あらすじ
洞窟に取り残された魏無羨と藍忘機。妖獣の正体は、かつて薛重亥に操られていた屠戮玄武で、何かの力により洞窟に封印されていた。魏無羨は屠戮玄武の甲羅内で強い怨念を放つ剣を発見。藍忘機との連携で見事に屠戮玄武を倒すが、そのまま意識を失ってしまう。魏無羨が目を覚ますと江澄や金子軒に救われており、藍忘機は暮渓山を後にしていた。その後、雲夢に戻った魏無羨だったが、江宗主が江澄を叱責したことで虞夫人と言い争いになり…。
ドラマ公式サイトより引用
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ネタバレ感想
どうやら卯の刻のようです。藍湛(ランジャン)が目覚めました。
洞窟の中で、時間の分からない中、藍氏の習慣はいい目安だわね。でもうっかり時間を忘れて戦ってる時に、あ、亥の刻だ、パタンとなったら困るな(^m^)
藍湛は、自分の額に抹額がついていることに気付きます。寝ている間に、魏嬰(ウェイイン)が戻してくれたみたいよ。血だらけの脚の添え木を結んだのに、綺麗に血も落ちてるのは、ご愛敬ってコトで。
魏嬰は、池を一周してみたけど、相当あの妖獣は賢いと言います。近づこうとすると察知されるから、江澄(ジャンチョン)の見つけた穴も、塞がれてしまったかもしれないと。
藍湛は、傷を水につけてはいけないって言うのよ。そんなやわじゃないって魏嬰だけど、これさあ、ホント侮っちゃダメなんだよぅ、実際はね。
お前こそ、温寧(ウェンニン)の薬は効いたかって言われて、頷く藍湛。
江澄達が助けを呼んで来てくれるまで、どれくらいの時間がかかるか分からないけど、妖獣とも戦うことになるぞと魏嬰は言います。
藍湛は、あのデカイ亀に思い当たるところがありました。
ある神物に似ていると。四神のひとつね、玄武、亀蛇の水神。
牙をむいて人を食う神獣なんているか?って魏嬰に、藍湛は、当然本物ではない、偽の玄武がいると聞いたことがあると言います。以前藍翼(ランイー)が話していた、屠戮玄武(とりくげんぶ)。
乱葬崗(らんそうこう)の伏魔殿で、薛重亥(シュエチョンハイ)が陰鉄を作ってって説明してくれた時のお話ですね。6話でした。
魏嬰も思い出します。あれが、あの時鎮められたという屠戮玄武かと。
ここでの魏嬰の台詞に、ちょっとひっかかっちゃったんだよね。藍湛もじっと魏嬰を見て、目を伏せるんですが。
相手が何だろうと、一緒に世直しをするんだろ?
今日あの大亀を殺したら、武勇伝になるな。
運悪く殺されたとしても、相手は万年の妖獣、恥にはならない。
この考え方は、仙門世家の人間としては一般的なものなのかな。
功績だとか体裁だとかが先に来て、自らの危険だとか命だとかって、後回しなの。
ここだけじゃなくて、前もちょっと書いたかもしれませんが、魏嬰は自身の命に、妙に無頓着なところがある気がするんですよねえ。厭世的ではないんだけど。ただただ無頓着。
魏嬰と藍湛は、屠戮玄武に見つからないように、温氏が放ってそこら中に落ちている矢や弓を拾い集めました。集めた弓の弦を外して、矢を数本まとめて結び、武器にするみたい。
余った弦は、藍湛が弦殺術に使います。ん?余ったものじゃないのかな、藍湛の乾坤(けんこん)袋に入ってたのかな。
あ、そうだ、藍氏のあの袋、あれを乾坤袋っていうらしいんですよ。以前調べてたの、すっかり忘れてた。あの藍氏巾着は、中に空間が広がっている特殊なアイテム袋です。忘機琴を、どこから出した?みたいなことが多いのは、このアイテム袋のお陰らしい。
乾坤袋は、仙侠物に共通の概念だそうで、仙力が高いほど、空間は広げられるんだってよー。便利。
藍湛は、弦殺術は骨を断って肉を削ぐから、内側から攻めるって言うんだけど、魏嬰は甲羅の中は狭いから、威力を発揮できないし、藍湛は負傷中だから、自分が行くって言います。
ん?ハナから屠戮玄武の甲羅の中に入れる設定なんだね?
