李餅は無事、大理寺少卿に着任し、明鏡堂がこの数年間、なぜひとつも手柄を上げられなかったかの真相を知ってしまいます。あーあー、そーね、ソコだった訳ねえ。やれやれ。
そしてとうとう、陳拾には猫バレしてしまうんだけどね、その反応は予測通り(^m^)
▶ 「大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~」視聴はこちらから U-NEXT(25.6.10現在)
所感 ネタバレです
邱慶之(きゅうけいし)に、礼部尚書、呂清(りょせい)が牢内で服毒自殺をしたと聞かされた李餅。
確認に行くと、検視官は、遺体に外傷はなく死因は中毒だと言います。
李餅は呂清の袖口にあった、金の刺繍部分が、なぜか切り取られているのに気付いたぞ。
刑部から出てすぐ、猫になって呂府の前を覗くと、邱慶之が何かの箱を手に出て来たよ。
金吾衛の屋敷に先回りして忍び込んでいた猫李餅。
箱を奪おうとしたみたいたけど、そこはねえ、猫さんの手だからねえ。
箱を落としてしまい、逃げようとした時、邱慶之に文鎮をぶつけられてしまったよぅ(>_<。)
いやあ、猫に文鎮なんて、なんってことっっっ(涙←猫飼いなもので)
床に落ちた箱の中には、半分に割れたんだか割符なんだかの、平べったいギョクが入ってました。
ケガをした猫李餅は、街で陳拾(ちんしゅう)に見つかり、逃げたけど、李府でまた見つかる。
陳拾がいるのに気付かなかったのか、ケガで猫の姿を保っていられなかったのか分からないけど、屋根の上でしゅうんと人李餅に戻ったのを、陳拾が下でガン見してたわ(笑)

あ。バレちゃったにゃ…
でもそこは陳拾なので(^m^)
変化できるなんて、猫さん、スゴイ!(≧▽≦)キラキラ
何の心配もありませんでしたとさ。
一方、明鏡堂は、李餅についての噂を崔倍(さいばい)から聞いてました。
李餅は、裏でいつの間にか事件を解決してしまうので、妖餅ってあだ名があったらしい。大理寺卿の息子だったし、体が弱く長生きできないだろうと言われていたので、父親も自由にやらせてた。
でも3年前、大理寺卿、李稷(りしょく)が暗殺されてしまう。
回想シーンには、李稷が印章を渡してこと切れるシーンがあったけど、印章を李餅が持っているのは、きっと誰も知らないはず。だから礼部尚書は新しいのを作ったし、皇帝はなんとなく察していて、チクリとその話をしたってことかな。
今「七時吉祥」も見てるんだけど、嘆き悲しむ演技、丁禹兮(ディンユーシー)カワイイよね。
それにしても、餅くん。花火で大理寺に知らせろと言われたのに、なかなか花火を探せないってのはどうなんだ。それともパパ、李餅を助けようと、わざとその場を離れさせたのかなあ。
パパの戦闘シーンは「慶余年」肖恩先輩を見ているようでした。中の人、同じ(^m^)
あ、この時の鎖鎌、「蓮花楼」笛飛声が浮屠三聖から受けたのと似てたねえ。
そしてその場で、李餅は白髪に。
コレも中国古装ドラマに多いですな。この間「七時吉祥」でも丁度同じシーンが(笑)
マリー・アントワネットの逸話からなんでしょうか、それでなくても、かのお国4000年の歴史の中にはそんな物語もたーんとありそうだわね。白髪銀髪が多いのも、一瞬で変化したりするのも、中国ドラマのお約束。
ってな打ち明け話を、李餅もまた同じように陳拾にしていましたよ。
その後、李餅は上奏して、棺と共に帰郷したんだけど、以降、消息を絶ったと。
ここで回想シーン。
野辺送りの列を、黒衣の人物が見ていて花火を上げると、李府を襲ったのと同じ仮面が襲ってきた。
あの花火の形は1話で陳拾が、猫李餅に上げさせられたのと同じ。ってことは大理寺の花火?
だから李餅は、大理寺が花火を上げて送ってくれたと思ったっぽいんだけど。誰なんだろう。
腹を刺されて倒れた李餅に、賊がとどめを刺そうとした時、草むらに別の黒影。
死んだと思った李餅だったけど、思いがけず命拾いをして、目覚めたら猫人間になっていた。
あの黒影が賊を蹴散らして、李餅を猫人間にしたってことでしょうか。
あの場には別の意図を持った2つの勢力がいた、と。
妖餅は敏腕捜査官だと言われていたけど、黒幕も分からないって落ち込む李餅を慰める陳拾。
ただ3年かけて調べたのに、何も出てこないんですって。でもそれこそが最大の疑問。
陳拾も、猫人間になって以降、神都では妖猫事件が起きてる、偶然とは思えないと言います。
明鏡堂のほうは、自分達に都合のいい話に持ってっちゃってるけどねえ。主に王七が。
陳拾を、李餅は世話係として側に置くことにします。兄捜しなら、大理寺には戸籍の記録もあるし、法にはお前のような善人が必要だし、お前は秘密の共有者だからと言って。
上手いこと言いくるめられた感がなきにしもあらずだけど(笑)李餅も、随分と陳拾の、素朴で真っ直ぐな気質を気に入っちゃったんだなって感じかな。誰がどんな黒い思惑を抱えてるか分からないところで、陳拾は心のオアシスみたいなもんなんでしょう。
そういえば、李餅が邱慶之のところから持って来た、半欠けのギョクには胡の言葉が彫られてるみたい。ふむ、読める阿里巴巴(アリババ)がいるぞっ。
翌朝の点呼。先に来た少卿のほうが劣勢に立たされるんだそうで。
なんだか知らんけど、くだらない立場争いだな。仕事の腕で競えよ。まあ、そうすれば、上官檎(じょうかんきん)が劣勢なのは火を見るより明らかだけど。
陳拾が朝ご飯の包子をみんなに配ったりしてるところへ、李餅が先にきて陳拾の紹介をしてると、遅れて上官檎。とはいえ、たいして優勢にもならなかったんじゃないの?
李餅は知らないだろうが、年末には査定があって、なんて偉そうに言ったら、それは昔李餅が提案した制度だったとかさあ(笑)
ここで、明鏡堂の部屋を嬉しそうに見回す少年李餅くんが出て来るんですが、この子「君子盟」の少年蘭珏(らんかく)演ってた子だよねえ?あちらでは髪型のせいで、中華街のすっぽり被るデッカイお面みたいだったけど、ほんに10代の成長は大きい。撮影はこちらのほうが2年後のようです。
で、そんな懐かしい明鏡堂で、現在のメンバーのテイタラクを理解する李餅。
そりゃあ、ぷるぷるもしちゃうわなー。

