐虎は、ちゃんと狼頭墜を持ってましたよ。馮簡が持って来たのは別モノだ。

徐虎は、趙如意と一緒に陸城蝗の物を盗む筈だったが、それが金庫になかったと言います。
やっぱり、趙如意に協力を頼んだのは徐虎。ならば、刑部と陸城蝗の結託説、出て来たな。
てか、徐虎ってば、百里東君@少年歌行、軒轅簫@蓮花楼じゃないのさっ。

黄沙峪で孫豹を助けた後、徐虎が現場に戻ってみると、そこには朝廷の兵馬が倒れてたらしい。
孫豹たちはあの時、敵国の子墟ではなく、味方の朝廷軍に襲われてたんだって。なんで?
更に朝廷軍は誰が倒したのかも分からない。
でもそこで徐虎は、荷車に括りつけられ、蓋が開いて中身が空っぽな石棺を見つけた。
恐らく朝廷軍はそれを極秘に搬送していて、目撃した孫豹たちの口封じをしようと襲った。
亡骸には漁った形跡もあったから、既に翻屍が遺品を抜き取った後。でもそこで、陸城蝗は何かを見つけたんじゃないか、と。
神都の裏組織は2人でほぼ壊滅させたのに、奴だけは健在。きっと後ろ盾がいる。
そう考えた時、陸城蝗に関する密告が入り、動いた徐虎は誰かに嵌められた。だから楊さんに、死の偽装を頼んだ。相手は捜査内容を知る者、役所の人間ではないかと思ったから。

徐虎は孫豹を巻き込みたくなかったみたいだけど、孫豹は、今では自分にも大理寺に信頼できる仲間がいる、力になれると言いました。

部屋に催眠香が焚かれたのに気付き、外に飛び出してみると、楊さんを人質にした黒装束。
黒装束は弩を放ち、孫豹が徐虎を庇い腕に怪我をします。その隙に、楊さんは黒装束の弩を払い飛ばし、その腕に噛みついたもんだから、楊さん、刺し殺されちゃったよぅ。

孫豹は徐虎の切り札を受け取って徐虎を逃がし、捜しに来た李餅に渡すんだけども。
脱獄してる上に、楊さんの遺体まであって、だいぶ孫豹の状況は悪いね。
そこに刑部がやって来て、孫豹は連れて行かれ、刑部で拷問、と(>_<。)

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なんとか孫豹を助けようと、必死で考えてる李餅。
何かに気付いたみたいですわよ。

馮簡のところには来仲書。
徐虎が長年死を偽装し、陸城蝗の配下を殺した。徐虎の罪は極めて重いが、処刑までは出来ない。
孫豹は刑部には白状しないだろうが、李少卿になら話し、李少卿は孫豹のために徐虎を探すはず。
金吾衛に任せて欲しい。金吾衛も徐虎の居場所は把握済みで、大理寺には渡せない。これは邱慶之の考えです、と。
馮簡は納得したみたい。

李餅たちは、趙如意の死後、空き家になっている染物店へ。
そこにはやっぱり、トラップが。
猫パワーで回避した李餅が部屋に入ると、扉は閉まり、外に陳拾、王七、阿里巴巴は締め出されます。中で戦う李餅と徐虎。徐虎、仮面つけてるな。

李餅が徐虎を抑え込んだところに、待ってましたとばかりに馮簡が来て徐虎を連れ去りました。
大理寺が捕まえたけど、この事件は刑部の担当だから、ですってよ。

牢の脇の通路を、笠を目深に被り仮面をした徐虎が連行され、その後ろに、刑部の服を着て短刀を持った陸城蝗の養子がついてったのを孫豹は牢内から目撃。気を付けろと叫びます。
てかもう完全に、刑部と陸城蝗の結託じゃんか。

その頃、手甲を外して一息ついてた馮簡の元に、李餅と崔倍が。
孫豹のことは徐虎を尋問すれば分かるだろうと言う馮簡に、李餅は、2人は死ぬべきだとお考えなのでは?と言います。あなたが陸城蝗の後ろ盾だったとは。
だー、やっぱりかー。人の良さそうな顔しといて、このおっさんはー。