藍湛も了承して、魏嬰の額に青い光を当てました。藍湛が青い光を当てるのは、ドラマ中、時々やってますが、今回のはテレパシーでの通信が可能になる仙術のようです。
で、もう次のシーンは、魏嬰が屠戮玄武の甲羅の中に入っちゃってるの。どこからどうやって入ったかとか、コイツはいったいどういう構造をしてるんだろうとか、永遠の謎(^m^)
甲羅が硬いからこそ、中身は脆いはず。潜入して弱点を攻撃し、おびき出す。
おびき出す?どこへ?この亀は甲羅の着脱可能?と一瞬思っちゃったけど、頭を外に出したらってことかな?
で、外に出たら、藍湛の弦殺術で。中と外、連携して徹底的に戦うぞって魏嬰。
藍湛からは、気を付けよと一言。
ぐちゃぐちゃの泥沼みたいなところを歩いている魏嬰と、外で様子を窺っている藍湛。
甲羅の中は、悪臭も酷いらしい。
中には、どろどろになった人の死体が何体もあったりします。
魏嬰が確認すると、屠戮玄武は体だけでなく霊識まで食っている模様。
陰鉄と同じだと藍湛。
薛重亥はコイツに、陰鉄の力も組み込んだってこと?
後ずさった魏嬰は、そこに突き刺さっている剣にぶつかりました。黒いモヤモヤを発している、いかにも禍々しい剣。抜き取ろうと柄に手をかけると、悲鳴のような音が響いてしまい、思わず手を放します。どうやら、強い怨念が籠ったその剣が、屠戮玄武を封印していたっぽい。
その時、亀の頭が魏嬰を攻撃してきました。
うん、コレだよ、自分の甲羅の中に頭を突っ込んでくる亀。構造が分からん(笑)
魏嬰は咄嗟に剣を抜き取り、切り付けるんだけど、亀、剣を咥えて、ぺっ。
束ねた矢で頭を刺しても、弾き飛ばしちゃうくらい強いよ。
外では、甲羅の動きから藍湛が緊張しつつ、機を読んでいます。
もう一度、剣を使い、屠戮玄武の顎下に貫通させた魏嬰。屠戮玄武は痛みの余り、剣を持ったままの魏嬰共々、頭を外に出しました。
藍湛と叫びながら、頭と剣と一緒に飛び出てくる魏嬰。
藍湛は屠戮玄武の首に弦殺術を放ち、飛びまわりながら締めていきます。
魏嬰はあの剣を握ったまま、苦しむ首に振り回されているんですが、気付くと瞼が腫れぼったくなってるんだよね。黒いモヤモヤを発している怨念の籠った剣、握り続けていれば影響も受けるってもんなんだろうけど、すごいな。どんどん闇落ち顔になってくのよ。握った手からは血も滴っています。
魏嬰の異変に藍湛も気付きますが、今、手を休めるわけにはいかない。
弦を握る手を、こちらも血まみれにして締め上げます。
魏嬰が、どうやら閾値を越えてしまった様子。ぱっと表情がかわり、禍々しくニヤリと笑ったその手には、黒いモヤモヤ。身体中からも黒いモヤモヤ。
その闇の力で、魏嬰は池の傍らに落ちていた剣を操り、一斉に屠戮玄武の首に突き刺します。
藍湛が一際力を籠め、弦が切れたのと同時に、屠戮玄武の大きな首も倒れ、魏嬰は首と共に水中へ落下していきました。
岸に降り立って振り向き、慌てて水中に駆け込む藍湛。
傷を水に付けてはいけないって台詞は、ここにかかってたんだなー。
自分の脚の傷なんてものともせずに、魏嬰を助け出すために水の中に走り込んだよ。
いいシーンなんですけど、どうしても以前見たBTS動画を思い出してしまうのよ。
肖戦 あ、お姫様抱っこね。
一博 分かった、彼氏力、見せてやる。
みたいなジャレ合い動画が転がっていて、だねー(^m^)
不夜天城の地下殿では、温晁達が傀儡を切りつけていました。
陰鉄が増えて、傀儡の力が増したみたいですわよ、やっかいな。
温若寒(ウェンルオハン)は温旭(ウェンシュー)に、薛洋(シュエヤン)の捜索をさせることに。櫟陽(れきよう)と清河で、薛洋と接触した人物を洗い出せと命じています。
残りひとつの陰鉄で傀儡が作られると、今ある3つでは操れないんですって。ほう。そういう仕組みですか。
あれ、なんだか温晁、仙門の若手達を洞窟に閉じ込めたことで、パパからの信頼度が上がったりしてます?お互いの表情がそんな感じね。でも残念ながらみんな脱出したし、魏嬰と藍湛だって、絶対助かるけどね?