おべっかを交えつつ、ぺらぺら喋る王七は、口は立つけど信用ならねえ感満載。今までの成果を説明させると、我々に回ってくるのは取るに足らない事件ばかりで手柄が立てられなかったという。取るに足らない事件と聞いて、カチンとする李餅です。
そこに上官檎の命で、俸禄の減額を告げに来た胡四から、明鏡堂は重要度の低い事件を放っていたってことが判明。
それも王七が独断で握り潰してたことがメンバーにもバレて、流石の崔倍も怒ってたもの。
コツコツと働かずに、デカイ事件ばかりに目を向けて、上官檎から軽んじられて手柄が立てられなかったって、よく言うよー。小さな事件だって10件解決すれば、妖猫事件同等の査定らしいのに。それが王七ってコトねぇ。性根、叩き直さないとだわ、この人は。
だけど他の3人への印象はそう悪くもなかったようです。
言葉は少ないけど、崔倍の記憶力は使えそうだと思っただろうし、軍人上がりでしかも斥候だったんじゃないかと看破した孫豹(そんひょう)も真面目そうだから、正しく指示すればきちんと動くだろうし、阿里巴巴(アリババ)はトンチンカンだけど、胡人だから、あちらの言葉や状況が分かるのは今、ありがたいはず。ただあのギョクは胡人の賭場のものらしいんだけど、役人がなんで賭場を知ってる的な疑惑を逃れようと言い訳騒ぎになっちゃって、メンドクサイけど(笑)
李餅が、胡四から持ち込まれた事件を全部調べろと言って外に出ると、床がピカピカで滑っちゃった(笑)陳拾が、働き過ぎたようです。
胡四に、中庭の獬豸(かいち)像を確認してくれと言われて行ってみると、こちらも磨かれてビッカビカ(^m^)
大理寺の創設以来置いてある神獣の像らしいので、年季が入ってるらしいんだけどさ。
でも、図々しく要領ばっかり考えてる王七を見た後では、働いてないとムズムズしちゃう陳拾を責めるなんて出来ないよ。李餅は、もう一体も磨けばいいんじゃないか?しらんけど的反応なんだよ(笑)
その頃、あっちこっちで楽しそうに人の仕事まで奪って働いていた陳拾は、ひとりの女の子に縋り付かれます。ちょっと知的に遅れのある子のようなんだけど、その意志ははっきりしてるんだよね。
陳拾と一緒に大理寺の太鼓を叩いたその子は、三か月前に自害してしまった刑部員外郎の妹。彼女は、無念を晴らせと書いた布を掲げてました。
兄の件は、刑部が調べて決着がついてるんですって。でも妹だけは自殺じゃないと信じて既に何度も訴え続けてきたんだけど、きちんと話すことも出来ない子なので、上官檎もまともに取り上げなかった。
この人は毎度、六部の言うことに疑問を持たないというか、逆らって立場が悪くなることを避けてるよね?刑部の人間を刑部が調べたからって、再調査すらしてないんじゃないかと思ったら、明鏡堂が調べた、ですってよ。
はー、王七問題か。この人、これじゃあ、一番いらない人物と評価されるんとちゃう?他3人は多少出来が悪くても、地道に動ける人達なんだもの。口だけ達者でコ狡いヤツなんていらない。
調書すら読んでいない王七に、案の定、李餅の怒りは爆発します。本件を徹底的に洗い直し、再び過失があれば解任すると宣言しました。
員外郎の妹を大理寺で預かるのに、明鏡堂の休憩室みたいなところから4人を追い出した時、阿里巴巴があのギョクが使われているのは、人を戦わせる闘技場だって情報を得てきてました。素晴らしいぞっ♪
ただ、この部屋は雨漏りがするらしく、陳拾が応急処置をして、後でちゃんと修理を頼むことにしたんだけどね。実はこんなところから話が進むんだよねえ。
ここで李餅が悪夢に魘されてるんだけど。
喪服の李餅が1人馬で追っ手から逃げています。はて。これはいつの話よ。
刺されたはずが、死んでなくて、馬に乗って逃げたんでしょうか。仮面の男達に刀を振り上げられた時、男達を一瞬で倒し、李餅の元にしゅんっと近付いた男は、手が茶色いモフモフでしたよ。ソイツがまた李餅の体に爪を刺した。
えー、最初に棺と一緒にいた時、剣で刺されてるよねえ?また傷つけられたってことなの?
でも、この時の傷で、ウイルス感染的に、猫人間になったってこと?
王七と崔倍は、刑部に員外郎事件の資料を借りに行くことに。
行きがけ、王七は崔倍に刑部のメンツを考えろだのなんだかんだと言うけど、もう崔倍は王七の意見をちゃんと聞いてないよね。
実際、刑部侍郎の馮簡(ふうかん)に身分で詰められて、何も言えなくなった王七に代わって、新少卿の意向であらゆる手順に精通したいから、参考にさせて頂きたいって言い方で、資料を借りられることに。
どんだけ崔倍のほうが使えるかー。でもま、文書しか借りられなかったけどね。
その頃、李餅は胡人の闘技場へ。
あのギョクを見せると、なぜか試合の参加者として連れて行かれてしまいます。
試合のステージに立つと、相手は、おまえが甲の字かと言うんだわ。あの割符みたいなのは、甲の字と呼ばれている人物専用のものだったらしい。
とりあえず、李餅はにゃんこパワーを駆使して、相手を倒してしまいますよ。
にゃんこパワーって書くと、あんまし強そうじゃないけど(^m^)
そんな試合を、黒いフードの女が上から見ていました。
勝った後、ぐるりんっと首を回して、飛んで来たお金をキャッチし、ん?にゃに、これ?の顔がこちら(笑)ねこデス。