馮簡は、陸城蝗との秘密を守るため、趙如意と呉六殺しの罪を徐虎に着せた。呉六を牢に入れたのは、趙如意を見張るため。呉六を探す趙如意を発見し、自然と事件に介入した。呉六に徐虎の名前を出させ、大理寺を巻き込んだのは、徐虎を探させるため。
だけど自分に孫豹と徐虎の相手はできないと分かっていたから、捕吏を引き連れてあの場に現れた。

そう言って、李餅は馮簡の袖を引き上げます。そこには楊さんの噛み跡が残ってましたよ。
楊さん殺したの、おまえだったんかー。

開き直った馮簡に、李餅は、ほう、ぽんっぽんって手を叩く。
入って来たのは、徐虎の恰好をした邱慶之と明鏡堂でした。
さすがに座り込む馮簡。この人、手配書でしか徐虎を知らなかったから、人違いには全然気付いてなかったのね。なら、あの来仲書の進言も計略か。
李餅が染物店で戦ったのは、邱慶之だった。割と真剣にやってたけど。

大理寺日誌
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.

李餅は邱慶之に、徐虎は潔白、徐虎の狙いも居場所も分かっていると、協力要請してました。
昔のようになって言葉が、ちょこっと寂しげだったー。
見返りに、徐虎の入手したものを渡すと。何かなんでも孫豹を助ける、と。
あ、李餅はもう孫豹から、徐虎の切り札を渡されてたっけね。

馮簡は明鏡堂によって、大理寺の牢へ連れて行かれます。
でもさすがに、馴染みの官吏の罪は、李餅にとって気が重くなる話だったようで。
溜息をつく李餅に邱慶之が、約束は守れよって言うんだけど、李餅ってば、守る気なかったな?前言撤回だ、とか、兄貴に甘える弟みたいだったわよ(笑)
だけどそう言われても、別に特に怒る訳でもない邱慶之もね。想定済、くらいなんだろか。
メンタル的にも邱慶之のほうが、強そうだな。役人達の腐敗もたくさん目の当たりにしていて、その中を渡って来てるんだろうし、この程度では全く動じないって感じよね。

でもま、とりあえず2人は向かい合って詳細報告中。
金庫の盗みをさせたのは、陸城蝗が隠したものの在りかを探るための徐虎の策略。
折れた鍵を残しておいたのは、力を誇示し、慌てた陸城蝗が隠した物を確認しに動くように。
でも陸城蝗が隠したのは金庫ではなく、多分ガラクタを集めた蔵。
蔵の中を探すのは、馮簡に気取られない今が好機。

これが経緯だと言う李餅に、頷きつつ邱慶之は、誰も経緯なんて聞いてない、だって。約束を破って後ろめたいのか?だって(大笑)だから聞いてもないのにペラペラとってな。
物が何か分かれば、いずれ渡すと李餅。それにしても、罠を仕掛け過ぎだって話を変えます。
染物店のね。あれは邱慶之が仕込んだトラップだもんなあ。
演じる以上は真実味を出さないとって言う邱慶之は、李餅に腕を上げたなって言うのよ。
邱慶之が戦場に行く前、疎遠になる前は、2人一緒に鍛錬してたでしょうし、李餅は体の弱い子だったはず。それが猫化して、元気になり強くもなった。
その不自然さに気付いてない筈はないのに、普通に受け入れてるんだよねえ、邱慶之。この人は思うより、謎に近い場所にいるんでしょう、やっぱり。

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牢から出された孫豹は、暗闇の中、徐虎と共に陸蝗虫を探ってました。
衣裳の準備を李餅がしてくれたって言ってたけど、この黒装束と仮面を用意してくれてたんか(笑)