池から救い出された魏嬰は、あの剣を大事そうに胸に抱え、瘀血(おけつ)を吐きました。
死んだのかと聞いた魏嬰と、死んだと答える藍湛のこの様子の違い。
魏嬰は剣も手放さないし、闇の力の影響がまだ残っている感じなんだけど、それを心配している藍湛はとても落ち着いた受け答え。
魏嬰は、さっき大勢の人の叫び声が耳をつんざき、意識が遠ざかったと言います。俺は夢を見ていたのか?
違うと藍湛。
何か気付いていそうなんだけど、言わないなあ、この人。魏嬰も、あれは無意識の行動だった訳だね。闇の力を使ってしまったのは。
だけど心配そうに見ている藍湛を目にして、魏嬰は、生きてるうちに心配そうにする藍二公子の顔を見られるとは~なんて言ってます。
今度は明らかに弱っていて、熱もあるらしい魏嬰を、藍湛が介抱する番。青い光を手首に注入。気持ちがいいらしいよ。
でも、静か過ぎるー、なんか歌ってと藍湛にオネダリする魏嬰。
ちょ、よりによって藍湛に歌えとな?と思ったのに、藍湛ってば、歌い出したんですよっ。びっくりだよっ。音は聞こえなくて、ただ唇が動いてただけだったんだけどね。
そこにB.G.Mが重なって、忘羨(ワンシェン)の曲が流れます。
ドラマの中では「忘羨」として使われていて、レコーディング時もタイトルは「忘羨」だったらしいんですが、公式のYoutubeでも「無羈(ウージー)」と併記されています。なんで変えたのかは分かりません。意味的なものだったのか、他の媒体との兼ね合いだったのか。以前どこかで、こういうコトと拝見した記憶があるんですが、今見つからないですねえ。
聞きながら、魏嬰はすうっと力を抜いていきます。
曲をバックに映像は、出会いから今までのいろいろ。
こうやって最初の頃を見ると、藍湛がすごく人間らしくなってますよね(^m^)最初は精巧なロボットみたいだったのに。片や魏嬰は、一見屈託のない笑顔全開だったのが、少しずつ陰が見え始めてきてるようにも見えます。それもまだまだこれからなんだけど。
ちょっと微笑んだ魏嬰は、いい曲だ、心地いいと言います。
藍湛、この曲の名は、なんていうんだ?
朦朧としている視界の中で、藍湛の唇が「わんしぇん」と動きました。
意識を取り戻した時、魏嬰は、戸外の河原で焚火の前に横たわっていました。相変わらず、あの剣をしっかりと抱き締めたままで。
傍らには、なんと金子軒(ジンズーシュエン)。若様ったら、動いてくれたんだねっ。
気付いた魏嬰に駆け寄ってくるあたり、若様なりに心配してくれたんだな。根は悪い人じゃないのねえ。石のように重かったとか、憎まれ口は忘れないけど(^m^)おまえが助けてくれたのかって聞かれて、ついでだとか言うけど(笑)それでも礼を言わないとなって魏嬰。
そこに江澄(ジャンチョン)も来て、やっと目覚めたかって叩いちゃうんだよなあ。
何日経ったとか、藍湛はとか、先に聞いた魏嬰に、まずは我らに感謝しろって言うのよ。自分達はこの7日、ろくに寝てないって、自分達の事情を先に押し付ける。関係性もあるでしょうが、若様はそれ、してないのにね。
今、目覚めて、訳が分からなくて事情を聞いてる人に、先回りして感謝しろかあ。ま、江澄らしいっちゃ、らしいけど、でも、魏嬰と藍湛が囮になって、キミらを先に逃がしたの、忘れてないか?