さっきの黒いフードの女は、胡姫。ここの店主で、甲の字って人物を知ってました。
甲の字は、稼ぐためじゃなく楽しむために戦っていたタイプ。だから自分にしか賭けず、一番強い相手と戦い、勝てばそれを取り戻してお終いってのを、繰り返してたんだとか。常に仮面をつけていて、最後に来た時、その仮面を置いて去ったらしい。以後、一度も来ていないと。
役人だとバレはしたものの、李餅はその仮面を押収し、ヤツのことが知りたいなら私のことは内密にと言って去って行きます。
李餅はまた、あの不思議な力で、仮面の内側に書かれた「甲申二十七」って文字を読み取ったねえ。物の残留思念みたいなのも分かるってことか。
そんな李餅が調べても、父親の暗殺事件は何も出てこないって、そりゃあ、変だわ。
明鏡堂の4人は、調書を見て勉強になったので、現場も調べさせてくださいと言って、案内して貰います。今回は王七がちゃんと言えた(笑)
でも現場に連れて行かれると、刑部の若手たちが集められていて、妖猫事件を解決した大理寺から学びたい者達が集まってるって、質問攻め。現場検証どころじゃない。刑部侍郎、馮簡の嫌味ですな。
王七は、後で合流しようと言って、孫豹だけを連れて逃げ出します。
無口なヤツと胡人に任せておけばいい、だってさー。確かに、実働部隊はこっちの2人かもしれない。
でも雷が刑部の獄を直撃したらしく、刑部のみんなは慌てて行ってしまいましたよ。
ふははは、これも崔倍くんの不運体質のお陰でしょうかね(^m^)
でもこれで、こちらの2人もちゃんと仕事ができるようになるんだよねー。
ってことで、10話まで。
13話以降が見放題解放になるのは、まだかなあ。
まとめ記事、各話記事のあるドラマ一覧はこちらから⇒作品概要と一覧
単発記事の中国ドラマはこちらから⇒華流その他
タイトルリストはこちらから⇒50音順リスト
複数記事のあるドラマ一覧は、カテゴリーから選択してください。
作品情報
- 制作 2024年発表 全36話 爱奇艺 (U-NEXTでは48話)
- 原題 「大理寺少卿游」
- 原作 「大理寺日志」RC
- 監督 王威(尚食)
- 脚本 魏思远、黑玉、姜来

人物相関図

コメント