李餅もまた、落ち着き払った邱慶之の態度を突っ込んでた。
徐虎たちの探し物を知っているのかと、これはカマをかけたんだね。でも邱慶之の表情はピクリとも動かず。
孫豹が徐虎の切り札をくれたと続けた李餅。
それは徐虎による調査記録で、西域での戦の経験も記してあった。
やっと、ちょいと目が動いた邱慶之。徐虎があの石棺を見つけた時、邱慶之も朝廷軍としてそこにいた?
あああ、李餅が話し続けると、邱慶之の目が泳ぎだした。いたんだ、この人、知ってるんだ石棺のこと。
徐虎は朝廷軍の全滅も、石棺の中身と関係があるのではと察したらしい。
当時の邱慶之の回想が流れるけど、まだこれでは意味が分からないや。
そして邱慶之は、そんな話は初耳だと、しらを切りました。
んで、そろそろだなって。
李餅が孫豹と徐虎が陸蝗虫を調べるための時間稼ぎをしてたの、この人、百も承知でした(笑)

孫豹と徐虎は陸蝗虫の蔵に侵入して、何か箱を見つけたんだけど、馮簡も終わったかと言いながら、陸蝗虫が来ちゃったよぅ。
箱の中身は私の護身符だと言って、陸蝗虫は仕掛けた火薬に火を点けようとします。
じゃあ、箱を開けようと2人が言うと、慌てた陸蝗虫。
その隙に2人は窓から飛び出し、ジタバタした陸蝗虫は、二階から落ちて来た鎧の刀に刺し貫かれてしまいましたよ。
ちょっとー、あっけなさ過ぎるくらいの自業自得。

箱を持った2人の前には松明を掲げた兵士たちと、悠々と歩いて来る李餅と邱慶之。
箱の中にあったのは、馮簡と陸蝗虫の結託の記録でした。え、そんなもの?肩透かし感、半端ない。
邱慶之は、これにて一件落着を宣言して帰っていきます。
李餅、ぽかーんだよ(笑)まだまだ黄沙峪の出来事には、謎が隠されてるもんなあ。

でもまあ、孫豹と徐虎は無罪放免ってことで。徐虎はいろいろやってるけど、いいのね?
楊さんの故郷に行くことにしたらしい徐虎も、長年調べた結果がこれとはと言ってるけど、陸蝗虫と汚職官吏を倒した価値はあったと。
徐虎は自分の狼頭墜を孫豹に渡し、神都に戻るまで持っていろ、忘れるな、私がついていると言って、去って行きました。
やたらカッコイイ兄さんだな、徐虎。孫豹が信じて慕うのも無理ないや。黄沙峪の謎はまだ残ってるし、また出て来るんだろうか。

大理寺に戻った孫豹は李餅に、我々は陸城蝗を殺していない、蔵にはもう1人いた気がすると言いました。あー、そっか、あの鎧が倒れて来たのは、もう1人の仕業か。
でも痕跡がないから、事故死とされたらしい。
孫豹は、驚かない李餅に驚いてます(笑)李餅も、この件はもっと複雑だと思ってるからね。

孫豹を返した後、燃えてしまった補助薬の箱や、五石散、子墟の文字と歯を思い出す李餅。
3年前の黄沙峪の件も、子墟が攻めてきたって話だったし、そういえば徐虎も、子墟は好戦的ではないのに、変だと言ってたっけ。
陸城蝗の蔵にいたのは、緑の猫目の一枝花ではなかったか、と。李餅は金目で見たのかな。
一枝花は子墟の人ってことかな。

買い物に出ていた陳拾は、街で遊ぶ子供達が変な歌を歌っているのを聞きました。
袁不二(えんふじ)の耳にも入ったね。
人食い猫、盗まぬ賊、薬は失敗、血の杯。

塩を買う列に並んでいた陳拾は、塩の蔵の中で女性が倒れて死んでいるのに遭遇しちゃうよ。
次の「血の杯」事件が気持ち悪いのー。
てことで、28話まででした。

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作品情報

  • 制作 2024年発表 全36話 爱奇艺 (U-NEXTでは48話)
  • 原題 「大理寺少卿游」
  • 原作 「大理寺日志」RC
  • 監督 王威(尚食)
  • 脚本 魏思远、黑玉、姜来

人物相関図

大理寺日誌
画像出典 公式サイト
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