藍湛は、ひと足先に姑蘇に戻ったらしい。雲深不知処が心配だからね。先にそれを聞いて、怪我してるのにって藍湛を気遣ったのが、面白くなかったんでしょうけど。ケガしてるなんてみんな同じだとも言ってたな。
姑蘇と清河が温氏に占領されたから、蘭陵に行くしかなく、金子軒が宗主に事情を説明して、温氏討伐を訴えてくれたんですって。さすがに金光善(ジングアンシャン)も、自分の息子を始め、訓学に出した門弟達への仕打ちを知って、動かざるを得なかったかな。
温晁に阻まれなかったのかと聞くと、若様が、温氏の動きも妙で、温晁達に何かを捜索させていると言います。お陰で、邪魔はされなかったんだね。
立ち上がった魏嬰は、若様にお礼を言いました。
若様は、江澄に、温氏との対立は決定的、逃げて来た各世家の師弟も蘭陵に集結している、温氏の報復に備えねばと言います。江澄たちも、急いで雲夢に帰ることに。
魏嬰、あの金子軒があれほど頼りになるとはって言ってるー(笑)
ほらー、やみくもに感情で反対しちゃダメなんだよ、ちゃんとよく見極めないとー。
江澄が先に歩き出した後、魏嬰はあの屠戮玄武の中から持って来た剣を握ってみます。あの時のような怨念の影響は、ここでは出てこないみたいよ。何に呼応してるのかな。「場」だろうか。
温晁の元には、金子軒と江澄が暮渓山(ぼけいざん)に入ったことが報告されていました。江澄達が脱出したのはもう知ってたのか。温晁は、部下に、洞窟に行って2人が死んだかどうか確かめて来いと言いますが、部下達すぐに動けず。怖いのね。大丈夫、もう何もいないし、2人もいないからっ。
報告と温晁の反応を黙って聞いている温逐流(ウェンジューリウ)が、いつも気になるんですよねえ。この次男、どーしよーもないよなーって内心思ったことはないのかなあ。いつも何か物思う風な感じに見えるのは、ソレじゃないかしらんと思うんだけど、結局、よく分からないんだよね。
ここで温逐流は温晁から、王霊嬌(ワンリンジャオ)を連れて雲夢に乗り込めと指示されます。温逐流がまた、一瞬遠くを見る目になるんだよなー。
まだ平和な蓮花塢では、師弟達が凧を挙げて弓の練習をしていました。川べりには江厭離(ジャンイエンリー)も佇んでます。
弦もまだ満足に引っ張れないくらいのちびっこ弟子に、手を添えて教える江楓眠(ジャンフォンミエン)。魏嬰達もこうして教えられたんだろねえ。
そこへ、江澄に支えられて魏嬰が戻ってきます。師姐が駆け寄り、江楓眠もいい顔で迎えるんだけど、そこでまた魏嬰、失神。緊張の糸が切れたんだねえ。
蓮花塢で目覚めた魏嬰、自分が昔描いたベッドの落書きが目に入ります。帰ってきたなあって、実感してるとこね。傍らには、師姐がついていてくれました。
ようやく熱も下がったところへ、江澄が汁物を運んで来てくれます。蓮根と骨付き肉のスープ。これは師姐を象徴する料理。師姐の味。蓮の花を模った器も素敵。
魏嬰は、玄武洞で空腹だった時、師姐の汁物のことばかり考えてたって言います。
そこに、江楓眠も来ました。
師姐に甘えて、口元拭いてーってやってる魏嬰に、いつものように江澄のツッコミ。
以前も書いたけど、師姐へのこの手の甘え方は、私には結構違和感でねえ。人前でしないよなあ、10代だとしても。というか10代後半なら猶更でしょ。
江楓眠も、2人が戻ってきたことでかなり安心したのでしょう。苦労を掛けたなと魏嬰を労わります。魏嬰は、自分なら数日洞窟にいただけでたいしたことはない、でも江澄は、何日も自分を探して大変だったはずだと、江澄を立てました。
江楓眠は江澄を見るんだけど、目を逸らしてから、よくやったと言います。直接ストレートに息子を褒めてる感じじゃないんだよなあ。魏嬰には笑顔を向けるけど、江澄にその顔は見せていないし。見せてやれよー。江澄の奔走のほうも、ちゃんと分かり易く労ってやらないとー。
手柄だなと言う江澄。おまえだってあの場にいたら大手柄だと魏嬰。
オマエなしじゃ話し相手もいない、藍湛だと退屈過ぎるって、さっきからずっと江澄に気を遣ってばっかだねえ。座学の頃は、ここまでじゃなかった気がするなあ。
だけど江澄、江楓眠の前で、キレ始めてしまったー。藍湛って名前がスイッチか。ほんっと、こういうとこなのよ、感情的になると抑えが効かない。魏嬰を藍湛に取られそうでザワついてるんでしょうけど、アナタ、北風に旅人はマントを脱がないのよ。大事な相手は、攻撃では引き留められないのよ。
英雄を気取るからだ、お前がヤツを庇うから、と言ったところで江楓眠に止められ、今の言葉のどこに非があると?と言われてしまいます。
腹が立っても、口にしてはならぬことがある。言えば雲夢江氏の家訓を理解していないも同然。
そこに、あー来ちゃったよ、虞紫鳶(ユーズーユエン)が。
こうして江澄の性格をなんとか丸く磨いていこうとするたびに、もっと苛烈なママが来て、夫婦喧嘩になって終わるんだなあ。
温晁だって、蘭陵金氏と姑蘇藍氏の若君には手を出せないって言ってるけど、そこは認識甘いですがね。今や、温氏は平気で手を出してくるから。
でも虞紫鳶は、いつか魏嬰は必ず災いを持ち込むと言いました。江澄を側に置き、私が生んだから気に食わずとも、これが蓮花塢の未来の主の姿、実の息子よ、よく見なさいってさ。
噂を知らないとは言わせない、江宗主は何年も某散人を忘れられず、忘れ形見を我が子とみなす。それどころか、魏嬰は江宗主の。
怒鳴った江楓眠だけど、それで止まる虞紫鳶ではなく。
それ以上の言い争いを避けていなくなる夫を、更にキャンキャンと追いかける妻。
江澄の拗らせの元凶がここに。
去って行こうとする江澄を、慌てて追いかける魏嬰。
全くさあ、育てて貰った恩はあるとは言っても、こんな面倒臭い親子のお守りを毎度しないといけないのって、精神的な疲労半端ないよねえ。
あんなでたらめ信じるな。自分の両親くらい分かる。勝手に憶測されてたまるか。
お前は江おじさんの息子で未来の家主、厳しくして当然。でも俺は違う。別の家の子で両親はおじさんの友達、おじさんだって遠慮する。
一生懸命宥めようとする魏嬰に、厳格っていうより嫌いなんだって江澄。
でもまあ、確かにね。江楓眠の態度は、子供にそう思われても仕方ないとこあるんだよなあ。妻への苛立ちと、妻に性格の似ている息子に笑顔を向けないことは繋がってるし。
ここで、江澄がずうっと、魏嬰がいなくなった後もずうっと、心に残していた言葉が魏嬰の口から出て来ます。江澄はこの言葉を支えにというか、その言葉に縋っていた感じもありますねえ。
おまえが家主になれば、俺は配下。お互いの父親のように。
姑蘇の双璧がなんだ、雲夢は双傑だぞ。
思えば江澄も可哀そうな人なんだけどね。でも性格がね。←
次回は、いよいよ蓮花塢にも災難が(涙)
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